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将棋局面|羽生善治 vs 郷田真隆 1994-08-29 王位戦第5局|郷田、必殺の寄せ
1994/08/29第35期王位戦七番勝負第5局*「羽生善治王位」vs「郷田真隆五段」 ひねり飛車からの乱戦の終盤。 まだまだと思っていたら先手玉に寄りがあった。 △2七桂 郷田、必殺の寄せ △2七桂が必殺の寄せだった。同銀なら5八金で寄り筋らしい。 羽生さんは長考したが▲2八玉と首を差し出し、△4九竜▲同銀△3九銀まで後手郷田勝ちとなった。以下は詰み。 56手という短手数であった。
将棋局面|郷田真隆 vs 羽生善治 1994-08-18 王位戦第4局|郷田の好手
1994/08/18第35期王位戦七番勝負第4局*「郷田真隆五段」vs「羽生善治王位」 後手△3三金直! 「ひええ」という手が指された局面。 2四歩から銀冠が狙いだったが、先手は・・・。 郷田の好手 ついつい3六歩から3七桂としそうなところ。それだと後手は2四歩から2三銀と銀冠に組む構想だった。 そうはさせじと郷田さんの▲3六銀が好手だった。形にとらわれず柔軟。これで後手羽生さん困った。2四歩だと2五歩と合されてまずく、構想が崩れてしまった。 後手はこのあと仕方なく△3二玉と構えたが、▲1七桂の端桂から攻めて短手数63手で先手郷田快勝となった。
将棋局面|羽生善治―永瀬拓矢2015年8月3日竜王戦決勝トーナメント|永瀬の柔軟な手
2015年8月3日 第28期竜王戦決勝トーナメント羽生善治名人 対 永瀬拓矢六段 先手の次の一手に感心させられた。 ▲8八銀 永瀬の柔軟な手 ▲8八玉と寄るのが形だが8五桂を与えて面白くないと見たか。 ▲8八銀が柔軟な手だった。これで後手は容易に8五桂と跳ねれない。 逆に先手はこのあと▲7七桂~6五桂と跳ねていった。形にとらわれず柔軟な発想ができ、力強く駒をさばく。まるで升田九段のようだ。 難しい戦いだったようだが終始永瀬ペースに見えた。先手永瀬勝ち。 永瀬はこのとき羽生相手に驚異の3連勝。挑戦者になってもおかしくないと思わせた。
将棋局面|羽生善治 vs 郷田真隆 1994-08-01 王位戦第3局|郷田の一手で
1994/08/01第35期王位戦七番勝負第3局「羽生善治王位」vs「郷田真隆五段」 後手の飛車が取られそう。 だが後手の次の一手で・・・。 △7七角 まで後手の勝ち。 郷田の一手で終局 △7七角が必殺の一手。 先手が指すなら同銀だが、6九金、同銀、4八飛成で詰み。 すなわち必至で羽生投了、後手郷田勝ちとなった。二人若き日の懐かしい将棋。
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