2024 日本監督、脚本 安田淳一普通に面白かったが、派手な神輿に乗せてのお祭り騒ぎが過ぎる落雷のショックによって、京都太秦撮影所にタイムスリップした幕末の会津藩士を描いたコメディ。自主制作映画ながら最終的には全国100館で公開される大ヒッ...
旧作から新作まで、映画、ロック、漫画について、これまで触れてきたものを片っ端からレビューしてます。ネタバレ無しでオススメの一作をご推薦。
1975~86年初出 つげ義春新潮文庫<収録短編>退屈な部屋魚石日の戯れ散歩の日々池袋百点会隣の女無能の人 6話今頃何を言ってんだ、って話ではあるんですが、つげ義春の漫画が新潮文庫から出てる、ってのに軽く驚いたり。だって新潮文庫ですよ?最近
1984年初版 ちばひさと東京三世社<収録短編>グリーン メッセージ花ざかりの午後林檎料理黒の神話鈴蘭果樹園花子さんの日リアルタイムでは全く知らなくて、偶然古書店で見かけて手に入れた一冊。何が私を惹きつけたか?というとその画力ですね。メジャ
1988年初出 ひさうちみちお青林堂カッコーと呼ばれる流浪の民を巡る諸国の権力闘争を描いた政治劇。もちろんカッコーなどと呼ばれた民族は歴史上に存在してなくて、登場する国や宗教もすべて架空のものなんですけど、読む人が読めば、ああこれはかつての
2006年初出 荻野真集英社ヤングジャンプコミックス 全12巻孔雀王(1985~)連載終了後に発表された孔雀王退魔聖伝(1990~)の続編。退魔聖伝より、4年半後の世界が舞台となってます。私は前作を、かいつまんで流し読みしかしてないので詳し
2017年初出 ひらりん徳間書店リュウコミックス 1巻(以下続刊)普通に怪獣が世の中に存在する世界を舞台に、怪獣使いを名乗る少年とその仲間たちの冒険を描いたファンタジー。怪獣には古代種と寄生種があって、そのどちらもタネから生まれる等、細かな
1985年初出 荻野真集英社ヤングジャンプコミックス 全17巻裏高野の退魔師、孔雀の化け物退治行を描いたオカルトアクションとして連載が始まったが、後に世界を巻き込んで光と闇の戦いを描く壮大な伝奇バイオレンスして大化けした大作。確か、夢枕獏の
2019年初出 岩飛猫双葉社アクションコミックス 1巻(以下続刊)人類が地球上から居なくなって400年、唯一の生き残りであるカプセルから目覚めた少女と、ゴーレムと呼ばれる自立型ロボットの、正体のわからぬ敵から追われる日々を描いたSF。うーむ
2015年初出 前田千明双葉社アクションコミックス<収録短編>OLD WESTCOYOTE MUST KILLNO LIMITBEAUTIFUL DREAMERWIND IN WOLVES西部開拓時代の人間模様を描いた短編集。これがガンアク
1988~2015年初出 駕籠真太郎久保書店<収録短編>宇宙大戦争未来日記プラシボ凸の世界大侵略万事良好万事太平花咲ける純情駅前発掘呪いのワラ人形家業なぜなに宇宙戦争の巻ペットシート汗屋根裏の散歩コットンコミックからヤングジャンプ、アックス
2015年初出 森泉岳土エンターブレインビームコミックス祈りと署名(2011)に収録されていた短編「ハルはきにけり」の続編みたいなもの。祈りと署名では小学生だった主人公ハルが中学生に成長して、見知らぬ街を一人旅する、といった内容。ベトナム編
2019年初出 KENTリイド社ボーダーコミックス 1~2巻(以下続刊)色を失った世界で繰り広げられる、カルト教団と色力を研究する研究者の戦いを描いたディストピアSF。マーシパルスと呼ばれる極大な太陽フレアが世界から色(色素)を奪ってしまっ
2013年初出 ひらりん徳間書店リュウコミックス 上、下のろい屋しまいシリーズ第3弾。時系列からすると、のろい屋しまいのあとに「3000年前のはなし」があり「のろい屋ケモノカル」を経て、本作となるようですが、双方とも発表されてません。作者の
2011年初出 ひらりん徳間書店リュウコミックス 上、下前作、のろい屋しまい(2006~)の12年前、妹のネネの子供時代から「のろい屋」を開業するまでを描いた続編。なぜ姉のヨヨがネネと大きく年齢が違うのか?その過去にはなにがあったのか?が詳
2011年初出 森泉岳土エンターブレインビームコミックス<収録短編>祈りと署名惜しまず与えよ灯は消えてイリーナはハルはきにけりトロイエ夜は昵懇しく作者最初期の短編集。冒頭の3編は<イリーナ>シリーズと冠された連作。墨を落として作画する独特の
2013年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 全2巻仮想現実に誘導するデバイスをうっかり身につけてしまったために、昼夜問わず性感を刺激される羽目になってしまった処女のプログラマーを描いたエロコメ。デバイス自体はプログラミング次第
2013年初出 森泉岳士エンターブレインビームコミックス心因性の病で昼間は目が見えない少女と、不眠症に悩む青年の「一冊の絵本」を巡るファンタジー。やはり特筆すべきは他に類を見ない独特の作画でしょうね。wikiには「紙に水で線を書き、その上に
2003年初出 小池一夫/森秀樹小池書院 上、中、下死病を患い、すっかり体が弱ってしまった晩年の長谷川平蔵(鬼平)と、奇妙な縁でその手下になった元相撲取り玉椿の大江戸捕物帳。老いたりとも火付盗賊改方の長として、悪党は許さねえと病身に鞭打つ鬼
2017年初出 あさりよしとお白泉社楽園コミックス見ず知らずの女の子から、突然生殖しないか?と持ちかけられ、慌てふためく童貞男子高校生を描いたSFコメディ。で、何がSFなのか?というと、やたら積極的な女の子が、どうも人間じゃないみたい・・・
2018年初出 大上明久利エンターブレインハルタコミックス 1巻(以降続刊)終戦直後の焼け野原な日本を舞台に、変異体と呼ばれる生体兵器とGHQの暗闘を描いた歴史改変SF。細野不二彦の作品でヤミの乱波(2003~)ってのがありましたけど、戦後
2010年初出 水薙竜講談社goodアフタヌーン 1~2巻(以降続刊)姫と呼ばれる男子高校生の身柄を取り押さえるために、魔法を駆使して戦う「塔の魔女」と「工房の魔女」を描いた学園ファンタジー。私が読んだのは2巻までですが、いったいなにがどう
2013年初出 桑原太矩講談社goodアフタヌーン 1巻(全4巻)規律を守らぬ生徒を奉仕活動などで矯正する目的で運営する特別課外活動部(通称とっかぶ)に入部することを余儀なくされた問題児3人を描く学園コメディ。本来、特別課外活動部とは、別の
2018年初出 石黒正数講談社アフタヌーンKC 1~3巻大災害によって文明が荒廃した未来の日本を舞台に「天国」と呼ばれる約束の地を目指す少年と少女を描いたディストピアSF。なんとも懐かしい質感を有するSFだなあ、と。80年代~90年代、誌面
2016年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 全5巻謎の外宇宙生命体が操る未確認飛行物体との接触事故により、肉体の大半を失った主人公ヒロイン御櫛田春月と、春月が片思いする男性、筥崎君の「ありえない日常」を描いたSFコメディ。で、
2012年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 全2巻彼女と想いが通じた時点で、彼女が死んでしまう運命を背負わされた男子高校生の永遠にループする毎日を描いたSF。蝶がモチーフになってるあたり、バタフライ効果を暗示してるのかな?しい
2010年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 全12巻人の時(しだ)を食う人妖に出会ったことで、大きく運命を変えられてしまう女子大生を描いた伝奇SF。主に物語は、なぜか主人公女子大生の住む家の土地を狙う宗教団体(非合法な実力行使
2010年初出 六道神士角川書店コミックエース 全3巻それぞれの特技を生かして、なんでも屋的商売を営む3人組を描いた学園もの。ありがちなプロットかな、と思いきや、これがどうしてどうして、なかなか一筋縄でいかない仕上がりであなどれません。私が
2009年初出 六道神士少年画報社TSコミックスお家のやんごとなき事情や、家督の問題で、やむなく女装して女子校に通っている男子3人と共に、生徒会運営を無理やり押し付けられたヒロインの迷走、慌てっぷりを描いたコメディ。しかしこれがいわゆる男の
1996年初出 六道神士少年画報社ヤングキングコミックス 1~4巻(全6巻)グリム童話の靴屋の小人をモチーフに、人には不可視の小人(妖精)たちが世界のひずみを神の意志の元に修正していこうとする、一話完結のファンタジー。設定は壮大というか、大
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2024 日本監督、脚本 安田淳一普通に面白かったが、派手な神輿に乗せてのお祭り騒ぎが過ぎる落雷のショックによって、京都太秦撮影所にタイムスリップした幕末の会津藩士を描いたコメディ。自主制作映画ながら最終的には全国100館で公開される大ヒッ...
2024 韓国監督、脚本 ク・テジン「恐怖の村」シリーズみたいなもの、と考えてほぼ間違いない あっ(察し)韓国で心霊スポットとして有名な「ヌルボムガーデン」を題材に、オリジナルの怪異譚をでっちあげた心霊ホラー。えー、自宅で視聴する前に「ヌル...
2022 イギリス監督、脚本 ベン・グッガーあの漫画やあの映画のようだが、世紀末救世主覇者は登場しない終わりなき冬の到来によって文明が崩壊した世界に生き抜く親子と、共に暮す彼女?を描いたサバイバルアクション。えー、わかりやすく言うなら(逆に...
2024 アメリカ監督、脚本 アレックス・ガーランド演出は恐ろしくリアルだが、肝心の内戦という設定がリアルに感じられないジレンマアメリカで19の州が独立を宣言し、テキサスとカリフォルニアを中心とした西部勢力と政府軍の内戦が勃発した未来を描く...
2011年初出 松本次郎新潮社バンチコミックス 全7巻さて、松本次郎のことはウェンディ(1996~)の頃から知っていて、フリージア(2003~)も全巻読破してたりするんだけど、好きな漫画家ですか?と問われると「微妙・・・」と答えてしまうライ...
2023 アメリカ監督、脚本 クリストファー・ボルグリアイディアが独特だからといって、面白くなるとは限らないあら、こんなところにも、またニコラス。ってなわけで、ちょっとでも油断をすると「僕、親和性高いですよ」とばかりにどこにでもひょいひょい...
2018年初出 鶴淵けんじエンターブレインビームコミックス 1~7巻(以降続巻)飛鳥時代を舞台に、神と人の関わりを役行者とその弟子の旅を通じて描いた古代ファンタジー。なぜか2018年前後に、日本神話の神々を題材とした漫画作品が同時多発的に各...
2021年初出 江野朱美小学館裏サンデーコミックス 1~5巻(以降続巻)「神」と呼ばれる謎の生命体に各地を占拠され、かつての半分の領土で暮らすことを余儀なくされた日本にて、「神」を駆除すべく戦う対神科学研究所職員の活躍を描いたディストピアS...
2023年初出 武田登竜門双葉社アクションコミックス 1~3巻(以降続巻)国々を領主と呼ばれる貴族が支配する世界を背景に、体を失った王族の箱入り王子とドガと呼ばれる便利屋の女の「海」を目指す旅を描いたアクションファンタジー。しかしまあつくづ...
2018年初出 森泉岳土エンターブレインビームコミックス独自路線を行く孤高の漫画家、森泉岳土が初めて挑むSFとの触れ込みでしたが、うーん。これはねえ、どうなんでしょ。独特の作画が他にない漫画空間を産んでいることは間違いないと思うんですが、プ...
2018年初出 手塚治虫/カネコアツシマイクロマガジンTCコミックス 全3巻手塚治虫生誕90周年を記念して全18冊が刊行された漫画雑誌、テヅコミに創刊号から連載された作品。テヅコミに掲載されている作品はすべてが手塚治虫作品のカバーなわけです...
2012年初出 庄司創講談社アフタヌーンKC 全2巻全面核戦争を回避するために「ペインフリー」と呼ばれる新技術を全人類に施術しようとする世界で、「発現力」と呼ばれる物理を超えた計算式を武器に、世界へ挑もうとするたった3人の反政府組織を描いた...
2022年初版 武田登竜門エンターブレインビームコミックス<収録短編>その時がきたら10分後に警察は来た初夜はつつがなくよかったね楽園悪くはねえけど大好きな妻だった発表年が記載されてないんでいつ頃描かれたものなのかわからないんですが、絵柄か...
2018年初出 武田登竜門双葉社webアクションコミックス 全4巻人と人以外の人種が共に暮らす世界で、縁もゆかりも無い3人の逃避行を描いたクライムアクション。男は組織に臓器を入れ替えられた人造人間、女は謎の少数種族で200年以上生きる娼婦、...
2021年初出 みやまるんエンターブレイン青騎士コミックス 1巻(以降続巻)中世ヨーロッパっぽい世界を舞台に、どん底の人生から魔女の力を借りて一発逆転を狙う孤児だった女ロザリアを描いた悪徳のピカレスク。当たり前に王族が民を支配していて、貧富...
2014年初出 カネコアツシエンターブレインビームコミックス 全7巻ギルドと呼ばれる謎の組織に所属する殺し屋連中の暗躍を描いたダーク・ファンタジー?主人公は「デスこ」と名乗る子どもの殺し屋なんですが、これが恐ろしいほどの腕利きで。大人顔負け...
1977年初出 小池一夫/田上憲治双葉社アクションコミックス 全3巻殺し屋を殺す殺し屋、として闇社会に暗躍する元特別警護警察官を描いたクライムアクション。うーん、殺し屋殺しなあ・・。なんか舌噛みそうというか、一周回って結局は同じ場所に立って...
1976年初出 上村一夫双葉社アクションコミックス 全4巻昭和の絵師と呼ばれた漫画家、上村一夫の半自叙伝的戦後史。当時の劇画界隈を語るうえで必ず名前のあがる1人だったりしますが、私は同棲時代(1972~)しか彼の作品を読んだことがなくて。え...
2024 イギリス/アメリカ監督 ルイーザ・ウォーレン脚本 ハリー・ボックスリーこの映画を庵野よろしく「シン」で括ってしまおうとする姑息な思いつきがもう腹立つプー あくまのくまさん(2023)やマッド・マウス(2024)等々、ここ最近のホラ...
2024 アメリカ監督、脚本 ケリー・マーセルさんざん笑わせられて、最後にはぐっと来る、エンタメの良質なサンプルのような作品ソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの唯一なヒットシリーズであり、三部作の最終作。前作はあんまり評価してなかった私で...
2011 アメリカ監督、脚本 テレンス・マリック 厳格で父権主義まるだしな父親と、3人の息子のしんどい関係を描いた家族ドラマ。 見事に評価が真っ二つに別れてる作品だと思うんですが、ぶっちゃけ私は初見でこりゃ天才!と思ったクチ。 なんか体力が
スウェーデン/アメリカ/フランス 1986監督、脚本 アンドレイ・タルコフスキー ソビエト連邦(旧ロシア)の巨匠、タルコフスキーの遺作。 ある日突然、核戦争が勃発したとの知らせを受けた大学教授の男と、その家族の一日を描いた作品。 えーあらか
アメリカ 2001監督、脚本 デヴィッド・リンチ ツイン・ピークス(1990~)を世界中で大ヒットさせたデヴィッド・リンチが、再びその手のミステリに挑んだ、と当時大きく話題になった一作。 難解、と評判な作品ですが、もう本当にその通りで。 と
アメリカ 2000監督 グレゴリー・ホブリット脚本 トビー・エメリッヒ オーロラの輝くある夜、古びた無線機を通じて死んだはずの父親と時空を超えて交信するという、信じられない経験をした主人公の、激動の運命の変転を描くファンタジックな家族ドラマ
1970 アメリカ/メキシコ監督、脚本 アレハンドロ・ホドロフスキー カルト的人気を誇った変な西部劇。 いわゆる有名どころや、西部劇ファンがイメージするどのウエスタンとも違っていることは確かです。 数十年前、初めてみたときは正直意味がわかり
1998 アメリカ監督 ヴィンセント・ギャロ脚本 ヴィンセント・ギャロ、アリソン・バグノール 無実の罪で収監された男の、出所後の迷走ぶりを描いた青春?恋愛?映画。 前科者の更生がテーマなのかな?とあらすじだけを読んでたら勘違いしそうですが、
アメリカ 1995監督 ブライアン・シンガー脚本 クリストファー・マッカリー 五人の前科者の犯罪計画の顛末を、驚きのオチで結んでみせたクライムサスペンス。 ああ、そういえばブライアン・シンガーの出世作として有名なこの一作、見てなかったわ、な
日本 2006監督 今敏脚本 水上清資、今敏 DCミニと呼ばれる夢を共有する機器を巡る騒動を描いたSFアニメ。 公開当時に一度見て、今回再視聴なんですけど、2024年を迎えたおよそ20年後の現在ですら、未だにこの作品の評価が高いことに驚きで
1967 日本監督 小林正樹脚本 橋本忍 主君の命により、藩主お手付きの女を息子の妻にあてがわれた侍の、命がけの抵抗を描いた時代劇。 切腹(1962)があまりに面白かったんで、続けて掘り起こしてきた小林監督の時代劇ですが、これがまためっぽう
1968 日本監督 熊井啓原作 木本正次 当時、世紀の難事業と言われた、長野県黒四ダムの建設工事に従事する人々を描いた群像劇。 石原裕次郎の意向で長年メディア化されず、見たくても見れない伝説の邦画タイトル、と記憶してるんですが、先日、たまた
日本 1962監督 小林正樹脚本 橋本忍 食い詰めた貧乏侍の死を巡って、主家家老の欺瞞を追求する一人の浪人の姿を描く時代劇。 なんといっても独特なのは物語のプロットでしょうね。 まず前提として、見ず知らずの武家屋敷の庭で切腹させてくれ、と申
2023 アメリカ監督 ロバート・ロドリゲス脚本 ロバート・ロドリゲス、マックス・ボレンスタイン ふと目を離した隙に子供を誘拐されてしまった刑事の、心の闇とそれでもなんとか立ち直ろうとする苦悶の日々を描いたドラマ・・・かと思いきや、驚きのど
2022 アメリカ監督 ダーレン・アロノフスキー脚本 サム・D・ハンター 過食がたたって、恐ろしく太ってしまったがゆえに、自室から出られなくなってしまった男の、別れた妻や娘との関わりを描く人間ドラマ。 特殊メイクだとはわかっていても、主演で
2021 アメリカ製作、監督、原案 フィル・ティペット 荒廃した未来の地下世界を描くストップモーションアニメ。 企画自体は90年代に始動していたらしいんですが、CG隆盛のあおりを受け頓挫、近年になって協力者が現れ30年越しにようやく完成にこ
2021 イラン/フランス監督、脚本 アスガー・ファルハディ 拾った金貨を着服せずに持ち主へ返したことがネットで評判になり、一夜にして「正直者の善人」として有名人になった主人公の、思わぬ運命の変転を描いた人間ドラマ。 主人公ラヒム、実は刑務
2023 アメリカ監督 アンドレ・ウーヴレダル原作 ブラム・ストーカー ブラム・ストーカーの小説「デメテル号船長の航海日誌」の初映画化らしいんですが、そのトピックにくすぐられる人って、ものすごく少ない気がするんですがどうなんでしょう? 熱心
アメリカ 2022監督 ジェシー・V・ジョンソン脚本 ジェシー・V・ジョンソン、エリック・マルティネス つい先日、オルガ・キュリレンコ主演のアクション映画、ハイ・ヒート その女諜報員(2022)を見たばかりだというのに、立て続けにまたオルガ
日本 2023監督、脚本 萩上直子 東日本大震災直後の関東を物語の起点とした、平凡な主婦の暮らしぶりを描くホームドラマ。 すごく簡単に言ってしまうなら、ああ、自分はもっと自由になっていいんだ・・と主人公依子が気づくまでのプロセスをじっくり描
2022 アメリカ監督 タイ・ウエスト脚本 タイ・ウエスト、ミア・ゴス 三部作になることがアナウンスされているXシリーズの第二弾。 時間軸からすると今作が一番最初の物語、ということになるか。 前作X(2022)はそれほど評価してなかった私で
フィンランド/エストニア/ドイツ/ロシア 2021監督 ユホ・クオスマネン原作 ロサ・リクソム 世界最北端の駅に向かう寝台列車のコンパートメントで、偶然乗り合わせた男女の噛み合わない道行きを描いたロードムービー。 私はあんまりこの手の映画を