JUGEMテーマ:詩夏の足音が聴こえ 部屋は天然のサウナになり 夜になれば明かりを求めた虫たちが 網戸の隙間をくぐり抜けてやって来る 蛾 ゴキブリ カゲロウ カメムシ 名前も知らないわけの分
主に音楽や写真、それに自作の小説や絵を載せています。猫や動物の写真もアップしています。
音楽や写真、それに絵や動物のことがメインのブログです。それに自作の小説を載せています。 たまにわけの分からない記事を書く時がありますが、基本的には創作物に関する記事が多いです。 ほぼ毎日更新していますので、よろしくお願いします。
JUGEMテーマ:詩にわか雨 汗と混ざり 熱気が立ち込め 不快感が強くなり 逃げるようにエアコンの効いた店内へ駆け込む 磨りガラスにカマキリの影 灯りに寄って来る獲物を待ち構える アイスは
JUGEMテーマ:詩何の用もなく街を歩き 信号待ちの群れを越えて 新幹線の高架下で無性に寂しくなり 自分勝手な黄昏に酔いしれる 振り返れば沈みゆく太陽が街を照らし 何を願うわけでもないのに祈
JUGEMテーマ:詩北国の彼岸頃 山間の棚田にはすでに葉っぱが色づいて 青々しい木々の中に黄色やオレンジが目立つ アキアカネもじょじょに赤く染まり 収穫の終わった田んぼの畦では ヘビがカエル
JUGEMテーマ:詩簾が揺れて 温い風が隙間を通る モクモクとよく育った雲が流れていき 晴れと曇りを繰り返す セミは静かになり コオロギやツユムシが代わりに歌う 熱気はあるが陽射しは丸くなり
JUGEMテーマ:詩自由に生きている 不自由なほど自由に生きている 余計なモノを削ぎ落として 無駄な悩み 要らない重荷 捨ててしまって軽くなって これでもかと自由になったのに なぜ
JUGEMテーマ:詩北の森は秋になり ほんの少し夏の香りを残しながら 色付いた葉っぱや鮮やかな木の実で 大人びた暖色の装いになる 木の板で作られた道は池の上を伸びて 甘い匂いのする落ち葉と&
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JUGEMテーマ:詩夏の足音が聴こえ 部屋は天然のサウナになり 夜になれば明かりを求めた虫たちが 網戸の隙間をくぐり抜けてやって来る 蛾 ゴキブリ カゲロウ カメムシ 名前も知らないわけの分
JUGEMテーマ:詩息つく暇もない時間 やることがない暇な時間 欲しい物がある時に無いお金 物欲のない時にあるお金 頑張らなきゃいけないのに眠い頭 休んでいいのに眠くならない頭 日
JUGEMテーマ:詩誰も飛び立つ鳥を見ていない 可愛い愛らしいと眺めていたのに 飛び立つその時のことは知らない 旅立ってどこへ行き 無事に生き延びられるのか そこまで思いを馳せずに
JUGEMテーマ:詩犬がかき分ける草の隙間で コガネムシが羽音を響かせて踊り 子孫を残そうとペアを組んでいる 木々の向こうからは川面の光が透けて 足を止めてしばらく見入る 白サギが小山の上で
JUGEMテーマ:写真 春にしては暑い日。波打ち際ではしゃぐ子供たちとツーリングのバイクの音が響く。
JUGEMテーマ:詩緑に埋もれていく山と 湿った風に乗る木々の匂い 遅くなった夜の訪れの中 車で眺める遠い街並みに 懐かしい恋心と 若い頃の青臭い夢とが 不意に蘇って感情を叩く&n
JUGEMテーマ:詩悲しみでいっぱいの時は 曇り空でもたくさんの星が見える 喜びでスキップする時は 晴れ空でも星が見えない 仕事で疲れた帰り道では 街の明かりが夢のように煌き 休日
JUGEMテーマ:詩黄砂に煙る空が明け ミミズが枯れ草の根元に潜り込む 夜12時だというのに花見客が酒に酔い 満開の桜はすぐに散るだろう そしてすぐに青い葉っぱが茂り 春と初夏が混じった匂い
JUGEMテーマ:詩やけに長い流れ星に 明日の願いを託して 乾ききらないコンクリートの駐輪場を 鼻歌交じりに過ぎていく 少し ほんの少しでいいから 今日より良くなるようにと 振り返
JUGEMテーマ:詩ほのかな梅の香り 雨上がりの夜に胸を弾ませ 憂鬱な気持ちを溶かしてくれる 並木の枝には小さな蕾 来月の今頃は満開になり 川沿いは桜を見上げる人で賑わうだろう 少
JUGEMテーマ:詩倉庫の隣 手入れのされていない空き地 南洋植物の隣に気の早い桜が立つ 寒い空に向かってピンクの色を投げ 白い雲と美しいコントラストを描く コンクリートにはたくさんの花びら
JUGEMテーマ:詩変わり映えのない日々が感動を奪い 同じスケジュールの繰り返しが感性を鈍らせる だけど稀に訪れる感動と 稀に尖る感性が 輝かしい気持ちに生まれ変わらせてくれる 同時に退屈なルーティー
JUGEMテーマ:詩夢は泥の中 希望は沼の底に 現実と挫折と後悔は水中を漂い 水面に浮かぶのは無気力と虚無感 体は浮かび 心は沈み 地球と月のように引っ張り合い 一定の距離で回り続ける&nb
JUGEMテーマ:詩どこにでも自分がいるように感じる どこにも自分がいないようにも感じる 地に足を着いていても どこにも立っていないような だけど体は重く足が進まない 悲しい時はいつだってそ
JUGEMテーマ:詩眠る龍のように 細長い雲が西へ横たわる にわか雨は上がり 薄い虹が街を渡る ぬかるみに誰かの足跡 植え込みに滴る雫の群れ 雨上がりは土と木々の匂いが強い&nb
JUGEMテーマ:詩魂の叫びは泥にまみれ 軋む心に体が追いつかない 彼は過去に囚われ 彼女は今に執着し 傍観者だったはずのあの人が 面白がって騒ぎ立て 彼と彼女の魂はより深い場所に
JUGEMテーマ:詩朝霜を踏み砕き 昨晩の名残り雪をつまむ 今朝切ったばかりの爪の隙間に 冷たい冬の息吹が潜り込み ポケットを探って ハンカチを忘れたことを思い出す 取りに戻るには
JUGEMテーマ:詩森は暗闇に閉ざされて 妖精のように 蛍のように 何かの光の球が飛び交う それはただの埃であったり 月光の破片だったり 寝遅れた羽虫だったりする 半分瞼を閉じてボ
JUGEMテーマ:詩月を映す茂みの川面に 獣の鳴き声と足音が響く 身を切る冷たい風が 火照った頬に気持ち良い 枯れ草の土手道は柔らかく どこまでも歩けそうな気がする 感傷が溢れ出し
JUGEMテーマ:詩瞼の裏に蝶が飛ぶ モンシロチョウ アゲハチョウ モンキチョウも飛んでいる 冬の寝床で春の光景を見て 寒さに耐えながら暖かさを待つ 雪に梅の香り 霜につくしの可愛らしさ&n
JUGEMテーマ:詩薄く張った氷の下で 寒さと雪を耐えしのぎ 大きく広げた葉の陰で 暑さと熱光をやり過ごす 春と秋は短くなり 寒さと暑さが縄張り争いをして 他の季節を奪い合う&nb
JUGEMテーマ:詩ワイヤレスイヤホンからハープの音 リラックス音楽を聴きながら ストレッチの途中で睡魔に負けて夢の中 次から次へと自動的に流れる癒しの音楽 ピアノからいつの間にかハープになっていて&
JUGEMテーマ:詩なんでも知っている 何百年も昔のことも つい昨日のことも もしかしたら明日の出来事も 街は変わっていくけど ここだけは変わらない 細い道に丸いレンガの囲いに守ら
JUGEMテーマ:詩つぶさに事を見れば 土のひと粒 雨の一滴 アリの一匹 木の葉一枚 どれもこれも広大な絵画で ぼんやりと景色を映せば 満点の星空 波打つ海原 地平に伸びる大地 雲
JUGEMテーマ:詩ぐるぐる回るコーヒーのミルク 用水路の穏やかな流れ 溜池を飛び立つ鳥の波紋 静かな湖 怒り狂う鉄砲水 霞む霧雨 一メートル先も見えない土砂降り 回転し 流動し 波を立て&
JUGEMテーマ:詩ツイツイとアメンボが滑る シトシト雨のアジサイはとても綺麗で カタツムリの親子がフワフワと葉をなぞる 白いバラは枯れて 鉄のアーチにはサビと雫 真っ赤なレインシューズの足下には水溜
JUGEMテーマ:詩ドス黒い海に逆さの花火 音が背中を叩く けど振り向かない 誰も見ていない黒い海の 船が波に踊らされる向こうの 逆さの花火にだけ視線のピントを合わせる 星が写らな
JUGEMテーマ:詩濁流が走る 石 魚 木 ボール プラスチックの破片 淀んだ水が縛り付けて逃がさず あちこち手当たり次第に流れに引き込む 堤防の傍 足下までせり上がった川面 雷鳴にも似た轟
JUGEMテーマ:詩夜な夜な人形が動き 犬が怒って退魔の唸りを上げる 猫は空中を見つめ この世ならざる者を獲物と定め 四肢を屈めて臨戦態勢を取る 人が 人だけが見えざる者に無頓着で
今日はお休みです。
JUGEMテーマ:詩渦巻く空 雲が群がり 雨を叩きつけ 風を走らせ 紫の閃光に雷鳴を響かせる 堤防から鳥影が飛び立ち 怒る海面に岸壁が堪える 夜でもないのに太陽は去った 鳥はもう戻
JUGEMテーマ:詩空が白い 橋も海も コンビナートもガスタンクも 自分の黒い車だけが辛うじて 白に飲み込まれる手前で踏みとどまっている 昨日嫌なことがあったのに 今日は今日でたった一人で&
JUGEMテーマ:詩潰れるトマト 弾ける種 誰にも食べられることなく 干からびるまで艶やかに在り続けて 変色し始めた葉っぱを見上げている 隣の畝はまだまだこれから 小ぶりな青いトマトが夏を待
JUGEMテーマ:詩耳を揺さぶる羽音 窓にぶつかる小さな衝撃 光を跳ね返し 宝石のように煌く 緑色の中に七色が混ざる コガネムシが窓の外 興味深そうに部屋を睨んでいる ここに餌はな
JUGEMテーマ:詩星にもうひとつ星が埋まり 空にもうひとつ空が重なる のそのそ歩くゾウムシは 鏡写しのコピーの森で 上下左右反転した自分と入れ替わり 何事もなかったかのように木の根を越えて
JUGEMテーマ:詩雨上がりに漂う花の香り ミツバチでもないのに 畦道のどこかに色を探してしまう 歩道に揺れる影を見つけ 行き先を目で追うと 同じように花を探している者がいた 小ぶ
JUGEMテーマ:詩誰に頼まれるわけでもなく 今年も律儀に梅雨がやってくる 土砂降りでもなければ小雨でもなく シトシト一日中空気を濡らし ジトジト夏に向けて大気を湿らす 寝起きに聴いた雨の音
JUGEMテーマ:詩幼い頃は無限の夢を見ていた 空想と現実の境目がなく その辺にいるダンゴムシも 高速道路を走るトラックも 近づけばヘドロの臭いがした用水路も 日陰で涼んだ夏の時間も&nbs
JUGEMテーマ:詩過ぎていく電車の閃光 その場に留まる線路の明かり 海からは灯台とコンビナートの煌き 越えていく陸橋から目に飛び込む 人がこの世を離れれば星になるというけど これらの光は何
JUGEMテーマ:詩冬には剥き出しだった土 五月には草と花が活き活きと 神社の境内に賑わう 植え込みの隙間から覗く鳥居 ツツジとシロツメクサと淡い緑 山の向こうから降る光に照らされ