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スペイン語のトリビア コスタリカ、メキシコ、ペルーのエピソード パプア・ニューギニア、シンガポー

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2014/11/13

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  • コスタリカの妖怪 El Viejo del Monte(山男)

    メキシコ時代の友人が書いた作品をご紹介します。さまざまな資料を基に再構築した武蔵です。是非ご一読ください。『巌流島の決闘』はあっと驚く結末です。今回のコスタリカの妖怪は“ElViejodelMonte”(エル・ビエホ・デル・モンテ)。「山の男」という意味である。“DueñodelMonte”(ドゥエニョ・デル・モンテ)とも呼ばれている。スペイン語版ウィキペディア”DueñodelMonte”によると、これは中米の妖怪と書かれている。ヒゲもじゃで、髪はぼうぼうの大男というのが一般的な姿のようだが、生前犯した罪のために、このような姿になっているが、死後、山の生き物たちの守り神になっているとか。パナマとの国境近くの小さな町、Bribri(ブリブリ)の先住民の神話にも言い伝えがあるらしい。また、ニカラグアに近いグアナカ...コスタリカの妖怪ElViejodelMonte(山男)

  • コスタリカの妖怪四天王の一角、トゥレビエハ(Tulevieja)

    コスタリカの妖怪御三家ともいえる三大妖怪はすでに紹介したが、これにも1つ加えて妖怪四天王にしたい。その名はトゥレビエハ(Tulevieja)である。TuleViejaと2語に分けて書かれることもある。Viejaは基本語彙viejo(ビエホ、英oldに相当)の女性形で、名詞としては「老婆」、「成人した女」の意味になる。Tuleは英語にも入っていて、「ホタルイ;螢藺;蛍藺」というイグサの仲間のようである。【tule】ただし、メキシコにはtuleという大木があるようだが、コスタリカではイグサの方である。Tuleviejaはいつもtuleで作った帽子をかぶっているので、そう呼ばれるわけである。画像にはおどろおどろしいのもあるが、以下のものが本来のTuleviejaに近いのではなかろうか。スペイン語版ウィキペディア“Tu...コスタリカの妖怪四天王の一角、トゥレビエハ(Tulevieja)

  • コスタリカの三大妖怪(2)カデホス

    コスタリカの三大妖怪の1つ、ラ・セグア(馬の妖怪)は前回紹介した。残る二つのうちの一つ、ジョローナ(Llorona、泣き女)については「映画リメンバーミー考察」に詳しいので、そちらをご覧いただきたい。メキシコの民話ということだが、コスタリカにも同様の話があるので、メキシコから中米にかけての民話といえるのではないだろうか。残る1つはElCadejos(エル・カデホス)である。これもどうやら中米に共通の妖怪のようである。ウィキペディアスペイン語版“Cadejo”によると、中米の他の地域では単数形のCadejoが一般的なようで、Cadejosと一見複数形にするのはコスタリカの特徴だそうである。一見、恐そうだが、決して人に危害を加えることはないそうである。夜遊びの帰りによく遭遇するらしい。目が真赤に燃えるようで、昔、電...コスタリカの三大妖怪(2)カデホス

  • コスタリカの三大妖怪

    コスタリカには妖怪や幽霊話が多数あるが、三大妖怪といってもいいのは、ジョローナ(LaLlorona、泣き女)とラ・セグア(LaCegua、馬の妖怪)とカデホス(Cadejos、狼のような獣)である。この絵はコスタリカの新聞“LaNación"(英TheNation)に掲載された小学校6年生の児童の絵である。三大妖怪が一堂に会しているが、桃太郎、金太郎、浦島太郎が一堂に会しているのと同じようなものである。ほのぼのとしたタッチの絵であるが、実際は、ほのぼのからは程遠い。まず、ラ・セグアから始めよう。Ceguaとつづられるのが一般的なようだが、Seguaというつづりもある(発音は同じ)。Tseguaと書かれることもあるが、これだと「ツェグア」と発音される。馬の妖怪だが、美女の顔が馬に変わって、男を驚かせる。スペイン語...コスタリカの三大妖怪

  • コスタリカの魔女サラテ

    コスタリカの魔女と言うと、「サラテ」(Zárate)が一番有名らしい。前回、紹介したが、調べてみると、画像も次々と出てくる。人種的には先住民説が一般的なようだ。こんな画像もあったが、これは若き日のサラテであろう。物語に出てくるときは老婆の姿が多いのだろう。上の写真が物語に出てくるサラテのイメージに近いと思う。右側の写真はサラテのフードを後ろから見たところである。筆者が読んだサラテの話では、身なりは質素ということだったが、このように質素を通り越していたかもしれない。白人説もある。小柄で太っていて、目つきは意地悪そうという話だった。上のイラストでは意地悪そうには見えない。太ってはいるが、太目のセクシー美人になっている。これぐらいなら筆者は誘惑されてもついていく。孔雀(pavoreal、「王の七面鳥」が原義)は元ハン...コスタリカの魔女サラテ

  • コスタリカの魔女

    コスタリカの昔話には魔女(bruja、ブルハ)も登場する。いろんな魔女がいるのだろうが、一番有名なのは“ÑaZárate”(ニャ・サラテ)のようである。ñaはラテンアメリカで呼びかけに使われる語で、「おかみさん、奥さん」という訳語が与えられている(小学館『西和中辞典』)。男性形はñoで、こちらには「だんな(様)」という訳語が当てられている。辞書にはこれ以上の詳しい説明はないが、ñaはdoña(既婚女性・未亡人の洗礼名の前につけられる敬称。男性形はdon)の縮約形だと思われる。コスタリカの昔話には、これと関連して、ñor(ニョール)という姓の前につける男性用の敬称がでてくるが、この語は辞書には掲載されていない。文脈からすると、señor(セニョール)の縮約形としか思われない。ちなみに、筆者はこれらの敬称には全くな...コスタリカの魔女

  • コスタリカの昔話「チンゴ・ネグロ」(Chingo Negro)

    松の内はとっくに過ぎたが、¡FelizAñoNuevo!今年は丑年だが、スペイン語には「牛」を表す語はいくつもある。雄牛toro、雌牛vacaは基本語彙だが、bueyというのもある。これは「去勢された雄牛」で、自動車が普及する前は運搬用のモーターとして使われていた。荷車はcarretaと呼ばれていて、今では大きなものから小さなものまで、きれいに彩色されてお土産として売られている。牛は英語では生きている間はox,cowだが、食卓に上るとbeefになる。スペイン語では、「牛肉」はcarnedevacaと習った。なぜ「雌牛」の肉なのか、よくわからない。雄牛も殺されていると思うのだが。当然、carnedetoroもあるはずである。しかし、コスタリカではcarnederes「四足動物の肉」と言っていた。アルゼンチンのラプ...コスタリカの昔話「チンゴ・ネグロ」(ChingoNegro)

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