第142話(後編): FTC v. クアルコム反トラスト法訴訟、クアルコムに対する差止め命令の執行停止が認められる -- 二つの独禁当局間の見解相違がより鮮明に
第142話・後編です。クアルコムの主張を受け入れ、地裁(NDCA) ルーシー・コー判事の差止め命令に対する執行停止を認めた控訴裁(CA9)の判断理由をみてゆきます。差止め命令の執行停止に関する判断要素執行停止を認めるか否かの判断において、以下の要素を検討する。(参照 Nken
第142話(前編): FTC v. クアルコム反トラスト法訴訟、クアルコムに対する差止め命令の執行停止が認められる -- 二つの独禁当局間の見解相違がより鮮明に
注目のFTC v. Qualcomm反トラスト法訴訟・第2ステージ(控訴審)、第1ラウンドにおいてクアルコム側が勝利を収めました。 2019年8月23日、連邦第9巡回区控訴裁判所(U.S.Court of Appeals for the Ninth Circuit: CA9)は、第一審(カリフォルニア北部地区連邦地裁: NDCA)の差止
第141話:IoT時代のSEPライセンス最新事例 -- 米独「SEPホルダー v. 自動車メーカー/Tier1 サプライヤー」訴訟、米国内法廷地をめぐる駆け引き
第139話から紹介しているIoT時代のSEPライセンス最新事例、締めくくりは、米国内での法廷地選択の駆け引きです。2019年5月10、「インプリメンター」側であるコンチネンタル(ダイムラー等自動車メーカのTier 1サプライヤー)が、FRAND誓約違反を主張して、アバンシ(ライセンシ
第140話:IoT時代のSEPライセンス最新事例 -- 米独「SEPホルダー v. 自動車メーカー/Tier1 サプライヤー」訴訟で"Anti-Suit Injunction"の応酬
前回(第139話)は自動車メーカーのTier1 サプライヤーであるコンチネンタルが、米国でSEPホルダーおよび彼らの特許を「プール・ライセンス」するアバンシによるFRAND誓約違反を主張して提起した訴訟をとり上げました(Continental Automotive v. Avanci et al., NDCA, filed 5
第139話:IoT時代のSEPライセンス最新事例 -- 米独「SEPホルダー v. 自動車メーカー/Tier1 サプライヤー」訴訟が示すもの
今回とり上げるのは、今後頻発するであろう「コネクテッド」技術に関する標準必須特許保有者(SEPホルダー)と実施者(インプリメンター)側の、ライセンシングをめぐる駆け引きを象徴するような事件です。2019年5月10日にカリフォルニア北部地区連邦地裁に提起されたContinenta
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