関税戦争は米国内の内戦のはけ口2025年4月25日わずか3か月前の大統領就任演説で、トランプ氏は冒頭「米国の黄金時代はいま始まる。私は米国を第一に考える」と宣言し、「われわれの黄金時代は始まったばかりだ。米国に神のご加護を」と結びました。今朝の新聞を読むと、フィナンシャル・タイムズ紙のマーチン・ウルフ氏(チーフ・エコノミスト)が「狂った王が招く経済混乱。トランプ氏の専制排除が繁栄を生む」と厳しい論調の記事を掲載しました(日経新聞)。独裁主義、覇権主義、大国第一主義の関税戦争が勃発し、朝令暮改のトランプ政策に経済は不確実性の海に投げ込まれ、米国は週央から「株急落、米国債売り、ドル安」(週末に小戻し)に見舞われました。一方、ドルの信認への不安から、金は史上最高値の1㌉=3300-3400㌦に暴騰しています。「...トランプ大統領が就任式で宣言した「黄金時代」の虚飾