ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
ロシア科学研究機関 南部-中部クリール海域キタノホッケ(シマボッケ)資源調査 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月31日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関南部-中部クリール海域キタノホッケ(シマボッケ)資源調査]全ロシア海洋漁業研究所サハリン支部サフニロは、南部-中部クリール海域(日ロ政府間協定海域Ⅱ-2区)のキタノホッケ(Pleurogrammusmonopterygius:通称シマボッケ)の資源調査を行い情報を収集した。調査は、同研究所職員が、2023年8月-9月、商業漁船に乗船して行われた。南部-中部クリール列島沖合では、最大20隻の中型トロール漁船によって、ほぼ周年にわたり、キタノホッケが漁獲されている。この時期、ウルップ島(得撫島)周辺海域で活発に商業漁業が展開され、調査では、26回のトロール漁獲物を対象に4,912個体の測定と150件の生物学的分析が行われた。...ロシア科学研究機関南部-中部クリール海域キタノホッケ(シマボッケ)資源調査リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月25日) 日本対予想比57% ロシア対予想比89%
2023年10月26日シロザケ日本対予想比57%ロシア対予想比89%リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月25日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月25日)日本対予想比57%ロシア対予想比89%
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月19日) 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月19日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量等の比較を行っている。今年2023年漁期、40°N...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月19日)一般社団法人北洋開発協会原口聖二
カニ漁獲割当オークション第2弾 15年間の経済負担 5,000億ルーブルに達すると見込まれる
2023年10月26日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カニ漁獲割当オークション第2弾15年間の経済負担5,000億ルーブルに達すると見込まれる]ロシア極東海域のカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から同18日までの3日間実施され、これが完了した。上場されたのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットとなった。第2弾のオークションによる落札額(資源利用税収)は2,145億ルーブルとなった。ロシアカニ漁業者協会(会長ドウプリャコフ)は、落札者のこの15年間の経済的負担は5,000億ルーブルに達すると見積もっており、重大な財務上の義務に一連の制裁措置が更に状況を深刻にしていると指摘している。オークションの落札者に義務付け...カニ漁獲割当オークション第2弾15年間の経済負担5,000億ルーブルに達すると見込まれる
2023年10月25日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁フェロー諸島からの水産物輸入禁止を提案]ロシア漁業庁は、フェロー諸島(デンマーク領)からの水産物輸入禁止を政府に提案した。ロシア業界紙(WEB)が伝えた。ロシア漁業庁は、フェロー諸島から輸入してきた水産物を、国産で代替できると説明している。フェロー諸島からの輸入水産物の大部分をニシン、サバ、カペリンの冷凍製品が占めており、2018年-2022年、輸入数量は14万4,100トンから7万1,500トンに半減した。ロシア漁業庁はこれらの水産物製品は、国内漁業者が生産し、自国へ供給しており、数量的にもこれまでの輸出部分を転用することで代替が可能で、国家の食料安全保障に悪影響を与えることはないと指摘している。報告担当者原口聖二:当該情報において...ロシア漁業庁フェロー諸島からの水産物輸入禁止を提案
露・ノルウエー漁業交渉妥結 北部の安全保障に貢献 日刊水産経済新聞
露・ノルウエー漁業交渉妥結北部の安全保障に貢献日刊水産経済新聞
第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会 来年2024年のロシア漁船漁獲割当
2023年10月23日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会来年2024年のロシア漁船漁獲割当]2023年10月16日から、通信を利用して第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開催され、来年2024年の両国の漁獲割当等、操業条件を決める交渉が妥結した。バレンツ海/北部海域の共同管理TACとロシア国別割当は別表のとおりとなった。TACについては、タラが管理規則に従って20%減、ピクシャ(コダラ)が同様17%減となった。一方、カペリンは、2018年以来最高で、今年2023年の3倍以上の19万6,000トンの設定となった。国際海洋探求会議ICESがウクライナの現状から昨年2022年から、ロシアに対し、バレンツ海のタラ、ピクシャ等の漁獲勧告の公表を拒否しているため、両国...第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会来年2024年のロシア漁船漁獲割当
第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会 来年2024年の両国の操業条件交渉妥結
2023年10月23日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会来年2024年の両国の操業条件交渉妥結]2023年10月16日から、通信を利用して第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開催され、来年2024年の両国の漁獲割当等、操業条件を決める交渉が妥結したと、新たなノルウエー漁業大臣セシリエ・ミルセス(CecilieMyrseth)が発表した。ロシア政府代表をロシア漁業庁長官イリア・シェスタコフ、ノルウエー政府代表を所管副大臣が務めた。セシリエ・ミルセスは、今年も困難な状況にあるにもかかわらず、ロシアとの漁業協定に基づく交渉に妥結したことは意義があると語り、当該協定が北部地域における長期的かつ持続可能な海洋管理を保証し、バレンツ海のタラやその他魚種の保全管理と合理...第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会来年2024年の両国の操業条件交渉妥結
ロシア 今年2023年スケトウダラ漁業の見通し 高次加工製品 フィレ減 すり身増 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月22日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア今年2023年スケトウダラ漁業の見通し高次加工製品フィレ減すり身増]今年2023年漁期、ロシアのスケトウダラ漁獲量は200万トンに近づくものと見込まれている。これは、昨年2022年と同水準だが、低次加工(H&G・W/R)製品の生産は、パンデミック前の2019年と比較し、14%減少している。高次加工製品の生産増加は、フィレが減少傾向にある中、すり身の拡大によるものとなっている。現在、ロシアのすり身は、6隻のスーパートロールを含む大型トロール漁船による洋上と、陸上加工場2施設によって生産されている。ロシアのスケトウダラ漁獲量の88%は洋上で、また、12%は陸上加工場で製品化されている。産業発展計画を考慮すると、スケトウダラの沿岸処理量は...ロシア今年2023年スケトウダラ漁業の見通し高次加工製品フィレ減すり身増リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア カニ漁獲割当オークション第2弾 資源利用税収2,145億ルーブル カニ漁獲割当オークション第2弾 資源利用税収2,145億ルーブル
2023年10月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カニ漁獲割当オークション第2弾資源利用税収2,145億ルーブル]ロシア極東海域のカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から同18日までの3日間実施され、これが完了した。上場されたのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットとなった。第2弾のオークションによる落札額(資源利用税収)は2,145億ルーブルに達した。落札者には23隻のロシア国内造船所での漁船建造と大規模複合物流施設3棟、小規模複合物流施設1棟を建設する投資プロジェクトが義務付けされる。なお、2019年の当該第1弾ではTACの50%を対象に41ロットが応札され、ロシア国内造船所での漁船建造義務が課せられている。ロシアカニ漁獲割当オークション第2弾資源利用税収2,145億ルーブルカニ漁獲割当オークション第2弾資源利用税収2,145億ルーブル
BREAKING ロシア極東海域カニ投資目的(オークション第1弾/第2弾)漁獲割当企業別配分 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東海域カニ投資目的(オークション第1弾/第2弾)漁獲割当企業別配分]ロシア極東海域のカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から同18日までの3日間実施され、これが完了した。上場されたのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットとなった。この2019年の第1弾、今回の第2弾の結果に基づき、ロシア極東海域のカニの投資目的漁獲割当を確保したのは、別表のとおり10数社となった。また、最大の保有者となったのは、“ルスキー・クラブ”(Русскийкраб)で24.1%を得たが、独占禁止法による支配基準の35%を下回っている。オークションの実施による行き過ぎた“寡占化...BREAKINGロシア極東海域カニ投資目的(オークション第1弾/第2弾)漁獲割当企業別配分リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2023年漁期 善戦と評価される北海道のシロザケ増殖事業 週刊水産新聞抜粋添付
2023年10月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期善戦と評価される北海道のシロザケ増殖事業]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。今年2023年漁期、北海道のシロザケ操業は、科学研究機関の漁獲予想に対し実績が約5割の大幅な遅れで推移しているが、一方で、北海道より操業開始が早いサハリン州沿岸のシロザケ漁獲量は、報告日の同年10月15日までに3万1,450トン(対予想比85%)で、これに対し北海道沿岸は、4万2,200トンとなり、...2023年漁期善戦と評価される北海道のシロザケ増殖事業週刊水産新聞抜粋添付
ロシア カニ漁獲割当オークション第2弾 3日目を終えシリーズを完了する 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ漁獲割当オークション第2弾3日目を終えシリーズを完了する]ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から開始され、同18日、3日間にわたる応札、競争が完了した。上場されたのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットで、毎日9ロットずつ競争が行われる計画となっていた。一部情報によると、この内の3ロットは、参加申請者が、それぞれ1者で、規則に基づき無競争により落札され、そのほかのロットの競争もスタート・プライスに近い金額での落札となった。3日目の同18日には、北部オホーツク海域のズワイガニ(オピリオ)、北部オホーツク海域と西カムチャツカ海域、カムチャツカ・クリー...ロシアカニ漁獲割当オークション第2弾3日目を終えシリーズを完了する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア カニ漁獲割当オークション第2弾 競争が低調に推移 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月19日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ漁獲割当オークション第2弾競争が低調に推移]ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から開始されており、同17日、2日目を終えた段階で、低調な競争が分かり、業界は、複数のマイナス要因を理由として指摘している。上場されているのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットで、毎日9ロットずつ競争が行われる計画となっていた。一部情報によると、この内の3ロットは、参加申請者が、それぞれ1者で、規則に基づき無競争により落札される見込みで、2日目までのそのほかのロットの競争もスタート・プライスに近い金額での落札となっている。この状況についてロシア業界は、輸出関税の設定、...ロシアカニ漁獲割当オークション第2弾競争が低調に推移北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
カニ漁獲割当オークション第2弾 2日目の概要をロシア漁業庁が発表する 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カニ漁獲割当オークション第2弾2日目の概要をロシア漁業庁が発表する]ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から開始されており、ロシア漁業庁は2日目となる同17日の結果概要を発表した。”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下の“DVKK”(ДВКК)が、他に応札申請のない2ロットを確保した。この2ロットには大型複合物流施設の建設プロジェクトが義務付けされている。スタート・プライスは76億ルーブル/ロットだった。大型複合物流施設の建設プロジェクトが義務付けされている、他の1ロットは、”アンテイ”(Антей)グループの“ユーラシス...カニ漁獲割当オークション第2弾2日目の概要をロシア漁業庁が発表する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
カニ漁獲割当オークション第2弾 初日4者8ロット落札 資源利用税収660億ルーブル 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カニ漁獲割当オークション第2弾初日4者8ロット落札資源利用税収660億ルーブル]ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、2023年10月16日から開始されており、初日4者8ロットが落札され資源利用税収は660億ルーブルに達した。当該オークション同18日まで3日間にわたり行われる予定となっている。初日の落札者は“アムール・ルイブ・プロム”(Амуррыбпром)、“ウラド・クラブ”(Владкраб)、“アストロブノイ・クラブ”(Островной-Краб)、そして“セヴェル”(Север)とされている。上場されているのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットで、毎日9ロットずつ競争...カニ漁獲割当オークション第2弾初日4者8ロット落札資源利用税収660億ルーブル北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開始される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開始される]昨日2023年10月16日から、通信を利用して第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開始された。ロシア政府代表をロシア漁業庁長官シェスタコフ、ノルウエー政府代表を所管副大臣がそれぞれ務めている。同委員会では、共同管理される水棲生物資源の評価と予測、2024年のTAC勧告と双方の漁獲割当、漁業分野における2国間協力の更なる発展について協議が行われ、同10月20日、議定書に署名をする予定としている。昨年2022年の第52回委員会は、同年10月17日から始まった。翌年となる、今年2023年の漁獲割当等、操業条件を決めるこの委員会は、予定された同月21日までに交渉がまとまらず延長となり、週明け24...第53回ロシア・ノルウエー漁業委員会が開始されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
カニ漁獲割当オークション第2弾開始 3ロット無競争落札との一部情報
2023年10月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[カニ漁獲割当オークション第2弾開始3ロット無競争落札との一部情報]ロシアのカニ漁獲割当オークション第2弾が、昨日2023年10月16日から開始されており、同18日まで3日間にわたり行われる予定となっている。このオークションの結果は、規則に基づき同20日までに公表されることになる。上場されているのは、当該オークション第1弾の残りTAC50%の内、48%以内、向こう15年間のカニ漁獲割当27ロットで、毎日9ロットずつ競争が行われる計画だったが、一部情報によると、この内の3ロットは、参加申請者が、それぞれ1者で、規則に基づき無競争により落札される見込みとされている。当該電子オークションは“ロシア・オークション・ハウス”(Российскийаукцио...カニ漁獲割当オークション第2弾開始3ロット無競争落札との一部情報
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月15日)
2023年10月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月15日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量等の比較を行っている。今年2...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月15日)
BREAKING ロシア 日本からの水産物供給に関する中国の制限措置に参加 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア日本からの水産物供給に関する中国の制限措置に参加]ロシア動植物衛生監督局は、2023年10月16日、“日本からの水産物供給に関する中国の制限措置に参加する”と題し、その旨を発表した。ロシアは、予防的措置として、2023年10月16日より、日本からの水産物の輸入に関する中国の、一時、制限措置に参加する。予防的制限は、水産物の安全性とユーラシア経済連合の要件準拠を確認するための、必要な包括的情報の提供があり、動植物衛生監督局の専門家による分析が完了するまで実施される。BREAKINGロシア日本からの水産物供給に関する中国の制限措置に参加北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業 生産成長も更に財務内容悪化 重要な国際市場への製品供給ビジネスの崩壊
2023年10月14日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業生産成長も更に財務内容悪化重要な国際市場への製品供給ビジネスの崩壊]先にロシア漁業庁が発表したデータによると、昨年2022年の漁業、養殖、加工に従事する企業の売上高が総額8,660億ルーブルで前年比7%増加したものの、税引き前利益は1,580億ルーブルで30%以上減少した。今年2023年漁期開始から同年10月9日までのロシア漁業者による水棲生物資源漁獲量が、前年2022年同期を11.7%上回り、430万トンとなっているものの、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフは、今年2023年上半期、同利益が385億ルーブルで、前年同期の約1/3となり、更にこのセクターの財務内容が悪化していることをリポートした。当該利益率は、2...ロシア漁業生産成長も更に財務内容悪化重要な国際市場への製品供給ビジネスの崩壊
カムチャツカ地方の今日の豊漁を“流し網”(沖獲り)禁止の効果だとプロパガンダを続けるボリス・ネフゾロフ
2023年10月14日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[カムチャツカ地方の今日の豊漁を“流し網”(沖獲り)禁止の効果だとプロパガンダを続けるボリス・ネフゾロフ]ロシアEEZでの流し網漁業禁止法のイニシアティヴをとったカムチャツカ地方選出上院議員で定置網漁業会社の実質的オーナのボリス・ネフゾロフ(БорисНевзоров)は、今日の同地方の豊漁について、当該漁法による沖獲り禁止の効果だと未だにプロパガンダを続けている。ロシアでは、2016年1月1日以降、太平洋サケマス漁獲を目的とするEEZ、領海、内水面での流し網の使用は禁止となった。ネフゾロフは、ロシア上院第552回会合で、ロシアEEZでの流し網(沖獲り)禁止の効果で、業界と数万人の漁業者家族の利益を守ることが可能に...カムチャツカ地方の今日の豊漁を“流し網”(沖獲り)禁止の効果だとプロパガンダを続けるボリス・ネフゾロフ
2023年漁期 北海道・サハリン州 シロザケ漁獲量比較(10月11日)
2023年10月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期北海道・サハリン州シロザケ漁獲量比較(10月11日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。今年2023年漁期、北海道より漁期開始が早いサハリン州沿岸のシロザケ漁獲量は同年10月...2023年漁期北海道・サハリン州シロザケ漁獲量比較(10月11日)
#61 洋上風力発電と漁業 海外の経験 欧州 事業者も投資家も頭を抱える洋上風力事業
2023年10月13日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#61洋上風力発電と漁業海外の経験欧州事業者も投資家も頭を抱える洋上風力事業]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。国際環境経済研究所(所長:山本隆三様)はサイト上で“...#61洋上風力発電と漁業海外の経験欧州事業者も投資家も頭を抱える洋上風力事業
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月10日) 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年10月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月10日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。北海道よ...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月10日)一般社団法人北洋開発協会原口聖二
韓国スルメイカ漁 スローで9%減 漁獲の6割が西岸側 日刊水産経済新聞
韓国スルメイカ漁スローで9%減漁獲の6割が西岸側日刊水産経済新聞
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2023年10月 http://kisenren.com
2023年10月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、2023年9月10日から同13日までの間、ウラヂオストクにおいて第8回東方経済フォーラムが開催され、漁業分野のビジネス・プログラムが設定されて、報告担当者:原口聖二もこれにLIVE視聴参加しました。同12日には“世界の海洋:ロシア船団にとってのグローバルな機会”(Мировойокеан:глобальныевозможностидляроссийскогофлота)をテーマに円卓会議が行われ、海洋漁業の現状と、ロシア排他的経済水域(EEZ)外での操業におけるロシア漁業者が直面する問題、漁船団の再構築、西側諸国の非友好的な行動、サプライチェーンの混乱等について論議が...ロシア漁業ニュースヘッドライン2023年10月http://kisenren.com
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月5日) “北海道が隣接サハリン州を逆転”
2023年10月07日“北海道が隣接サハリン州を逆転”リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月5日)]“北海道が隣接サハリン州を逆転”近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシ...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月5日)“北海道が隣接サハリン州を逆転”
ロシア大統領プーチン 漁業分野の複数の案件について指示 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領プーチン漁業分野の複数の案件について指示]ロシア大統領プーチンは、2023年8月に行われたロシア漁業庁長官シェスタコフらとの会談を受け、漁業分野の複数の案件について指示したと大統領府クレムリンが発表した。当該指示には、ロシア国内市場での国産水産物の消費を増やすための2030年までのロードマップの立案があり、このための北極海航路の活用を含む港湾と物流インフラの開発、幼稚園、学校給食を含めた青少年への魚食普及が含まれている。このロードマップに関する報告書は2024年2月1日までに関係部局によって提出され、その後、内閣は6カ月ごとに作業状況を報告する必要がある。水産物製品の入手機会を増加させるため、実績のあるスケトウダラばかりでなくサケマス...ロシア大統領プーチン漁業分野の複数の案件について指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
#60 洋上風力発電と漁業 海外の経験 ノルウエー 洋上風力発電と漁業の競争が激化する
2023年10月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#60洋上風力発電と漁業海外の経験ノルウエー洋上風力発電と漁業の競争が激化する]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。ノルウエー漁業協会“PelagiskForenin...#60洋上風力発電と漁業海外の経験ノルウエー洋上風力発電と漁業の競争が激化する
#59 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 NOAA NE南部沿岸沖合 タラ資源への悪影響懸念域指定へ
2023年10月05日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#59洋上風力発電と漁業海外の経験米国NOAANE南部タラ資源への悪影響懸念域指定へ]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国海洋大気庁NOAAは、ニューイングランド(NE)南部沿岸沖合での洋上風力発電プロジェクトによって、タラ資源に悪影響を及ぼす可能性のある、資源再生産のために重要な産卵場を含めた懸念される生息域等を指定することを検討している。NOAAは、最近の研究において、洋上風力発電プロジェクトの計画周辺海域に、タラ資源の重要な産卵場が存在することが示されており、敏...#59洋上風力発電と漁業海外の経験米国NOAANE南部沿岸沖合タラ資源への悪影響懸念域指定へ
宮城県南三陸 シロザケ不漁深刻 北海道 前年比4%増の予想に対し4割減で進捗 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年10月04日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[宮城県南三陸シロザケ不漁深刻北海道前年比4%増の予想に対し4割減で進捗]2023年10月4日付河北新報は、今漁期の宮城県南三陸の深刻なシロザケの不漁を伝えている。南三陸町地方卸売市場で、旬を迎えているシロザケがほとんど水揚げされておらず、海水温の上昇などでここ数年極度の不漁が続いていたが、今漁期は9月25日に刺し網漁が解禁されて1週間たってもまだ6尾(計16キロ)で、1日1尾にも満たない状況に、市場には驚きと諦めが交錯しているとリポートしている。南三陸町の主力魚種だったシロザケの年間水揚げ量は東日本大震災後、2,143トンを記録した2013年をピークに減少、ここ数年は更に激減し、2021年は24トン、2022年はわずか1...宮城県南三陸シロザケ不漁深刻北海道前年比4%増の予想に対し4割減で進捗一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア カラフトマス卵 現地価格 20ドル/kg超望む 豊漁も日本希望15ドル/kg及ばず 日刊みなと新聞
ロシアカラフトマス卵現地価格20ドル/kg超望む豊漁も日本希望15ドル/kg及ばず日刊みなと新聞
ロシア漁業監視通信システム”ゴネツ“(Гонец:飛脚)への移行テストを実施中
2023年10月04日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業監視通信システム”ゴネツ“(Гонец:飛脚)への移行テストを実施中]ロシア農業省は、一連の制裁措置に関連し、漁業監視通信に使用されてきた外国の衛星システムである“インマルサット”の利用禁止するための用意を進捗させており、今年2023年9月から漁業者による当該システムのテストが行われている。関係部局の取り組みは進捗し、ロシア漁業庁は、漁業者に積極的な代替国産衛星システムへの移行を勧告してきた。ロシア漁船は洋上から操業日誌を電子媒体で権限機関へ送信し、陸上からやはり電子媒体で操業許可証を受け取ることになる。この衛星システム代替では、ロシアの通信システム”ゴネツ“(Гонец:飛脚:メッセンジャー)のみの使用が許可されることになる。ロシア農...ロシア漁業監視通信システム”ゴネツ“(Гонец:飛脚)への移行テストを実施中
ロシア カニ漁獲割当オークション 第1弾に1ロット追加上場される
2023年10月04日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ漁獲割当オークション第1弾に1ロット追加上場される]ロシア政府は、2023年9月2日付命令No.2668により、2019年に実施されたカニ漁獲割当オークション第1弾の追加として、次の漁獲割当パッケージ1ロットを追加上場すると発表した。(漁獲割当パッケージ1ロット)①南クリール海域ハナサキガニ100%②カムチャツカ・クリール海域ケガニ100%③オホーツク海公海部イバラガニ100%④カムチャツカ・クリール海域ズワイガニ(バルダイ)100%2019年の当該第1弾ではTACの50%を対象に41ロットが応札され、ロシア国内造船所での漁船建造義務が課せられている。今年2023年10月に予定されている当該第2弾では、TACの48%を対象に27ロットが...ロシアカニ漁獲割当オークション第1弾に1ロット追加上場される
ロシア スケトウダラTAC最多228万トン 保守的すぎる日本のTAC設定 日本海沿岸 日ロの経済的ラグ80億円を超える 日刊水産経済新聞
ロシアスケトウダラTAC最多228万トン保守的すぎる日本のTAC設定日本海沿岸日ロの経済的ラグ80億円を超える日刊水産経済新聞
BREAKING ロシア 日本接続極東海域水産物放射線量等検査2,285件 "規制値超えゼロ" 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年10月03日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア日本接続極東海域水産物放射線量等検査2,285件規制値超えゼロ]ロシア動植物衛生監督局は、2023年8月末以来、日本に接続する自国極東海域の水産物の放射線量等の検査を、767サンプルを対象に2,285件実施した結果、規制値超えの検出はゼロだったと発表した。この検査は、当局の沿海地方支部とサハリン州支部の傘下研究所で行われ、エビ、カニ、活ウニ、ホタテ、カラフトマス、シロザケ、スケトウダラ、タラ、その他魚種製品に加え魚卵についても行われ、サンプルは、サハリン州と沿海地方ばかりでなく、カムチャツカ地方、ハバロフスク地方、マガダン州等から広く取り寄せられた。また、検査は、ヨウ素131、ストロンチウム90、セシウム134、セシウム137を対象にして行...BREAKINGロシア日本接続極東海域水産物放射線量等検査2,285件"規制値超えゼロ"北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2023年10月02日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年8月また急騰したロシアのフィッシュミール価格]今年2023年1月-2月のロシア漁業のフィッシュミールの平均価格は、トンあたり9万1,120ルーブルで前年2022年同期を10%下回っていたが、3月に急騰して10万6,010ルーブルとなり、その後も上昇を続けて、4月に11万1,210ルーブル、5月に12万2,700ルーブル、そして6月には12万3,280ルーブル達した。7月、11万8,670ルーブルとなって、ようやく上げ止まったことが確認されたものの、翌8月、また、急騰、過去最高値の13万9,320ルーブルに達した。2023年6月13日付日刊みなと新聞は、世界のフィッシュミール生産の20%強を占める主要生産国ペルーの当局が同年6月8...2023年8月また急騰したロシアのフィッシュミール価格
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(10月1日)
2023年10月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月1日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。日本の科学...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(10月1日)
EU ロシア産スケトウダラ等の免税制度除外が提案される リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[EUロシア産スケトウダラ等の免税制度除外が提案される]EU理事会において、来年2024年1月に発効する自主的関税割当(ATQ)制度改定からロシアとベラルーシの水産物を除外することが提案されている。この提案が採択されれば、スケトウダラなど特定のロシア産白身魚製品のEU輸入には、現在の免税ではなく、13.7%の標準関税が課されることになる。米国は、2022年3月に制裁としてロシア産水産物の禁輸措置をとっている。また、英国は、やはり、制裁措置としてロシア産白身魚の輸入関税を2022年7月に引き上げ、35%を設定している。一方、EUはこれらに対し、加盟諸国の食品産業へ配慮し、ロシア産白身魚の輸入について制裁の対象から外していた。EUロシア産スケトウダラ等の免税制度除外が提案されるリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 2023年 北海道接続南クリール海域マグロ漁獲勧告量 300トンに再設定 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年10月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア2023年北海道接続南クリール海域マグロ漁獲勧告量300トンに再設定]今年2023年漁期、ロシア漁業者による北海道接続南クリール海域でのマグロの漁獲量が140トンとなり、勧告設定の100トンを40トン上回った。これらは、すべてイワシ・サバ操業の混獲として記録された。全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、当該海域におけるマグロの漁獲勧告量を期中見直しして、修正することを検討し、根拠となるデータ、情報の分析等を行った。この2年間、黒潮と親潮の相互作用域で、表層海水温が、春、夏、秋に、長期平均値と比較して顕著な異常が観察され、亜熱帯水域がロシア海域に深く浸透している。これらの傾向は、マグロの餌となる表層魚、イカ...ロシア2023年北海道接続南クリール海域マグロ漁獲勧告量300トンに再設定一般社団法人北洋開発協会原口聖二
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二