ちょっとと言うか、かなり気が重くなる本を読みました。その本は、推理作家の姉小路裕(あねこうじ ゆう)さんが書かれた『介護と相続、これでもめる! 不公平・逃げ得を防ぐには』(光文社新書)です。著者の姉小路さんは司法書士の有資格者で、平成の初めの頃に『動く不動
元警察官の司法書士が,相続,遺言,債務整理などの業務や,日々の生活を綴ったブログ
警察官から紆余曲折の後,個人事務所を開業 おかしいと思ったことや知っていただきたいことを中心に書いています。
後見業務を行う関係で、認知症や精神障害などに関する本を読むことがあります。で、今回読んだのが『 認知症専門医が教える! 脳の老化を止めたければ、歯を守りなさい!』(かんき出版)という本です。著者の長谷川嘉哉(よしや)先生は、認知症専門医として、これまで20
相続登記が完了して、新しい「登記識別情報」(権利証)をお渡しするときに、時々、「来年、確定申告が必要ですか?」と聞かれることがあります。やっぱり、税金は気になりますよね。私は税金は専門外ですが、一般的な話として聞いてください。最初に、相続税の申告が必要な
あるケアマネージャーさんと話をしているときに、「後見制度支援信託をするときに、投資信託はどうなるんですか?」という質問を受けました。なんでも、そのケアマネさんが担当している方の親族が後見制度の利用を検討されていて、親族後見人を考えていらっしゃるが、財産が
相続放棄の手続きでは、死亡した人(被相続人)と相続放棄をする人(相続人)の関係がわかる戸籍や、被相続人の最後の住所地がわかる住民票の除票か戸籍の附票、そして被相続人の財産関係の資料などを集めて、これをもとに相続放棄の申述書を作成します。(相続放棄では、「
最近、『奄美でハブを40年研究してきました。』(新潮社)という本を読みました。著者の服部正策さんは、奄美大島にある東大医科学研究所に40年もいたそうです。奄美大島といえば2021年に世界自然遺産に登録されたところで、一人だけ知り合いがいます。そのため、世界自
ご存知の方も多いと思いますが、戸籍には「附票」というものがあります。この附票には、本籍地を置いている間の住所が記載されています。例えば、結婚によってA市〇町1番1号を本籍地とした甲さんが、同時にXを住所とし、その後、Y、Zと住所を移転したとすると、住所を
ある相談が終わった後に、相談者から「もう一つ、いいですか?」と言われました。その日は、後の予定もなかったために、「いいですよ」と答えたところ、「これなんですけど」と言って、一枚の書面を差し出されました。「うん?」と思いながらその書面を手にとると、表題は「
知り合いから、「知り合いのことで聞きたい」と言って電話がありました。(私の知り合いをAさん、その知り合いでこの話の主人公をBさんとします。)Aさんの話によると、ある日Bさんが休みで家にいると、突然、中年の男性が訪ねて来て、『〇〇債権回収の者』と言って封筒
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ちょっとと言うか、かなり気が重くなる本を読みました。その本は、推理作家の姉小路裕(あねこうじ ゆう)さんが書かれた『介護と相続、これでもめる! 不公平・逃げ得を防ぐには』(光文社新書)です。著者の姉小路さんは司法書士の有資格者で、平成の初めの頃に『動く不動
私、カレーを食べるときに気になっていることがあります。それは、カレーのルーとライスとの位置関係、つまり、右左問題です。まー、好きに置いて、好きに食べれば良いのですが、店でカレーを食べている人を見かけると、左右問題を人知れず観察してしまいます。で、先日、外
遺言者が自分で書いた遺言書、つまり自筆証書遺言書については、遺言者が死亡した後、家庭裁判所で『検認』を受ける必要があります。(なお、自筆証書遺言書でも法務局で保管されていたものは不要です。)この『検認』は、遺言書が有効であることを確定するものではありませ
先週のことです。依頼者のお宅から駐車場に向かって歩いていると、携帯に電話が入りました。画面を見ると登録のない「080」から始まる番号からの電話です。「何かの営業?」と思いながら出てみると、自動音声の電話、いわゆる「ロボコール」で、「こちらは総務省〇〇通信
先日、成年後見の申立てについて相談を受けました。申立てまでの流れや成年後見人が行うことを説明し終わると、相談者から「成年後見人が選ばれるといくらぐらいかかるんですか? 何十万もかかるってネットで見たことがあるんですが・・・」と聞かれました。確かに、成年後
突然ですが、皆さん、やるべきこと、つまりToDoの管理はどのようにされていますか?本屋に行けば、仕事術のような本がたくさん並んでいて、その中でさまざまなToDoの管理方法が紹介されています。やるべきことの数が多くなければ頭の中で管理できるでしょうが、やるべきこと
昨年の11月、Aさんの成年後見人として相続財産である口座の解約手続をしました。口座を解約するときに必要なこと・・・。もう皆さんご存知でしょうが、口座引落しについての支払方法の変更ですね。この時解約した口座の通帳からは、水道光熱費や税金などが引き落とされて
先日の夕方、事務所に戻って天井の照明のスイッチを入れたのですが、点灯しません。「あれれ・・・?」と思いながら何度かON・OFFを繰り返しても、やっぱり反応しません。しかし、スタンドは点灯するし、パソコンは立ち上がる・・・。ってことは、天井のシーリングライ
この前、「こんなに変わった! 小中高・教科書の新常識」(青春文庫)という本を読みました。内容は、昭和の時代の教科書の記載事項や学校生活が、現在どのように変わっているかをまとめた本です。この本を読む前から、「イイクニつくろう鎌倉幕府」が変わったとか、足利尊
前回、“ 遺留分を渡さない方法はない ” という説明をしたわけですが、すると、質問者は、落胆した様子で、「そうですか・・・、それじゃー、遺言書を作っても意味がないですね・・・」と言われました。確かに、遺言書で遺留分を下回る財産財産しか取得できないこととなった
依頼された登記手続が終わり、新しい権利証(登記識別情報)をお渡ししたときに、「別件でちょっと聞きたいことがあるんですが、いいですか?」と言われて、「遺留分を渡さない方法はないんですか?」と聞かれました。なんでも、この方は、最近、終活セミナーのようなものに
先日、車で走っていると、左側の道から私なら入らないけど、というタイミングで(つまり、強引に)車が入ってきました。前に入った車のナンバーの右側には、色あせた高齢ドライバーのマークがあって、左側には「ナルセブレーキ装着車」というステッカーが貼ってありました。
やっと暖かくなってきて、気がつけば3月中旬・・・。この頃になると、私たちが気にするのが「年度替わり」です。不動産登記では、申請の時点で「登録免許税」を納付しなければならないのですが、この登録免許税は登記の内容によって計算方法が定められていて、不動産1個に
私が成年後見人をしているAさん・・・これまで自宅でご家族と同居されてきましたが、ここでの生活に様々な支障が生じるようになって来て、主治医などのアドバイスを受けてご家族と話し合った結果、施設に入所していただくことになりました。それから施設を探して見つかった
昨年(令和6年)の3月1日から戸籍証明書の広域交付の制度が開始され、本籍地以外の市区町村の窓口で一定の戸籍が取得できるようになりました。これ、便利になりましたね・・・。この制度が開始される前は、戸籍は市区町村が管理しているため、本籍地の市区町村でしか取得
2年位前ですか・・・、狭い道から優先道路に出ようとして3台目で一時停止したら、突然、前の車がバックして来て衝突(追突ならぬ後突?)されるという珍しい経験をしましたが・・・、先日、知り合いの家に行ったところ、駐車場にその人の車とは違う車が止まっていました。
先日、おばあちゃんから相続の相談を受けました。しばらく話を聞いた後、他の相続人の連絡先を尋ねたところ、おばあちゃんは「携帯見たらわかる」と言って、隣の部屋から携帯を持って来られました。そして、その携帯の画面を見て「あら? メールが来とる」と一言・・・。「
ある方から聞かれたのですが・・・その方をAさんとしますと、3,4日前にAさんの兄弟のBさんの申し立てで、二人の親に対して成年後見が始まったそうです。Aさんは、このこと自体は仕方がないと思っているそうですが、ただ、成年後見人が気に入らないと・・・。というの
今月の18日に福岡市の天神に行く用件がありました。用件を済ませ、本を買って帰るつもりで天神西通りにあるジュンク堂書店福岡店に立ち寄りました。もともとこの店は、2020年までは天神の中心にあるビルの1階から5階(6階?)にあって、本の在庫が約140万部という、
いとこの関係にあるAさんとBさんから、祖父名義の土地について相続登記の相談を受けました。祖父にはXとYの二人の子供がいて、Xの子供がAさん、Yの子供がBさんで、祖父が亡くなった後にX,Yともに亡くなったという、数次相続といわれる事案です。このような相続関
某日、車で30分位かかるところに行きました。用件をすませると、時間は午後1時・・・、これから昼食です。どこで食べようかと考えていると、ここから事務所とは逆方向に少し行ったところの「うどん屋」が頭に浮かびました。ここは何度か行ったことがありますが、時間帯に
4月12日に抵当権の抹消登記の依頼を受けました。今回、抹消登記の義務者となる抵当権者は東京都千代田区に本店がある大手の企業(以下、A社といいます)です。登記申請で企業や法人が関与するときは、まず最初にその企業などの登記情報を取得して、商号や本店が登記の内
昨日、4月17日の夜の11時過ぎ・・・。ベッドで横になって本を読んでいると、枕元に置いた携帯が『キュワキュワキュワ』と、なんとも恐ろしげな音をたてました。そう、緊急地震速報です。あわてて飛び起き、いつも持ち歩いているバッグに懐中電灯と飲み物のペットボトル
県外の実家の相続登記で、登記に必要な戸籍などの取得も依頼を受けました。依頼者は何年か前に本籍地をこちらに移してありましたが、被相続人である父親は実家を離れたことがないので、本籍地は多分実家の所在地ではないかとのことです。そのため、依頼者の戸籍から父親の戸
第2の定年を迎えたAさん・・・。のんびりした生活を始めた矢先に、見知らぬ人から1通の封筒が届きました。「何だろう?」と思いながら開封して中の書面を読んだところ、Aさんの母親が死亡して、母親名義の不動産について遺産分割協議をしたいと書かれていました(差出人
先週末、車で事務所に戻る途中で、コンビニに寄りました。道の向こう側には桜の木が並んでいて、花びらが風に舞っています。「今年もきれいやな・・・」なんて思いながら店の出入口に歩いて行くと、出入口近くの駐車スペースに、赤いこじんまりとしたバイクが止まっています
相続登記の義務化がスタートして、最初の相続登記の相談・・・相談者は70代後半の方で、未登記の不動産は20年以上前に死亡した父の名義で、相続人は、ほかに上二人の兄弟ということです。“どうすれば?” という求めに応じて、相続登記に必要な書類などを説明しました
今日は4月1日、新年度の始まりです。で、これに合わせたのかどうかはわかりませんが、女性の再婚と嫡出推定に関する改正が施行されます。これまで、婚姻から200日を経過した後、また、離婚から300日以内に生まれた子は、「夫の子と推定する」とされていました。これ
A子さんから離婚の相談・・・事情をお聞きするなかで、“ 自宅はご主人名義で、ご主人が借主の住宅ローンを返済中。A子さんはその連帯保証人 ” ということが出てきました。よくあるケースだと思いますが、なかなか厄介な状況です。そして、自宅と住宅ローンについて、現時
80代のAさんから遺言の相談を受けたときのことです。ひと通り説明が終わり、私が「あと、何か聞きたいことがあれば?」と言ったところ、Aさんが「そう言えば、土地を国に貰ってもらえるようになったんでしょう? むかーーし買うた山ん中の土地があるとですよ」と言われま
時々、契約関係から発生したトラブルについて相談を受けることがあります。先日も、「契約解除後の一定期間について利用料の支払いを求められている」という相談を受けました。このような相談を受けたときに最初にお聞きするのは、「契約書はありますか?」ということです。
昨年の夏の終わりに依頼を受けた自己破産の申立て・・・。依頼者は自営業の方なので、管轄の福岡地方裁判所では「管財事件」とするという運用がされています。そこで問題となるのが、「管財費用の予納」です。つまり、管財事件の場合には、申立書を提出して「管財事件とする
2月29日に、『あわや!! ~もらい事故の恐怖』という高齢者の運転について書きましたが、その後の出来事です。そのとき私は、片側一車線のほぼまっすぐな道を運転していました。いつもは車が多い道路ですが、たまたま私が流れの先頭で、後ろには少し離れて白い普通車が
不動産の所有者の氏名が変わった場合、氏名変更の登記が必要です。ただ、氏名が変わるのは、一般的には婚姻と離婚、養子縁組と離縁で、それ例外は家庭裁判所の審判ですから、住所変更の登記に比べると数は少ないと思います。先日、久しぶりに氏名変更の登記の依頼を受けまし
先日、不動産の住所変更登記の依頼を受けました。不動産登記では所有者の住所氏名が登記されていますが、登記された住所から引っ越したとか、結婚で氏が変わったという場合には、住所や氏名を変更する登記が必要です。ただ、これまで住所や氏名を変更する登記が必要な場合で
30年位前に亡くなった父親の相続登記の相談を受けました。不動産は相談者の実家の土地・建物で、登記情報で登記の状況を確認したところ、父親が実家の土地・建物を購入した際に登記された信販会社と保険会社の抵当権が登記されています。相談者にこの登記の状況を説明した
数日前に郊外の本屋に立ち寄りました。ここは広い駐車場があって、店舗と平行に前後に2台の駐車スペースがずらーっと何列も設けられています。そして2台の車が接する側に車止めが設置されています。私が空いた区画に左からバックで駐車しようと、そこを過ぎて右にハンドル
先日、離婚の相談を受けている時のことです。親権、養育費、財産分与とひと通り説明をして、「他に聞きたいことは・・・」と言ったところ、相談者から「夫の年金の半分がもらえると聞いたんですが?」と聞かれました。ははぁ・・・、年金分割ですね。これはあえて説明しなか
後期高齢者医療保険と介護保険の両方を利用し、8月から翌年7月までの1年間の自己負担額の世帯合計が高額となった場合、基準額を超えた額が還付される制度がありますが、この申請書が毎年2月中旬に届きます。今年も、昨年と同様に、私が後見業務で担当している3名の方に
いくつかの銀行と証券会社の相続手続の依頼を受けています。ネット銀行と私が依頼を受けたことのある証券会社では、相続手続はどこか1カ所で集中して受け付けているようで、このようなところでは、まず電話やネットでの手続の申込みから始まります。今回の某証券会社での手