按摩術が東洋医学の施術に対し、マッサージは西洋発祥と言われます。 マッサージは皮膚に直接行い、末梢ー手や足の先から心臓方向に行います。 一方、 按摩術は、衣服や手ぬぐいの上から、中枢から末梢方向に 行うとされます。 私が行うマッサージと按摩の使い分けは、 マッサージは、骨折、捻挫、挫傷、打撲の後などの、 血行、リンパの循環の改善、組織の修復、可動域 関節の可動域の改善を目的として行います。 ですから、末梢で滞った静脈血を心臓方向に還流させ、さらに、 外傷後のむくみの原因となるリンパを、リンパ節に収める様に、 皮膚に直接に行い、末梢ー手や足の先から心臓方向に施術します。 一方、 按摩術も、血液循環を目的にしていると言われますが、 臨床上は、筋肉の硬直を緩め、 腱(スジ)の痙攣を解く目的で行います。 その結果、 痛みが緩和し、関節や体幹の動きが..