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  • ASD小論(10)「グランディン博士の公理」の再検討

    「ASD小論(8)「視覚思考・言語思考」批判(その4)」で、「グランディン博士の公理」を説明しました。そこでは、全盲の人が視覚思考というのはおかしいという批判をしました。 ここでは、別の視点で考えてみたいと思います。 グランディン博士の公理(再検討) 私は、自閉症の人はだれもかれも視覚思考者だと思っていたが、それにはもっともな理由があった。1982年にさかのぼるが、ある論文を書いているときに、こ...

  • ASD小論(9)視覚思考・言語思考の仕組み

    ここまで、視覚思考・言語思考という「分類の問題点と見直し」を検討してきました。 今度は視点を変えて、視覚思考・言語思考という言葉が指している「現象がどのような仕組みになっているか」を、考えてみることにします。 音声認識するロボットとヒト 音声を認識して、音声で答えられるロボットがいるとしましょう。ロボットは、以下のようなことをしているでしょう。 ・音声を認識して、コンピュータの理解できる内部...

  • ASD小論(8)「視覚思考・言語思考」批判(その4)

    グランディン博士の公理 私は、自閉症の人はだれもかれも視覚思考者だと思っていたが、それにはもっともな理由があった。1982年にさかのぼるが、ある論文を書いているときに、こうした思いこみを裏付ける研究報告をいくつか見つけたのだ。1つの報告には、自閉症の子どもはウェクスラーの積み木模様テストや組み合わせテストで標準的な点をとると書かれ、べつの報告には、自閉症の子どもは、言語スキルや優先順位付けスキ...

  • ASD小論(7)「視覚思考・言語思考」批判(その3)

    疑問点その3(パターン思考では解決していない) いま一度、アマゾンのカスタマーレビュアー氏に登場いただきましょう。 自閉症の人の中には、深刻な視覚処理問題をかかえていて、まったく視覚的でない人もいる。自閉症の当事者として、博士が述べていることの大半は共感できるが、共感できない人を何人も知っている。 (「自閉症の脳を読み解く」、p.190) 1.レビュアー氏の質問 「自閉症の人の中には、深刻な視覚処...

  • ASD小論(6)「視覚思考・言語思考」批判(その2)

    疑問点その2(定義1の、「絵に変化する」の前段階に着目) 「言葉が絵に変化する」のも「言葉のまま」なのも、言葉の入力を前提としています。「絵に変化するかどうか」の前段階として「言葉の入力」があるのです。 一方、「聴覚処理問題は、どんな形にしろ、自閉症をもつ人にことのほか多く見られるようだ」(「自閉症の脳を読み解く」p.131)と言われます。 聴覚処理問題があると、言葉の入力に影響を及ぼすのではない...

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ハンドル名
アザラシまきさん
ブログタイトル
40歳からの自閉症スペクトラム(ASD)の改善
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40歳からの自閉症スペクトラム(ASD)の改善

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