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  • 珍語X番勝負:30 遊生

    人間は遊び好きである。そして究め好きである。遊びと究めが結び付くと、すばらしい遊具が出来上がる。遊具は、どれほど素晴らしくても、役立つのは遊びの世界の中でのみ。素晴らしい遊具を作る頭が、やがて素晴らしい生活用具を作る働きを見せる。だからこの遊びは優れているのだと、遊びの推奨者は言う。遊びから生きること、生きるため備えることへの肝心な転換が、どう有効になされるか、誰にも予想はつかない。究め好きと遊び好きの、どちらに傾注するか、人の心を引き寄せるには遊びのほうがたやすいから、どうしてもそちらの割合が強くなる。遊びが、やがて呆けにつながったとき、その結び目はなかなかほどけない。遊び呆け、平和愛好、日本の人々は、そういう人たちなのだ、心を奪われ、言葉も奪われ、そのうちに住む場所を奪われても、平和が続くと信じ切った人の集...珍語X番勝負:30遊生

  • 珍語X番勝負:29 脱忘

    おかしい、この回の記事がぬけ落ちていた。何を書いたかも思い出せない。忘れてずっこけ。1日だけ、理由なく欠けるのは誠に遺憾。失礼、陳謝。にほんブログ村珍語X番勝負:29脱忘

  • 言葉さらい:29 わらう

    やれやれ終わった。終わって片付けることをわらうという。セットを片付けるときは、みな笑顔になる。笑顔が嫌いな人は、この「わらう」にも意味を付けたがる。そして、意味らしくない意味が捏ねられる。終わってニコニコ、それでいいじゃないの。にほんブログ村言葉さらい:29わらう

  • 珍語X番勝負:28 質儀

    ぶら下がり取材にも、質問通告と回答準備があって、要人は原稿を持たされているという。これでは、問答の場所が違うだけで、ボケ野党とアホ記者が入れ替わっただけではないか。そこで行われるのは、疑問を質す質疑ではなく、質問という儀式なのだ。それが記事になって、ただ読ませるというだけの、無価値な文字列が流布される。報道とは、いったい何なのだろう。にほんブログ村珍語X番勝負:28質儀

  • 珍語X番勝負:27 BH

    BHは略号、何の略号か。ブラックホール、バイオハザード、いろいろ考えられるが、ここでは良くない見出し、badheadingのこと。マス・メディアにとっては使われたくない、そんな言葉は決してはやらない。このBHが、今日の新聞に三つもあった。・『沖ノ鳥島調査中国政府主導』・『国賓延期対中関係再考へ』・『外交・経済に打撃募る中国不信』『沖ノ鳥島調査中国政府主導』もし責められれば、日本の政府よボヤっとするなと言うつもりと、多分編集者は言い逃れるだろう。しかし、中国政府主導という表現は、チャイナの政府がしっかりやっていると褒めているように読める。とんでもない話で、要らぬことに手を出してきているということを、見出しで感じさせないのはどういうつもりなのか。『国賓延期対中関係再考へ』コロナをチャンスにご破算にと、なぜ働こうとし...珍語X番勝負:27BH

  • 珍語X番勝負:26 自酔

    自分に酔う、そのとき、そこに自分はいない。酔いを保つ空気があればよい。一緒に酔う人がいればなおよい。酔いを保つ空気は、実は淀んでいるのに、それを流れのように感じてしまう。酔った人は、自分が定まらずにふらふらと動いているのを、流れの中にいると勘違いしている。心の定まっていない人が、政治の場に放り込まれたとき、まず感じ取るのがその場の空気、小才の効く鋭敏な人ほど、いち早く自分に酔う。既成の自酔クラブに吸い込まれる人もいれば、酔人同士が意気投合して新たな自酔クラブが作られたりもする。こういうありさまを冷徹な目で眺めながら、舌なめずりをしている悪党どもが海のすぐ向こうに居ることは、自酔の境地に漂ううつろな眼にはなかなか映らない。自酔を覚ますサプリメントは、腹の脂肪を減らすものより需要が薄いから、出回ることがないだろう。...珍語X番勝負:26自酔

  • 珍語X番勝負:25 無結獲迷

    何やかや考えてはみても、結論を出せない。手を着けては見たが、結果を見いだせない。獲たものは迷いのみ。なぜそうなるか。途中で気にするから。何を気にするのか。していることに、何か言われないだろうか、マスメディアに騒がれないだろうか、野党から突つかれないだろうか、世論がどうなるだろうか。次に考えるのは、その嫌な思いをかわすにはどうすればよいか。こうしてマスに操られた政治集団は、無結獲迷へまっしぐら。内閣・行政の仕事は「気遣い」ではないのだが。にほんブログ村珍語X番勝負:25無結獲迷

  • 珍語X番勝負:24 欠議

    ハウツーばやりのいま、「こうするとよい」という記事が数多く見られる。「議事録の書き方」というサイトにこんなことが書かれていたた。『あなたが“正しい”と思う「議事録」は別の誰かにとって“正しくない”』この“正しくない”には、1.誤認記録~修正可能2.黙認記録~修正不能の二通りがあるだろう。記録の際に誤りを生じた誤認の場合には、皆に認められる修正を施すことができる。黙認の場合には、正しくはないが、そのように記録しておかないとその会議を終えることができなかった、まあそういうことにしておこうという内容の記録が多い。種々論議はしたが、審議未了になった事柄のうち、その旨をはっきり記録できない場合が、その部類に入る。審議未了と記載できれば、それが正しい記録になるのだが、次の機会がない会議では、審議未了で済ませることはできない...珍語X番勝負:24欠議

  • 珍語X番勝負:23 逃快寄鬱

    ウイルスは憂鬱そうにしている人に近寄り、快活な人から逃げていくそうだ。いじいじ大好き、元気は苦手らしい。昔から言われる病は気から、そうだ、病気はその二文字。気を付けよう、くしゃみ触り魔ツバ飛ばし。あとは元気でいればウイルスは逃げていく。にほんブログ村珍語X番勝負:23逃快寄鬱

  • 珍語X番勝負:22 さんじ

    考え込むと面倒なもの、それは「さんじ」。「さんじ、何にする?」と聞かれたとき、それはほとんど質問ではない。何か考えて作れという指令なのだ。「さんじ」には、まず三時と賛辞の二つの言葉が思い浮かぶ。心の底から食べさせたい三時、心の底から褒めてあげたい賛辞、それならば悩む必要はない。そうではなく、後からの空気へのつくろいが先に立ったとき、碌な「さんじ」にはならない。首相の初仕事で、電話であいさつの順番が良かったなどという賛辞、それしか褒めることがなかったとすれば、これはもう大げさに言えば惨事ということになる。前途散々でなければよいが。にほんブログ村珍語X番勝負:22さんじ

  • 珍語X番勝負:21 固化硬留

    初めて口にすれば変な味、それがいつしか病みつきになる。奇妙な飲料コカコーラ、ちかごろはTVのCMもいらないほどいきわたってしまった。コカはどこか人を引き付けて離さない魔力をもつ。それが怠惰を誘う力であることには気づきにくい。いろいろなものごとの決まりも、しばらくの間に固化してしまうと、それに当てはめるか、あるいはそれを盾にとって言い訳け材料にするなど、応用度が増してくる。行政の運びにとって都合よく進めたり居すわったり退けたりと、変幻自在に使われることもある。たとえば、医療体制崩壊寸前の危惧を唱えながら、一方ではビジネス目的の出入国はズルズル。一般感染者は症状の有無軽重にかかわらず一定基準のもとに隔離され、施設は人材の不足でガチガチ。危機対応力ではなく、犠牲回避への声の力や技の力が効を奏するような情況を生み出して...珍語X番勝負:21固化硬留

  • 珍語X番勝負:20 流労の人

    流れに乗ることは、楽なようでいて結構気がもめるもの。乗り始めたら落ちることがないよう、心配が続く。ご苦労な話だが、しがみついて乗っているぶざまな様子を見せても、それを讃える人はいない。にほんブログ村珍語X番勝負:20流労の人

  • 珍語X番勝負:19 黙害

    だんまりも、相手次第で害になることがある。カネとコトバの先立つ国が相手の場合、およそだんまりは有害となる。いま、世界のほとんどの国はそれに該当するから、不発信は不利情報の発信に等しくなる。奥ゆかしさが通ずるのは、むかしの大和の国、敷島のという枕詞が生きていた時代のこと。いま、沈黙は泥、ドルには逃げられ国泥棒にしてやられる。重要事項の対外発信も、検討中でいるうちは「やってます」とつぶやいているだけの、だんまり状態に等しい。急げ、そして出来る手を素早く打て。にほんブログ村珍語X番勝負:19黙害

  • 珍語X番勝負:18 配剤依存

    地球は、絶え間なく隕石の襲撃を受けながら、被害を受けずに済ませているという。隕石の大部分が、空気のおかげで内部崩壊を起こし、散らばってしまうからである。地球はこうした天の配剤によって守られている。地球人は、偶然なのか自然の力による必然なのか、とにかく配剤に依存しているのだ。地球人のごく一部にでも、天の配剤を無視して世界制覇を目指そうなどと企む者が出てくれば、天はそれを許さない。その無謀な人間は、やがて天罰を受けるに違いない。にほんブログ村珍語X番勝負:18配剤依存

  • 珍語X番勝負:17 性状手順

    作業工程の中で、人間は間違えようと考えて間違いを犯すことはない。薬品製造過程で、もし悪意のもとに違う薬品を混入させることがあったとしたら、それは間違いではない。違うものを混ぜてみようという意思のもとに、わかっていてしたことは、間違いとは言わない。間違いが起きるのは、作業手順を踏んでいるときの作業者の性格状態がそうさせるので、行っているのが正常な手順ではなく性状手順なのだ。ひと言でいえば、うわのそら、作業に気持ちが込められていない、ただそれだけのこと、作業者本人にはおそらく間違いを犯したという自覚はないだろう。自分が何のために何をしているのかという自覚が全くなく、ただ指示された通りの手順を踏んでいるだけの作業者は、作業管理のしようがない。ひとこと、その人にその仕事をさせた作業割り当てが適切でなかったということなの...珍語X番勝負:17性状手順

  • 珍語X番勝負:16 恐謗症

    誹謗は不愉快なもの、とくに謗のほうは、言いふらしで気分が悪い。謗がお得意なのはマスメディア、言い広げるのが仕事だから、その網に載せれば効果はてきめん。世評を気にする政府や役所は、恐謗症に罹りやすく、行動の習癖にそれが現れる。たとえば、計上してある支出予算を残す癖などもその一つ。期中にずっとその癖が出て、決算期に近くなると、余り過ぎもまずいから消化に大慌て。3月9月に道路の掘り返しが増えるのもその現象の一端。これが平常の場合なら、ああまたかで済むが、今年のように異常事態の最中にこの症状が現れると、事態の異常さをさらに上積みすることになる。これが混乱を目的にした事態仕掛け人の思うつぼということになる。恐謗症の症状形態は、慎重厳正適格。こういう場合は、早く簡単に手続きを済ませることが肝要なのに、その逆の方向に懸命に頭...珍語X番勝負:16恐謗症

  • 珍語X番勝負:15 継続業

    継続は力なりと言われる。継続させることを仕事にしている人もいる。たとえば、弁護士の中にも。死刑判決を当人が受け入れているのに、控訴を勧める弁護士がいる。冤罪の要素が全くなければ、長期受刑は死刑よりつらいのではないかと思うのだが。その弁護士の望みは、裁判を長く続けられることなのだろうか。にほんブログ村珍語X番勝負:15継続業

  • 珍語X番勝負:14 曲げ乱し

    天橋立は、体を曲げると違った景色になる名所、昔から人々は曲げて見ることを好んだらしい。新聞記事の見出しにも、曲げて見させることがはやっている。それが、橋立のように曲げて見てごらんではなく、曲げに気づかれないように曲げておいて、逆の意味に読ませるという手の込みようなのでたちが良くない。こうなると、もう見出しではなく乱しの性格を帯びてくる。たとえば、武漢病感染と宣告された人の数が増えているのは、GoToトラベルが主要因だと読みとれそうなこんな見出しがある。『後手の末、ようやく「引き締め」GoToトラベル全国停止』GoToトラベルを引き締めたところで、罹病者が減るかどうかはわからない。なぜなら、病原を背負いながら、ビジネスならばOKとされ、外国からスルスルと出入りしている人のことは全く報じられてないというではないか。...珍語X番勝負:14曲げ乱し

  • 珍語X番勝負:13 真贋宗

    ものごとの真贋には、よく確かめておかなければならないことと、どちらでもよいことがある。不思議なことに、よく確かめておかなければならないことは、得てして「まあいいではないか」で済まされ、どちらでもよいことの突っ込みには多くの人が夢中になるという現象が多い。真贋追究に固執する心は、まるで宗教のように人々を動かす。N町にも、真贋宗XX派と呼べそうな空気環境が出来上がっている。真贋が確かめられると、結果からどういうことが得られるのか、そんなことは、そこの空気に浸っているとどうでもよいことらしい。人を引き付けるこの魔力は何なのだろうか。にほんブログ村珍語X番勝負:13真贋宗

  • 珍語X番勝負:12 浮宙感

    「宙に浮いている感じ」巧い表現、これは体験したものでないとわからない。全米オープン最終日は荒天で翌日に繰り越し、雨なら浮いたままの感じでいられるだろう。大いに期待。にほんブログ村珍語X番勝負:12浮宙感

  • 珍語X番勝負:11 毅然体

    「毅然とした態度で臨む」どうすると問われたときによく聞かれる応答表現。相手に見せる態度は、そう見えなければ用をなさない。へらへらニヤニヤ笑いながらの毅然とした態度などありえない。笑みをもらしながら毅然とした態度を見せるには、何度も修羅場を踏んだ経験と滲み出る度量の裏付けが必要なのだ。ゼニ勘定の場でのやりとりがうまくできるからといって、それがそのまま外交の場に効き目を表すことはまずない。本心から毅然としているかどうか、それは体全体に現れるもので、口先だけでどうにかなるものではない。あとから、あのほほえみはこういうつもりでしたなどと説明したところで、何の効き目もない。外交は、撮りなおしの効く映画劇ではなく、また明日はないのだ。にほんブログ村珍語X番勝負:11毅然体

  • 珍語X番勝負:10 遺法

    法治国家と呼ばれる国では、人間のすることに法律で制限を加え、あまり出鱈目なことができないようになっていて、安心と不自由が同居している。いにしえに制定されたままの、カビの生えそうな遺物のような法律もある。それらを遺法と呼んでみる。読み違えそうだが、法に違う違法とは異なる。遺法は存続のおかげでいろいろなものをものを生み出し、いろいろなことが行われる。遺法には違いないのに、手を着けにくい大物になると、X法調査会などという大看板のもとで開店休業状態の会議もずるずると存続している。このずるずる状態をそう思わせない魔力、遺法にはそんな力もあるのだ。にほんブログ村珍語X番勝負:10遺法

  • 珍語X番勝負:9 情貧

    情報弱者の略で情弱という呼び名がある。情報弱者にもいろいろある。いくつか並べると、それは情報弱者とは言わないと理屈をこねる人も出てきそうだが、そんなことは気にせずに置く。まず、情報の種類別から見ることにする。・政治情報:生活に関わりがあっても、個人の工夫や努力ではどうにもならないことも含まれる。・生活情報:国民の生活に一切無関係なことは政治とは考えないことにしておく。こうしてみると、情報に強いか弱いかは、政治情報に関してということになりそうだ。為政者が国民を操るには、生活情報の比重を高くして、政治情報へのかかわりを減らしておけばよい。政治情報へのかかわりが減れば、情報弱者の要素が強まるということだ。情報の受け入れ度が弱くなれば、政治、とくに国際政治、つまり外交、防衛への関心が弱まる。そうなれば、国の領土が侵され...珍語X番勝負:9情貧

  • 珍語X番勝負:8 SM

    とにかく付きまとう、その目的は、嫌がっている相手との付きまとい関係を楽しむだけのこと。似た行動がある。同じ質問を言葉だけを変えて繰り返す、アホな野党議員やオトボケ記者が、その仕事は自分一人のもののような顔をして、しばしば見せる愚態。回転の止まってしまっている頭も心も、ストーク・マインドでヒタヒタ。これ、SMの新型か。にほんブログ村珍語X番勝負:8SM

  • 珍語X番勝負:7 搔集習慣

    人が熊手を持った古い絵画は、なぜか美しい。身の回りをいつもきれいに、役立つものを集めるのに労を厭わない。昔の人のそういう心が、画面から伝わってくるからだろうか。人には、何かを搔き集める習慣のようなものができている。とにかく集めることから考え始める。どこかに不都合があれば、かかわるものを集めてみることで考えがまとまっていくという、思考習癖を第一のカギにしているようである。高齢者の医療費負担を10%からいきなり2倍に上げようという話も、搔集習慣の現れではないか。1割負担を2割に、まことに単純でわかりやすい数字だが、1の次は2と、数列はそれしか思い浮かばないのか。10%から20%負担へ、増加率100%という見方をした報道はどこにも見当たらない。苦しい生活費の中から、その1割をねん出している人達には、2倍の負担を喜んで...珍語X番勝負:7搔集習慣

  • 珍語X番勝負:6 矛先観

    戦いが行われているとき、攻撃側の矛先がどこに向かっているか、それが戦いの本質を見極めるうえでだいじなことである。戦いの仕掛けが、ただのうっぷん晴らしなのか、大きな邪悪との戦いなのか、表層だけを見て戦いを眺める眼には、その真意が映りこまない。まだやってるのか、往生際が悪いなあぐらいの観察しかできないからだ。局部の勝敗を見て、既存の法を転ばしながら裁定結果を予想するだけでは、揺れる矛先のピカピカ光る部分しか見ることができない。現実認識が歴史の必然などと、流れに乗っているだけでは、行きつく先で待ち構えている悪魔の姿を見破ることはできないのだ。にほんブログ村珍語X番勝負:6矛先観

  • 珍語X番勝負:5 学術呆

    学術とは、学問と芸術のことであるなどと、いい加減なことを書いてある辞書がある。学術という文字を団体名に入れて、怪しげな活動をしている団体もある。学術とはなどという定義は要らない。それは呼び名の一つではないか。その学術を、生涯の仕事にしている人たちがいる。その人たちは、大まかに言って二通りの類別ができる。一方は、それぞれの適性に応じた研究を行って、その結果が優れていれば科学技術の発展に寄与できている賢者たちである。もう一方は、研究と称して産み出したものを種々の事業に持ち込み、成果を売ることを目標にしている呆者たちである。いわゆる学術に携わる人には、現代では後者のほうの割合がはるかに多いのではないかと思う。学術呆が集まる場所は主に大学だが、そこでどんなことが行われているか、一例をあげておこう。▼日本45大学、中国国...珍語X番勝負:5学術呆

  • 珍語X番勝負:4 守護主義

    主義は人間が自分の思いを変えない限り守り通すものだから、同じ思いを持った人々がそれを守り通すことが、優れたことであるかどうかを断ずることはできない。人間同士の秩序、純良な風俗が、長く保たれるのであれば、その人たちが大切にしてきた主義が優れたものであると言えるだろう。主義も長く続くうちに、それを守るための形が整ってくる。しかし長い年月のうちには、その形だけは真似ていても、秩序は保たれず、純良な心など他の人類のものであるかのような、腐爛寸前の状態になることもある。そういう状態の下では、立派な主義と讃えられて何百年も続いてきたという価値は、そこにはもう存在しない。続けてきたのだから立派なのだという言い分は、主義の評価には値しないだろう。一つの主義の、形さえ怪しくなった腐れ果ての見本のような事例が、次々に報じられている...珍語X番勝負:4守護主義

  • 珍語X番勝負:3 機律

    「きりつ」という言葉には通常、規律、起立という漢字が、それぞれの意味をもって使われる。ここでの「きりつ」は、律する根拠を「規」に置いて人間が判断を下す「規律」ではなく、機械が判断をする仕組みの働き方を「機律」としたものである。人間が判断をすれば、判断結果にはその人間が責任を負うことになる。人間が責任を負わない方法、それが判断を機械任せにする「機律」である。機械をむやみに信仰する気質が、現代人には沁みついているから、機械の判断させれば、間違った結果にはならないだろうという、随分いい加減な便法がしばしば用いられる。機械は、予定された設定内容に従って、瞬時に判断をし、次の操作を指示することができる。躊躇はしない。判断に問題があるとすれば、それは設定内容にあるのだが、元来判断を下す立場にあった人たちが、仕組み全体の大ま...珍語X番勝負:3機律

  • 珍語X番勝負:2 空気人

    空気入れではない、空気人という人種のこと。人間は空気の中でずっと暮らしている。それなら、人間はみな空気人と呼べるのか。そうではない。空気人とは、自分を取り巻く空気を何よりもだいじにし、空気に従って、空気に依存して生きている人をそう呼んでみようかということである。地球を取り巻く空気が、世界中どこでも清浄平穏であれば、その空気に依存して、最も安全安心に生きていくことができるだろう。多くの人は、どんな空気であってもそれを受け入れ、それを頼りに生きようとする。現実の空気は、そんな状態にはほど遠い。物理的な汚れつまり大気汚染は、科学の力で変えられるから、手を尽くせば清浄に近くなる。雰囲気になってしまった空気には、物理的に手を加える科学の力が及ばないから、汚れがひどくなると清浄にすることは難しい。人間は、難しいことには手を...珍語X番勝負:2空気人

  • 珍語X番勝負:1

    言葉を組み合わせると、ふだん意識していない概念が浮かび上がってくることがある。珍語に類するのかもしれない、使われてない言葉。だからと言って、これは新語だ、流行ってほしいなどとは思っていない。こういうことがありそうだが、一口に言うとどうなるか、その反対に、言葉を思いついたが、それで表せることがらにはどんなことがあるか、この双方向。新吾十番勝負という川口松太郎の小説が半世紀ほど前にあった。それをもじって珍語X番勝負、このブログでは31回ずつのシリーズで形が定着したので、Xは31なのだが、三十一番勝負では間延びがする。十番勝負3回にすると、明日からちょうど勘定が合う。では第一番は何か。考えてはあるがここには書かない。にほんブログ村珍語X番勝負:1

  • 些々放言:31 空気

    空気は、地球上に存在するすべてのものを包み守っている。太古の空気と、現代の空気には、その組成にも存在の仕方にも大きな差があるだろう。その違いの大きな原因は、人間が作ってきた。人間は、空気をどう変えてきたか。それぞれが気ままに、自分たちがしたいことをして、自分たちを取り巻く空気がどう変わってしまうかなどには考えを向けなかった。その結果がこれ、どうにもひどい状態になってしまったのが大気汚染。なぜか悪くなった状態のもとでは、空気を大気と呼んでいる。澄んだ空気とは違うと言いたいのか、持っている大きな力で自浄作用を働かせてくれるという願望の表れなのか。にほんブログ村些々放言:31空気

  • 些々放言:30 新型

    今騒がれているコロナウイルスをなぜ新型と呼ぶのか。一つ理由が見つかった。亡くなった方の火葬に家族が立ち会えないという、本人確認さえ人任せな扱いようが、いかにも新型らしい。火葬になった人が病院から帰ってきたという。大らかな国での出来事とは言え、酷い話だ。にほんブログ村些々放言:30新型

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