法炬の円相について
最近の葬儀は、(小さな・・など)広くない会場で喪家・会葬者と近い位置で勤めることもあるため、作法をそばで見られることも多くなっています。松明を投げる(法炬放擲)前に、松明を回して円を描いた後、真ん中で何か書いているようですが、何を書いているのですかと聞かれることも。拙生の場合は、一字梵字を空中に書いています。それは本尊に合わせる種子としています。阿弥陀如来であれば、「キリーク」、釈迦如来であれば、「バク」となります。あるいは、「ア」(大日如来・胎蔵界)でも良いかとも。法炬二本となったため、下炬と引導の場合とで種子を分けても良いかもしれませんね。下炬を「ア」(火天の種子でもある)として、引導を本尊の種子として。法炬の円相について
2024/03/31 12:08