痔瘻になっちゃった次郎が綴る痔瘻の記録
痔瘻は辛い。辛いのにみんなに笑われる。くっそー、痛くて怒れない。なブログ。
病院の事務所に行って支払いを済ませた。 5日間2人部屋で過ごし、手術をしてあれだけたくさんの点滴をうったのに 8万4000円ほど。20万を銀行から下ろしてきていて、足りなかったら どうしようって心配してたのに、全くの杞憂だった。 保険で薬や手術など大部分のものは3割負担だから、借りに全額だとしても 30万くらいか。あの苦痛を取り除いてくれるのなら、30万と言われても 喜んで支払ったと思う。 …
退院。待ちに待った言葉だ。 朝6時15分。起床。ちょっと眠い。でもしっかり朝勃ちしていた。 昨日までは朝もふにゃふにゃのままだったのに。 昨日1日でかなり回復したということなのだろうか? でもまだ右のふくらはぎに張りがある。いったい何なんだろう。 あとでストレッチしておこう。今日は退院できるのだろうか。 朝食はお粥お椀半分。白菜と麩の白みそのみそ汁。のりのふりかけ、 大根と人参とグリ…
キーボードでパソコンに文章を入れることに飽きて来たので、散歩に出かける。 点滴を天井のフックから移動用のフックに移し替えて飲み物を買いに行った。 自動販売機のそばに少年マガジンが置いてあったのでしばらく読みふける。 しかし元気になってくると入院というのは暇だ。贅沢か。。。 午前11時45分。本日2回めの体温測定。 36.2度。血圧111/82。 たまたま宇佐美氏の回診と重なり、部屋が急に…
会社から花が届く。なんともありがたい。 箱をあけたら私の上司筋の Nick Forlenza と Johnson Lee からになっている。 箱から出すとき水をこぼしてしまった。洗面所を掃除した。 退院したらお礼をしなくては。 朝9時頃、もよおしてきた。 部屋についている便所にはウォシュレットはないが 共同トイレにはついているので、共同トイレに向かった。 今日はまだ点滴を挿管していないので、完全にフリー。 便座に座る…
朝8時ちょうど。朝食が来た。 お粥茶碗に半分、わかめとジャガイモのみそ汁、ひじきと人参と大豆の煮物、 暖かいウーロン茶と牛乳。それにたらこのふりかけ。 食後はHAPA(ハワイアンのバンドです)をCDウォークマンで聞きながら 歯磨き。本当は朝はもっと明るいカントリーが性にあっているのだけれど、 CDが手元にないのでしかたがない。 歯を磨いている最中に3人の先生方の巡回があった。 先生「…
朝5時、暑くて目が覚めた。全身に汗をかいていて気持ち悪い。 スエットパンツを脱ぐ。 Tシャツも脱いでパンツ一丁になり、タオルで汗を拭き取る。 背中の汗がよく拭き取れないが、まぁいいか。 新しいTシャツを着て再び就寝。 6時の起床の放送。病院の朝は早い。でもまだウトウトとまどろみの中。 このまどろみが気持ちいい。
午後女房と母がお見舞いに来てくれた。女房は今日はパートがお休みだ。 本当は面会は午後だけなのに熊田は午前中にきて無理に面会に来たらしい。 熊田らしい。 女房が言った。 女房「あんたと同じ歩き方をしている子がいたよ。あの子も絶対痔だよ。」 かわいそうに、痛そうだ。 私よりずいぶん若い男の子が私とそっくりの歩き方をしていたそうだ。 ほんの2日前まで自分も痛さのあまりそういう歩き方をしていた…
もうほとんど傷口にも痛みはない。ベッドに座っていることが苦痛ではなく なった。ドーナツ座布団に座っていると傷口よりも先に腰が痛くなってくる。 先生は 手術前があまりにも痛かったから、痛いと思ってないだけかもしれい。 とおっしゃっていたが、そんなことはあるんだろうか? 確かにここ何日間かで痛みに対する耐性はものすごく強くなったと思う。 もともとの予定では今日が手術の予定だったわけで、 …
午後になると手術後、初めての便意が来た。 というかこの便意は屁と区別がつかなかった。 まだ腸に十分な力がないのだろう。 屁は昨日から出るようになっていたのでおそるおそる屁はしていた。 同じ感覚だったのでおそるおそる肛門の力を抜いたら 軟便が出た感覚があった。
いったい何本の点滴をうったのだろう? 朝から晩までずっと入れ続けていた。 小さい袋が抗生剤で大きいのがブドウ糖で、 ブドウ糖3袋に対して抗生剤が1本って割合かな。 そのへんははっきりとはわからない。 チューブの途中に二股のバルブがあって 時には2つの点滴を同時に入れられていた。
割と爽やかな朝だ。吉川先生が朝から巡回に来てくださった。 昨日まで私を悩ませ続けた肛門を中心とした鈍い痛みが ウソのようになくなっている。 まずはそれがありがたかった。 吉川先生、ありがとう。 ただ傷口の痛みだと思われるちょっと鈍めの痛みが少しはあったが、 昨日までの鈍痛に比べたらとるに足らないような痛さだ。
手術が終わるまで、年老いた母が付き添ってくれていたが、 そのことは麻酔で頭がボーっとしていたこともあり、全く覚えていない。 手術後、母を迎えに仕事を終えた弟が姪っ子たちといっしょに 病院に来てくれたらしいが、それも全く覚えていない。 母が帰ったのと入れ違いに、仕事を終えた女房が来てくれたらしい。 らしい、というのはこれも覚えてないから。 覚えてないことで後で怒られた。 そんなこと言われても…
どのくらいの時間が経ったのかさっぱりわからない。 せいぜい15分とか20分だったと思うが吉川先生が顔のところにやってきて 先生「ほら、こんなに出ましたよ。」 とさっきまで私のお腹の中にあった膿みを見せてくれた。 とてもきれいな赤だった。
麻酔が効いてくると手術中にまずちんちんにチューブを通された。 チューブをちんちんに通すなんて聞くとかなり痛そうだが 実際は麻酔が効いていたので何も感じなかった。 女性だったらすぐチューブがはずれちゃうな、どうやってはずれないように するんだろう、ってバカなことを考えてたけど答えはわからない。 膀胱に長めにチューブを入れるのだろうか。 先生「おぉ、濃いのが出たねぇ。」 っていう吉川先生の…
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