ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
第6回ロシア国際漁業フォーラム“多極化する世界での漁業分野”概要報告 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[第6回ロシア国際漁業フォーラム“多極化する世界での漁業分野”概要報告]今年2023年9月27日から同29日までの間、サンクトペテルブルグで第6回ロシア国際漁業フォーラムが開催されており、現地時間2023年9月27日11:30(日本時間同日17:30)から、当該フォーラムの本会議が開催され、ロシア農業大臣パトルシェフ、ロシア漁業庁長官シェスタコフ、ロシア農業銀行の代表者、上院議員、イラン漁業庁長官、中国遠洋漁業協会会長らが登壇、“多極化する世界での漁業分野”をテーマに、に話し合いが行われ、報告担当者、原口聖二もヴァーチャルでLIVE参加したので、その概要を報告する。本会議のモデレータはロシア漁業庁長官シェスタコフが務めた。シェスタコフは、世...第6回ロシア国際漁業フォーラム“多極化する世界での漁業分野”概要報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア スケソウ24年11%増枠228万トン超 北海道機船漁業協同組合連合会の指摘点【みなと新聞ニュースレター】
2023年09月27日【みなと新聞ニュースレター】[露スケソウ24年11%増枠228万トン超]ロシア漁業省はこのほど、2024年のスケソウダラの海域別漁獲割当(TAC)を承認しました。極東海域のTAC合計は228万5000トンに上り、前年比11%増の高水準となります。北海道機船漁業協同組合連合会が27日に伝えました。海域別TACでは、オホーツク海がここ数年、大規模な後続資源の加入が押しなべて確認されていないため、安全性に配慮して10%弱程度の削減を行ってきましたが、この期間を完了し、24年は各海域において6〜19%の増加となります。特に、日本の排他的経済水域(EEZ)のオホーツク海と“またがり資源”と評価されている東サハリン海域については19%増と大幅に増やし、13万トン台の設定となっています。さらに、北...ロシアスケソウ24年11%増枠228万トン超北海道機船漁業協同組合連合会の指摘点【みなと新聞ニュースレター】
2023年09月28日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#58洋上風力発電と漁業海外の経験EU軌道を外れる洋上風力発電SC混乱コスト高設計欠陥]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。ロイター通信(ロンドン)のニーナ・チェストニー(NinaChestney)は、“分析軌道を外れる洋上風力発電産業”と題し、当該業界の危機的現状をリポートした。洋上風力発電業界におけるサプライチェーンの遅延、設計上の欠陥、コスト高という強烈な嵐により、各国の気候変動目標の達成に間に合わない数十のプロジェクトが存在しているとされている。2030年までにエ...#58洋上風力発電と漁業海外の経験EU軌道を外れる
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月25日) 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年09月27日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月25日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。日本の科学...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月25日)一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア農業省 来年2024年“日本EEZ往来資源”マダラ海域別TAC承認 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業省来年2024年“日本EEZ往来資源”マダラ海域別TAC承認]ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年の“日本EEZ往来資源”マダラの海域別TACを承認した。この内、北海道沿岸沖合と資源の往来が確認されているマダラの南クリール海域と西サハリン海域は、別表のとおり高水準を維持している。先に、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、スケトウダラと同様に、特に西サハリン海域のマダラ資源が極めて高水準な状況にあることを発表していた。近年、年間を通して49°N以南の稚内対岸で機船底びき網と延縄により当該資源を対象に集約的操業が行われている。ロシア農業省来年2024年“日本EEZ往来資源”マダラ海域別TAC承認北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア農業省 来年2024年日本EEZ“またがり資源”ニシンTAC承認 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業省来年2024年日本EEZ“またがり資源”ニシンTAC承認]ロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年の日本EEZ“またがり資源”となる北海道隣接海域のニシンの海域別TACを承認した。東サハリン海域については伝統的にTAC設定がなく、漁獲勧告により管理されている。なお、最大主漁場の北部オホーツク海域には来年2024年のTACとして31万トンが設定された。ロシア農業省来年2024年日本EEZ“またがり資源”ニシンTAC承認北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア スケトウダラ2024年日本海TAC 38%増 日本の運用と大きく乖離 日ロの経済的ラグは80億円超え
2023年09月27日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ2024年日本海TAC38%増日本の運用と大きく乖離]“スケトウダラTAC設定により日本海沿岸地域の日ロの経済的ラグは80億円を超えている”資源管理は”合理的利用”と一体でなければならないロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。北海道日本海側資源(日本海北部系群)と分布が重なる日本海(沿海地方・西サハリン)は、今年の3万5,700トンから更に38%上積みの4万9,400トンの設定となり、日本(今年1万5,300トン)の保守的な資源利用と益々乖離する運用方針となっている。ロシアと日本の科学研究機関のリポートを比較した時、資源量の算定等に関する情報は...ロシアスケトウダラ2024年日本海TAC38%増日本の運用と大きく乖離日ロの経済的ラグは80億円超え
ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業省来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認]資源管理は”合理的利用”と一体でなければならないロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。極東海域の合計は228万5,000トンで、前年となる今年2023年より11%増とし、極めて高水準となる。オホーツク海は、ここ数年、大規模な後続資源の加入が押しなべて確認されておらず、安全性に配慮し10%弱程度の削減を行ってきたが、この期間を完了、2024年は各海域において6%-19%の増加となる。特に、日本EEZオホーツク海と“またがり資源”と評価されている東サハリン海域については、19%増で、ついに13万トン台の設定となる。さら...ロシア農業省来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア農業省 来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業省来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認]資源管理は”合理的利用”と一体でなければならないロシア農業省は、2023年9月12日付命令No.716により、来年2024年のスケトウダラの海域別TACを承認した。極東海域の合計は228万5,000トンで、前年となる今年2023年より11%増とし、極めて高水準となる。オホーツク海は、ここ数年、大規模な後続資源の加入が押しなべて確認されておらず、安全性に配慮し10%弱程度の削減を行ってきたが、この期間を完了、2024年は各海域において6%-19%の増加となる。特に、日本EEZオホーツク海と“またがり資源”と評価されている東サハリン海域については、19%増で、ついに13万トン台の設定となる。さら...ロシア農業省来年2024年スケトウダラ海域別TAC承認北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 燃料輸出規制措置 漁業分野に弊害の可能性 速やかに修正される 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア燃料輸出規制措置漁業分野に弊害の可能性速やかに修正される]ロシア政府は、国内市場の燃料価格安定を目的に、2023年9月21日から、ディーゼル燃料と商業用ガソリンの輸出を禁止する措置をとったが、同年9月23年付政府命令No.1564により、一部適用除外のための修正が加えられ、これが同年9月25日発効した。この修正により、洋上船舶、人工島、建造物、設備、その他の機能を確保するために輸送される対象燃料が一時的に除外されることになる。当初導入された禁止措置では、ロシア漁船は燃料補給の都度、帰港を余儀なくされ、漁業機会を失い、自国EEZにおける操業においても大きな経済的打撃を受けることになることから業界が、漁船団の需要に合わせた適用除外対象へのリスト...ロシア燃料輸出規制措置漁業分野に弊害の可能性速やかに修正される北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(2023年9月15日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月27日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(9月15日)]韓国漁船による自国EEZでの2023年度漁期(管理期間2023年7月-2024年6月)の2023年7月1日から同年9月15日までのスルメイカの漁獲量は1万1,870トンで、前年度同期比81%、TAC設定7万9,000トン(実証試験枠を除く)に対する開発率は15%にとどまっている。主要漁業沖合イカ釣りの漁獲量は報告日までに1,400トン、前年度同期比53%、TAC開発率は6%にとどまっている。2020年度漁期から近海網漁船にもイカのTAC管理が導入されている。近海網漁業は、2023年度漁期開始から報告日までに、前年度同期と同水準の4,010トンを生産している。2023年度漁...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(2023年9月15日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア科学研究機関 来年2024年のマサバ対馬暖流系群の漁獲勧告量を準備
2023年09月24日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア科学研究機関来年2024年のマサバ対馬暖流系群の漁獲勧告量を準備]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ太平洋支部チンロは、来年2024年の日本海マサバ対馬暖流系群の漁獲勧告量の準備について議論した。マサバ対馬暖流系群は1980年代後半から激減したため、日本海ロシアEEZでの商業対象となる資源集約は確認されていなかったが、2014年から2022年のデータ分析が指し示すとおり、7月上旬から9月中旬まで、この形成が確認されていて、今年2023年についても、沿海地方沿岸沖合では、定置網、表層トロールによるスルメイカ操業等で混獲がされている。日本と韓国の漁業者によるこの10年間の漁獲量は15万トンから25万トンの範囲で推移しているが...ロシア科学研究機関来年2024年のマサバ対馬暖流系群の漁獲勧告量を準備
ロシア 水産物製品生産9%増 2023年1月-7月 / ロシア漁業 スケコ 日本市場依存から脱却を目指し中国市場開拓を 日刊水産経済新聞
ロシア水産物製品生産9%増2023年1月-7月/ロシア漁業スケコ日本市場依存から脱却を目指し中国市場開拓を日刊水産経済新聞
ロシア 水産物輸出関税設定 ルーブルとドルの為替レート連動採用
2023年09月22日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物輸出関税設定ルーブルとドルの為替レート連動採用]ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産物を含めた広範な商品の輸出関税を、ルーブルとドルの為替レートに連動させて設定、同年10月1日からこれを施行することとした。レートは1ドルあたり95ルーブルを超える時、輸出関税は7%となり、80ルーブル未満の時ゼロとなる。なお、この輸出関税設定は来年2024年末まで継続される見通しとなっている。ロシア水産物輸出関税設定ルーブルとドルの為替レート連動採用
2023年09月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業スケコの中国市場開拓を模索]全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフは、スケコの中国市場開拓がロシア漁業の経営安定化に大きく貢献する可能性があることを指摘している。ズベレフは、現在、スケコ輸出が日本市場のみに大きく依存しており、中国市場を開拓できればロシア漁業の経営安定化に大きく貢献すると語り、この10年-15年で、中国市場への活カニ供給の急拡大を例示した。またズベレフは、ロシア漁業がここ数年ですり身生産を開始しており、新たな製品の生産も重要だとした上で、南ヨーロッパ市場へマダラの“クリプフィスク”(Клипфиск)=”バッカラ”の供給も有望だと考えていると加えた。報告担当者原口聖二:*バッカラは、タラの塩漬けの干物、または...ロシア漁業スケコの中国市場開拓を模索
ポスト英国EU離脱 英国漁業 魚価上昇にもかかわらず課題を克服しきれない
2023年09月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国漁業魚価上昇にもかかわらず課題を克服しきれない]英国漁船の収益は昨年2021年から減少し続け、魚価が上昇した今日においても、経営内容の改善には至っていない。EU離脱後も英国漁船団は縮小、4,080隻弱となっており、これらの内、年間水揚げ金額が1万ポンド(185万円)に満たない漁船が1,300隻に至っている。この調査では、新型コロナウイルス感染症とそれに伴うロックダウン措置の影響が、EU離脱後の新たな貿易規制要件と相まって、2021年前半から影響を及ぼしていることが分かった。経済回復の兆候が現れ、物価も上昇して、2022年の漁船団の総売上高は10億ポンド(1,850億円)と推定されているが、燃...ポスト英国EU離脱英国漁業魚価上昇にもかかわらず課題を克服しきれない
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月18日)
2023年09月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月18日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。日本の科学...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月18日)
#56 洋上風力発電と漁業 海外の経験 EU 会計検査院 漁業との競争激化 問題は解決されていない
2023年09月20日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#56洋上風力発電と漁業海外の経験EU会計検査院漁業との競争激化問題は解決されていない]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。EU会計検査院は、2023年9月18日に発表した報告書において、速やかに環境影響評価への対応を強化しなければ、欧州での洋上風力発電プロジェクトが自然界を脅かす可能性があると警告した。監査報告書を主導したニコラオス・ミリオニスは、ロシアのウクライナ侵攻がEUのエネルギー独立の重要性を浮き彫りにしたが、このブルー革命はどんな犠牲を払ってでも追求されるべき...#56洋上風力発電と漁業海外の経験EU会計検査院漁業との競争激化問題は解決されていない
ロシア 2024年カニ類TAC 微減10万トン強 オークション第2弾適用へ 日刊水産経済新聞
ロシア2024年カニ類TAC微減10万トン強オークション第2弾適用へ日刊水産経済新聞
ロシア 第8回東方経済フォーラム 円卓会議“世界の海洋: ロシア船団にとってのグローバルな機会”概要 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア第8回東方経済フォーラム円卓会議“世界の海洋:ロシア船団にとってのグローバルな機会”概要]2023年9月10日から同13日までの間、ウラヂオストクにおいて第8回東方経済フォーラムが開催されており、漁業分野のビジネス・プログラムが設定され報告担当者:原口聖二もこれにLIVE視聴参加したので、その概要を報告する。同12日には“世界の海洋:ロシア船団にとってのグローバルな機会”(Мировойокеан:глобальныевозможностидляроссийскогофлота)をテーマに円卓会議が行われ、海洋漁業の現状と、ロシア排他的経済水域(EEZ)外での操業におけるロシア漁業者が直面する問題、漁船団の再構築、西側諸国の非友好的...ロシア第8回東方経済フォーラム円卓会議“世界の海洋:ロシア船団にとってのグローバルな機会”概要リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア 第8回東方経済フォーラム 円卓会議“海洋:漁業と消費の進化”概要 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年09月11日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア第8回東方経済フォーラム円卓会議“海洋:漁業と消費の進化”概要]2023年9月10日から同13日までの間、ウラヂオストクにおいて第8回東方経済フォーラムが開催されており、漁業分野のビジネス・プログラムが設定され報告担当者:原口聖二もこれにLIVE視聴参加したので、その概要を報告する。同11日には“海洋:漁業と消費の進化”(Океан—эволюцияпромыслаипотребления)をテーマに円卓会議が行われた。この円卓会議に登壇した、ロシア漁業庁副長官ハサン・リホフは、投資目的漁獲割当第1弾の評価と第2弾の見通しを報告した。当該第1弾において、105隻の漁船建造と27施設の陸上水産加工場建設のプロジェクトが進捗、すでに、1...ロシア第8回東方経済フォーラム円卓会議“海洋:漁業と消費の進化”概要リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア極東サケマス 58万トン超え 2021年最終実績を上回る 日刊水産経済新聞
ロシア極東サケマス58万トン超え2021年最終実績を上回る日刊水産経済新聞
ロシア 西サハリン海域マダラ 漁獲量増加でTAC期中見直し 1,100トン増枠 日刊みなと新聞
ロシア西サハリン海域マダラ漁獲量増加でTAC期中見直し1,100トン増枠日刊みなと新聞
ロシアフィシュミール価格ようやく反落日刊みなと新聞
ロシア カラフトマス豊漁 2021年上回る48万トン 日刊みなと新聞
ロシアカラフトマス豊漁2021年上回る48万トン日刊みなと新聞
“ギドロストロイ”コルサコフ港に高次水産複合施設建設 東方経済フォーラムで4者合意
2023年09月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[“ギドロストロイ”コルサコフ港に高次水産複合施設建設東方経済フォーラムで4者合意]2023年9月10日から同13日までの間、ウラヂオストクにおいて第8回東方経済フォーラムが開催されており、この枠組みの中で択捉島根拠水産グループ“ギドロストロイ”(Гидрострой)社が、政府支援を受けて高次水産複合施設をコルサコフ港に建設するための4者協定に合意した。この合意には、同社社会プロジェクト副部門長リュドミラ・シャプカ、ロシア極東・北極開発大臣アレクセイ・チェクンコフ、サハリン州政府委員長アレクセイ・ベリク、そして“極東・北極開発”社代表ニコライ・ザプリャガエフが署名した。プロジェクトではフィッシュミール・オイル、フィレ等の水産加工場と冷凍冷...“ギドロストロイ”コルサコフ港に高次水産複合施設建設東方経済フォーラムで4者合意
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月10日) リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年09月12日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月10日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。日本の科学...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月10日)リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(9月10日)
2023年09月12日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(9月10日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、9月10日までの生産量は、58万300トンとなり、当初漁獲勧告量の113.4%に達している。また、この生産量は、昨年2022年を135%、直近奇数年2021年を13%上回っている。今漁期の当該商業操業開始以前の5月後半から9月10日までの太平洋サケマス漁獲物の魚種構成の推移は別図のとおりで、カラフトマスが82%を占めている。2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(9月10日)
”またがり資源”増加傾向東サハリン海域ズワイガニ(オピリオ)TAC前年同で承認
2023年09月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[”またがり資源”増加傾向東サハリン海域ズワイガニ(オピリオ)TAC前年同で承認]ロシア農業省は2023年8月25日付命令No.692により来年2024年のカニ類のTACとして約10万5,160トンの設定を承認した。北海道(日本)隣接東サハリン海域の日本の資源評価において”またがり資源”となるズワイガニについては、オピリオが4,981トンで前年となる今年2023年比同、トゲズワイは4,700トンで4%減の設定となる。近年、当該海域において、市場価値の高いオピリオの資源増加傾向が確認されている。ロシア農業省は、昨年2022年9月14日付命令No.609により、科学研究機関の勧告に基づき同年のオピリオのTACを期中見直しして、当初設定3,226トンに1...”またがり資源”増加傾向東サハリン海域ズワイガニ(オピリオ)TAC前年同で承認
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(9月1日) 半分以上の生産を西岸沖合漁場が占める実
2023年09月11日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(9月1日)]韓国漁船による自国EEZでの2023年度漁期(管理期間2023年7月-2024年6月)の2023年7月1日から同年9月1日までのスルメイカの漁獲量は9,390トンで、前年度同期比77%、TAC設定7万9,000トン(実証試験枠を除く)に対する開発率は12%にとどまっている。主要漁業沖合イカ釣りの漁獲量は報告日までに1,040トン、前年度同期比46%、TAC開発率は4%にとどまっている。2020年度漁期から近海網漁船にもイカのTAC管理が導入されている。近海網漁業は、2023年度漁期開始から報告日までに、前年度同期と同水準の3,020トンを生産している。大型トロールと二艘引き...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業概況(9月1日)半分以上の生産を西岸沖合漁場が占める実
ロシア 南クリール海域 イワシ6割増 12万トン超え 日刊水産経済新聞
ロシア南クリール海域イワシ6割増12万トン超え日刊水産経済新聞
またがり資源ニシン 北海道隣接西サハリン海域大幅に増加 デカストリ系群 サハリン・北海道系群 資源評価 北海道漁協系統通信
またがり資源ニシン北海道隣接西サハリン海域大幅に増加デカストリ系群サハリン・北海道系群資源評価北海道漁協系統通信
韓国イカTAC8万トン 朝鮮半島西部に4割 日刊水産経済新聞
韓国イカTAC8万トン朝鮮半島西部に4割日刊水産経済新聞
2023年漁期 北海道秋サケ冷静スタート 浜値4割安 イクラはロシア産輸入増予想 先安感
2023年09月07日【みなと新聞ニュースレター】[2023年漁期北海道秋サケ冷静スタート浜値4割安イクラはロシア産輸入増予想先安感]2023年漁期、9月から始まった北海道の秋サケ定置網漁で序盤の浜相場が冷静なスタートを切りました。雌がキロ1200〜1000円中心、雄が650〜500円中心と前年同期より3〜4割安で推移。好漁予測に加えて、輸入の増加が見込まれるイクラに先安観が生じていることなどが背景にあります。1日のえりも以東海区を皮切りに、えりも以西、根室、オホーツク、日本海などいずれも一部地区ながら全海区で漁獲が見え始め、水揚げが増えつつあります。道漁連日報によると、4日現在の全道累計は前年同日比1・9倍の276トン。今年の来遊予測(沿岸と河川の合計)は前年比4%増の3483万尾で、2年連続で3000...2023年漁期北海道秋サケ冷静スタート浜値4割安イクラはロシア産輸入増予想先安感
北海道隣接ロシアEEZ日本海西サハリン海域TAC6割増 資源管理は”合理的利用”と一体でなければならない 日刊水産経済新聞
北海道隣接ロシアEEZ日本海西サハリン海域TAC6割増資源管理は”合理的利用”と一体でなければならない日刊水産経済新聞
#55 洋上風力発電と漁業 海外の経験 大手デンマーク事業者 米国プロジェクト頓挫 株価続落
2023年09月05日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#55洋上風力発電と漁業海外の経験大手デンマーク事業者米国プロジェクト頓挫株価続落]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。デンマークの世界最大クラス洋上風力発電開発事業者“オーステッド”(Ørsted)は、米国でのプロジェクトの頓挫が相次ぎ、コペンハーゲンに上場している同社株が続落している。2023年8月30日、決算報告で、米国で計画している洋上風力発電プロジェクトの価値を20億ドル減額せざるを得なくなる可能性があると発表され、同社株価は25%下落、その後、一時、わずかに上...#55洋上風力発電と漁業海外の経験大手デンマーク事業者米国プロジェクト頓挫株価続落
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較(9月3日)
2023年09月05日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月3日)]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っている。日本の科学研...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較(9月3日)
#54 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 RI州調整評議会 漁業諮問委員総辞職 利用されるだけ
2023年09月04日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#54洋上風力発電と漁業海外の経験米国RI州調整評議会漁業諮問委員総辞職利用されるだけ]“漁業諮問委員は納得していないプロジェクトに信憑性を与える役割を果たす評議会参加を拒否する”日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国北東部ロードアイランド州の洋上風力発電プロジェクトの調整を扱う同州沿岸資源管理評議会の漁業分野の諮問委員9名が2023年9月1日、総辞職したことが分かった。ロードアイランド州沿岸資源管理評議会へ漁業分野諮問委員があてた書簡では、同評議会が洋上風力発電プロジ...#54洋上風力発電と漁業海外の経験米国RI州調整評議会漁業諮問委員総辞職利用されるだけ
ロシア極東 水産物製品専門 保管・物流・卸売デジタル・プラットフォームが立ち上がる
2023年09月03日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア極東水産物製品専門保管・物流・卸売デジタル・プラットフォームが立ち上がる]ロシア沿海地方漁業会社“トロイカ”(Тройка)副代表ユリアベリコバは、水産物製品の保管・物流・卸売を合理的に結び付けるデジタル・プラットフォーム“フィッシュ・プレイス”(Фишплейс:FishPlace.ru)を立ち上げた。太平洋サケマス豊漁年漁期、慢性的な冷凍・保管・物流にかかる問題が存在しているが、新しい水産物製品保管倉庫はその能力をフルに活用しておらず、加えて、これらの業者は独自のWebサイトやプロモーション・システムを持っていない。その結果、供給者は倉庫を見つけるための情報となり、港湾は混雑し、運搬船からの荷下ろしに行列ができ、すべての漁獲物の積み替え...ロシア極東水産物製品専門保管・物流・卸売デジタル・プラットフォームが立ち上がる
#53 洋上風力発電と漁業 海外の経験 デンマーク事業者 米国でのプロジェクト相次ぐ頓挫 株価急落
2023年09月02日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#53洋上風力発電と漁業海外の経験デンマーク事業者米国でのプロジェクト相次ぐ頓挫株価急落]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。デンマークの世界最大クラス洋上風力発電開発事業者“オーステッド”(Ørsted)社は、米国でのプロジェクトの頓挫が相次ぎ、コペンハーゲンに上場している同社株が急速に下落した。2023年8月30日、決算会見で、米国で計画している洋上風力発電プロジェクトの価値を20億ドル減額せざるを得なくなる可能性があると発表され、同社株価は25%下落した。世界の洋上...#53洋上風力発電と漁業海外の経験デンマーク事業者米国でのプロジェクト相次ぐ頓挫株価急落
“復活の日”が近づく ロシア南極オキアミ漁業のCCAMLRオブザーバ11名準備
2023年08月30日北海道機船漁業協同組合連合会[“復活の日”が近づくロシア南極オキアミ漁業のCCAMLRオブザーバ11名準備]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ大西洋支部アトラント・ニロは、再開が近づく南極オキアミ操業のためCCAMLR(南極海洋生物資源の保存に関する委員会)の科学漁業オブザーバらを対象とした作業会合を開催した。作業会合には、当該科学研究機関のほか漁業団体から26名の専門家が参加した。2023年-2024年漁期、CCAMLR条約海域で操業を行う国内外漁船の科学漁業オブザーバ資格を11名の専門家が取得している。アトラント・ニロは、2023年-2024年漁期、操業計画を権限機関に提出済で、南極オキアミ操業の再開にこれまで以上に近づいていると指摘した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2023年...“復活の日”が近づくロシア南極オキアミ漁業のCCAMLRオブザーバ11名準備
「ブログリーダー」を活用して、北海道機船漁業協同組合連合会さんをフォローしませんか?
2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二