手牌13枚の強さは、汎用性だ、と思っている。 たくさんの効果を複合して発揮できる13枚にするためには、 面前過多でも、仕掛け過多でも、よろしくない。 攻守に長けている13枚を意識するためには、効果の高い手役の複合を意識するべきだ。 一通は、ホンイツ、ピンフと複合させたい。 三色は、タンヤオに複合させたい。 24m124456789p234s ドラの絡まない13枚で、何を切りますか?
現在、思い出そうとすると、その光景はセピア色に染まっている。 何の気もない日常が、それでもとても尊く思い出されるのは、 年をとった、ということなのだろうか? ::::::::::::::::::::::::::::: となりの卓から、怒鳴り声が聞こえた。 「ふざけんな、何が32,000点じゃい!」 酒が脳天まで廻っている様子のおっさんが、怒号をあげる。 酒のせいなのか、その頭頂の平野が真っ赤に燃えている。 まるで、おべんとうに入っているウインナーのたこさん、のような感じ。 「緑一色じゃ。おまえ、リューも知らんと、麻雀打ちよったとかいな?」 和了したほうのもやしのような風貌のおっさんは、淡々と続ける。 緑一色を、リュー、と呼ぶあたり、かっこいい。 本当は仲がいいのだろう、 ほかのジャガイモとはんぺんのようなおっさんも にこにこして、見守っている。 その..
満月が歓楽街の外れにある、屋台を優しく照らす。 「なあ、国士無双ってあるだろ?」 くたびれきったサラリーマンがおもむろに口にする。 「ああ、麻雀の役だな。」 となりでカップ酒を齧っていた男が、所作なく返す。 「その国に並ぶ者などいない強者という意味らしいけど、麻雀の役だと少し意味が違うんだ。」 と、続けるサラリーマン。 麻雀でいう、国士無双っていうのは、弱者に残された最後の希望なんだよ。 使いものにならない19字牌。 このてんでバラバラのクズ牌を13枚集めると、最強の役になる。 どうしょうもなくツキに見放された人間への最後の救いの役なんだ。 なんだか、ロマンチックだと思わないか? 最低最悪の不遇な逆境を、最高なチャンスに変えることができる。」 サラリーマンは、誰に伝えたいという風でもなく、小さな声でつぶやいた。 「麻雀っていうのは、人生そのものなのか。諦めなければチ..
仕掛ける理由は、間に合ってないから。 先んじることができれば、対応する、のではなく 対応してもらう、ことができる。 風下に回らないことが一番大切だと、体に染みついている。 初参加の方。 とても、よい麻雀を打ってくださる。 その麻雀を観たい、ということと、 あまりピーキーな真似をして、 「なんなの、このひと?」と思われたくない、という理由から重めに組む。 麻雀は4人で打っているわけだから。 東場は、観察をして、南場の親を起点にして1回の攻撃まくりを考える。 仕掛ける牌をスルーして、形を整え 前に出ないで、しっかりと受ける。 56m4678p67789s北北 この13枚の時に先制リーチ。 縦重なりのありそうな、最終手出し、マンズのタンピン系のリーチだ。 3mを引いて、ツモ切りを考えるけれど、 ここは、マジョリティにしたがって、北を切る。 場に一枚もでてい..
攻撃こそは、最大の防御。 けれど、それは攻撃を加えることで、相手を戦いの土俵からおろすことが可能な時だけだ。 おりない向かってくる相手は、やっかいだ。 大切なのは、戦う姿勢。 臆病で心配性な自分は、たくさんの戦いの経験のなかで、 「戦わないとたいへんなことになる」ということを知っている。 なので、こわいけれど、前に出る。 そのおかげで、今日まで生き残ることができた。 それは、私生活においても同じことだ。 けれど、時を重ねると臆病になる。 賢明という言葉で自分をごまかしながら 「戦わなくてすむ理由」をさがし始めている。 それは、卑怯者のすることだ。 幼いころから、父親に「卑怯者になるな」と育てられてきた。 それは、私が卑怯者で、父もまた卑怯者だったからだろう。 でもそのおかげで、ずるいことをすると、気持..
勉強会と実戦は繋がっていなければ、意味がない。 ただ、勉強会のときは、よりたくさんの選択肢を持てるようになるために 「できるだけ、同卓者の勉強になるように」 という気持ちが根底にあるものだから、どうしても、弛緩してしまっている。 大切なのは、現在何をするべきか?だ。 ここでいう、現在とは、もちろん「過去の総括」と「未来予測」の点である。 36000点持ちの、東3局。 配牌から、ホンイツの手牌が入る。 上家にマンズは安くなく、場に対するマンズの割合は、20%くらい。 (個人的な所感としてのマンズ占有度です。) すこし、高いかな、というイメージ。 配牌 12455678m29s中中北 6巡目まで、ほとんど動かない。 最後に8mをツモって以下のかたち。 12245566788中中 7巡目 上家から3m..
人間には、第6感というものが、あるらしい。 自分は、こういう事柄を結構意識している。 「予感」 でも、それにはちゃんと理由がある、と思っている。 例えば、ここはカンチャンに受けたなら和了しそうだ、とか、 そういう感覚は、実は刷り込まれた「過去の自分の経験によるもの」であることが多い。 また、勉強会と実戦はイコールとはなりえない。 「一生懸命打つこと」と、「必死で打つこと」は、やはり違う。 今回の対局では、それを痛感する。 勉強会では、動画をとっているので、容易にその対局を振り返ることができる。 なので、一生懸命に打つ。その時の気持ちまでも、ちゃんと振り返ることができるように。 そうできているつもりだった。 勉強会も実戦も同じ品質で打てていると。 「観戦させていただいてもいいですか?」 背後に人を背負う。 ..
楽をすることには、意味がない。 楽を覚えると、工夫や努力を置き去りにしてしまう恐れがある。 けれど、工夫や努力をしない頑張りは、もっと意味がない。 (それは、努力とは呼べない、と思う。) たくさん考えることを、薦めている私だけど、 それは、たくさんの選択肢のなかから、 瞬間で「最良の解」を導き出すための積み重ねに過ぎない。 局の目的は、他家の1打1打で大きく変化する。 その局面にあわせて、工夫や努力をすることが必要。 やるべき適切な仕事を見つけることが必要。 そして、効果の高い仕事の方法を選択することが必要。 場を見て、場の状況を判断して、自分にとって一番価値のある仕事を選択する。 この仕事の選択こそ、そのひとの価値だ。 そのひとが、一番やりたいことを仕事にするべきだ。 ::::::: 仕事終..
ずいぶん 長い旅を続けてきた気がする。 「麻雀」から離れる機会は何度もあった。 他に自分にどんな興味のあることが重なっても、「麻雀」だけは いつも、片時も離れず私のそばにいた。 「全てを映し出す鏡。」 「絶対に自分を裏切らない存在。」 頑張ったら、頑張った分だけ、必ず前に進める。 麻雀との旅。 それはずいぶんと長い旅で、なんだか、予想以上に遠くへ来てしまった。 :::::::::::::::::::::: 道場へ足を運びだして、2日目。 私の後ろには、師匠が、どかっ!と座っている。 フリーでは、「音速で仕掛ける嫌がらせ」を信条としていた私は、 その麻雀を過信していた。 簡単にいうならば、思い上がっていた、のだ。 師匠に「自分が打てるところ」を見て欲しくて 初巡から、両面ターツを仕掛けて1000点..
らくえん。 客層の職種はさておき、上品な兄弟が経営していることもあり、 常連はみな、感じがよかった。 平素は粗暴であっても、この店での対局においては、みな紳士でいる。 上品に振舞おうと意識している。 :::::::::::::::::::::: 白い「いかついグロリア」は、毎晩22時頃に現れる。 ダブルのスーツを着た、見るからに、のフォルム。 スキンヘッドのおにいさんは、その風貌にあわず 驚くくらいに、とにかく腰が低い。いつもにこにこ。 麻雀を覚えたばかりらしく、他の客の麻雀談義にも、興味深そうに頷いている。 誰かが、役満をあがれば、「すごですねえ」と目をキラキラさせている。 と、ある、そのおにいさんとの対局中。 おにいさんのケータイが振動する。 その画面をみて、いぶかしがりながら、 「すいません..
当時の記事を、探したけれど見つからなかった。 記憶も蒙昧で、カンチャンを一点で読まれていたこと、と 異様な威圧感は、峻烈に記憶に焼き付いている。 全て、書きなおしになり、なおかつ過去記事との齟齬があることを、 申訳なく思いながら自分が麻雀に傾倒していくきっかけを、掲載してゆきたい。 :::::::::::::::::::::::::::::: 自分の麻雀の力でも「勝てる店」を選定していた。 麻雀で勝つために、一番大切なことは、「自分より拙い相手と打つこと」だ。 そして、同卓拒否をされないこと。 その為には、この人は、強いと思われては損だ。 店のメンバーあたりから、辛く打たれてしまう。 勝てばよい。勝つことだけを目的として他人の嫌がることを最優先する。 自分のいらない牌は切りまくるけれど、絶対にふりこまない。..
本物以外は欲しくない。 少ない対局回数のなかで探求の旅は続く。 自分の麻雀のせいで、「自分の麻雀を見てくれているひとの麻雀」がおかしくなってゆく。 手牌のみを信じて、被弾するもの。 遠くて高くて、危険な手組をするもの。 「場の状況」→「安全エリアの確認」→「守備」→「手牌の可能性」=たくさんの選択肢。 この順序で、しっかりと重ねてきたひとを除いて。 みな、リスクを抱え過ぎた一か八かの麻雀を打っている気がする。 そのひとにとって、矛盾のない打牌であれば、問題はないはずだ。 けれど、そうおもうことが、自分の思い上がりなのかも知れない、とふと、思った。 卓に落ちる情報を精査しつつも、色、形、数、を執拗に意識する 手牌のことを、一番最後に考えることが、一番たくさんの選択肢を持つことができる、これを信じる。 そういう自分の麻雀は..
DIO様にあこがれ続けているその男ターミヤは、その「時をとめる」能力を習得した。 ::::::: これは、私見です。 麻雀での実戦では、本来「逡巡なし」全員ノータイムで打つべき。 「迷った牌である」という情報を卓外に落とすことは、そのままゲーム性への破壊に繋がる。 「逡巡することは、同卓者への甘え」に他ならない。 厳しいようだけれど、麻雀においては、打牌の所作も所要時間も均一でなければ、意味がない。 では自分は「逡巡のない対局」ができているのか、と言われたなら 本当に情けない話だけれど、「まだ、まだ。」である。それくらい難しいのだ。 もちろん、勉強会のように「しっかり考えること」を目的とした対局は、例外だが。 ::::::::::: その対局中、DIO様に憧れているその青年は、ザ ワールドを連発。 周囲の迷惑を考えることなど考えることなく、時を止..
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手牌13枚の強さは、汎用性だ、と思っている。 たくさんの効果を複合して発揮できる13枚にするためには、 面前過多でも、仕掛け過多でも、よろしくない。 攻守に長けている13枚を意識するためには、効果の高い手役の複合を意識するべきだ。 一通は、ホンイツ、ピンフと複合させたい。 三色は、タンヤオに複合させたい。 24m124456789p234s ドラの絡まない13枚で、何を切りますか?
世界中にたくさんの麻雀がある。 日本の麻雀だけが、そのすべてではあるまい。 いろいろなルールで、いろいろな麻雀をいろいろなひとと打ちたい。 もしかしたら、自分も知りえない麻雀が存在するかも知れない。 現在、関東でもサンマが流行っている。 天鳳や雀魂などの影響もあるのだろう。 流行る麻雀の条件は、 ●わかりやすい ●ドキドキできる ●さくさくあそべる だと、思う。 サンマ(三人麻雀)は、マンズを除いた絶一門の麻雀。 北を抜いたり、めっちゃ楽しい。 サンマは、色が一色少なく、チーもないため、手牌の構成が読みやすく 「めちゃめちゃ麻雀の力の差」がでる。 運の要素が強いようで、実はそんなことは全くない。 絶一門だけで、「かなりシビアな戦い」となるのにこれが、 「一色だけだと、どうなるのか、」気にはなってい..
世界中にたくさんの麻雀がある。 日本の麻雀だけが、そのすべてではあるまい。 いろいろなルールで、いろいろな麻雀をいろいろなひとと打ちたい。 もしかしたら、自分も知りえない麻雀が存在するかも知れない。 現在、関東でもサンマが流行っている。 天鳳や雀魂などの影響もあるのだろう。 流行る麻雀の条件は、 ●わかりやすい ●ドキドキできる ●さくさくあそべる だと、思う。 サンマ(三人麻雀)は、マンズを除いた絶一門の麻雀。 北を抜いたり、めっちゃ楽しい。 サンマは、色が一色少なく、チーもないため、手牌の構成が読みやすく 「めちゃめちゃ麻雀の力の差」がでる。 運の要素が強いようで、実はそんなことは全くない。 絶一門だけで、「かなりシビアな戦い」となるのにこれが、 「一色だけだと、どうなるのか、」気にはなってい..
食い仕掛けの最大のメリット 食い仕掛けの最大のメリットは『リーチ判断が必要ない』ということだ。すなわち、『リーチを打ったことによる、①全ての牌をツモ切る』という地獄の所作と、②リーチによる手牌を成長を止める』というデメリットを排除できることにある。 自分は、門前リーチ手組は選択しない。全ての手組が仕掛け中心で、仕掛けることができなかった場合、最後の選択肢として、『リーチ』となる。 全てをツモ切る、手牌の成長をとめる、このことがどうにも好きになれない。 門前でダマテンを選択する理由も、アガリ牌以外の全ての牌をツモ切ること、手牌の成長を止めることに抵抗があるからだ。手牌に対して何もできなくなる感覚が、とにかく気持ち悪いのだ。自分の麻雀観とは合致しない。だが、例外もある。①全てをツモ切ってよい、(ツモアガリを信じる)②手牌の成長はもうない(最終形)場合。『リーチを打たない訳にはいかない』そ..
河読み 麻雀は相手の手牌を推察することも楽しさのひとつです。 七対子麻雀の河は、そのひとの手牌構成の余剰牌です。七対子は全ての牌を等価値で扱える特殊役です。そのため、河に無作為に数が落ちる傾向があります。中張牌が多めにバラバラにとんでいるときには、七対子を疑うこともありです。最終手出しの牌が違和感アリアリの場合は、七対子? 七対子待ち読みもしかしたら七対子かな?と感じたら『自分が七対子なら、待ちに取る牌は、危ないかな』で、危険牌を選定しましょう。 一通一気通貫は、1と9の数牌が手牌構成に必要な9枚役です。 その為、捨て牌に1や9の変わりに押し出される4や6が落ちやすくなります。4や6が不自然に河に落ちてる場合は、一気通貫を疑いましょう。 三色三色同順は、同じ数の並びを環帯とした見落としてはいけない9枚役です。そのため、完成メンツからの手出し、三色を追うために『345に6を引い..
ダブル役満への手順。赤あり配牌で白發1枚、ドラの北二枚。カン6mのターツを払ってうまいこと、24000のテンパイに。34s發發中中中に3sを引いて、安めトリプル36000、高め48000のテンパイに思わず取ってしまったけれど、これは、緩手だったかな?と。ここは、3s を切っておいて、34s發發中中中のまま押して、發を引いたら、(發を鳴けたら)3sを切って4s単騎。4s發發發中中中。 まだ、豊潤に牌山にいる字牌単騎のダブル役満を、狙うべきだった。34s發發中中中で、あがりやすい24000を。さらに、字牌?發發發中中中で、96000の打点とあがりやすさを確定する。 一度大三元を見送るけど、さらに、おおきくなる。大切なのは、『あがりやすさ』 ただ、この役満、『あがれる感覚』が全然なかった。絵に描いたもちっくす。 このあと、刺さり続けてラスひきましたー
「あなたが、麻雀を大切にしていたなら、あなたの周りには、 あなたと同じ気持ちのひとが、必ず集まる。」 25年前にそう言われて、その言葉を信じて、自分なりに重ねてきた。 いつか、自分が麻雀を続けてきてよかった、と思える、そういう麻雀を打てる。 自分より遥かに温度のある、そういう仲間が集まるのだろう、と。 場に発しか落ちていない7巡目に、西が切られる。 大三元と、四喜役に気づいていない打牌だ。 それでも、「場への字牌の高さを意識できてしまっている自分」は字牌に敬意を払う。 三元役を軸に組んでいる自分の手牌にある、東、と南。 南が重なったので、東を放つ。 四喜役を軸に組んでいる相手には、単騎でない限りこの東は通る。 ゲームが壊れないことを、「字牌がこれ以上安易に切り出されないことを祈る。」 国士テンパイ。 ..
ひさしぶりの記事投稿となりました。 下記URLにてご確認ください。。 引き続きよろしくお願いいたします。 つかぴょんパラダイス☆ロスト:SSブログ (ss-blog.jp)
週3回の記事掲載を目的としています。 下記URLにてご確認ください。。 引き続きよろしくお願いいたします。 つかぴょんパラダイス☆ロスト:SSブログ (ss-blog.jp)
今後、下記URLへお引越しいたします。 引き続きよろしくお願いいたします。 つかぴょんの麻雀パラダイス☆ロスト:SSブログ (ss-blog.jp)
大学受かったので、思う存分麻雀が打てる! いつもの雀荘で、いつもの仲間と麻雀を打ちながらも、 自分は「これからの関東での麻雀」にワクワクしていた。 きっと、毎日麻雀になる。どうしよう・・ 睡眠時間とか、なくなっちゃわないかな・・ 大学生ともなれば、はきっと全員麻雀が打てるだろうから、メンツには困らないはずだ。 ただ、九州とはいろいろルールも異なる。 積み棒は、場に1500ではなくて、300。 喰いタンあり、つもピンあり、らしいから、注意が必要。 「タンヤオは、食い下がらない」、仕掛けても1300点が1000点になるだけで、お得。 すげえな、さすが、東京だわ。 毎日毎日、麻雀を打つことになるのだから、ゲーム代がたいへんだよなあ・・ いよいよになったなら、部屋に雀卓を置く、っていうのもありかもしれない。 だが、時代は..
何をやってもダメなとき、ってある。 ハーロック曰く、「そんな時は昼寝でもしてればよい。」 かっこいい。 人事を尽くして、天命を待つ。 [麻雀は、巡るもの、]良い時も悪い時もある。 不調とき、というのは、間に合っていないことが多い。 先制リーチを打っても、おいつかれてしまい、振り込んだり、 仕掛けて最速のテンパイとなっても、追いつかれて、詰まされる。 ムカついて雑になってしまうことも多い。 ここで必要となるものは、「卑屈ではない謙虚さ」だ。 その前提には、うまくいっているときにも、振り返る習慣を持つことが必要となる。 うまくいっているときは、問題ない。 実は、不調なときに、どう対応するか、が一番大切なのだ。 賽の目がどうしても、自分に不利に手続けるとき、 自分が、気を付けることは、「いちはばちかの勝負..
いちか、ばちか、の牌を切る。 麻雀はね、「黒ひげ危機一発!」ではない。 「なぜ?切れる?」 「なぜ?なぜ、その牌が切れるの?」 我慢している自分が「えらい」なんて思わないけれど、 自分が、場の状況を精査して必死で抑えている牌を、 ポンポン切られると正直あほらしくて、シラケてしまう。 自分はどんなこきでも、説明のつかない牌を切らないように、必死で打っている。 相手の仕掛けや、思惟を自分なりに評価して、大切に打っている。 そのことが、同卓している相手に伝わらないのは、自分の力が足りないからだ。 ステージの違いではなく、自分の「麻雀への熱量が不足」しているからだ。 曽根さんが、残してくださった言葉がよみがえる。 「中司さんは、打牌をちゃんと見てくれているから、だから、嬉しい。」 相手の打牌から、13枚を精査する。 ..
80年代後半。 思えば、夢のような季節だった。 もはや、セピア色な思い出ではあるけれど、 当時はまっすぐ歩けないくらいのダメージだった。 30年以上も昔のはなしだ。 最大の大負けの記憶。 ちょっと、長くなりますけれど。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 地元、北九州はなかなかに危険な街。 競輪、競馬、競艇、麻雀、裏カジノなど、ヒジョーに盛ん。 当時、予備校生のわたくしのこづかいは、毎日の食費800円。 これでは、麻雀も打てないし、ゲームセンターに行ったとて、数時間も持たない。 麻雀が打ちたくて仕方がないわたくしは、当面の場代を稼ぐために思案する。 フリー雀荘にいって稼いでみたい、という気持ちはあったけれど、 点数計算がおぼつかないし、正直自信がなかった。 麻雀は、自分は強い、と勘..
賭けていれば、お金で責任がとれる。 ノーレートは、打牌の責任を「内容」でしかとることができない。 同卓者の大切な時間を使わせてもらっているのだから、 高品質の麻雀を目指したいものだ。 なので、お金よりも、はるかに重い「想い」が必要だ。 打牌に想いもなく、卓につかれてはそれは、絵合わせゲームになる。 その仕掛け、そのリーチ。 振込む痛みについて、覚悟はできているか? ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: テンパイ即リーなら、誰にでもできる。 テンパイに向かって打つことも、誰でもできる。 仕掛けることも誰でもできる。 出る牌をチーポンしまくるだけだ。 些細なエラーはあるだろうけれど、誰にでも作業としてできることだ。 仕掛け一つとっても、和了しやすい「順番」を..
勝つことには、総じて価値がある、と信じこまされていた。 時間やお金を使って結果を出すこと。 その為に、おかしなことはしないこと。 長い時間を重ねて、年を重ねて思う、「そんなものには、価値がない。」と。 一番大切なのは、「自分が納得する」ことだ。 自分の選択に、「自分が納得する」こと。 それは、すなわち、自分の人生そのものに、満足することに繋がる。 「自分が納得するために」一番大切な「時間」。 これをどう過ごすか、が、なによりも、大切になる。 南2局 トップ目、北家とは18000点差 親番が落ちると、残りは2局しかないから、 ここでは、2900の和了でも価値がある。 親番 ドラ 5m 4567m77p1567s南南白白 1巡目。1sを切った後、白が切られる。 仕掛けるなら、トイトイだ。 ..
攻撃は最大の防御。 攻めて攻めて、攻めまくる。 常に10万点のトップを目指す。 1回のトップで、2.3回分のラスを返せるように。 自分は、守備力を絶望的に持っていない。 オリを選択すると、なぜか、和了牌を振り込んでしまう。 オリを選択しているにもかかわらず、 まるで魔法でもかけられたように振り込んでしまう。 オリて振り込むと、麻雀がおかしくなるので、 自分は、基本、絶対にオリナイように心掛けている。 でも、だからといって、ゼンツマンになるわけではない。 「オリル」のではなく、「受けて押し返す」感覚。 「トンデモネー牌」だけは切らないように。 ※「トンデモネー牌」→説明のつかない矛盾した牌のこと。 自分がトップ目の時は、さらにもうひとつ上に、自分よりもうえに トップ目のひとがいる、と思って打つ。 ..
地震、かみなり、火事、親リー。 親リーは、こわい。 振り込んではいけない。 本当に、そうだろうか? 親リーには、振り込みたくない、だからこそ、降りてはいけない。 自分は、そう思うのだ。 早い巡目で、親リーチをうけた時に、 自分の手牌が、いけそうになかったなら、すぐさま 「ベタオリ」を選択してはいないだろうか? 親リーに、振り込まないことは、誰にだってできる。 以下、私見である。 もし、自分が親リーチを打ったときに、一番嫌な相手は、「振り込まずに、むかってくる」ひと。 もっと、いうなら、「振り込まずに、親リーチを利用して、むかってくる」そういう相手だ。 全員が、セオリー通りに打てたとして、五分五分の勝負だとして、 「セオリーを理解したうえでの新しい選択肢」を見つけ出すことできたなら、 六部四部の..
買い出しの間、卓がたっていた。 久しぶりに、全集中で観戦をする。 武夫しゃんの麻雀をリスペクトしているムスカの対局なら、 きっと、とてつもなく素晴らしい後世に残せる教材になるだろう。 赤アリ、とびあり、6万点終了 45000点持ち、南1局 南家 4巡目 67m246p34566789s ツモ1s 南家 ドラなし。 ここで、1sツモ切り。 めちゃセオリー通りじゃん。 100人のうち、99人が1S切りそう。 タンヤオでの捌きをかんがえるなら、 1sはいらないし、3pも5pも仕掛けて 246pの縦引きも合わせて、1000点での局消化もあり。 自分は、2pを切る。 高い打点をぶつける最後のチャンスだからだ。 ハネマンクラスをあがって、親番2900でラストでもいいし、 オーラスの親番である対面との「..
自分は、実は、東風戦が大好きだ。 ストーリーの組立の負担が半分くらいで済むので、サクサク打ててよい。 その昔、バブルの頃、地元北九州では、東風戦の店が乱立していた。 「すぐ、打てます!」 これが、やはり最大の魅力だったのだ、と思う。 30分もあれば、(調子がよければ)そのあとの飲み代を浮かせることができる。 また、飲んだ後、東風1回だけ、運試し。 勝てば、飲み代が返ってくる、というのも、なんだか、遊楽感があり、楽しい。 そのころ、自分がセットで使っていた雀荘。 きらびやかな、内装。 威圧感のある黒服。 客の出入りもめちゃめちゃ激しかった東風200円の その店には、VIPルームらしきものもあった。 一度は、覘いてみたいみたい世界ではある。 東風戦は、1時間で3回は楽に打てる。 金持ちの道楽だ。 レ..
食い仕掛けの最大のメリット 食い仕掛けの最大のメリットは『リーチ判断が必要ない』ということだ。すなわち、『リーチを打ったことによる、①全ての牌をツモ切る』という地獄の所作と、②リーチによる手牌を成長を止める』というデメリットを排除できることにある。 自分は、門前リーチ手組は選択しない。全ての手組が仕掛け中心で、仕掛けることができなかった場合、最後の選択肢として、『リーチ』となる。 全てをツモ切る、手牌の成長をとめる、このことがどうにも好きになれない。 門前でダマテンを選択する理由も、アガリ牌以外の全ての牌をツモ切ること、手牌の成長を止めることに抵抗があるからだ。手牌に対して何もできなくなる感覚が、とにかく気持ち悪いのだ。自分の麻雀観とは合致しない。だが、例外もある。①全てをツモ切ってよい、(ツモアガリを信じる)②手牌の成長はもうない(最終形)場合。『リーチを打たない訳にはいかない』そ..
河読み 麻雀は相手の手牌を推察することも楽しさのひとつです。 七対子麻雀の河は、そのひとの手牌構成の余剰牌です。七対子は全ての牌を等価値で扱える特殊役です。そのため、河に無作為に数が落ちる傾向があります。中張牌が多めにバラバラにとんでいるときには、七対子を疑うこともありです。最終手出しの牌が違和感アリアリの場合は、七対子? 七対子待ち読みもしかしたら七対子かな?と感じたら『自分が七対子なら、待ちに取る牌は、危ないかな』で、危険牌を選定しましょう。 一通一気通貫は、1と9の数牌が手牌構成に必要な9枚役です。 その為、捨て牌に1や9の変わりに押し出される4や6が落ちやすくなります。4や6が不自然に河に落ちてる場合は、一気通貫を疑いましょう。 三色三色同順は、同じ数の並びを環帯とした見落としてはいけない9枚役です。そのため、完成メンツからの手出し、三色を追うために『345に6を引い..
ダブル役満への手順。赤あり配牌で白發1枚、ドラの北二枚。カン6mのターツを払ってうまいこと、24000のテンパイに。34s發發中中中に3sを引いて、安めトリプル36000、高め48000のテンパイに思わず取ってしまったけれど、これは、緩手だったかな?と。ここは、3s を切っておいて、34s發發中中中のまま押して、發を引いたら、(發を鳴けたら)3sを切って4s単騎。4s發發發中中中。 まだ、豊潤に牌山にいる字牌単騎のダブル役満を、狙うべきだった。34s發發中中中で、あがりやすい24000を。さらに、字牌?發發發中中中で、96000の打点とあがりやすさを確定する。 一度大三元を見送るけど、さらに、おおきくなる。大切なのは、『あがりやすさ』 ただ、この役満、『あがれる感覚』が全然なかった。絵に描いたもちっくす。 このあと、刺さり続けてラスひきましたー
「あなたが、麻雀を大切にしていたなら、あなたの周りには、 あなたと同じ気持ちのひとが、必ず集まる。」 25年前にそう言われて、その言葉を信じて、自分なりに重ねてきた。 いつか、自分が麻雀を続けてきてよかった、と思える、そういう麻雀を打てる。 自分より遥かに温度のある、そういう仲間が集まるのだろう、と。 場に発しか落ちていない7巡目に、西が切られる。 大三元と、四喜役に気づいていない打牌だ。 それでも、「場への字牌の高さを意識できてしまっている自分」は字牌に敬意を払う。 三元役を軸に組んでいる自分の手牌にある、東、と南。 南が重なったので、東を放つ。 四喜役を軸に組んでいる相手には、単騎でない限りこの東は通る。 ゲームが壊れないことを、「字牌がこれ以上安易に切り出されないことを祈る。」 国士テンパイ。 ..
ひさしぶりの記事投稿となりました。 下記URLにてご確認ください。。 引き続きよろしくお願いいたします。 つかぴょんパラダイス☆ロスト:SSブログ (ss-blog.jp)