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古安曽Obs・観測ノート
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2014/10/26

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  • 12PとStarLinkシリーズのランデブー(3/27)

    その後12Pは近日点を通過し、南半球の空へと移っていった。71年後まで、またね~。ところで、今回3月から約1ヶ月ちょっと12Pを撮影したり眺めたりする中で「いやいや、人工衛星の通過、大杉でしょ!!!」と感じることがかなり多かった。まあ、そもそも大抵の彗星は近日点に近いほど明るくなるのだから早朝か宵の空で明るく見えるパターンが多いわけで、タイミング的には人工衛星が見やすい時間帯と重なっている。それはそうなのだろうが、それにしても頻繁に通過していた。中でも3/27夕方のそれは、かなり目立つ印象だったので1記事としてまとめておきたい。その頃、12Pはさんかく座~おひつじ座の付近にあって、だいぶ探しやすい位置にいた。木星と並べた構図で撮っておこうと50mmレンズを付けて向けてみた。〇が12P。左上の明るいのが木星...12PとStarLinkシリーズのランデブー(3/27)

  • 4/13宵の12P/Pons-Brooks

    今日は土曜出勤だったけど、仕事自体は滞りなく終わった。そこかしこでほぼ満開になった桜と三日月より少し大きくなってきた月をちら見しながら帰宅。直後から機材の準備を始めた。12P、当地からはそろそろ見納めとなりそうだ。だいぶ高度も下がってきているはず。それでも先日バーストしたそうだから、この程度の春霞なら何とか見つかるだろうけど…。結果、思ったよりはすんなり見つかった。先週末にチャレンジしたときは雲に阻まれたから、約10日ぶりの再会。それなりに明るくなってきている模様。ただ、6cmガイド鏡で眼視で眺める分には十分だが、薄明がまだ残っているので露出時間は短くせざるを得ない。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO10000RAW露出15s×4コマコンポジットしてマカリ...4/13宵の12P/Pons-Brooks

  • 4/1宵の12P/Pons-Brooks

    ようやく新年度に入った。この年度末の1週間はとにかくてんやわんやで何とかやりくりしてしのいだ期間だったが、そんな中でも晴れ間を捕まえては12Pの撮影を楽しんだ。ということで、AprilFools'Dayの12P。なお、今週はこの他3/27と29の夕方にも撮影できたが、透明度が良かったせいかうっすら肉眼でも見えた気がした。さすがに尾の存在は6cmガイド鏡でないと無理だったが。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO10000RAW露出30s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整kissX5+Nikkor135mmF2.8→4、ISO3200jpeg露出8s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整4/1宵の12P/Pons-Brooks

  • 3/10宵の12P/Pons-Brooks

    風が強い夕方だったが、その分雲が切れて晴れ上がっていたので撮影に臨んだ。先週と同様に、予報位置に6cmガイド鏡を向けるとあっさり見つかった。明るさとともに視直径的にも大きくなってきたのかもしれない。等と思いつつも、薄明終了時の高度は低め。のんびり眺めている場合ではないので早速撮影開始。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO8000RAW露出20s×4コマコンポジットしてマカリでレベル調整画像処理してみると、前回よりも尾の存在が明らかになってきたようだ。この調子でどんどん大きくなることを期待したい。あと、今夜はM31にもだいぶ近いので、135mmで狙ってみた。対角線で納めればギリギリツーショット(のはず)。kissX5+Nikkor135mmF2.8→4、ISO...3/10宵の12P/Pons-Brooks

  • 3/2宵の12P/Pons-Brooks (2)

    昨夜撮影した画像のうち、250mm相当で撮影したものについてX-A5のRAF形式(RAWデータ)からの取り出しで4枚コンポジットしてみた。こちらの方が多少落ち着いた感じ?でも、やはり左下に少しノイズが乗っている気がする。ISO設定を上げすぎたか?3/2宵の12P/Pons-Brooks(2)

  • 3/2宵の12P/Pons-Brooks

    軽く冬型の気圧配置になって、少し冷えた夕方。でも風もなく、結構すっきりと雲も取れてきた。そんな土曜日の夜に2024年期待の彗星のひとつである12Pに初チャレンジ。この彗星、昨年のうちに2回バーストがあったせいなのか、CometCatalogさんによると現時点では予想より少し明るめらしい。19h過ぎから観測小屋のわきでいつものようにSPをセット。木星を見ながらピント調整とカメラ・6cmガイド鏡の光軸を確認した後で予想位置にガイド鏡を向けてみた。うむ。12P、確かに在る。いかにも彗星らしい姿だったので、あっさり確認。もう7等台に入っている感じ。そのまま撮影に入った。レンズも使い慣れたいつもの望遠ズームをチョイスしたので、今回は軽めに撮っておこう。※画像は2枚とも右が北。少し尾が出ているっぽい?X-A5+SIG...3/2宵の12P/Pons-Brooks

  • 星空観望会Feb17

    昨夜は今年度最後の観望会のお手伝い。日が沈む頃からだいぶ雲が晴れてきて、いい月夜になった。今夜のメインは半月と木星。2月のこの時期にしては冷え込みも緩くて、来場者も結構多かった。風も穏やかだったので星像は比較的安定していた。「SLIMはどこら辺に着陸したのですか?」時節柄そんな質問が多かった。さすが観望会に来る人々は関心が高い。「大体ここら辺らしいですね」「今は休眠中らしいですね」スマホで月面図を示しながら、そんなコメントで対応した。「うまく再起動できるといいですね」「そうですね」はるか頭上の月を見上げて、ささやかながらともに願う。以下、薄明が残る中、画面左上のシリウスが目立ち始めた頃の様子。スマホを鏡筒で安定させて手持ちで撮影。星空観望会Feb17

  • 三日月を通過するISS・2024Jan14

    夕方、ジョギングしているあいだじゅう「今宵の三日月はきれいだな~」とチラ見しながら走っていた。帰宅後、ふと手にしたスマホにISS通過の通知が出ているのが目に留まった。でも、それは気づいた時点で既に通過が終わっていた分の通知だった。なので「この後はどうかな?」と思って、アプリを開いて確認してみた。あれ?この後19h過ぎの通過では、月の近くを通り過ぎるっぽい?HeavensAboveの予報でもどうやらそれっぽい。さらに「ISSTransitFinder」で予報を表示させてみると、どうやら19h過ぎの通過では当地が月面通過が見られるエリアに入っているらしい!ただし、その時刻にはだいぶ高度が下がってくるようだ。念のためもう少し空が開けている場所へ移動して撮影してみることにした。移動先で、とりあえずkissX5+1...三日月を通過するISS・2024Jan14

  • 「夜空の明るさ調査」へおでかけ

    2024年に入り、この冬も「夜空の明るさ調査」観察期間が始まった。「星空公団」さんの呼びかけを紹介してもらって以降、ほぼ毎回デジカメデータで参加してきたこの企画。昨晩はふと思い立って「自宅前」以外も撮影に出かけてみた。「自宅前」の夜空の状態と比べてどの程度なのか、チェックしてみたくなったので。行き先は2箇所。ひとつは、先日ふたご群の観察に使ったキャンプ場。もうひとつは、時々撮影に使っているワイナリー駐車場。風も無くおだやかな快晴となり、雲の心配も無さそうだし、撮影規定の時間内(日没後3.5h以内)にゆっくり回れそうだった。まずは最初の撮影地。キャンプ場の近くのため池のほとりでカシャ。※下の画像はその手前の駐車場で撮ったもの。続いてワイナリー駐車場へ移動してカシャ。最後に「自宅前」でカシャ。以上3ヶ所分のデ...「夜空の明るさ調査」へおでかけ

  • 訪問者(IP)14万超え

    2023年もあと3日となった今日この頃、訪問者数(IP)が14万を超えていました。ブログ開設が2010年だったので、もうじき15年目に突入ですかぁ・・・。1年で約1万弱IPのペースですね。ぼちぼちでんな~。いずこの皆様か、はたまたBotさんかは存じませぬが、何はともあれ訪問いただきありがとうございます!ということで、今後とも「古安曽観測所だより」HP共々よろしくお願いいたします。訪問者(IP)14万超え

  • ふたご群2023Dec14-15・2

    そう言えば、撮影の途中でSDカードの容量が尽きてしまったため予備のカードに交換した後の時間帯にも何個か写っていたっけ。もっとも、最初のものは北へ向かって飛んだので散在流星。後の3個を比較明で合成してみた。あれ?途中で追尾が途切れた時間帯があったっぽい?ふたご群2023Dec14-15・2

  • ふたご群2023Dec14-15

    今年のふたご群は観測条件が良かったので勤務校の生徒らと観測合宿を計画した。当日は晴れたり曇ったりの天候で25h過ぎからはほぼ雲量10になってしまったのであきらめて寝てしまったが、それまでの時間帯は雲間からそれなりに流星をとらえることができたので結構満足できた。1.ぎょしゃ座付近を流れるふたご群2.ペルセ~オリオン座の空域を流れるふたご群(比較明で3枚合成)元の画像はISO6400、8秒露出でずーっと連写していたもので、いずれも少しだけ強調処理してある。せっかくなのでその前後の画像をつなげてmp4動画(2コマ/秒)も作ってみた。ただし、各コマに表示される撮影時刻はやや不正確(まじめに合わせていなかったので)。1.の前後output_comp_take1.mp42.の前後output_comp_take3.m...ふたご群2023Dec14-15

  • 金星、月、スピカと流れ星

    日曜日の朝だけど、早起きした。窓の外では金星が輝いていて、ちょうど月が昇る頃だった。当初170-500mmで行こうと思ったが、右上にスピカが見えていたので24-135mmに変更。広角側でスピカを入れて撮影したら、いいタイミングで流れ星が飛び込んできた。散在っぽいけどいい感じ。金星、月、スピカと流れ星

  • 星空観望会Nov11

    11/11は「ポッキーの日」以外にもいろんな記念日が設定されているそうな。そんな話を朝のニュースで取り上げていた。そんな土曜日の観望会に、いつものようにお手伝いで参加。ただ、今日は休日出勤だったので、集合時間には間に合わない旨はあらかじめ伝えておいた。日が傾くにつれて、雲が切れてきた。気がつけば木星も昇ってきた。スマホでカシャ。18h過ぎに本日の業務終了。既に観望会が始まっている時刻なので、今から望遠鏡を設置するのも何だから今回は7×50双眼鏡と三脚だけ持っていこう(どちらも勤務校の備品だけど)。予想どおり、すばるを眺めるにはちょうどいい感じだった。ただ、二重星団やM31を観るには物足りない。会場の立地が市街地のまっただ中だから、まあ致し方ないか。そんなこんなで20h過ぎに無事終了。急な冷え込みで少し寒か...星空観望会Nov11

  • 沖縄の星空2023Oct

    先週前半に仕事の都合で沖縄方面へ出張(=引率)。4年前と同様に、仕事の合間を縫って夜空を眺めてきた。ある日の深夜。ホテルのビーチにて。月がだいぶ西に傾いてきた頃、空高く木星が輝いて見えた。同じビーチの夜明け前。東の空に金星が昇ってきた(画面左)。ここのビーチは南側の視界も開けていたので、冬の大三角とともにカノープスが見えた(下の画像・右側の○)。その左側の低空に見えていたのは、後で調べてみるとほ座γ星らしい。この後しばらくしたら、明るめの人工衛星が冬の大三角付近を通過していった。連写モードに切り替える余裕が無かったので、手動で連写(+比較明合成)。スマホで調べてみたら、ISSではなく中国の宇宙ステーション天宮だった。沖縄の星空2023Oct

  • 沈みゆく月齢2.3の月

    今日も残暑が厳しい1日だった。当地の最高気温は35℃を超えていたらしい。夕食の支度に取りかかろうと思いながらリビングの窓に目をやると細い月が見えていた。「ちょっと失礼」と言い残して機材を手に庭へ。望遠ズームにカメラを取り付けて撮影開始。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→500mm・F8と11の間、ISO4000、露出1/5s前後あ、そう言えば前回アップした記事も似たような件だったっけ。後で調べてみたら、今宵の月は月齢2.3(輝面比0.05)だそうな。前回の6月の時は月齢1.3(輝面比0.01)だったのだが、薄明中の見え方はよく似ていて月齢・輝面比の数値ほどには違いは感じなかった。ただ、今回の方が地平線に対して白道が寝ているためか「遠ざかる船のマストが水平線に最後に隠れていく」ような感じの月没...沈みゆく月齢2.3の月

  • 閲覧数(PV)22万超え

    久々にチェックしてみたところ、閲覧数が22万を超えておりました。ちなみに前回の区切り(21万)を数えたのは約1年半前でした。何はともあれ、めでたい!感謝感謝でございます!世の中的にはようやくアフターコロナ・ウィズコロナ感が広がっているものの、まだまだ感染者数が増減を繰り返してくすぶり続けている状況。お互いに何とか乗り切っていきたいですね。ということで、引き続きよろしくお願いいたします。閲覧数(PV)22万超え

  • 沈みゆく月齢1.3の月

    この日(19日)は少し蒸し暑い1日だった。仕事帰りに少し買い物をして、駐車場に出てきたところで雲の切れ間から細い月が見えてきた。おーきれい!いそいそと帰宅すると、荷物はそのまま車内に残して撮影準備。何とか間に合った。オートブラケットで撮影開始。※画像クリックで拡大表示徐々に高度が下がっていく。かすかだが地球照の輪郭も確認できる。この後の山並みに沈んでいく様子は色温度を青寄りに変更して撮影した。せっかくなのでSiriusComp64で動画ファイルに仕上げたものも編集してみた。沈みゆく月齢1.3の月

  • 梅雨の晴れ間に・プレセぺと金星、火星

    今年の梅雨入りは6月8日とほぼ平年並みだったらしい。やはり梅雨に入ると晴れ間は少ない。でも、この日(16日)はかなりすっきりと晴れた。そう言えば金星とプレセぺ星団が並んで見頃って話をどこかで聞いたっけ。どれどれ…と夕食の準備を終えた頃に機材を持ち出してみた。上:50mm相当・三脚固定、下:90mm相当・自動ガイドX-5Aで撮影梅雨の晴れ間に・プレセぺと金星、火星

  • 水星が見えてきた夕べ

    3月も今日で終わり。ついこの間まで金星と木星が並んで見えていたのに、その後木星はだいぶ合に近づいているようでもうこの時間帯では見ることは難しいようだ。その代わりに、水星が東方最大離角に向けて高度を上げてきたようでそれっぽい姿を捉えることができた。いずれもスマホでの撮影。3枚めはデジタルズームも加わっているせいでどうにもややピントが甘いのだが、どんどん山の端に近づいていく足早な水星の撮影にデジカメを用意する余裕はなかったのでやむなし。水星が見えてきた夕べ

  • 金星、木星の接近2023Feb-Mar

    今年の立春前後の夕方の西の空にきれいに並んで見えていた金星と木星(時々月)。そこそこまとまって撮影できたので、短冊に加工して並べてみた。ちなみに今回の撮影には純正ズームレンズ(XC16-50mmF3.5-5.6)を用いたので、日毎に焦点距離とピントがずれてしまわないようにガムテープで固定しておいた。※下の画像は3/3の撮影風景をスマホ(夜景モード)で撮影したもの。また、厳密に「日没後○○分後」等と決めて撮影していたわけでもないので並べる段階で高度方向に適宜ずらして配置した。もちろん毎日撮影できたわけでもないので、画像毎の両惑星の移動量も等間隔にはなっていない。それでもそれなりにまとまった絵になった気がする。我ながらよくできた方だと思う。というか、作業時間3時間は十分長かった(笑)。なお、画質の都合で、高解...金星、木星の接近2023Feb-Mar

  • 2/9宵のC/2022E3(ZTF)

    この後夜半には天気が崩れ出すという話だったが、夕方の薄明が終わった頃は結構すっきり晴れていた。夕食の支度を終えると、いそいそと撮影準備開始。ほぼ無風。まだ月は昇ってこない。彗星はほぼ天頂付近にいる。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30sそのまま標準ズームに付け替えて、ぎょしゃ座~おうし座とともにパチリ。X-A5+SUPEREBCXC16-50mmF3.5-5.6OISⅡ→23mm・F4、ISO10000、露出20s2/9宵のC/2022E3(ZTF)

  • 2/5宵のC/2022E3(ZTF)

    立春を迎え、暦の上では昨日(2/4)から春が始まった。そんな今宵。ほぼ快晴のまま夜を迎えたが、無風状態のせいもあってか寒さはそれほど感じない。もしかしたら、空高く昇った月齢15の月明かりがどことなく暖かく感じたせいもあったかも。さてさて、そんな月明かりの中ではあったが、カペラの近くにきたZTF彗星を記念撮影することにした。赤道儀の追尾の都合を考慮して、彗星が南中時刻を過ぎる頃から作業開始。とはいえ、そもそもが天頂付近に見えている時間帯なので特にガイド鏡をのぞき込むときの姿勢がアクロバティックになってしまう(笑)。それでも彗星はほどなく導入できた。月明かりがあってもまだまだ彗星らしさを保っているようだ。300mm相当に拡大しても同一写野内に彗星とカペラが入ってくれた。X-A5+SIGMA170-500mmF...2/5宵のC/2022E3(ZTF)

  • 中国宇宙ステーションの通過2023Jan29

    たまたま今日の夕方に好条件の通過があることを知り、機材を抱えて自宅付近にカメラを構えた。HA予報はこんな感じ。ISS撮影とほぼ同様に、X-T1+10-17mmズーム(12mmで使用)、ISO4000、2s連写でチャレンジ。少し雲の通過もあったが、ISS並みに結構明るく見えていた。天頂付近を通過した後、いっかくじゅう座付近で地球の影に入っていった。中国宇宙ステーションの通過2023Jan29

  • 1/26、29早朝のC/2022E3(ZTF)

    先週から寒波襲来。大寒だけに大寒波ってところか。おかげで降雪も路面凍結もピークだったが、合間に晴れ間もあったので引き続きぽつぽつと撮影。上:1/26朝、下:1/29朝撮影条件は共通で、X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s※今回のものもコンポジットなし。相変わらず肉眼では確認できないが、ファインダーなら楽勝で確認できる。ということで、撮影の合間に広角・標準ズームで固定撮影も試みた。北極星(こぐま座)と北斗七星の間で小さく見えている。上:1/26朝、下:1/29朝撮影条件は共通で、X-T1+SIGMA24-135mmF2.8-4→24mm・F4と5.6の間、ISO6400、露出30sそれにしても26日朝は寒かった。この日の菅平の最低気温が全...1/26、29早朝のC/2022E3(ZTF)

  • 金星と土星、月の接近

    明日以降「10年に1度レベル」の寒波襲来が予想されているとかで世の中は先週末からざわざわしている模様。そんな大荒れ直前とも言えそうなタイミングだったがわりと穏やかに晴れた今日(1/23)の夕暮れ。金星と土星の接近するそばに細い月がやってきた。X-T1+35-135mmズーム→135mmF5.6、固定撮影※ちょっとピントが甘かったかも。今回はそこそこ金星・土星の間隔も近いので、望遠ズームでも狙ってみた。X-A5+170-500mmF5.6+x2テレコン→1000mmF5.6と8の間、SPで自動ガイド撮影ある程度露出時間を長めにしたコマにはタイタンも写っていた。国立天文台の予想図どおりだ。もしかしたら、レアもうっすら写っているかも?金星と土星、月の接近

  • 1/20、22早朝のC/2022E3(ZTF)

    その後も晴れ間が期待できそうな明け方にゴソゴソと起き出して自宅前でぽつぽつ撮影。上:1/20朝、下:1/22朝撮影条件は共通で、X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30sあいにくパソコンがトラブってしまい、核コンポジット処理に手が回らないため今回も1枚もので。約10年間使い込んだPCだから、そろそろ寿命なのかもしれない。それでも今朝(22日)は透明度がよかったのかイオンの尾もそれなりに写っている気がする。1/20、22早朝のC/2022E3(ZTF)

  • 明け方の水星と月

    ZTF彗星がらみで早起きしていたおかげで明け方の水星と月のランデブーを楽しめた。19日朝、月はまだアンタレスのそばに。水星は低空(画面の左下)ではあったが、しっかり見えていた。翌20日朝には前日よりも水星に近づいていたので90mmで狙ってみた。ただし、普通に高度低めの水星よりもさらに月の高度が低かったため山並みの上に月が昇ってくるのを今か今か?と待つはめに。それでも何とか薄明の中でとらえることができた。めでたしめでたし。明け方の水星と月

  • 1/19早朝のC/2022E3(ZTF)

    それなりに話題となっている?C/2022E3ZTF彗星。先週12日に近日点を通過して、目下地球に近づきつつあるそうで。ということで、久々に彗星撮影にトライ。位置的にはヘルクレス座の足下付近だったので、数回の試写で確認できた。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s1/19早朝のC/2022E3(ZTF)

  • 低空の水星と金星2022Dec

    先ほど投稿した魚眼ではとらえ切れていない低空の水星と金星のランデブー。この期間、晴れ間が結構続いたとはいえ、さすがに30日の夕方は雲に阻まれてとらえきれなかった。それでも、日に日に高度を上げて見やすくなってくる金星とその傍らをあっという間に通り過ぎていく水星の動きの対比は面白かった。共通データ:FUJIX-A5+SIGMA170-500mmF5.6、Velviaモード、固定撮影■Dec26■Dec27■Dec28■Dec29■Dec31低空の水星と金星2022Dec

  • 全惑星+月が集う夕べ2022-2023

    あけおめ・ことよろです。この年末年始は、夕方の空に全惑星が集っていた。幸い晴れ間も続いたのでちょこちょこと魚眼ズームで撮影。共通データ:FUJIX-A5+TokinaAT-XFISHEYE10-17F3.5-4.5DX、Velviaモード、固定撮影■Dec26■Dec27■Dec28■Dec29■Dec30■Dec31■Jan01■Jan02■Jan03全惑星+月が集う夕べ2022-2023

  • ぷち観望会2022Oct

    先週、勤務校の地学班でひさびさに実施できた恒例?の秋の「ぷち観望会」。特に水曜日・木曜日にはほぼ快晴に恵まれて、赤道儀の使い方習得を兼ねた木星・土星観察も結構盛況だった。次のターゲットは、いよいよ来月に迫った皆既月食観察会かな。ぷち観望会2022Oct

  • ようやく、秋空

    9月下旬になっても残暑が続いているが、シルバーウィークが終わった頃からようやく秋らしい空が広がってきた。そんな月末。夕方の月がきれいだったので退勤の準備を始めつつスマホ標準&カメラアプリにて撮影。ようやく、秋空

  • 十六夜の月と木星・Sep11

    前日は中秋の名月だった。時々晴れ間があったが、どちらかというと今夜の木星と並んだ様子の方が撮りたかったのでこちらにかけた。果たして今夜。雲量は前日よりも多かったかもしれない。それでも雲が切れてくるまで少し粘って何とかキャッチできた。この満月の2周後は皆既月食となる。その頃には天候は今よりは安定してくれるだろうか。十六夜の月と木星・Sep11

  • 星空観望会にて・Aug27

    先月末の観望会。かなり天候があやしかったものの、夕方以降多少晴れ間が覗いてきたので準備開始。結果的には土星・アルビレオ・木星を辛うじて眺めることができた。次回はスッキリとした秋晴れの下の星空を期待したいものだ。星空観望会にて・Aug27

  • 夏の合宿2022Aug

    今月初めに久々に合宿を組んだ。折しもコロナ第7波とやらがぐいぐい盛り上がってきたタイミングではあったものの、当局からの指示は「学校活動はこれまでどおり配慮しつつ継続」だったので予定どおり実施できた。ちなみに、昨年度はペルセ群の観測条件が良かったので極大日にあわせて日程を組んだものの同様にコロナのせいで泣く泣く中止となった。参考:https://blog.goo.ne.jp/koaso/e/e8b4baeb824f843d81b866224c9cd03a今年度は逆に満月過ぎの時期に重なっていたため、普通にありがちな時期(8月初旬)に設定して半月やら土星・木星、天の川などを楽しむことにしていた。ただ、気がかりなのは天候。関東・甲信地方は、今年は異例の6月梅雨明けとなったが、太平洋高気圧の張り出しにメリハリがあ...夏の合宿2022Aug

  • 星空観望会にて・May28

    今年度最初の観望会お手伝い。日が沈むにつれていい感じに晴れてきた。では…と準備に勤しんでいたら、twitterに広報画像投稿された。係員さん、SNS使いこなしてますな〜。今回は月・惑星が見当たらない条件だったため、二重星や星雲星団を眺めてもらった。幸い透明度も気流もわりと安定していたおかげで倍率を上げたM13も砂っぽくざらっとした感じによく見えた。あと、スターリンク?ぽい人工衛星が次々に列をなして南西→東へ向かって通過していく様子や20h過ぎには北側の山の上を通過していくISSも楽しめた。(撮影はしなかったけど)※実際に見えていた人工衛星集団が、この予報のものとあっているかどうかは未確認。星空観望会にて・May28

  • ISS通過・2022May14、月暈とともに

    久々にISS通過を撮影。ちょうど眺めやすい時刻で、ほぼ天頂を通過していく予報。月明かりもあったので、気楽にX-T1+10-17mmズーム(10mmで使用)、ISO2500、2s連写でチャレンジ。やや雲の通過も多めだったが、終始明るく見上げることができた。ということで、天頂通過前後を比較明合成。途中でぐるっと向きを変えて北東の空へ抜けていく様子を見送った。ISS通過・2022May14、月暈とともに

  • 夕方の月と水星

    5月連休後半に入り、穏やかな夕暮れを迎えた。ちょうどいい具合に三日月と水星が並んで見えていた。水星付近を拡大してみると、すばるも写っていた。双眼鏡があれば楽しめたかも?とも思ったが、「ほろよい気分」だったので…。夕方の月と水星

  • 訪問者数(IP)13万越え

    明日から新年度というタイミングで、訪問者数(IP)が13万を超えていました。ブログ開設から12年目に突入しております。干支が一周・・・木星の公転周期みたいですね。いずこの皆様か、はたまたBotさんかは存じませぬが、何はともあれ訪問いただきありがとうございます!今後とも「古安曽観測所だより」HP共々よろしくお願いいたします。訪問者数(IP)13万越え

  • 「古安曽観測所だより」HP、リニューアルOPEN

    ということで、約10年ぶり?に下記URLにて「古安曽観測所だより」HPをリニューアル&再公開開始しました。https://sites.google.com/view/koaso-obs-hp/同HPは、当初は自宅PCをwebサーバに設定して運用していたのですが、そのPCのWindowsOSを2000→7→10と更新していく間にwebサーバがうまく設定できなくなってしまったために公開停止し、blog版のみで細々と活動状況を記録・公開しておりました。ところが、世の中が進歩してきた中でGooglesiteによるwebページ作成・公開が無料で利用出来るようになったこと、さらにDriveToWebという設定?を行うことでGoogledrive内のhttp形式ァイルをwebサーバ同様に公開できるということが判ったため、手元...「古安曽観測所だより」HP、リニューアルOPEN

  • 月暈+α?

    昨日(1/9)の半月。きれいな暈がかかっていたので魚眼レンズで撮影してみた。あれ?なんか、右側に「幻月環」のようなものが伸びている気が・・・?もちろん肉眼では全く判らないのだが。うーむ、どうなんだろう?気のせいか?月暈+α?

  • 夕方の空に集う惑星たち

    ぼちぼちお正月気分も終わりかな~と思いつつ、きれいに晴れてきたので自宅脇から惑星たちをお手軽撮影。金星は内合→「明けの明星」に向かって早々に沈んでいったが、代わりに今月東方最大離角を迎える水星がよく見えていた。できれば前日からこの天気だったらもう一段細い月と水星が並んで見えたはずだったのだが。ステナビで描いてみると、並びはこんな感じ。やぎ座からみずがめ座にかけての空域に集まっている。しばらくすると、水星が高度を下げながらも結構見やすくなってきた。夕方の空に集う惑星たち

  • 好条件のしぶんぎ群でしたが・・・

    今年のしぶんぎ群は月の影響も皆無・極大予想時間帯もほぼ薄明開始と同程度という好条件の年だった。なので、たまには観察してみようかと早寝早起きしたのだが、あいにく雪雲やら霧の通過やらで晴れ間に恵まれず。やむなく木曽観測所のYouTubeライブカメラでチラ見。こちらも平均雲量5~6で推移するような天候だったがそれでもしぶんぎ群らしき流星を何個か楽しめた。好条件のしぶんぎ群でしたが・・・

  • 内合前の金星・2022初観測(続)

    で、実際にその機材で撮影した金星と水星の様子がこちら。金星より見やすい水星:X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO8000低空の金星:X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO8000よく欠けた金星の図:X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→500mm+2倍テレコン・F8、ISO8000内合前の金星・2022初観測(続)

  • 内合前の金星・2022初観測

    朝夕は氷点下の冷え込みになっているものの概ね晴れ間が続いている今年の年明け。そんなわけで、2022年の初観測は内合前の金星の撮影にチャレンジ。機材はお手軽にSIGMA170-500mm+2倍テレコン+X-A5の組み合わせ。概ね晴天ではあったものの、時々雲が通過していく。ふと思い立ってX-A5のピント合わせ画面(ピンポイント拡大画面)をスマホで録画してみたが、拡大しているが故に却って低空ゆえのゆらぎと大気による分散ががっつり影響している。まあ、それもリアリティーってことで。https://photos.app.goo.gl/41bSva69fxgK195SA内合前の金星・2022初観測

  • 閲覧数(PV)21万超え

    あけおめ!でございます。当ブログ、またも年越しから年明けにかけて閲覧数が21万を超えた模様でございます。ちなみに前回の区切り(20万)を数えたのがほぼ1年前でした。何はともあれ、めでたい!感謝感謝でございます!そして、前回のコメントと「ほぼ同感」なのですが、世の中的にはまたもコロナ感染者数がじわじわと増え始めている模様。幸いヨーロッパやロシア、アメリカほどには急増していないものの、新登場のオミクロン株の動向含め引き続き不確定要素含みで物事は推移していくのでしょう。まあなんとか乗り切っていきたいと思います。ということで、今年もよろしくお願いいたします。閲覧数(PV)21万超え

  • 12/28夕のC/2021 A1(Leonard)

    クリスマスに合わせてやってきた寒波が収まり、すっきり晴れた夕方。ステナビの予報位置を見ていると自宅周辺からはそろそろ見納めなのかな~と思う。さらに、年末にかけて再び天気が崩れる予報だからきっとこれがラストチャンスになるだろう。あいかわらず必死こいて捜索。金星と同程度の高度にいるってことは、あの山際を重点的に探して導入に使えそうな恒星からたどって・・・結局、写真捜索が今回も一番早かった。当初予報よりは若干明るいようにも思えるが、10日前とかと比べると明るさは落ちてきている気がする。それでもそこそこ透明度があったおかげか低空ながらも6cmガイド鏡でもうっすら見えてきた。やれやれ。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→400mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出3s×4枚コンポジットX-A5+SIGM...12/28夕のC/2021A1(Leonard)

  • 12/23夕のC/2021 A1(Leonard)

    その後、昨日まで何回かトライしたものの、低空の雲に阻まれっぱなし。ということで、3度目の正直?となった今回は、あいかわらず雲が取り切れないながらも18日夕方に近いコンディションとなった。予報位置はこんな感じ。幸い近くの4~5等星からなんとかたどり着いた。概ね4等台後半ってところか。いやでも、じきに雲に沈みそうな位置・・・。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出1s×4枚コンポジット(彗星核基準)何とかアップに・・・と思ってズームリングを250mmに合わせるも、雲にかかる前に押さえられたのはこの1コマだけとなった。X-A5+SIGMA170-500mmF5.6→250mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出1.5s12/23夕のC/2021A1(Leonard)

  • 12/18夕のC/2021 A1(Leonard)

    近日点通過に向けていよいよ夕方の空に回ってきたLeonard彗星。ただ、地球からは遠ざかりつつあるのでどの程度明るさを保っているのかは実際に見てみないと判らない。ということで、今日の夕方は割とすっきり晴れたので西の空の見晴らしの良さそうなところまで機材を積んで出向いた。幸い金星が近くにいるので、金星が見え始めて以降ステラナビゲータで作成した星図を手がかりに予報位置周辺をひたすら探しまくった。だめだ。さっぱり見つからん。最後の手段として写真捜索を開始。金星から写野をシフトして撮影&チェックすること数コマ・・・あー、これっぽいか?!ようやくそのイメージをとらえた。6cmガイド鏡でも確認できた。たぶん間違いない。時刻は既に17h40mを過ぎようとしていた。少し構図を調節して、改めて撮影開始。画面上が概ね天頂方向。X-...12/18夕のC/2021A1(Leonard)

  • 星空観望会にて・Dec11

    2021年もあと半月ちょっと。昨夜は今年最後の星空観望会のお手伝い。今回は夕方からスッキリ晴れて、月・木・金・土とメジャーどころがそろい踏み。参加された方々も「すげー!」「やべー!」の連発だった。そんなガイドの合間に、パシャパシャ。来年こそ気兼ねなくマスクを外して観望会に参加できますように。星空観望会にて・Dec11

  • 12/9朝のC/2021 A1(Leonard)

    今朝(10日)は曇られてしまったので、昨日の画像を処理して朝めし前のひと仕事。というわけで、9日朝は雨上がりのすっきりした空だった。風も穏やかで快適に観察できた。さすがに肉眼では???だったものの、6cmガイド鏡でならコマはもちろん尾もうっすら見えているような気がした。とはいえ、だいぶ移動量が大きくなったのと明け方の高度が下がってきたことで薄明時間帯と重なり始めてて撮影条件としてはやや厳しめになってきた。以下、いずれも上が天頂方向。05h00m-03mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出25s×4枚コンポジット(彗星核基準)05h17m-20mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出30s×4...12/9朝のC/2021A1(Leonard)

  • 12/5朝のC/2021 A1(Leonard)

    やや風が強い朝だった。それでも東の空は概ね晴天域だったので今朝も撮影にチャレンジ。04h31m-36mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO10000、露出30s×3枚コンポジット04h40m-49mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO10000、露出30s×3枚コンポジット(彗星核基準)04h40m-49mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→500mm・F5.6と8の間、ISO10000、露出30s×3枚コンポジット(彗星核基準)撮影が終わる頃には、西の空を中心にだいぶ雲量が増えてきていた。いいタイミングで撮影できたようだ。それにしても、今朝の撮影ではぶれたりガイドが甘いコマが多かった。風が強かったせいか...12/5朝のC/2021A1(Leonard)

  • 12/3朝のC/2021 A1(Leonard)

    今朝はいよいよM3に最接近。目覚ましのアラームを止めていつものように身支度し、出入り口のドアを開けたら狸がとぼとぼ散歩していた・・・。冷え込んでるけど、ご苦労さんだなあ。気を取り直して機材をセッティング。その辺りにガイド鏡を向けると、あっさりと視野の中に彗星とM3のイメージが入ってきた。まずは構図の確認等を兼ねて170mmで。03h52m-53mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出30s×2枚コンポジット続いて500mmで。04h46m-52mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→500mm・F5.6と8の間、ISO12800、露出30s×4枚コンポジットそして300mmで。04h56m-59mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6...12/3朝のC/2021A1(Leonard)

  • 12/2朝のC/2021 A1(Leonard)

    前回(11/29朝)よりも外気温高め&ほぼ無風。体力的にはありがたい、ほぼ快晴の朝だった。まずはファインダー代わりの6cmガイド用屈折で彗星本体を確認。この段階で、明らかに見つけやすくなっている!と感じた。ズームレンズを170mmにセットして導入できていることを確認。+αで左下にM3も入っていることも含めてほぼ予報どおりの位置に彗星が位置していることも確認。04h30m-31mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→170mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出15s×2枚コンポジット画角は上が北。そうこうしていうるうちに細い月が昇ってきたが、これまでよりも月明かりの影響は明らかに減っているので露出時間を長めにセットして連写開始。04h42m-48mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→3...12/2朝のC/2021A1(Leonard)

  • 11/29朝のC/2021 A1(Leonard)

    今朝も早起きして撮影してみた。少しは月明かりの影響も小さくなったかな?と思って。(上)2021.11.2903h45m-49mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出15s×6枚コンポジット(下)2021.11.2903h57m-04h00m同機材→500mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出15s×6枚コンポジットともに上が北。せっかくなので、最大限まで寄ってみた。こーゆーズームレンズって、邪道?フィルム時代のレンズだから、今更シャープさは物足りないものの、こうやって自由にいろいろ遊べるのも案外悪くない(と、個人的には思う)。それはさておきLeonard彗星、ここらへんのデータを見ると早くも7等台に入っている模様。https://cobs.si/...11/29朝のC/2021A1(Leonard)

  • 11/25朝のC/2021 A1(Leonard)

    これから年末にかけて明るくなることが期待されているレナード彗星(C/2021A1Leonard)。今のところ順調に増光中らしい。ここしばらくの予報位置がりょうけん座コル・カロリの近くと言うこともあったので練習がてら早起きして探してみた。月明かりの中ではあったが、透明度もそこそこ良かったので何とか見つけ出せた。2021.11.2504h51m-54mX-A5+SIGMA170-500mmF5.6→300mm・F5.6と8の間、ISO6400、露出15s×6枚コンポジット構図的には上が北。彗星の尾の先の方と南側に見えているのは系外銀河らしい。現時点で結構彗星らしい姿になっている。12月上旬には4等台になる予想らしいのでこのまま明るくなってもらいたいものだ。11/25朝のC/2021A1(Leonard)

  • 食の経過・広角レンズにて

    露出レベルの近いコマを選んでSiriusComp64で比較明合成してみた。X-T1+SIGMA21-35mm(24mmF5.6と8の中間辺りで固定)、5分ごとに固定撮影クリックで拡大若干ピントが甘いのはこのレンズの特性というかボディとの相性なのだろうが、スマホorノートPCで表示させた時刻画面を確認しながら5分ごとに00秒付近で撮影できたと思ったのに若干ずれている箇所がある(特に食の後半)。トホホ。レリーズのインターバルタイマーを組まずに手動シャッターだったせいか・・・?食の経過・広角レンズにて

  • そこそこ晴れました!

    先週末の「ほぼ皆既」月食。なんだかんだで慌ただしく準備しつつもいつも利用している天気予報サイトでは概ね雲の影響は無さそうな予想だったので気分的も朝から着々と盛り上がっていた。SCWさん(上)、気象庁の天気分布予報(下)ともにいい感じ。日没の頃には観察場所に到着し、三脚や望遠鏡の準備を開始。簡単にカメラの操作と協同撮影の時間帯・手順をレクチャーしてあとは生徒におまかせ。そうこうするうちに、月が昇ってきたようだ。少し低空の雲に邪魔されていて「おぼろ月」状態。ただ、しばらく待っていると、その雲の上に出始めた。急いでピント確認等を済ませて、撮影開始。以降はほぼ雲の影響も無く、部分食終了まで十分楽しめた。そして、デジカメ撮影の気軽さ故か気付いたら撮影枚数も結構かさばってしまった。とりあえず、今日のところは食の最大直前頃の...そこそこ晴れました!

  • 夕空に斜め線?

    今日は巷では「ポッキーの日」で賑わっているそう?だが、夕焼け空の月と雲の色合いがきれいだったのでスマホで撮影してみた。標準搭載のカメラアプリで。上手く撮れたかな?と思い、早速ビューワーアプリで再生してみたのだが、ん?右上から左下に向かう斜線が多数写っている?別のカメラアプリでも撮影してみた。あれ?こちらは特に目立たないようだ。何だろう?たまたま?もう一度、最初のカメラアプリで撮影(下の1枚目)。続いて別のカメラアプリでも撮影(下の2枚目)。うーむ、やはり最初の画像で「斜め線」が気になる。なんだろう?撮像素子とかカメラアプリの処理特性?帰宅後に、上の2枚に「ステライメージ」でモノクロ化&コントラスト増を施してみた。もちろん、処理の順番や設定・パラメータは同一条件で。おっと、2枚とも斜線が現れてきた。となると、これ...夕空に斜め線?

  • 金星食、捕らえられず。

    かくして、当日を迎えた。なるほど、思っていたよりは晴れ間が多かったが、昼過ぎ頃から雲量が増えてきた。結局、潜入5分間前頃と出現5分後ぐらいに三日月と金星が並んだ様子を雲間からちらっと見れただけ。とはいえ、双眼鏡で十分見えていたし、録画・撮影できるレベルのコントラストも十分感じた。とにかく雲にやられた。生徒達も「雲が多いっす・・・」とぼやくばかり。ま、次回に期待しましょう。夕方の空にもちらっと見えていたが、推薦入試に向けた準備他で忙しくしていて撮影する余裕は無かった。金星食、捕らえられず。

  • 金星食前日(11/7)の月と金星、ついでに木星・土星

    明日の昼間の金星食、週末の天気予報よりも少し持ち直してきたようでもしかしたら晴れ間が来るかもしれない予感?ともあれ、今日の夕方はよく晴れたのでお互いの位置関係が判るようにその1日前の月と金星を撮影しておいた。その東側には、木星と土星も輝いていた。どちらも、先日入手したX-A5による撮影。その前から愛用していたX-A3のモード切替ダイヤルが故障したようで、修理見積もりをとったところ約3万と言われてしまったため、だったら新規に中古品を探した方がましだろうと考えて「カメキタ」で取り扱っている中古品を購入したもの。レンズはX-A3のものをそのまま流用したので、最初の画像は50mmF6.4あたりで、2枚目の画像は16mmF6.4あたりでの固定撮影。さてさて、明日の天気や如何に?金星食前日(11/7)の月と金星、ついでに木星・土星

  • 金星食に向けてテスト撮影

    約1ヶ月後の金星食に向けて機材テストを行ってみた。そもそも見えるのか?という話もあるが、双眼鏡や望遠鏡を使えば日中でも金星は何とか見える。近くに目印となる月がいればなお探しやすい。ということで、この週末は絶好のテストのチャンスだった。お昼過ぎ。少し風が強かったが、透明度は十分。雲の切れ間を待ちながら機材を準備。とりあえずこの時間帯の月と金星の位置はこんな感じ。大体の位置関係を手がかりにして、双眼鏡でまず月を探し、続いてその右側にいるであろう金星を探してみた。あー、あるある。肉眼では無理だったが、双眼鏡があれば何とかなるわ~。早速その方向にカメラを振り、標準~望遠ズームで撮影してみた。そのままだと判りづらいかも?なのだが、下図の円内に確かに金星がいる。さらに170-500mm望遠ズームにGH1を取り付けて動画撮影...金星食に向けてテスト撮影

  • ペルセ群極大日の夜(8/12)

    今年のペルセ群は、月明かりの影響が少ない好条件の年だった。「せっかくなので、観測合宿しましょうか?」と勤務先の地学班でも早いうちから計画を練っていた。それなのに!8月に入り、コロナ感染状況の悪化が地方にもじわじわ押し寄せてきて、ついに観測合宿は中止せざるを得ない事態に。加えて、お盆休みを狙い撃ちするかのように秋雨前線の活動が盛り上がってしまい、夕方に向けてどんどん空模様が怪しくなってきた。それでもあきらめきれずに、ふと空の様子を確かめてみると・・・夏の大三角が、木星が見えている!そして、5分後にペルセ群の流星がすーーっと流れた。大急ぎでカメラ+三脚を運び出して、20秒露出の連写を開始。もう1つ、流れてくれないかな~?SiriusCompで動画化した後、アニメーションgifに変換。クリックで拡大(以下、同様)。あ...ペルセ群極大日の夜(8/12)

  • 昨日の星空観望会

    今年度初のお手伝い。機材の設置を始めた頃に、結構ど派手な夕映え。これだけ雲が照らし出されるってことは雲量が多かった訳で、金星ですら見つけられず。唯一見えていたアークトゥールスを望遠鏡で見てもらいました。ただ、終了間際の約10分間だけ晴れ間が来て、この時だけはミザールとアルコルがきれいに見えました。もちろん、望遠鏡でもばっちりでした。昨日の星空観望会

  • この夜の状況記録など

    今回の皆既月食観察会に関するあれこれ。忘れないうちにメモしておこう。1.空模様一応晴れ間はあったけれど、終始ほぼこのレベルで推移。ちなみに前日の同時間帯。構図確認用に撮影してみた。この時いったん月は見えていたものの、その後雨が降り出したっけ。2.準備状況撮影機材や観察用の望遠鏡。地学班の生徒たちとともに倉庫から担ぎ出して、ベランダにずらり。3.広角での連続撮影一番手前の広角・固定撮影の画像を比較明合成してみた。やはり雲の影響で間隔も露出もいまいちそろっていないが、まあこれも記録のうち。ってことにしておこう。X-T1+18-55mmズーム→25mm5分間隔で露出ブラケット撮影したコマから抽出し合成この夜の状況記録など

  • 雲フィルターの効果が・・・

    久々の皆既月食のチャンスだった。5月末という時期なら、天候面でもそれほど心配は無いのかなと期待していた。でも、今年は違った。既に関西~東海地方まで史上最速レベルの梅雨入り宣言が発表されており、まだ公式発表の出ていない中部・関東以北もこのところ実質梅雨入りしたかのような天気が続いていた。そして、この日もそうなってしまった。完全に曇られるでもなく、かといって時折現れるのは強度の「雲フィルター」の影響を受けたおぼろ月。皆既食に至っては、もはや肉眼で見つけられないレベルだった。皆既開始15分前の頃(上)、皆既中の月。いずれも、X-T1+SIGMA170-500mmF5.6望遠ズーム+2倍テレコンで1000mmISO6400、露出10s~20s、自動追尾本影食が終わる頃、月には淡く暈がかかっていた。悔しいので対角魚眼ズー...雲フィルターの効果が・・・

  • 金星と水星、薄明の中に

    昨日辺りから付近の田んぼでは代掻きが始まった様子。もうじき田植えになるのだろう。そんな5月末。前回よりはだいぶ金星が見やすくなった。そして水星が相変わらず高い。水田の水面に残照と金星の影が映っている。日中だいぶ夏めいた日差しだったので、この時間帯の蛙の声がすがすがしい。金星と水星、薄明の中に

  • (続)ギリギリの明星と月・水星

    翌日の夕方。1日経ったので、月はだいぶ昇ってきた。金星も位置的に若干見やすくなったのだろうが、昨日よりは全体的に少しもやってて「キラッと」感が弱い。X-T1SIGMA24-135mmF2.8-4.5→50mm8に設定ISO20000.6sそうこうするうちに、金星は雲に隠されてしまった。暗くなるにしたがって、月と水星のツーショットが目立つようになった。60mm相当でISO32001s135mm相当でISO32001.3s1月の時と比べれば、水星の見え方としてはじゅうぶん好条件。金星や木星ほどのインパクトは無いものの、これはこれで貴重な眺めかもしれない。(続)ギリギリの明星と月・水星

  • ギリギリの明星と月・水星

    昨日のこと。夕方からの出張だった会議が終わり、屋外へ出るときれいな夕焼けだった。ふと西の空を見ると、久しぶりに金星が見えていた。低空だけど、この明るさは文字通りピカイチだから間違いようが無い。そう言えば、これからしばらくは宵の明星が楽しめるんだったっけ。細い月も見えていた。金星、もうじき沈んじゃいそうだな。あ、でも、この近くに広場があったな!急いでカメラと三脚を用意して近くの広場へ向かった。金星はもう煙突の足下ぎりぎりまで下がってきていた。XC16-50mmF3.5-5.6→50mmF6.4に設定ISO20001/10sやれやれ、間に合った~。撮影しているうちに、水星もいたことに気付いた。調べてみると、もうじき東方最大離角になるらしい。(上の画像をトリミング。クリックで拡大)ステナビ表示による同時間帯の様子。1...ギリギリの明星と月・水星

  • 5月の月

    今朝の月。ついこの前「ピンクムーンだ」とかって言っていた気がしたのに、もうこんなに下弦の月に近づいていた。いずれもスマホで撮影。今年の連休は天気が安定しない感じ。今日もお昼前頃から風が強くなり、午後はたびたび時雨れていた。明日からは少し晴れ間が続くそうだが。5月の月

  • Gr観測2021Apr02

    自分としてはかなり久々の接食観測。限界線まではチョット遠いものの、3等星(ZC2500)の南限界線で、観測条件はかなりいい。予報は相馬予報をこちらのサイトから入手。https://www2.nao.ac.jp/~mitsurusoma/grpred.html天候次第で日本海側・太平洋側へ向かうかを判断するつもりで地形図も準備しておいたのだが、夕方の天気分布予報を見ると気象庁・SCW共に日本海側の方が分が良さそうだ。かくて、機材を積み込んで一路柏崎方面へ。布陣予定地は農道の脇(○の位置)。出発後2時間程で現地入りし、布陣予定地も無事確認。切れ始めた雲間から月も見えてきた。・・・と、ここまでは順調だった。今回「せっかくの3等星だから・・・」と、15cmニュートン+K10mm+いつも持ち歩いているX-A3のボディで動...Gr観測2021Apr02

  • 沈みゆく細い月2021Feb13

    夕方になって雲がとれてきて、西の空に細い月が見え始めた。最初は24-135mmズームで撮影していたのだが、山の端にかかる辺りまで晴れ渡っていたため途中で180-500mmズームに付け替えた(以下、200mm相当で撮影)。それにしても、撮像素子上にホコリがあったようでその影がどのコマにも映り込んでしまったのがやや惜しかった。沈みゆく細い月2021Feb13

  • 訪問者数(IP)12万越え

    今し方気づけば、訪問者数(IP)が12万を超えていました。そう言えば、このブログを綴り始めてから、今年で約11年目に突入しております。単純計算で年間1万ちょっとの訪問をいただいているということになります。いずこの皆様か、はたまたBotさんかは存じませぬが、何はともあれ訪問いただきありがとうございます!そして、今後ともよろしくお願いいたします。訪問者数(IP)12万越え

  • 月と水星2021Jan15

    すっきりと晴れた夕暮れ。月齢2の月が見えてきた。そう言えば、水星が見えるかも?と思い、低空の方へ目を向けると・・・あれ?意外と高く見えるじゃん。そう、ここです。待てよ?そうすると、昨日(14日)ちらっと見えていたのも水星だったのかな?そう、月齢1の月と水星・木星が接近して見えるかもしれないとAstroArts等で紹介されていたのでチャレンジしてみたのだが、雲が多かったせいでそれらしい星像をとらえられなかったのだ。ということで、改めてこの日の画像(X-A3+135mmで撮影)をPC上でチェックしてみたら、どうやら水星・木星はぎりぎり写っていたようだ。ただ、位置的に見て月はこの時点で既に山の向こうに隠れてしまっていたようだ。残念。月と水星2021Jan15

  • 木星・土星と水星の接近2021Jan10

    さすがに年が明けて1月に入ると、少しずつ木星・土星の離角が大きくなるとともに薄明中に見える高度が下がってきた。なので、この日の3惑星の接近の様子は山に囲まれた土地柄を踏まえればかなりチャレンジングな観測対象だった。だいたいが冬に夕方の水星を観察しようなんて、そもそも最大離角の頃を狙ったとしても大して地平高度は稼げないわけで・・・。でも、この日はどうにか快晴に恵まれた!やってみましょう!と機材をスタンバイ。このところ活躍中のX-A3+SIGMA170-500mmを赤道儀に載せた。果たして、木星が見え始めて数分後、なんと水星が見えてきた。で、土星はどこ?肉眼では無理だったが、もう水星が山に隠れてしまいそうだったので一か八かでシャッターを切った。ものの2~3分と経たないうちに水星は沈んでいった。急いで画像をチェックし...木星・土星と水星の接近2021Jan10

  • 木星・土星の大接近2020Dec(4)

    翌22日も、まずまずの晴天となった。木星・土星の離角は、昨日とそれほど違わないので今日も楽しみにいそいそと退勤し、機材の準備だ。ただ、昨日やってみて実は自宅付近からでも何とか視界が確保できそうなことが判ったので、今日は普通に「観測小屋」の前に設置した。昨日と同じPentax75で両星をとらえた。昨日より少し早く捜索開始できたせいか大気分散による色つきの程度が若干改善できている気がした。今夜もきれいに並んで見えた。100倍前後の倍率で同一視野にとらえられるなんて本当に貴重な機会だ。撮影・観望を終えて撤収。さて、気分良く晩ご飯の支度に移ろう。2日とも晴れてくれて、本当にラッキーだった。木星・土星の大接近2020Dec(4)

  • 木星・土星の大接近2020Dec(3)

    いよいよ21日を迎えた。ラッキーなことに、ほぼ快晴となった。念のため、少し移動して南西の空が一番開けている辺りへ布陣。早速機材をくみ上げる。本日の主砲は、勤務校から借用してきたPentax75(fl=500mm)。接眼部にK10mmを入れ、そこへX-A3ボディを接続しての拡大撮影。低空といえば低空なので、大気の揺らぎの影響と大気分散による色つきが出てしまうが、気にしてもしょうがないのでいくつか露出を変えながらまずは撮影しまくった。肉眼では特に問題ない(差を感じない)のに、撮影となるとやはりどうしても木星と土星、ガリレオ衛星のすべてを適正露出で収めるのは不可能だ。改めて人間の目と脳の画像処理能力の優位性を思い知る。なお、上の2枚をトリミングしてみるとこんな感じ。ガリレオ衛星に紛れて並んでいるのはやぎ座の9等星らし...木星・土星の大接近2020Dec(3)

  • 木星・土星の大接近2020Dec(2)

    この日は三日月も並んだ。雲の通過はあったものの、職場の窓際から何とか撮影できた。X-A3+SIGMA170-500mm望遠ズームの組み合わせで固定撮影。薄明が終わっていくにつれて、木星・土星がより輝きを増してきた。さすがに最後の方は露出を伸ばしたため、ガリレオ衛星が写り始めるのと引き替えに星像が伸び始めた。それにしても、木星・土星の近さといったら、もう月1個分(約0.5°)よりも近いではないか!21日の大接近に、俄然期待が膨らんだ。なお、最初と最後の画像は、間隔が20分ほど開いているのでどの程度か月が移動しているはずである。・・・等と思って、木星・土星基準で2枚を重ね合わせてみた。確かに三日月は東へ移動している。よしよし。木星・土星の大接近2020Dec(2)

  • 木星・土星の大接近2020Dec(1)

    今回の条件は、約400年ぶりの大接近だったそうで。幸いにも12月はわりと晴天続きだったので、年の瀬ではあったものの今回の貴重なチャンスをかなり楽しめた(気がする)。ということで、まずはX-A3+16-50mmによる固定撮影。ボディとレンズ・焦点距離(35mmぐらいに固定)をそろえた程度で撮影時刻とか露出条件・感度設定(ISO2000前後)はほぼカメラ任せ。とにかく気軽に&気長に撮影しただけの画像だが、日付順に並べてみた。各画像ともクリックで拡大するので、見づらい場合はそれで対応されたい。①12/3②12/9③12/14④12/17⑤12/22⑥12/23⑦1/4ただ、さすがに最接近の頃はこの画角では分離しづらい?と感じられたので、12/21前後は50mmで押さえてみた。・12/21夕刻・12/23夕刻・12/2...木星・土星の大接近2020Dec(1)

  • ふたご群2020Dec13-14

    2020年のふたご群はほぼ新月だったので観測条件は最良だった。幸い極大日の夜はまずまずの天候だったので、X-T1に対角魚眼ズームを取り付けて1時間ほど玄関前に放置してみた。まあ、動作確認等を兼ねて、機材の所有者(=私)も一応お付き合いしたのだけれど(^^;)。↑ISO6400、5秒露出で連写した約25分間の画像をSiriusComp64で比較明合成途中「あ、これは何とか写ったかも?」と思われたものが2コあったが、チェックしてみると確かに何とか写っていた。2コとも複写点近くに出現したものだ。もちろん、写野外にも飛んではいたので、1時間程度の観察だったがまずまず満足できる出現レベルだった。そして、このあと雲の通過が増えてきたので当初の予定通り撤収(就寝)したのであった。ふたご群2020Dec13-14

  • 半影月食2020Nov30

    2020年の年末は案外忙しかったので、今頃になって撮影データを整理している。手始めは、11月30日の半影月食。AstroArtsさん等でも軽く紹介されていた。http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/11592_ph201130ただ、今年3回目の半影月食って、当たり年なんだか外れ年なんだか…(笑)。ともあれ、この日は天気は良かったので帰宅直後に撮影開始。X-T1+170-500mm+2倍テレプラスの組み合わせで固定撮影。ほどなく食の最大時刻を迎えた。18h25m頃。18h45m頃(いちおう食の最大の頃)。まあ、言われてみれば欠けているよね。肉眼ではまったくわからないレベルだったけど。夕食後に、同じ機材で半影食を終えた満月も撮影してみた。たしかに欠けていない。半影月食2020Nov30

  • 閲覧数(PV)20万超え

    あけおめ!を兼ねてそろそろ記事をまとめようか・・・等と久々にブログをチェックしてみたら、年越しから年明けにかけて閲覧数が20万を超えた模様。前回の区切り(19万)からほぼ半年。だいたい同じぐらいのペースでアクセスいただいていることになります。何はともあれ、めでたい!感謝感謝でございます!そんなこんなで2021年が始まりました。世の中的にはコロナ騒動が収まる気配がなく、むしろ緊急事態ナントカの再発令が要請されるかも?との報道もあるくらいイマイチなご時世となっておりますが、まあなんとかぼちぼちやっていきたいと思います。ということで、今後ともよろしくお願いいたします。閲覧数(PV)20万超え

  • ISS通過・2020Nov19、月+3惑星とともに

    うまく時間が取れたので、久々にISS通過を撮影。予報はこんな感じ。といいつつも、スタンバイがギリギリだったので地平線上に上がってくる頃からは連写できなかった。あと、予報では最後に地球の影にフェードアウトしていくことになっていたが、今回は月と3惑星(木星・土星・火星)の配置重視で撮影したためそちらの同時撮影は無しで。X-A3+SIGMA10-17mmF3.5-4.5、17mm側で。ISO=3200、露出2秒で連写した後、SiriusCompでコンポジット。先日打ち上げられた民間宇宙船「クルードラゴン」で日本人宇宙飛行士・野口さんらがISS滞在開始したばかりなので、心の中でエールを送っておいた。ISS通過・2020Nov19、月+3惑星とともに

  • 十三夜の観望会

    旧暦で言うと「後の月」ってことらしい。ともあれ、今夜はスッキリ晴れて、秋らしい月夜となった。参加者も昨日までよりは増えた。ただし、シーイングはイマイチで月面も火星・木星・土星もゆらゆらだった。そんな我々を、Jack-o'-Lanternは今夜も傍らで見守っていた。十三夜の観望会

  • 観望会とJack-o'-Lantern

    勤務先で夕空の観望会を企画した。時期的には火星・木星・土星が見やすいので。昨日は雲が多く、途切れ途切れに木星・土星・月を観察。今夜は薄雲がより薄くなるタイミングを見計らって月面と火星を眺めた。いろいろな行事の合間を縫っての企画なので客足はイマイチだが、まだそれほど寒くもなく助かっている。ちなみに今夜はJack-o'-Lanternも来場。小ぶりな面々だけど、それなりに華やいだ。新・生徒会の発案だそうな。観望会とJack-o'-Lantern

  • 8/6宵のC/2020 F3(NEOWISE)

    先週末にようやく梅雨明け。13年ぶりの「8月梅雨明け」だそうな。でも、暦の上では明日で立秋でしょ?もう「残暑」扱いになっちゃうって・・・。でも、まあ、気を取り直して、撮影してみた。月が昇ってくるまでに、少しだけ時間があるから。今夜はこの辺り。M53と並んで見えるらしい。6cm屈折で探したら、何とかキャッチできた。デジカメの方向をあらかじめ合わせておいたので、早速アップで撮ってみた。X-T1+SIGMA170-500mmF5.6APOzoom250mm相当、F5.6と8の中間、ISO4000、露出25秒×6枚コンポジット正直ピントがいまいちだったものの、前回(7/31)よりアップにしてみた分ぐらいは多少それらしくダストテールが写ってくれたようにも思える。白黒反転してみると、こんな感じ。でも、そろそろ見納めかなあ。...8/6宵のC/2020F3(NEOWISE)

  • 7/31宵のC/2020 F3(NEOWISE)

    前回の撮影から10日以上経過。ようやく晴れ間が来たので、この際月明かりがあっても気にせず撮影開始。ちなみに、見える場所はこの辺り。・・・結局、写真判定で導入。X-A3+AiNikkor135mmF2.8開放、ISO2000、露出4秒COBS等の情報で概ね予報どおり暗くなってきていることは頭では判っていたものの、7/19夜のあの見え味と比べるとどうしても見劣りが・・・。それでも気を取り直して、4枚コンポジットしてみた。ついでに白黒反転。ダストの尾?がまだ何とかうっすら広がっているようだ。イオンテールも、気のせいレベルかもしれないが画面上方に向かって伸びているような(いないような・・・)?7/31宵のC/2020F3(NEOWISE)

  • 7/19宵のC/2020 F3(NEOWISE)・画像処理してみた

    その後、東京オリンピック開会式にあわせる「はずだった」4連休に入り、ある程度作業時間が確保できたので、柄にもなくコンポジット処理etcやってみた。まずは、X-T1+SIGMA170-500mmF5.6APOzoomによる画像。170mm、F5.6と8の中間、ISO3200、露出各30秒で得られたjpeg画像6枚を加算コンポジットした後トーンカーブをコントラスト強めに、イオンテール・ダストテールを目立たせるために青と黄色を強めに振ってみた。通過していったのはISS。ちょうど撮影している時間帯だったので、あえてそのまま重ねてみた。2枚目は、X-A3+AiNikkor135mmF2.8による画像。F開放、ISO3200、露出各15秒で得られたRAW画像8枚を加算コンポジットした後、1枚目と同様のトーンカーブ調整、色補...7/19宵のC/2020F3(NEOWISE)・画像処理してみた

  • 7/19宵・C/2020 F3(NEOWISE)

    昨夜の彗星の見え方・撮影状況に関して、やはりもう少し街明かり等の影響が少ない観測地でじっくりと彗星を眺めてみたいと強く感じた。せっかくの日曜日。そんなことを考えながら天気予報・天気予報分布を眺めていた。ふと、ぼんやりだが、ひらめいた。「そうか!先週は海の向こうの、街明かりのない方向に彗星があったから肉眼でもはっきりと彗星の形を捕らえられたのかもしれない」ならば、この予報を見る限り、選択肢は「上越方面」がイチバン確実だ。かくて、機材を載せた車は、一路日本海を目指した。適当な場所を見つけて、機材を組み上げたのが20h過ぎ。ほどなく薄明も終わり、彗星は肉眼ではっきりと判る状況となった。多少は暗くなりつつあるものの、コツが判れば何とか探せるだろうか?春の大曲線もよく見えていた。撮影条件はほぼ共通:EOSkissX5+1...7/19宵・C/2020F3(NEOWISE)

  • C/2020 F3(NEOWISE)のgifアニメ(7/18)

    試みに昨夜の彗星の画像をSiriusComp64で「パラパラ動画」にしてみた。gooblogでは、アニメgifは掲載受付できるようなので、AnyVideoConverterで変換。少し重いかもしれませんが、どうぞ(画像をクリックすると拡大)。C/2020F3(NEOWISE)のgifアニメ(7/18)

  • 7/18夕方・C/2020 F3(NEOWISE)

    7月後半になり、この彗星の位置は夕方の空へ移ってきた。ただ、相変わらずの梅雨空が続いていて、なかなか雲の切れ間がやってこない。そんな中での、久々のチャンス到来!土曜日でもあるので、ゆっくりと移動・機材準備もできた。が、しかし。頭上近くのアークトゥルスでピント調節を終えたまではまずまずだったのだが、やはり雲の影響が出始めて彗星が見つからない。少しずつ彗星が暗くなってきていることもあるし・・・。彗星没の時刻とにらめっこでやきもきしながら、ようやくその姿をとらえたのが20h45m頃。数回の写真判定で何とか捕まえた。X-A3+AiNikkor135mmF2.8(開放)ISO1600、露出5秒(自動ガイド)既に高度は10゜を切ろうとしており、方角的に上田市街地の明かりの影響もやむを得ないのだが、それでも雲の切れ間に悠々と...7/18夕方・C/2020F3(NEOWISE)

  • 7/11朝・C/2020 F3(NEOWISE)を見に行ってみた

    昨夜のこと。いつも親しくしている星仲間からの電話が鳴った。仲間「NEOWISE彗星、結構すごいみたいですね」私「ああ、明け方の空でぼちぼち見え始めているようですね~」今月3日に近日点を通過した新彗星のことだ。確かにネット検索すると海外で撮影された画像が出回り始めている。仲間「今から撮影に行きませんか?銚子方面へ」私「???」仲間「いや、ちょこっとだけ雲が切れそうなんで・・・」言われてチェックしてみると、確かにSCWや気象庁ではそれらしい予報となっている。「判りました。では○○分後でお願いします」急いで最低限の機材等をパッキングし、仲間の愛車に同乗して出発。目指すは約250km彼方の「あるかもしれない」晴れ間。高速を乗り継いで現地入りしたのが午前2時過ぎ。最初は大洗周辺から観測地探しを開始したものの、低い雲が飛び...7/11朝・C/2020F3(NEOWISE)を見に行ってみた

  • 閲覧数(PV)19万超え&訪問数(IP)11万越え!

    とか何とかって、日食の記事を書き終えて気付いたのですが、それぞれのカウンターが既に+1000あたりまで達していました。前回の区切りからほぼ半年ほど経ったわけですが、意外と世の中の人の参考になっている・・・のでしょうか?何か参考になりそうな記事なんて、あったかなあ?ま、何はともあれThanksです!そして今後ともよろしくお願いいたします。閲覧数(PV)19万超え&訪問数(IP)11万越え!

  • 部分日食2020Jun21(本番編)

    始まりは悪くなかった。てか、部分日食のコンディションでこれなら、まったく申し分ないと思う。16時以降、タイマーを見ながら5分間隔で撮影を行った。16h25m頃の太陽(画面上が北)。そう、まだこの頃はちゃんとND5フィルターで減光しても適正露出だった。が、しかし。日食の進行も予報どおりだったが、天気の崩れもやはり予報どおりだった。17h過ぎの食の最大を迎える前後から、予報どおり雲の影響が出始めて、さすがの太陽面も次第に露出不足に陥った。こうなると、お決まりのピンホール像もちょっとぼやけ気味で不明瞭。拡大撮影はフィルターをND400に差し替えた。固定での連続撮影の方も感度を上げたり露出時間を延ばしたりしながら何とかしのいだものの、最後はもう太陽面の輪郭さえ不明な状態に・・・。orz...ま、概ね半分は確認・撮影でき...部分日食2020Jun21(本番編)

  • 部分日食2020Jun21(準備編)

    今回の部分日食は、偶然夏至の日に見られる条件。何でも、300数十年ぶりのことなのだとか。果たして、当日は日曜日。何はさておき雨予報は出なかったので、「ならば!」と午前中から準備開始。とりあえず機材は、①拡大撮影用:SIGMA170-500mmF5.6+X-A3+ND5(減光量10万分の1)②全経過の固定撮影:XC17-50mmF5.6+X-T1+バーダーの眼視用フィルムフィルターをチョイスして準備。テスト撮影時点ではまずまずの天候。梅雨時にしては、まあまあいい方では?あと、眼視観察用に、古びたバーダーの減光フィルターを二つ折りにしたはがきに挟み込んだものを数組用意した。これらの機材と、現場記録用にTokina10-17mmF3.5魚眼ズームを付けたEOSkissX5を用意。以上、見繕った機材一式を車に積み込んで...部分日食2020Jun21(準備編)

  • 5/23朝のC/2020 F8(SWAN)捜索

    しばらくぶりに晴れ間が来そうな予報だったので、早起きしていつもの高台へ。うむ。思ったよりもすっきり晴れたかも?月明かりがないからかもしれないけど。では、早速「写真判定」の準備を…この彗星、観測条件が結構厳しいので、基本的に眼視観測は後回し。「デジカメで写ったら探してやってもいいよ」ぐらいな。でも、結局この朝の撮影でも「これかな???」止まり。なかなか光度が上がってこないようだ。その後、COBSというサイトでチェックしてみると、なんと光度変化が下降気味な模様。https://cobs.si/analysis2?plot_type=0&col=comet_id&obs_type=0&id=1876近日点通過前にして光度が下降するなんて、まるでATLAS彗星(C/2019Y4)の再来ではないですか(ToT)!月末以降...5/23朝のC/2020F8(SWAN)捜索

  • 5/14朝のC/2020 F8(SWAN)

    連休明けから晴れ間を見つけては探し続けて、ようやく今朝「写真判定」できた。2020/05/1403h26m(画像をクリックすると拡大)X-T1+SIGMA28-135F3.5(100mm、F4にセット)、ISO6400、露出5s(固定撮影)って、これだけ見ても判りづらいので、ちょこっとトリミング。そう、ここです!せっかくなので135mmにアップして、もう一度(撮影時刻03h29m、他の条件は共通)。ちょこっとトリミング。そう、ここです!実は昨日の朝も「これっぽい?」までは行ったのだが、黄砂の影響やら低空の雲の影響やらで確信が持てなかった。今朝は少し寒気が入ったのか、かなりすっきり晴れたのでほぼ一発でガッツポーズできた。ステナビによる予想位置ともほぼ合致しているし。それにしても、予報よりは暗めな印象。先頃ちょこっ...5/14朝のC/2020F8(SWAN)

  • 雪景色の朝

    昨日降った雪がうっすら残った朝。窓越しに月が残って見えたのでスマホで撮影してみた。「どどどどん」と屋根から雪の落ちる音がする。今日は昨日より少し暖かくなるらしい。雪景色の朝

  • 閲覧数(PV)18万超え!

    いつものことながら、気がつけば閲覧数(PV)がめでたく18万越えでした。訪問者数は現時点で10.3万ほど。今日の時点で18.1万まで進んでいるので、突破したのは3月初めぐらいだったのでしょう。毎度のことながら、ちりも積もれば山となる、ですね。まだしばらく新型コロナウィルス騒動が続きそうな気配。新年度に向けていろいろ準備したい時期なのになかなかその見通しが立ちません。でもまあ、きっともう少しの辛抱でしょう。そして、次のステップが始まれば、きっといつも以上に慌ただしくなることでしょう。そんなわけで、今後ともヨロシクです。閲覧数(PV)18万超え!

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