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<100円からのCD批評>〜中古CDを漁り歩いて幾年月/好きなジャズ、ラテン音楽の批評

ウッドストック世代の音楽体験が強烈に残っているオヤジ。 青春期にサンタナ大ファンとなってから、ラテンを愛好し、同時にジャズ喫茶でのコルトレーン洗礼も受け、ラテンとジャズが愛好のフィールド。 この格安CD探しという行動は、ケチケチ性質と音楽愛好の趣味と実益を兼ねた行動。これは、既に30年以上培ってきた習い性です。 「金も出さずに、口は出す」がコンセプトでした。言いたい放題ご容赦あれ!!

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2014/09/29

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  • 若き時代にテナーマンが見せる伝統へのリスペクト

    ToughYoungTenors(VariousArtists)[AloneTogether](Antilles/1991)アメリカ盤100円星4つ~当時若手だったジェームス・カーターら5人のテナーマンに、マーカス・ロバーツのピアノトリオが共演するテナーマン集合作品。以前から、プレスコンファレンスだのスーパーテナーなどのテナー奏者共演という企画アルバムも少なからず存在したが、本作は正にその路線を踏襲するテナーブロー合戦が楽しめる。90年初頭に売り出し中だったテナーマン5人中、知っているのがカーター位しかいないが、いずれも実力ある新鋭だった様子。収録作品が、ほぼ全曲スタンダードジャズでエリントン、モンク、B.スタレイホーンに、マッコイ・タイナーやH.モブレイの作品もあって楽曲の安定度において文句なしのマテリアル揃...若き時代にテナーマンが見せる伝統へのリスペクト

  • おしゃべりなジャズと沈黙系ジャズの面白き違い

    ChicCorea[TheVigil](Streck-ConcordJazz/2013)アメリカ盤100円星3つ~チックの新しいバンドといおうか、ニュープロジェクトが本作に提示される。自身を騎士に見立て、先頭に立って勇ましく進んでいくイメージをジャケットイラストに込めると同時に、『ヴィジル』なる造語によってチックとその仲間が目指すサウンドワールドを推し進めたいとする。ジャケ解説によると『…自由なる表現のカタチとしての音楽…時空の外にある精神性…過去から伝承する偉大で伝説的なジャズマン{エリントン、モンク、テータム、マイルスやコルトレーン}たちへのオマージュ…新しいスタイル、新技術、新鮮な即興演奏のカタチ…云々』こそがヴィジルのコンセプトだそうな…?!このヒトは、昔から新興宗教にはまりR.ハバードなる疑似科学者の...おしゃべりなジャズと沈黙系ジャズの面白き違い

  • アメリカン・シンガーソングライター2大スターの軌跡

    JamesTaylor[TheBestofJamesTaylor](Warner/2003)ドイツ盤50円星4つ~今や禿げ上がった頭でイメージしてしまうジェームス・テイラーが、その若かりし日に録音したヒット作品の中からセレクトしたお得ベスト盤。しかし、そのリリースが2003年という少し時代を置いたタイミングで為されたという事は、おそらく70年代に青春ど真ん中の世代がオジンになって懐メロで聴く事が大きなターゲットになったろうと想像できる。黄金の70年代ロック&ポップスの香りにも満ちたベスト盤であり、意外と古びていないと感じるのは贔屓の引き倒しかな?アップル時代に失敗したファーストアルバムから、ワーナー移籍後に大ヒット曲を出し始めるころのナイーブな感性により一躍同世代の共感を得ると共に、「Fire&Rain」「Yo...アメリカン・シンガーソングライター2大スターの軌跡

  • 未開封100円で非常におもろいラテンサウンド見~つけ‼‼

    VariousArtists[CasaDeLaTrova](Detour/1999)フランス盤100円星3つ半~キューバの民衆音楽、吟遊詩歌とよばれるトローバ。かの国では、歌謡酒場という場所もトローバの活躍する拠点という事で、カサデ・トローバと言うようだ。このアルバムは、昔からトローバを酒場で歌う事を糧にしていたベテランのローカルシンガーたちにスポットを当てて紹介している。レーベルが、フランスのエラート系の世界音楽を紹介するシリーズで、添加物無しの市井の音楽風景が良く分かる構成だ。アーティストという存在ではなく、隣のオジサン、叔母さんシンガーたちがフォークソングや伝承音楽を滋味たっぷりに披露してくれる。懐かしき哀愁のある旋律、技巧を駆使することではない誰もが口ずさめる知られたメロディ(有名な国民的作曲家のもの)...未開封100円で非常におもろいラテンサウンド見~つけ‼‼

  • キューバとプエンテ系のラテンジャズ2態

    ChuchoValdes[SoloPiano](Bluenote/1993)アメリカ盤100円星3つ~ブルーノートのキューバジャズシリーズの1枚が、元イラケレのリーダーとしても有名なピアニスト:チューチョ・バルデスのソロピアノもの。全10曲中ラスト2曲を除いてピアノソロを披露し、残りがトリオ+ラテンパーカッションのコンボによる演奏という仕掛けだ。正直、ソロピアノなるタイトルだから全編それを押し通すのが筋とも言えるが、実はそれはやはり難しかったというのが分かってしまうのが残念なコンセプトという不思議な作品になってしまった。彼のソロプレイは、少しイモ匂い雰囲気がどこか漂うことが一番の原因とも思え、オリジナル作品の多くにラテンピアノなのかジャズなのかその辺りの振り切りが中途半端な姿が透けて見える。オリジナル作品でビル...キューバとプエンテ系のラテンジャズ2態

  • ちょいと癖のあるラテンの味わいを楽しむ

    RyCooder,ManuelGalban[MamboSinuendo](Nonesuch/2002)アメリカ盤100円星3つ半~いかにもライ・クーダーらしいラテンと異国情緒のミックスされたロックの作品である。キューバンミュージックの装いを纏った有名な「DrumeNegrita」(このスペリングは、スペイン語としては本当じゃない)からスタートするが、何かテックスミックス風になったり、ハワイアンっぽいスチールまがいのスライドギターも不思議なテイストである。ジム・ケルトナーのドラミングにからむパーカッションは、レイドバックしたおとぼけのサウンドを演出するし、女性ボーカルも三流の風情が漂い場末の味わいがしてくる可笑しさ。共演するマヌエル・ガルバンというヒトは良く知られていないが、ブエナビスタクラブのギタリストとしてレ...ちょいと癖のあるラテンの味わいを楽しむ

  • ジャズフュージョンのオーケストラサウンド今昔

    JacoPastrios[WordofMouth](Warner/1981)再発ものアメリカ盤100円星4つ半~ジャコの名盤である。WR卒業後、一番充実していた時代のクリエイティブで刺激に富んだ彼自身の演奏とアイデアが一杯詰まった作品であり、40年を経た今日でも十二分にパワフルであり、創造的なサウンドである。多数の優れたアーティストを集め、自身のコンセプトをもったアレンジと聞かせ所があるのが、やはり非凡なのである。また、このアルバムリリース後暫くしてから、このバンドの来日公演があったのも記憶に残っているが、やはり本作の再演がなされ非常に感動した思いでもあり、今でも蘇るジャコの貴重なプレイは、ウェザー来日公演よりも素晴らしかったように記憶している。ともあれ、40年を経た今日でも、凡庸なジャズ&フュージョンを蹴散ら...ジャズフュージョンのオーケストラサウンド今昔

  • 2021新春のジャズ聴き始め~その2

    KennyDorham[Matador/IntaSomethin’](Bluenote/1961&1962)再発1991アメリカ盤110円星4つ~本盤は、ブルーノートの復刻というスタイルではあるが、実態はユナイテッドアーティスト盤『Matador』とパシフィックジャズ盤『IntaSomethin’』をカップリングしたいわゆる“2LPin1CD”というお得盤アルバムである。面子は、メインのドーハムとアルトサックスにJ.マクリーンの二管が炸裂し、アルバム『マタドール』『インタ・サムシング』の2枚が違和感なくドーハムの活動の軌跡を今日に伝えるもの。.なかなか趣味のよいトランぺッターとしてのドーハムは、この時代様々な実験的なプレイにも手を伸ばしている雰囲気が伺えるのが『Matador』である。南米楽旅にて受けたかの地の...2021新春のジャズ聴き始め~その2

  • 2021新春のジャズ聴き始め~その1

    G.M.Project[Blacker](SweetBasil/1997)日本盤100円星4つ~日本企画による売れっ子アーティストによるプロジェクトがこのグループG.M.Project。サイラス・チェスナット、ケニー・ギャレット、チャールス&チャーネット・モフェット親子といった実力者が面子で、彼らにオーセンティックなジャズと若干フュージョン系テイストのあるグルーブ感を出すプレイをやらせたいという試みである。普段は、アコースティックなピアノ主体のチェスナットがシンセサイザーも駆使したサウンドを生み出し、ギャレットのサックスが縦横無尽に歌い、親子のリズムセクションがズンズンとグルーブ感を盛り上げて支える、そんなジャズサウンドがここに展開される。従前は、90年初頭から流行った新伝承派的なジャズ作りに熱心であったジャズ...2021新春のジャズ聴き始め~その1

  • まずは新年の御挨拶/

    謹賀新年2021~今年1年が良き年として記憶に刻まれることになる事、それが一番でしょう!今年もよろしくお願いします。まずは新年の御挨拶/

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