日本を出て20年が過ぎました。 フランスのほか、ヨーロッパやアジアの複数国で暮らし培った視点を武器に、単なる観光情報の提供だけでなく、フランスという国をいろんな角度から切り取って紹介しています。 読み物として書いたものは『コラム』と名づけてあるので、読書気分のときにどうぞ。
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No.607ベルギー:1月27日~3月1日まで必要不可欠でない国外移動を禁止
フランス北部在住者にとっては、隣の国というよりも隣の町という感覚のベルギーですが、パンデミックにより、距離が遠くなってしまいました。 ベルギーとフランスを繋ぐ橋(手前がベルギー)© KanmuriYuki ・...
フランスの北リル(リール)がパリとTGV(高速鉄道)で結ばれたのは1993年のこと。両都市を1時間で結ぶTGVの開通は画期的なことでしたが、それ以来、リルとパリの鉄道は直通のTGVのみとなって"しまい"ました。当然ながら従来の鉄道と比べ運賃は高く、...
1月6日は、カトリックではエピファニー(公現祭)と呼ばれる日にあたります。イエズス誕生のあと、東方の三博士が贈り物をもって訪れたとされる日です。(参照:「No.63公現祭(1月6日)のお菓子galette des rois」)キリスト教徒の多い国で...
No.603新型コロナの変異種:ブレグジット完了を前に孤立するイギリス
ブレグジット後の移行期間が終わるまであと10日。No deal(通商取り決めなし)の離脱を避けるべく、コロナ禍においてもイギリスとEUの最後の詰めが続いています。そのあたりのフランス北部への影響を今日は書こうと思っていました。ところがなんと、先週イ...
No.602ベルギー入国に新型コロナ陰性証明書が必要になります!
ご存じの通り、フランスの北にはベルギーがあり、トゥルコアン市などは国境にぴったり接しています。場所によっては、同じ通りの向こう側とこっち側で国が違うというようなところもあり、フランス北部に住んでいると、ベルギーは隣の国というよりも隣の町という存在で...
北アフリカの代表料理クスクス(couscous)が12月16日ユネスコの無形文化遺産に登録されました!アルジェリア、モロッコ、モーリタニア、チュニジアの四カ国共同での登録となります。北アフリカの料理ですが、フランスではすでにピザと同じくらい市民権を...
No.600【速報!】仏リルのグランプラスに大観覧車の設置許可が下りました!
フランス北部リルのグランプラスには、32年前から毎年この時期大観覧車とクリスマスツリーが設置されるのが恒例となっています。グランプラスからすぐ近くのリユール広場にはクリスマスマーケットが立ち、クリスマスを待つ暗く寒い季節の気分を温かく盛りあげてくれ...
毎年11月第三木曜に解禁となるフランスの赤ワイン、ボージョレ・ヌーヴォー。名前通りボージョレ地方で作られる一番乗りの「新酒」で、赤ワインには珍しく若いうちが飲み頃。一般的なフランスの赤ワインより、軽くフルーティな味を特徴とします。 ルビー色のボージ...
No.598フランス11月11日11時 今年も鳴ります!アルミスティスの鐘
無名戦士の墓があるパリ凱旋門 ©Kanmuri Yuki 今日11月11日は、1が並ぶことから、中国では光棍节(独身の日)と呼ばれる大大大セールの日。一方日本では、ポッキー&プリッツの日というのどかな日でもあります。 ・ フランスの11月11日と...
今年16回目になるヨーロッパ博物館・美術館の夜(Nuit Européenne des Musées)。本来であれば、例年通り5月に催されるところ、今年はパンデミックの影響で、11月14日に延長されていました。ところが秋になって訪れた第二波!再ロッ...
No.596再ロックダウンのフランス、ハロウィーンにはブルームーンを
昨晩10月28日、フランスは全国の再ロックダウンを決めました。発表は昨夜20時のこと、マクロン大統領による約20分間のスピーチです。スピーチ全容は、こちらから視聴できます。...
No.595夜間外出禁止令のフランス北部:オンラインでマッピング鑑賞!
みなさん、ニュースなどでお聞き及びのことでしょうが、10月14日の夜マクロン大統領が10月17日からの非常事態宣言を行い、パリやリルを含む9都市での夜間禁止令(21時~6時)が、これも10月17日から施行されることになりました。今のところ6週間続く...
No.594フランス&ベルギー:あなたの髪、リサイクルできます!
パンデミックの影響で、美容院から足が遠のいた方も多いと思います。伸びた髪をバッサリいく前に、ちょっとお耳を拝借。ロングでもそうでなくても、髪のリサイクルは可能です!下に主な情報をまとめてみましたので、ご覧ください。 そのカットちょっと待って!© K...
No.593十月の色は、なぜピンク?仏北部リルのモニュメントも染まります!
10月に入りました。10月と言えば、フランスに限らず「 ピンク」がクローズアップされます。というのも、毎年10月は世界規模で「乳癌に関する啓発キャンペーン」が行われており、そのシンボルがピンクのリボンなのです。 リル市のOctobre Rose イ...
今日は住民向け、しかも非常にローカルなお知らせです。トゥルコアンのエマウスが10月2,3,4日と三日間大セールを行います。 トゥルコアンのエマウスに貼ってあるピエール神父の写真(顔にぼかし加工をいれてあります) エマウスについては、こちらでも何度か...
No.591ニュイ・ブランシュKYOTO:日仏アートが京都を染める夜
旅行にも行けないし、イベントはキャンセル続きだしとへこみがちだった方に朗報です。京都では今年も「ニュイ・ブランシュKYOTO」が開催されます。参加アーティスト140名以上。そのうち約半数はフランス人アーティストです。この機会にフランス現代アートの息...
2018年春からフランス北部各地で開催されてきたヴィデオ・マッピング・フェスティバルについては、これまでも毎年紹介してきました。 過去記事例: No.410今週末(3/23-24)は、リールのマッピングフェスティバルへ! No.420フランス北部...
フランスでは、新型コロナ新規感染者が再び増加の傾向にあり、屋内屋外を問わず、全国的にマスク着用義務ゾーンが増えています。9月に始まる新学年度を前にして、学校でのマスク着用、またオフィスでのマスク着用のガイダンスなども発表されました。 © Kanmu...
No.583でお知らせしたように、9月第一週末予定されていた欧州最大の蚤の市と言われるフランス北部リルのブラッドリーは、今年2020年は中止となりました。 ただし、商店による小規模なブラッドリーが開かれる予定です。 今年は期待できないこのごちゃごち...
気温の上昇を感じることが多い数年。フランス北部リル周辺でも、たしか90年代はまだまだ30度を超える暑さでも例外的だったと記憶しています。それが今では35度を超える日が毎年あるくらいになりました。 デゥール運河 ©Suzy ...
No.584フランスでのホテル予約にぜひ試してみてほしいFairbooking.comサイト
旅行、出張、移動の際、ホテル予約サイトを利用される方は多いと思います。フランスでも年々オンライン予約の利用者が増えていますが、実は大手の予約サイトはほとんどが本社がフランスにあるわけではなく、その利益は往々にして外国へと流れ、税金として国に入っては...
No.583フランス北部リルのブラッドリー2020年は中止になりました
毎年のように案内しているフランス北部リルのブラッドリーは、中世に起源をもつ伝統ある町を挙げての行事です。古くは1127年の文献にその記述が見られるそうです。 現代では、欧州最大規模の蚤の市という位置づけで、町の通りがそのまま蚤の市会場になる様子は、...
No.582今年800歳を祝う仏アミアン大聖堂の光のショー、今夜から再開!
最近では、マクロン大統領が生まれた町として話題に上ることが多いアミアン。とはいえ、この町の一番のシンボルはやはり大聖堂でしょう。フランスのゴシック式の聖堂の中で、最も内部空間が大きな建物です。重厚でありながら凝った彫刻が目立つファサードは美しく、繊...
No.578リルのピアノフェスティバル、今年はYouTubeで!
音楽好き、特にジャズ好き、ベートーヴェン好きには耳寄りな情報です。 これまで、No.173、No.318、No.418などでお知らせしてきたように、フランス北部の町リル(リール)では、毎年6月、リール国立オーケストラ主催で、三日間のピアノ・フェステ...