冥想により、限りなき知性と底知れぬ優しさを。この世はドリームでもあり、リアルでもあり。
本当のなつかしさ、本当のやさしさ、そういったしみじみとしたものだけが好みです。 気になるもの 錬金術、冥想、瞑想、オカルト、坐禅、気功、ヨーガ、オーパーツ、超能力、霊能力、前世記憶、PTSD、トラウマ、修験道、アトランティス、レムリア、ケルト、クンダリーニ,チャクラ、洗脳、情報操作、テレビっ子、個人主義、疎外、おひとり様、悟り世代、アセンション、無私、敬虔、清貧
◎人の厄介になったら立替出来ぬ出口王仁三郎のつぶやき。『○立替は王仁一人でやる人にかかりあったらついて来よるから、助けてやらねばならぬから、立替が出来んがな。王仁は一人でやるのだから、人の厄介になったら立替出来ぬからなあ。○○から言うてきたから、王仁は人の世話にはならん一力で出る、と木で鼻をこすったように言ってやった。いろいろの世に出ておる者と連絡を取って、王仁を出そうとするのが邪魔になるのだがなあ。(昭和十九年6月十六日)』((出口王仁三郎玉言集新月の光/木庭次守編/八幡書店P185から引用))世の立替以前は、世の中の有名リーダー達がその人脈で世の中をリードして、わかった者から改心させて、みろくの世の準備をするというスタイルだった。この度は、地獄の釜を開けて、西洋ならば、古くから地獄にいる人も、最近煉獄に入っ...世の立替は独力で
〇あおり予言、はずれ予言、当たり予言。出口王仁三郎は、出口ナオも共に、「日本が大峠に遭って、みろくの世を実現する」という幻視をしたので、二人で協力して一つの教団を立ち上げることにした。大本神諭では、日露戦争以前の段階で、日本とロシアが戦って日本が敗戦するという予言を出して、1905年の日露戦争から1945年の敗戦までの40年間、代表的なはずれ予言とみなされていたが、第二次大戦後は当たった予言として評価が逆転。『〇ソ連襲来二月に露国から攻めて来る。(昭和19年正月中旬)』(出口王仁三郎玉言集新月の光/木庭次守編/八幡書店P131から引用)これもソ連による満州侵攻は、1945年8月9日だったから、はずれ予言の一種と見られているのだろう。そこで、『○日本の立替の時問日本の立替はいつですか。答お筆先に三、四月、八、九月...三、四月。大難を無難に。ウラルの嵐
◎いかに思い知るか学生時代に日記風手帳で、自分でわかる程度に何月何日の何時頃、どこで何をしていたかをメモっていたことがある。そうすると、数年たった後であっても、それを見れば、どこで誰と何をしていたかを鮮明に思い出すことができたので、非常に驚いたことがある。今生の過去の記憶は、そのように適切なマークを与えれば、記憶殿堂に瞬時的確にアクセスできるもの。これは、西洋で盛んだった記憶術の中心的なテクニックだったことを後に知る。過去世記憶も、自分の出生まで遡り、母の子宮内へ戻り、さらに前生まで遡れれば、明瞭に思い出すこともできるのだろうと思う。一般に過去世記憶というのは、いわばゲテモノ趣味の人だけのものだと思われている。だが、パタンジャリのヨーガ・スートラをはじめとして、多くの覚者に言及があるのは理由のあることだと思われ...今生の過去の記憶と世俗的欲望からの卒業
◎肉体と心を支配し、死をも征服パラマンサ・ヨガナンダの説明では、1.人間は睡眠時に、肉体や呼吸を意識せず、自分自身を肉体意識から解放し、生命エネルギーを脳や六つの脊髄中枢に補給する行を行っているので、宇宙エネルギーが体内に補充される。2.だが人間は、適当な食物、健全な思想、日光を浴びて生活しても解脱に至るには百万年かかる。3.クリヤ・ヨーギは、呼吸というくびきを解いて、肉体寿命を延ばしたり、意識を無限に拡大することで、感覚の束縛を脱する。こうして肉体と心を支配したクリヤ・ヨーギは、死をも征服する。死を征服すればもはや死ぬことはない。(以上参照:あるヨギの自叙伝/パラマンサ・ヨガナンダP248)「生きながら死人となりてなりはてて思いのままにするわざぞよき」至道無難(江戸時代の禅僧)死を征服すれば、自分が殺されると...クリヤ・ヨーガの道程
◎カイバリヤから世界平和へ今ネットでヨーガと言えば、ハタ・ヨーガのこと。ハタ・ヨーガをやると身体快調で、健康回復、老化防止、気力回復にも役立つなどいいことづくめだと宣伝するものだ。※クリヤ・ヨーガとはクンダリーニ・ヨーガのこと。だが、パタンジャリのヨーガ・スートラを見ると、ハタ・ヨーガの位置づけとは、身体の快適さ、健康増進ではなく、人間のあらゆる苦悩からの解脱、カイバリヤである。パラマンサ・ヨガナンダの説明では、まずハタ・ヨーガとプラーナを用いた呼吸のコントロール、オームを学ぶ。その後サンヤマ(ヨーガの8行法中の、総持(ダーラナ)、定(ジャーナ)、三昧(サマディー)を同時に行うのをサンヤマ(samyama)という)を行い、最後は、独存(カイバリヤ)と呼ばれる神人合一を目的とする。ただしサンヤマと言っても、有相三...ハタ・ヨーガからクリヤ・ヨーガへ
◎過去世を見るヨーガ・スートラから。『3.18潜在印象を直接認識することで、過去世の知識が得られる。』(現代人のためのヨーガ・スートラ/グレゴール・メーレ/ガイア社Pxiiから引用)OSHOバグワンの解説“TheAlphaandtheOmega“では:人がとある平静な意識状態になると過去の印象を見ることができる。そこでは過去世を見ることができる。人は過去世の教訓を忘れ、何度も痛い目にあったことを繰り返すものだから、過去世を見るということは、この世で生きることを全く違ったものにする。過去世で、あなたは、嫉妬深く憎しみと怒りを持った人物で、成功を望む野心家にして豊かさを希求する貪欲なエゴイストだった。だが最後は死によって、その何十年もの苦労が水泡に帰すという失敗パターンに陥るが、転生の都度、反省なく似たような人生を...これまであった失恋や手痛い失敗など
◎ニルヴァーナのプロセスとテクニックパタンジャリのヨーガ・スートラについて、OSHOバグワンは、哲学ではなく、経験論だと云う。『3.43「大脱身」とは、粗雑な身体を離れ、想像を超えたところで機能する技法である。大脱身を遂行することで、輝きを覆っていたものは破壊される。』(現代人のためのヨーガ・スートラ/グレゴール・メーレ/ガイア社Pxivから引用)だがこれでは何のことかわからない。OSHOバグワンは、“TheAlphaandtheOmega“の講話で、ヨーガ・スートラ3.43について『メンタル体の外側にある意識状態に触れる力であり、考えられないもの、これを大脱身(MAHAVIDEHA)と呼ぶ。この力を通じて光の覆いは、崩壊する』と訳す。続く彼の説明では、大脱身とは身体を超えた人、身体に閉じ込められていない人のこ...ヨーガ・スートラの大脱身
◎弱さでつながる北京冬季五輪カーリング女子は、前回五輪の銅に続き、日本が銀メダルを獲得した。ロコ・ソラーレは日本代表になるまでスランプの時期があったが、その際四人で腹を割って話し合い「私たちは弱いままでいい、かっこ悪くていい。弱さでつながっているチーム」と最底辺での共通認識を確かめ合ったという。イエスは、あなた方は髪の毛一本白くも黒くもできない(マタイ5-36)と言ったが、それほどに人は無力なものである。カーリング日本代表は、この弱さの極みである『愛』から再スタートし、オリンピック決勝まで勝ち上がり、イエスは西洋に『愛』の教えを伝え、西洋を2千年持たせた。最近ポジティブ思考ばかりもてはやされる時代となっているが、逆に人間の真実は、弱さ、無力さとその先の絶望の方にある。将棋藤井聡太五冠の王将戦七番勝負で、彼が負け...北京冬季五輪カーリング女子銀メダル
◎男でもなければ女でもなく神である《※拙ブログは、昨日で満17年を迎えました。読者の皆様のご来訪に感謝致します。まとめ的なものとして、次の三つを置いています。【夢と真実】【ザ・ジャンプ・アウト】【エクスタシス夢の夢なる】》男と女を比べれば、女の方が生きやすいとダンテス・ダイジは言っていた。それが証拠に平均寿命は一貫して女性の方が長い。日本では、武家社会、近代国家と進んでも男性優位社会が維持されている。1970年以降ウーマン・リブ運動があって日本でも男女同権が叫ばれ、男女雇用機会均等法もでき、福祉面では男女ほぼ同等になっている。出口王仁三郎は、大正期にあって男女同権を唱え、女が先に湯に入ってはいけないという法はないと説く。天照大神と素戔嗚尊は姉弟だが、天の安の河原での誓いという陰陽合体、すなわち厳の霊(男性)天照...魂はこの世に生まれて男や女に扮するが
◎逃げるアタランタ錬金術書『逃げるアタランタ』には、沐浴関連の図版は2枚ある。その最初の1枚は、行って風呂焚き女の技に倣え、みたいなスローガンが掲げられている。『エンブレム3布を洗う婦女のもとへいき、彼女のようになしたまえ寸鉄詩Ⅲ秘匿された教説を探ることを愛好するあなた、躊躇なくこの範例から脾益するところを引き出したまえ。熱い水を注いで布の染みをとる婦女のすがたが見えよう。それを模倣したまえ。この業はあなたを失望させたりしないから。そこで黒い体躯の汚れは洗い流されるだろう。』(逃げるアタランタ/M・マイアー/八坂書房/大橋喜之訳P42-43から引用)冥想修行に際しては、様々な雑念、想念を止める、清めるという狙いとも言えない狙いをもって坐る。風呂を入れるには、薪を拾い集めてかまどにくべて、水を汲んで釜に移し、火を...沐浴の秘儀-2
◎オームmeditationパラマンサ・ヨガナンダによるとパタンジャリは、クリヤ・ヨーガについて『クリヤ・ヨーガは肉体の訓練と、精神の統御と、オームに対する瞑想より成る』(あるヨギの自叙伝/パラマンサ・ヨガナンダP244から引用)(ヨーガ・スートラ二章一節)と説明していると述べる。ここのオームのところは、他のヨーガ・スートラでは、至高の存在とか自在神とか訳されているが、パラマンサ・ヨガナンダは、オームに対しことさらに神の創造の言葉、神の存在を証明する証人という重要な位置づけを与えている。パラマンサ・ヨガナンダは、オームは冥想初心者でも実際に聞くことのできる音声だとするが、彼の師ユクテスワは、オームによる沐浴の意義を強調。道教の大立者呂洞賓は、沐浴の秘儀を明かしていないほどに重要なポイントであることがわかる。沐浴の秘儀
◎りんごの実を食べる旧約聖書の創世記。エデンの園の中央には、二本の木が生えている。一本は知恵の木で、もう一本は生命の木。知恵の木とは善悪を知る木であり、神が食べることを禁じた。この木の実がリンゴであり、蛇がイブに勧め、更にイブに勧められたアダムがこの知恵のリンゴを食べて、人間に生と死が発生することになった。これがappleの齧られた林檎。ユクテスワの説明では、生命の木とは人間の身体のこと。脊髄は木を逆さにしたようなもので、頭髪が根、知覚、運動両神経が枝にあたる。この神経系統の木には、視覚聴覚嗅覚味覚触覚の五感というおいしい実がなっている。人間はこれらの果実を自由に楽しんでよいが、ただ性の経験だけは、つまり肉体の園の中央にあるりんごの実を食べることだけは禁じられていた。(参照:あるヨギの自叙伝/パラマンサ・ヨガナ...生命の木とアップルの秘密
◎願掛けでも、反戦キャンペーンでもなくネガティブ予言専門ブログみたいなものがあって、結構人気があったりする。ネガティブ予言については当たる当たらないや、どこに住むか、どこに逃げるかばかり気になる人が多い。だが、正すべきなのは自分の心であると、まともなブログならそれを書いているものだ。だが心を正しくするということは、意外に方向性や冥想手法を見極めることが難しいのは、ご承知のとおり。ネガティブ予言は、明治時代に天理教、大本教から出され、時の政府は弾圧を行った。これが終戦後の高度成長期には、あまり話題になったことはなかったが、ノストラダムスの1999年7月の「恐怖の大王」予言が世界全体を震撼させた、今の30代以上の人には身に覚えがあるのではないか。当たり前のことだが、全世界が明日にも終わるような世界観では、一生のライ...ネガティブ予言は変わるものだが
◎日本の麻なる生活と伝統文化破壊から再興へ日本のデザインの代表的モチーフと言えば、麻の葉文様。障子の組子や襖(ふすま)に麻の葉が組まれたり描かれていることは、極々普通である。八百万の神々も大衆も夏の快適ファッションとして麻の服を好む。古神道では、大麻は罪や穢れを祓う神聖な植物。神主が祓いに用いる道具は「大麻(おおぬさ)」と呼ばれ、神事には必ず用いられる。伊勢神宮のお札(ふだ)は堂々“神宮大麻”であり、江戸時代には御師により各戸に配られた。シャーマニズムと言えば、チャネリング、神下ろしであって、世界的には、よりましが薬物摂取している例は多い。日本でも古事記の神功皇后がよりましとなってチャネリングを行っているが、トランスに入るために大麻を使う選択もあったのだろうが、そんなことは一言も古事記には入っていない。そこにこ...麻の葉文様からサブカルへ
◎死んでも醒めることのない夢である昨日は、ダンテス・ダイジの誕生日とされる日。ダンテス・ダイジの詩集「絶対無の戯れ」から「夢」『夢すっかり疲れ果てたように男が眠っているかすかな笑いが顔に浮かぶ―――私はとうとう喜怒哀楽の悪夢から醒めたぞ男はそう夢見ていたのだすずめが鳴いている久遠の夢がすずめとなって鳴いているあの清澄な歓びである解脱それへの求め人間を超絶し去った三昧三昧を修しいかんとする心結局それらも夢であるだけだ人生は死ねば醒める夢ではない死んでも醒めることのない夢である生は夢である死は夢であるもし夢以外のどこかに現実というものがあるとしたらそれもまた夢であるにすぎない限りないという夢があり永遠に続くという夢がある根も葉もない夢である夢も所詮は夢であるすずめが鳴いているもはや人間も死もなく久遠の夢がすずめとな...人生は死ねば醒める夢ではない
◎イエスを裏切ったユダなどトリックスターの特徴は、人間にとって深刻な結果を招くいたずらをすること、世界全体を窮地に陥れる悪意のない嘘をつくことなど。トリックスターと言われる者は、ギリシア神話のヘルメスであり、北欧神話のロキであり、日本の素戔嗚尊(スサノオノミコト)であり、イエスを裏切ったユダなど。最初は浅智恵からくる悪行に見えるが、その結果は世界全体の悪弊、因習を根底から破壊して、結果として全く新たな新秩序をもたらしていく。この地獄的世界が至福千年に変換していくプロセスを後になって順を追って見てみれば、何人かの悪意なき偉大なトリックスターの行動を検出ことができるだろう。あの絶対平和のみろくの世を標榜する出口王仁三郎が、昭和神聖会を組織し白馬に乗って軍事教練みたいなことをやったり、強弓を引いたり。あるいは、ダンテ...トリックスター、毒と癒し
◎平野歩夢が夢から歩み出た(北京五輪・スノーボードの男子ハーフパイプ決勝(2022年2月11日))2回目のランの結果は、オーストラリアのスコット・ジェームズの92.50に対し、平野歩夢が最高難度のトリプルコーク1440を組み込んだ構成を成功させたにもかかわらず、91.75と2位に留まり、世界中からも低採点すぎるという批判も集まったほど。こうした中、通常であれば、審判団に対する怒りと自分への疑いとそこから来る弱気が次のランを台無しにするものだが、3回目ではその怒りを完璧さに変え、2回目のランを上回る精密なランを見せ96.0のハイスコアを叩き出し、不審な評価をした審判団さえ異論をさしはさめないスコアで大逆転勝利を得た。平素の練習では、ランのイメージを想念として確固たるものに作り上げ、それを身体にて現実化できるように...平野歩夢は21世紀のかもめのジョナサンになった
◎ともすれば恐怖におののく人々「人間には耐えられないことは起きない」という言葉を聞いたことがある。この言葉は、ともすれば恐怖におののきがちな人にとっては一縷の希望であり、福音である。だが、大地震大津波大洪水のような天変地異に巻き込まれて、「耐えられない」経験をするということはあるし、原爆水爆に撃たれて「耐えられない」経験をする人もいる。「耐えられない」経験をすれば、「足元の大地が崩れるような感覚となり、世界が壊れるように思う」人も現にいることを東日本大震災や何やらで、日本人なら知っていると思う。その上で、なぜ「人間には耐えられないことは起きない」と語るのだろうか。似た言葉がヨーガ・スートラ第二章の16にある。『まだ来ていない苦悩は回避すべきである』(ヨーガ・スートラパタンジャリ哲学の精髄A.ヴィディヤーランカー...人間には耐えられないことは起きない
◎愛が心の中に成長するにつれてユクテスワは、人はいつ救い主に出会えるかについて、『愛が心の中に成長するにつれて、人は自分の苦悩を取り除き、疑問を解決し、自分に平安を与え、自分をもろもろの不幸から守ってくれるような人との交わりを心から望むようになる。そしてまた、神に目覚めた聖者たちの遺した聖典を科学的に研究するようになる。』(聖なる科学/ユクテスワ/森北出版P70から引用)このように真の信仰の意味を理解するようになって、幸運であれば、人は“自分を霊的に導いてくれる聖師(救い主)となってくれる神のような友”に出会えるという。この友に忠実に従って修行をしていくと、スシュムナドワーラ(スシュムナー)に心を集中することができるようになる。自分の内なる光輝く身体が見えてきて、聖音オームを聞くようになる。※内なる光輝く身体の...人はいつ救い主に出会えるか
◎三つの身体の純化と正師の助け『聖なる科学/ユクテスワ/森北出版』の最後の方に、人はどうやって超人になるかについての説明がある。その方法は大別して二つであり、一つは三つの身体の純化、もう一つは正師の助けを得ること。三つの身体の純化とは、1.肉体の純化は、正しい食物や環境によってなる。2.エーテル体の純化は、感覚と利己心の制御によって、いかなる環境にも心の平静を妨げられないことによってなる。3.アストラル体あるいはメンタル体(これらが磁気的身体と思われる)の純化はマントラと呼ばれる呼吸の制御によってなる。正師の助けを得ることについては、シャンカラチャリヤの言葉を引いて、『人生は、蓮の葉の上の水滴のように不安定で、たえず苦難にさらされている。しかしたとえわずかな間でも聖者と交われば、救いを受けることができる』(聖な...人はどうやって超人になるか
◎ユクテスワの説明厳密に言えば、悟ってない人は、誰が悟っていて誰が悟っていない人か見分けることはできないし、誰が正師かどうかもわからない。パラマンサ・ヨガナンダの師匠の師匠がユクテスワ。彼が説く、人はいつ正師に出会えるかについては、真剣な求道者が一定の進境に達すると出会えるとしか書いていない。(聖なる科学/ユクテスワ/森北出版P23)例のイエスの到来を日々願っている篤信者のところに、ある日ついにイエスがやってきたが、彼は眠っていて気がつかなかったという話を思い起す。正師に出会ったかもしれないが、それをわからずに過ごすということはある。そこでは、自分の真剣さ本気度が問われる。笠地蔵の老夫婦も実は結構真剣で本気だったのだろうと思う。人はいつ正師に出会えるか
◎音韻と想像力の関係『ユングは、言語連想実験をとおして、音とイメージ、音韻と想像力の間に無意識的な関係があることを発見したが、この点は見すごされがちであった。意識から無意識への移動は、意味-概念に強調点を置く自我から、音とイメージを強調する無意識へと言語学的な様相が変化するという特徴を持つ。』(言葉の錬金術元型言語学の試み/ポール・クグラー/どうぶつ社p87から引用)無意識でのイメージにはやがて現実として実現するものがある。『天地の水火(イキ)を與(く)みて万物を生じ、人間の水火(イキ)を與(く)みて言(ものいう)ことの伝えなり。』(大本言霊学天之巻/出口王仁三郎p16から引用)つまり人間は、言葉でもって万物を発生させている。それを踏まえて出口王仁三郎は、正しい言霊を発することのできる正しい心を持てば、地上天国...言霊からイメージ経由現実へ
◎生きるエネルギーの多寡零下五度の厳寒。映画マトリックスの冒頭で主人公が椅子に坐って、背中に何本か差しこまれたチューブがブチブチと外れていくと、彼は異世界に入って行くシーンがある。これは、正常な人間はクンダリーニとムラダーラ・チャクラが接合して同じ世界を見ているが、クンダリーニとムラダーラが分離した場合、その世界を見ることはできないという説を承知している者が指導したに違いないと思っていた。ダンテス・ダイジは、クンダリーニとムラダーラが分離するにはそこに異常な力がかかる場合に発生するとしている。異常な力とは、不条理なる生育環境だったり、薬物だったり、肉体が虚弱だったりすることでの精神と肉体のアンバランスだったりするのだろう。一方で『ニルヴァーナのプロセスとテクニック/ダンテス・ダイジP97』に示されているように、...多数の絶対的な孤独者たち
◎人間の寿夭寿夭の寿は長生き、夭は短命。昔は長生きはよく、短命は駄目などと無条件に考えていたが、国民総貧困化の中、普通の生活を営むにも激烈な生存競争を日々やっていかなければならない現実では、長生きはよく短命は駄目などと言う人は今は少ないのではないか。パラマンサ・ヨガナンダのあるヨギの自叙伝に、5歳だか7歳だかの少年が生きづらさをつぶやきつつ、結局その位の年で夭逝してしまうのだが、彼にはそのことが気にかかっていたという話が出てくる。その少年は、前世で既に人間としてのカルマを相当に果たし、数年分だけ残してこの世に生まれて来たのだろう。OSHOバグワンが、自分はチベット密教僧が前世だというのは、前世でチベット密教僧としてあと三日で修行が完成するところを、賊に殺されたため、残り三日分を今生で58年かけて修行をやり直すハ...人間にはいとおしむべきものがある
◎天国でも自由、地獄でも自由自由には社会秩序や世界秩序が含まれ、そうした混沌とした秩序からの自由は本当の意味での自由ではない。無秩序には暴力があり弱肉強食の競争があり、冷酷さがある。だがこのような無秩序からの自由は本当の意味での自由ではない。何かからの自由は本当の自由でない。そのすべての構造に気がつくことで、完全に自由である感じ、本当の自由に至る。気づきとは、観照のことであって、般若心経の冒頭の世界の五要素を「照見」すること。観照のために冥想がある。自由とは、とかくイデオロギー的、人権的に見たがる人が多いが、完全に自由とは、天国でも自由、地獄でも自由ということであって、清らかでピースフルな世界は勿論のこと、大量死なる修祓・天変地異・核戦争においても地蔵菩薩のように自由ということ。こういうのを天国と地獄の結婚を生...本当の意味での自由
◎ヨギとスワミあまり意識したことはなかったが、ヨギというのは教団に属さない一人修行者であって、スワミとは教団に属し師を固定し厳格な戒律を守る修行者であるらしい。ユクテスワは、ヨギにしてスワミ。日本でもハタ・ヨーガが盛んになって結構なことである。ハタ・ヨーガではポーズや呼吸法を用いるが、心理学者のC.G.ユングは、「プラーナの呼吸が宇宙エネルギーの呼吸であって、遍在の霊(アートマンのことか)に結びつくという基本的な概念なしに行ってもあまり効果はない」と断じている。(参照:あるヨギの自叙伝/パラマンサ・ヨガナンダP235)いろいろなアーサナをやって呼吸法をやれば身体的には快調になるのだが、それだけの話ではないということ。ハタ・ヨーガをたしなむ者は最終的に神人合一を求める概念的理解があってやるのでなければ効果は少ない...ハタ・ヨーガから神人合一へ
◎知から入る道、情から入る道など知から入る道と言えば、ジュニャーナ・ヨーガがまず思い浮かぶ。これは、隻手の公案のように文字通り考え抜く。だが、当代では、自分が何のために生きるかという疑問がほとんどの時間に意識にちらつく人が多く、ジュニャーナ・ヨーガの時代と言ってよい。情から入る道と言えば、阿弥陀如来の慈悲に助けて頂いてのように、太母との接近遭遇の道であって、心地よいことこの上なく、その歓喜の懐に飛び込むことを狙う。バクティ・ヨーガであって、太母との信愛を求める。これに対してラージャ・ヨーガの一種である只管打坐は、一気に窮極に飛び込むことを狙っていく、ただ坐る。知も情もない。事上磨錬は、日々の仕事を精密にやり続けることで至る道。毎日瓦を磨いたり、正しい原料正しい手順で賢者の石の製造に200回トライする、毎日シジフ...神仏を忘れた人が圧倒的に多い地球ロゴス
◎玉矛(たまぼこ)の道ある世をぞ仰ぐらん万(よろず)の民もひとつこころに戦前のあの人権軽視のファシズム国家の下で、二度も教団まるっと弾圧され、出口王仁三郎自身も昭和10年の二回目の弾圧(第二次大本教事件)では、7年も不敬罪並びに治安維持法違反で収監され、なおかつ生きながらえたのは、不思議と言うしかない。出口王仁三郎も拷問を受けたことが彼の和歌にも出てくる。SNSでは、出口王仁三郎の名は人気があるが、大本神諭も読まず、霊界物語も読まずでは、出口王仁三郎の意義はわかるまい。出口王仁三郎が認めたとは言えぬ日月神示は人気だが、それは本流ではあるまい。同じ政治犯でも明治43年の大逆事件では、幸徳秋水は逮捕から半年で死刑であって、7年も収監されてなお生き延びた出口王仁三郎は異例中の異例と言えよう。そこで囁かれるのが、出口王...出口王仁三郎が生きながらえた理由とその効果
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