7、「コレステロールは悪者」という考え方はもう古い:肉や卵はコレステロールを増やす元凶。古くからそんな言い方がされて来た。しかし、コレステロールに関する考え方は大きく変わって来た。2703(7-1)体内のコレステロールの多くは肝臓で合成されている。コレステロールの内、食べ物由来のものは全体の約20%に過ぎず、あとの80%は肝臓で合成される。肝臓は我々が生きていくために必要な蛋白質を作ってくれている大切な臓器である。その肝臓がわざわざ合成しているのがコレステロールなのだ。しかも、肝臓はコレステロールの総量を管理していて、食べ物から作られるコレステロール量が増えると、肝臓で作られている量を減らすよう調整している。よって、コレステロール値を気にして肉や卵を食べないでいることは、残念ながら余り意味がないのである。実際、...我が生きざま「骨と筋肉に必要な食べ方」(Ⅳ)
(6)胃にも「筋トレ」が必要(6-1)小生も最近、若い頃のように食事が進まなくなった。昔は肉をガッツリ食べることが出来たのに、最近はどうも胸焼けがする、食事の量も全体に少なくなってきた。加齢に加えて体の機能が低下していくのは致し方ないことだが、胃も例外ではない。でもそれは年齢だけの問題だろうか。高齢者の中には胃の不調を訴えて内科で診てもらい、「萎縮性胃炎」と診断された人が多い。これは胃に炎症が起こって粘膜が萎縮し、薄くなっている状態で、胃の動きが悪くなり、胸焼けなどの症状が出る。そのような症状を「逆流性食道炎」と呼ばれ、処方されるのが胃酸を抑える薬である。(6-2)「お薬手帳」を見ると、整形外科疾患を抱えている多くの患者はこの薬を飲んでいる。実はそのことが胃の機能低下につながっている。消化のメカニズムについて話...我が生きざま「骨と筋肉に必要な食べ方」(Ⅲ)
(3-1)高齢者の食事は、主食をパンにしている人があまりにも多い。その理由を聞くと「ご飯を炊くのは面倒くさい」「袋から出せばすぐに食べられる」という答えが多い。これにはちょっと問題がある。パンの原料は小麦だが、小麦製品に含まれるグルテンという蛋白質は、人が消化できない難消化蛋白質のひとつで、腸の粘膜を荒らす元凶とされているからだ。パンを主食としている人は、ご飯に替えよう。ご飯を炊くのが面倒なら、市販のパックご飯をレンジで「チン」するだけで手間はかからない。ご飯もそのままでなく、卵かけご飯やチャーハンにするのがおすすめ。卵や油でコーティングすることで、消化に時間がかかり、急激な糖質の吸収が抑えられるからだ。食べる順番にもコツがある。副食、おかずを主体にご飯より先に食べる。おかずをお腹にある程度入れてから、最後にご...(3)糖質とのつきあい方を見直す
「寝たきりを防ぐ「栄養整形医学」骨と筋肉が若返る食べ方」、大友通明著、青春新書。この本を読み我ながら合点行く思いが痛烈にしたので、その要点を述べたい。(1)「体にいい」食べ方が、骨や筋肉を弱らせていた!?(1-1)整形外科を訪れる患者さんは、手術が必要でないが慢性的な不調を抱えている人が殆んど。特に高齢者に様々な治療をしても良くなるどころかどんどん悪くなる。その根本的な治療法が「栄養整形医学」であった。整形外科的な不調の多くは、栄養と深くかかわっている。色々な検査をしても原因が見当たらない人達に共通する食事の傾向がある。(1-2)1:食事はご飯、パン、麺類などの糖質が中心、2:果物を良く摂る(バナナ、リンゴなど)、3:野菜ジュースや果物ジュースをよく飲む。以上に当てはまる人は糖質過多タイプ・・・糖質の摂り過ぎで...我が生きざま「骨と筋肉に必要な食べ方」
▼90歳で亡くなったノーベル化学賞受賞の下村先生(1)平成20年にノーベル化学賞を受賞した下村脩さんの人生を思い出す。先生は米西海岸の小島に十何年も通い、来る日も来る日もオワンクラゲを採集した。計85万匹。抽出した液が偶然にも流し台で海水と反応。光る仕組みを解き明かした。(2)前日まで研究は暗礁に乗り上げていた。仮説は崩れ解明の糸口は尽き、米国人教授との仲も険悪に。思考を乱されぬよう妻子とすら何日も口を利かず、小舟でひとりこぎ出し、波の上で考え抜いた。クラゲ、ホタル、イカ、ヒトデ、キノコ。地球に自ら光を発する動植物は多いが、発光生物の研究に生涯を捧げる学者は少なかった。(3)なぜあれほど長く、あれほど一心に打ち込むことができたのか。90歳で亡くなったと聞き、自伝や講演録を開いてみた。「皮肉にも原爆が私に化学者と...我が生きざま「最近、気になったこと」
Ⅰ:我が生きざま「私立工大」(1)平成13年4月に私立福井工業大学に就職した。高専時代の恩師の口利きで「経営工学科」に常勤の教授として迎えられた。博士の学位を持ち、業績も評価され教授として赴任できた。従来高専からこの工大へ来た方たちは助教授として迎えられその後何年か経って教授になっていた。自分は初めから教授として迎えられた。大学生は成人として扱われ、親を呼び出す機会は殆ど無く、本人の責任で対応出来た。全く高専と違う赴きであった。その点、指導の面では楽であり、自分のことに集中出来た。これが高専とは違う体制であり、研究主体でそれを活用した教育であった。高専の体制とは根本的違うことに唖然とする思いがした。(2)卒業研究に来た学生、卒業年度の授業料が払えなくなり、真剣な面持ちで訴えて来た。その後母親に付き添われながら、...我が生きざま「私立大学&専修学校」
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