ナルキッソス 総評 やがて、わたし自身のことですら、まるで他人のように眺め、リアルとして認識できなくなった。 ――セツミ/ナルキッソス
何故バクマンからは創作への苦しみが伝わって来ないのだろう?(全巻読了感想)
週刊少年ジャンブで連載するには?人気を上げるには?ライバルに勝つには?――そんな漫画家の試行錯誤を描くのが『バクマン』であり、いわゆるメタ漫画・メタ週刊少年ジャンプ(以下WJ)である。 「面白い漫画は連載し、つまらない漫画は打ち切る」という強固なルールがWJには存在するため、漫画家は可能な限りおもしろい漫画を制作しようと頑張る。
殺人犯として追われる主人公が真相を暴くミステリー作品。でありながら弱々しいタッチで『夢』を描こうとしたのがPP -ピアニッシモ- 操リ人形ノ輪舞である。
精神病によって変わり果てた人を「その人」だと見做せるか(世界にひとつのプレイブック感想)
躁鬱病(双極性障害)、統合失調症、偏執病……あるいは認知症のような脳機能障害等……によって人格が変わってしまった者をそれでも「その人」だと見做せるだろうか? 十年前からこれについて考えていたけど、私は無理だという結論を下していた。
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