旅立ち

本日早朝、母が旅立ちました。 まるで花嫁のように綺麗に化粧をほどこされて、ピンクの帽子を被って乙女のようです。 最後まで苦しまず、眠るように亡くなりました。 親孝行とは全く縁のない私でしたが、最期を看取ったのが、唯一の孝行でしょうか。 延命...

母の人生

私は母の人生をあまり知りません。 知っているとしても、ごく一部。 もっと聞いておけば良かったでしょうか。 語りたかったでしょうか。 今となっては知るよしもありません。 私の知っている母の人生を書いておこうと思う。 ここからは、あまり聞きたく...

戦いの前の休息

体をこわして初めてわかること 実は心も一緒にこわれてしまっているんだよね。 そんなことわかっていたつもりでした。 一回目の入院をした時は、3つの仕事を掛け持ちしていた時です。 病名は憩室炎という聞きなれないものですが、別に特別な病気ではない...

新居の内見

今日は新居の内見に行きました。 同じ市内ですが、一本違う線に乗り換えて二駅。 今の家はバイパスの近くにあり、車の音がうるさくて、自然を感じません。 新居は、団地が立ち並ぶ郊外にあり、自然を感じます。 駅のベンチに座っていると、鳥の声がずっと...

「もうだめだよ」って体は言った

「がんばらない」と言いながら、極限までがんばるのが私の悪いところです。 片道3時間の移動。 病院と実家の往復も、バスを乗り換えて30分以上かかります。 実家は古い県営住宅で、昔の日本人の仕様に合わせてあるので、マンション住まいの天井の高い暮...

腰はストレスで痛くなる

長年、腰痛で苦しんできました。 去年、「腰痛は怒りである」という本を読みました。 「心的ストレスが、腰痛を引き起こす」と書いてありました。 なるほどね。 そうかもしれないと思いました。 腰痛がおこったら、自分の心を探ります。 原因を取り除く...

ハッピーノート

おはようございます。 いつも断酒で絶好調、野の百合です。 この頃は、良い天気が続き、メンタルも楽です。 今取り組んでいる習慣づけ、ハッピーノート。 一日の終わりに良いことを三つ書く。 それだけなんですが、けっこういいですね。 昨日、エヌさん...

母の日のプレゼント

多分、母に贈る最後のプレゼント 若い女性の作家さんの作品です。 手作りで、一点もの。 「この子に名前をつけてあげてね。」と言うと、 「百合ちゃん」と、即答。 ああ、やっぱり私は最後まであなたのお人形なのね。 まあいいや。 私と母とは最後まで...

数の力関係が変わると

昭和生まれの私のこども時代と、大人になってからの平成、そして数日前に始まった令和。 人々の価値観は大きく変わりました。 昭和の時代は、戦争の後高度成長期になりました。 男の人は、酒とタバコをのんでいましたよね。 テレビでも映画でも、必ず出て...

つばめを見ました

昨日、久しぶりにつばめを見ました。 何年ぶりでしょう。 以前はこの時期になると、よく見ましたね。 ダーリンは、「そうか？今でもよく見るよ。」と、言います。 いかに心に余裕がなく、近視眼的なのかと思います。 昨日のハッピーノートには、もちろん...

医療の現実

こんにちは。久しぶりの記事です。 ご無沙汰して申し訳ありません。 母の腫瘍は確実に肥大しており、一時のピンチは脱したものの、終末に向けて、確実に進んでいます。 今の医療は、昔と違います。 昔なら、終末期の医療ならば、手厚く最期まで看てくれた...

「まさかの坂」と、素面の頭脳

なかなか記事が書けず、申し訳ありません。 しばらく家に戻っていましたが、今日からまた実家に行きます。 母は少し元気になり、食欲も出てきました。 今日病院に戻ったらどうなっているかわかりませんが、連絡がないのは変化がない証拠でしょう。 血液検...

新しい時代

個人的には、西暦だけで十分なのですが、新しい令和の年号が始まりました。 やはり天皇即位はおめでたいことで、まして前天皇崩御の後ではないことが、二重におめでたいことです。 入院している母に、赤飯を買っていきましたが、もう固形物を食べるのは無理...