トランプは「人間には男と女の二種類しかない」と言ったそうだが、かつての私もそのように思っていた。体の性(生物学的性)と心の性(性自認)が一致しない状態の人々を指して、「おかま」とか「男女」という偏見に満ちた言葉のレッテルを貼って済ましていた。自分と異質の人に対してある種の恐怖や警戒心を覚えるのは自然なことかもしれない。しかし、性同一障害というのは自分が好んでそうなったわけではない。私にしても努力して異性を好きになったわけではない。ただ少数派だからという理由で多数派から蔑まれるいわれはないはずである。キリスト教における同性愛の解釈は、教派や個人によって異なるらしいが、どうやらトランプは福音派というものに所属しているらしい。その宗派の人々は「聖書は神の霊感によって書かれ、誤り無い神のことばである。」と信じてい...空(くう)とダイバーシティとの関連