アナログで、マイペースで、ゆっくりと・ゆっくりと・・・ それでいいじゃないですか、それがヒューマン
和歌山県有田市で設計事務所主宰。 その時々で感じたことをすこしずつ。
大正期、大金持ちの息子で、優秀な建築家が、家の財力で、京都山崎に山を買って実験住宅を5棟建てました。そのうち、1棟が令和の今も残っています。ホントに優秀な人だったようで、この実験住宅の成果をなぜ今の時代になっても生かせていないのかと不思議です。毎月開催している有田設計事務所協会の勉強会。今月は、この実験住宅を見学しました。天下分け目の天王山。大阪府と京都府の境にありますが、この小さな谷川で分かれています。そのすぐ近くの天ぷら屋さん。お昼をいただきながら、「この建物は、築120年でしたか。」と、お店の女性に尋ねると、何をそんな短いことをっていう感じで笑われました。「150年になります。」この辺りは時間の感じが違います。公開されている実験住宅『聴竹居』室内の写真は、インターネットに公開しない旨の誓約書を提出している...良い建物に触れる・空気に触れる
尾鷲では、1週間に10日雨が降ると聞いていたけど、今日は快晴でした。三重県立熊野古道センター1度見ておきたかったけど、いつでも行けると思っていると、なかなか機会がないもので。熊野古道の世界遺産登録15周年事業の1つで、熊野古道センターを設計した広谷さんが講演される機会に見に行きました。古来の技術と、最新の技術を組み合わせて、木の建物を上手につくられています。風景との折り合いの付け方もとても気持ち良くまとめられていました。ヒノキ材をそのまま外壁仕上材として使っているので、どうしても黒ずんできます。2年ほど前に、1度洗いをかけているそうですが、黒ずむことを嫌って対策し続けるか、黒ずむことを受け入れて味わいにするか。ここでも課題のようです。木を活かす建物
郷土の高僧明恵上人を偲んで名付けられた『月を愛でる会』月の歌人とも呼ばれたことに因んでこの名前になりました。毎年、中秋の名月に近い日を選んでイベントを開催しますが、15回目の今年は14日でした。歌って、明恵研究の第一人者(かどうかは知らんけど)、川岸大先生の講義、そして、日本で初めてお茶の栽培をしたのも明恵上人ということで、茶道教室の皆さんのお接待もあります。どういうわけか高齢化が激しいのは、私が参加するどの会でも深刻な問題ですが、『月を愛でる会』が、一番深刻かも知れません。郷土の誇り。大切に語り継いでいかないと!明恵ばりに樹上座禅の図。明恵を偲んで
苦手だった科目は英語だけではありません。音楽も・・・。今月の『豆の会』、声楽家の米山茉莉子さんに音楽のご講義をお願いしました。お祖父様が、まえの東京オリンピックと札幌オリンピックで、国歌斉唱の指揮をされたという音楽一家です。前半は座学、西洋音楽の歴史のお話は、私にもなんとか入れる分野です。「声を出してみましょう!」っていう感じになると・・・。ねぇ・・・。最後は、立ち上がってシッカリ歌う。海南市民交流センターを借りての開催だったので、舞台上、写真では客席を背にしていますが、この後、客席に向かって歌いました。習った舌の使い方を頭の中で考えているうちに、ドンドン進んでしまっている感じです。音楽って難しい・・・。そして、プロってスゴイ!音楽に立ち向かう・・・えっ?
30数年前、大阪天満宮のすぐ近くのデザイン事務所に努めていました。天神祭で龍の踊り(正式な名前を知りません)をすごい迫力で、まるで龍が乗り移ったように舞うおじさんがいて、天神祭=龍の踊りのおじさんだったので、実家に戻ってからもあの踊りが見たくて、奥さんを連れて天神祭に出かけたこともあります。以来、テレビで天神祭の話題を観ると「今でもあのおじさん元気にしてるかな。」が、我が家の会話になっています。で、さっき。エレベーターの打合せでメーカーの担当者さんに来てもらいました。漢字の読みが珍しかったので、ご出身を尋ねたら、大阪天満宮のすぐ近くで、天神祭はお神輿の担ぎ手で参加していると言う。龍の踊りのおじさんのことを尋ねたら、もうギリギリな状態で、この先どうか。という感じのお話でした。ご存命がうれしかったけど・・・。ぜひ来...見られる間に見ておかないと!
「ブログリーダー」を活用して、CAOS=ひゅうまんすけぇるさんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。