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  • 衆院内のねじれ、衆参のねじれで政治は長期停滞

    安倍政治がもたらした敗北2024年10月30日衆院選で自民党が歴史的な大敗を喫し、立憲民主党、国民民主党が躍進し、自公政権が過半数割れをしました。メディアには「安倍政治の負の遺産」(政治学者・牧原出氏)が自民の敗北を招いたという視点が不足しています。政局舞台裏の情報が溢れていても、長期的な分析が足りないように思います。メディアは石破氏の失策の数々を責めることに懸命で、「安倍政治が民主党から政権を奪還して、アベノミクスのゼロ金利・財政拡張で最長の政権を維持した。その間、旧統一教会との癒着、安倍派を中心とする政治資金・裏金事件、円安と物価高などの遺産で、政権を失う瀬戸際に追い込まれた。安倍政治は勝って負け、結局、ご破算になった」という指摘があまり目につきません。異次元金融緩和と巨額の国債発行という遺産で、金融...衆院内のねじれ、衆参のねじれで政治は長期停滞

  • 「森羅万象を司る」の幻想に染まる総選挙公約の錯覚

    政府万能論を担ぐ首相ら2024年10月18日衆院選が始まり、世論調査では、早くも自民過半数割れか、自公は過半数維持かなどの予想が報道されています。新聞紙面1㌻を埋め尽くす主要政党の選挙公約を読んでみると、政府が何から何まで手をだす、さらに政府ができないことまで背負いこみ、失敗しているようにみえます。ノーベル経済学賞などは、細かな課題より、大きくなりすぎた政府が経済をゆがめている現状打開の研究、その打開に与えた方がよい。「大きな政府と市場との関係」をもっと研究すべき時期です。世界の公的債務(国債、借金など)は100超㌦(1・5京円)を超えるそうです。気候変動、国防費、産業政策などで増え、財政が悪化しています。公的債務の膨張は世界的傾向で、中でも日本は群を抜いています。石破首相は10兆円を超える補正予算を検討...「森羅万象を司る」の幻想に染まる総選挙公約の錯覚

  • 私も塩野義製薬の効かないコロナ治療薬の被害者

    薬効なく急性肺炎、厚労省も「効かない」2024年10月11日(写真は、よく効くと医者が言ったゾコーバの錠剤)私は5月にコロナに感染し、高熱を発し、近所の医院で診察を受けました。医師は「コロナにかかり、喉がやられている。よく効く薬が開発されている。1週間飲んでください」と、処方されたのが塩野義製薬が開発した新薬(22年11月)のゾコーバでした。1錠が7000円以上、10錠分、払ったのに、全く効かない。服用開始から、2、3日で急性肺炎になり、肺で血液に酸素が供給されないのか、真夜中、手足などが動かせなくなりました。肺炎の重症度は10段階のうちの8、9というレベル(後の専門医の判定)に達し、1、2日遅れていれば、死去していたかもしれません。救急車で病院に搬送され、2週間入院、2か月も自宅療養を強いられました。自...私も塩野義製薬の効かないコロナ治療薬の被害者

  • マネー市場の抵抗にあって挫折する石破新首相の改革

    2024年10月6日金融財政の正常化を嫌う市場石破茂氏が新首相に選ばれ4日、国会で所信表明演説を行いました。新聞の見出しを拾うと、「生産性を上げ賃金増」、「成長経済目指し投資に力点」、「防災庁へ準備」などです。所信表明演説は新政権の願望に過ぎず、公約でもなく、簡単に実現できそうにない多くの項目が並んでいます。政治家、特に首相の演説、発言は注意して聞く必要があり、語っている部分には嘘(実現困難な願望)が多く、語っていない部分に真実があると、考えた方がいいと私は思います。「国民を守る」の項目では、「物価上昇を上回る賃金上昇を定着させる」とあります。物価高の大きな要因は輸入物価の上昇で、円安、資源高、海外情勢不安などです。このうち日本がてきるのは、金利引き上げによる円安阻止です。円安対策については何も語らず、語...マネー市場の抵抗にあって挫折する石破新首相の改革

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