杉惠美子「秋の階段」ほか
杉惠美子「秋の階段」ほか(朝日カルチャーセンター福岡、2024年11月18日)受講生の作品。秋の階段杉惠美子秋の階段を登ったら銀杏の色に染まってしまって自分を見失ってしまった秋の階段を降りたら川に落ちて落ち葉と一緒に流れてしまった秋の風は窓を探して迷ってしまって空に舞い上がったやがて秋の風は人の心を優しく包み穏やかな風となってあたりを静かに包んだその白い風の中から私は何かを手繰り寄せたいと思った離れて自分を観る今年の秋がそこにあるかもしれない受講生の声。「連の進み方が詩。秋の風は、春や夏の風と違って白い。その白い風がいい」「途中で風が主体になる。最後の、あるかもしれない、が印象的」「四連目までは、杉さんらしい詩的表現。最後の二連に飛躍がある」「終わりから二連目の、何か、というのはわからないもの。そのわから...杉惠美子「秋の階段」ほか
2024/11/30 23:01