ロシア水産情報。ロシア漁業ニュースヘッドラインを発行。ロシアIUU漁業関連情報を中心にピックアップ。
“資源管理はその合理的利用とパッケージでなければ経済的怠け者(サボタージュ)となる”“日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる 日本海4万トン超え 対日本2.7倍に”
2023年08月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業省北海道接続西サハリン海域スケトウダラ科学勧告に基づきTAC期中見直上積み決定]“資源管理はその合理的利用とパッケージでなければ経済的怠け者(サボタージュ)となる”“日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる日本海4万トン超え対日本2.7倍に”ロシア農業省は、今年2023年漁期、科学研究機関の勧告に基づき、同年8月14日付命令No.683により、北海道接続西サハリン海域スケトウダラのTAC9,000トンを期中見直しして、5,000トン上積み、1万4,000トンに引上げることを決定した。先に、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、西サハリン海域の当該資源が極めて高水準な状況にあることを発表していた。これにより...“資源管理はその合理的利用とパッケージでなければ経済的怠け者(サボタージュ)となる”“日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる日本海4万トン超え対日本2.7倍に”
日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業 2023年度漁期漁業種別TAC設定
2023年09月01日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2023年度漁期漁業種別TAC設定]韓国漁船による自国EEZにおけるスルメイカ操業の2023年度漁期(管理期間2023年7月-2024年6月)の漁業種別TAC、留保枠、そして実証試験枠が、今般、別表のとおり発表された。正式TACの総枠は、留保枠を含め既報のとおり7万9,000トンから変更なく、前年度比の92%、新設された実証試験枠を含めると約8万1,000トンで95%となる。大型トロールと二艘引き西海トロールが、東経128度以西に限定されている操業海域において、約3万トンを確保し、加えて新たに西南海区の二艘引き中型トロールに約2,000トンの実証試験枠が設定され、朝鮮半島西部沿岸沖合が全体の...日本EEZ“またがり資源”韓国近海スルメイカ操業2023年度漁期漁業種別TAC設定
#52 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 NJ州 クジラ座礁問題等を受け洋上風力支持急落
2023年09月01日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#52洋上風力発電と漁業海外の経験米国NJ州クジラ座礁問題等を受け洋上風力支持急落]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国北東部ニュージャージー州では、クジラの座礁問題等を受け、洋上風力発電プロジェクトに対する市民の支持が急落していると、同国漁業界紙が伝えている。モンマス大学が行った最新の世論調査では、洋上風力発電プロジェクトについて、2019年の同調査と比較した時、支持が急落していることが分かった。2019年の調査では支持が76%だったが、最新の調査では54%まで低下...#52洋上風力発電と漁業海外の経験米国NJ州クジラ座礁問題等を受け洋上風力支持急落
2023年漁期 40°N以北-180°E以西沿岸 ロシア・北海道 シロザケ漁獲量比較を開始する 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較を開始する]近年、北海道に隣接するサハリン州では太平洋サケマス増殖事業において10億尾内外の稚魚放流を実施しており、昨年2022年、初めてシロザケのみで10億粒を超える採卵が行われていて、その内容を問わなければ、数量的に、双方は、ほぼ、同等の増殖事業を展開していることになる。一般社団法人北洋開発協会(北海道機船漁業協同組合連合会内担当原口聖二)は、一昨年2021年漁期から、シロザケの生産において増殖事業に依存度が高い北海道とサハリン州、そして野生の割合が高いその他のロシア極東地方の各沿岸の当該資源漁獲量の比較を行っており、今年2023年...2023年漁期40°N以北-180°E以西沿岸ロシア・北海道シロザケ漁獲量比較を開始する北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア スケトウダラすり身 中国・韓国市場での売上高で米国を抜く
2023年08月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラすり身中国・韓国市場での売上高で米国を抜く]今年2023年の報告日、中国・韓国市場にけるスケトウダラすり身売上高においてロシアが米国を追い越したと全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ会長ズベレフが発表した。世界市場のすり身価格は昨年2022年に比べ20%-30%低下したが、同じ品質でロシア製品の方が安価なため、アジア市場は米国産のかわりにロシア産のスケトウダラすり身を購入するようになったとしている。FAOのデータではと今年2023年のすり身価格は20%-30%低下、第1四半期の売上高は10%減少した。専門家らは、日本とヨーロッパの両方ですり身の需要が減少しており、双方の消費者が不必要な支出をすべて削減した結果だと指摘し...ロシアスケトウダラすり身中国・韓国市場での売上高で米国を抜く
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2023年09月 http://kisenren.com
2023年08月29日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、2023年8月16日、大統領プーチンと会談を行い、投資目的漁獲割当等、漁業分野の活動進捗状況を報告しました。シェスタコフは、今年2023年漁期、ロシア漁業の生産量が350万トン以上に達し、前年2022年同期を13%上回っており、自国EEZ外でも生産が増加して、当該複合体が着実に稼働していることを強調、投資目的漁獲割当が、付帯する条件としてのプロジェクトにより、漁獲物の最大80%まで加工処理する能力を創設して、原料ベースでの製品輸出依存からロシア漁業を脱却させることになる等と説明しました。しかし、シェスタコフはロシア漁業が成長している一方...ロシア漁業ニュースヘッドライン2023年09月http://kisenren.com
洋上風力発電と漁業 海外情報から見えた実相と北海道の沖合底びき網漁業 月刊アクアネット誌 2023年8月
月刊アクアネット誌2023年8月洋上風力発電と漁業海外情報から見えた実相と北海道の沖合底びき網漁業原口聖二(はらぐちせいじ)北海道機船漁業協同組合連合会常務理事。58歳。北海学園大学経済学部卒業後1988年入会。2012年より現職。北洋転換遠洋底びき網漁船・沖合底びき網漁船のロシア海域操業を一貫して担当。民間ベースと政府間ベースの漁業交渉のため訪モスクワ70回超。現在、水棲生物資源の管理保全と合理的利用、漁業分野の経済等への貢献に関する海外の経験と日本のあり方に強い関心をもって任務にあたっている。筆者は、漁業に関わる立場から洋上風力発電の動向に関心を持ち、昨秋から欧米の漁業分野の業界紙のサイト等へアクセスして、“洋上風力発電と漁業”に関する情報の収集と発信を行ってきた。その中で、日本にはこれまで伝わってい...洋上風力発電と漁業海外情報から見えた実相と北海道の沖合底びき網漁業月刊アクアネット誌2023年8月
#51洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 漁業界 エネルギー管理当局が耳を傾けない
2023年08月25日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#51洋上風力発電と漁業海外の経験米国漁業界エネルギー管理当局が耳を傾けない]“望むだけ会議を開催することと実際に漁業界の意見に耳を傾けることは別だ”日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国海洋エネルギー管理局(BOEM)は、先週(2023年8月13日からの週)、洋上風力発電開発の候補として太平洋岸北西部オレゴン州のブルッキングスとクースベイの沿岸沖合を指定する提案を発表した。この地域は開発に最適な場所であり、安定した強い風が吹いており、完全に稼働すると最大2.6ギガワッ...#51洋上風力発電と漁業海外の経験米国漁業界エネルギー管理当局が耳を傾けない
ロシア 水産物流通業界 太平洋サケマス魚卵 前年比2.3倍と見積もる 国内市場に満足感
2023年08月24日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア水産物流通業界太平洋サケマス魚卵前年比2.3倍と見積もる国内市場に満足感]ロシア水産食品メーカ、卸売業者、流通業者ら大手約30社で構成される業界団体“ルイブヌイ・ソユーズ”(Рыбныйсоюз:魚連合)副代表セルゲイ・グドコフは、今年2023年漁期、太平洋サケマスの漁獲量が過去5年間で最高の57万トンとなる可能性があり、当該魚卵製品生産量は2万3,000トンに達するとの観測を示している。前年2022年の当該魚卵生産は1万トンだった。ロシア国内市場の需要は1万6,000トン-1万7,000トンとされており、グドコフは、これを満たすのに十分な今漁期の実績だと説明している。報告担当者原口聖二:報告担当者は2017年にサ...ロシア水産物流通業界太平洋サケマス魚卵前年比2.3倍と見積もる国内市場に満足感
ロシア 水産物流通業界 カラフトマス豊漁卸売価格下落 あと2-3週間後に小売価格に反映 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月23日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア水産物流通業界カラフトマス豊漁卸売価格下落あと2-3週間後に小売価格に反映]ロシア水産食品メーカ、卸売業者、流通業者ら大手約30社で構成される業界団体“ルイブヌイ・ソユーズ”(Рыбныйсоюз:魚連合)副代表セルゲイ・グドコフは、今年2023年漁期、昨年2022年の3倍の太平洋サケマスが漁獲されており、カラフトマス製品の卸売価格が35%-40%下落していることから、魚卵製品も含め、2-3週間後に小売価格にこれが反映されるとの観測を示した。これらは商流・物流の卸売と小売りのタイムラグであり、意思決定のもと大量の商品が入荷される時、大幅な値下げが予想され、最終的な市場評価額は9月末か10月初め頃に落ち着くと説明したロシア水産物流通業界カラフトマス豊漁卸売価格下落あと2-3週間後に小売価格に反映北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月20日) 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月23日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月20日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、8月20日までの生産量は、54万5,000トンとなり、当初漁獲勧告量の106.5%に達している。また、この生産量は、直近奇数年2021年を15%上回っている。今漁期の当該商業操業開始以前の5月後半から8月20日までの太平洋サケマス漁獲物の魚種構成の推移は別図のとおりで、カラフトマスが86%を占めている。2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月20日)北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア科学研究機関 バレンツ海タラバニ資源調査へ 科学調査船“プロフェッサー・ボイコ” (Профессор Бойко)
2023年08月20日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関バレンツ海タラバニ資源調査へ]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、所属科学調査船“プロフェッサー・ボイコ”(ПрофессорБойко)が2023年8月-9月のバレンツ海のタラバガニ資源調査の任務を開始したと発表した。この調査はバレンツ海南部のロシアEEZの広範な海域で行われ、当該資源の空間分布の特徴とパターン、生物学等の情報が収集される。今年2023年、ロシアの全海域のタラバガニのTAC設定は2万8,780トンとなっているが、この内、バレンツ海が1万2,690トン、44%を占めている。バレンツ海のタラバガニは、旧ソ連の1960年代に極東海域から移植され、2000年代に定着、繁殖を続け、ロシアEEZにおいて商業操業が開始された。ロシア科学研究機関バレンツ海タラバニ資源調査へ科学調査船“プロフェッサー・ボイコ”(ПрофессорБойко)
#50 洋上風力発電と漁業 海外の経験 豪州 漁業界 政府提案は水産物消費者に壊滅的影響を与える
2023年08月20日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#50洋上風力発電と漁業海外の経験豪州漁業界政府提案は水産物消費者に壊滅的影響を与える]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。オーストラリアのニューサウスウェールズ州の漁業界は、ハンターとイラワラの沿岸沖合に洋上風力発電所を建設するという連邦政府の提案を強く非難している。ニューサウスウェールズ州漁業者協会代表トリシア・ビーティは、連邦政府が検討している提案は馬鹿げており、絶滅危惧種の保護、自国の商業漁業者や水産物消費者に壊滅的な影響を与えるだろうと述べた。気候変動・エネルギ...#50洋上風力発電と漁業海外の経験豪州漁業界政府提案は水産物消費者に壊滅的影響を与える
2023年漁期 中国 南シナ海と東シナ海の禁漁期間が明ける 一斉出漁
2023年08月20日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年漁期中国南シナ海と東シナ海の禁漁期間が明ける一斉出漁]今年2023年漁期、中国の南シナ海と東シナ海の禁漁期間が同年8月16日13:00に明け、福建省では800隻以上の漁船が一斉に出港した。南シナ海と東シナ海の12°00′N–26°30′N海域では、同年5月1日から禁漁措置がとられていた。中国が操業を解禁した海域には、沖縄県の尖閣諸島や台湾周辺も含まれていて、NHKが、地元の漁業関係者の中に、中国当局から解禁を前に「台湾周辺に近づくな」などと通知を受けた者と明らかにした者もあり、今後、中国当局が日本や台湾などとの関係を念頭に中国漁船をどのように管理するのか注目されると報じた。2023年漁期中国南シナ海と東シナ海の禁漁期間が明ける一斉出漁
#49 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 魚と漁業者を台無しにする 欧州の経験から学ぶべき
2023年08月18日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#49洋上風力発電と漁業海外の経験米国魚と漁業者を台無しにする欧州の経験から学ぶべき]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国海洋大気庁(NOAA)高度回遊性魚種諮問委員デヴィッド・シャリット(米国クロマグロ協会会長)は、米国政府が洋上風力発電の開発を急ぐあまり、魚と漁業者を台無しにしていると言及し、同国が、この分野で数十年先行している欧州の経験から学ぶべきだと指摘している。欧州初の洋上風力発電所は32年前に建設され、それ以来、116施設となった。欧州の洋上風力発電が海洋...#49洋上風力発電と漁業海外の経験米国魚と漁業者を台無しにする欧州の経験から学ぶべき
2023年漁期 猛烈な南北格差で進捗するロシア漁業者カラフトマス操業 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協 原口聖二
2023年08月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協原口聖二[2023年漁期猛烈な南北格差で進捗するロシア漁業者カラフトマス操業(8月15日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者によるカラフトマス操業は、猛烈な南北格差、“北偏”で進捗している。この10年間余り、当該資源来遊の“北偏”傾向が指摘されてきた。全ロシア海洋漁業研究所ヴニロのデータによると、同年8月15日までのカラフトマスの漁獲量比較において、カムチャツカ地方の41万6,000トンに対し、北海道に隣接するサハリン州は2万4,500トンとなっている。サハリン州の内訳は、東サハリン沿岸が1万8,000トン、北クリール沿岸4,500トン、西サハリン沿岸1,000トン、そして南クリール沿岸1,000トンで、特に、この南クリール...2023年漁期猛烈な南北格差で進捗するロシア漁業者カラフトマス操業リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協原口聖二
ロシア漁業庁長官 投資目的漁獲割当等 漁業分野の活動進捗状況をプーチンへ報告
2023年08月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官投資目的漁獲割当等漁業分野の活動進捗状況をプーチンへ報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは大統領プーチンと会談を行い、投資目的漁獲割当等、漁業分野の活動進捗状況を報告した。シェスタコフは、今年2023年漁期、ロシア漁業の生産量が350万トン以上に達し、前年2022年同期を13%上回っており、自国EEZ外でも生産が増加して、当該複合体が着実に稼働していることを強調した。また、投資目的漁獲割当第2弾が、今年2023年に開始されることで、極東地方に4施設、北部地方に2施設、計6施設の物流複合施設が港湾で建設される計画となっていると語り、当該第1弾において、105隻の漁船建造と27施設の陸上水産加工場建設のプロジェクトが進捗、すでに...ロシア漁業庁長官投資目的漁獲割当等漁業分野の活動進捗状況をプーチンへ報告
#48 洋上風力発電と漁業 海外の経験 フランス つきまとう漁場問題 同国の苦闘
2023年08月17日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#48洋上風力発電と漁業海外の経験フランスつきまとう漁場問題同国の苦闘]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。本日2023年8月17日付毎日新聞(宮川裕章様/佐久間一輝様)は、“洋上風力仏の苦闘”と題し、漁業分野との調整の難しさが存在し、日本でも同様の課題を抱えていると伝えている。#48洋上風力発電と漁業海外の経験フランスつきまとう漁場問題同国の苦闘
2023年漁期ロシア太平洋サケマス操業 53万トン超え 漁業庁長官 60万トンを見込む(8月15日)
2023年08月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協原口聖二[2023年漁期ロシア太平洋サケマス操業53万トン超え漁業庁長官60万トンを見込む(8月15日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマス漁獲量は、同年8月15日までに53万3,000トンを超え、この内カラフトマスが46万4,000トンを占め、当初漁獲勧告量を23.5%上回っている。また、シロザケが3万3,000トン、ベニザケ3万3,600トンが生産されている。地域別では、カムチャツカ地方が47万トンを占め、この内カラフトマスが41万6,000トンで、北海道に隣接するサハリン州は2万8,300トン、この内同魚種が2万4,500トンとなっている。なお、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、先の大統領プーチンとの会...2023年漁期ロシア太平洋サケマス操業53万トン超え漁業庁長官60万トンを見込む(8月15日)
ロシア カラフトマス勢い止まらず セミドレス価格急降下 日刊水産経済新聞
ロシアカラフトマス勢い止まらずセミドレス価格急降下日刊水産経済新聞
2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月10日) 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月14日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月10日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、8月10日までの生産量は、51万400トンとなり、当初漁獲勧告量の99.7%に達している。また、この生産量は、前年2022年の3倍以上で、直近奇数年2021年を24%上回っている。今漁期の当該商業操業開始以前の5月後半から8月10日までの太平洋サケマス漁獲物の魚種構成の推移は別図のとおりで、カラフトマスが88%を占めている。2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月10日)北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2023年ロシア太平洋サケマス漁獲速報(8月10日)51万400トンに達する 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月14日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス漁獲速報(8月10日)51万400トンに達する]2023年ロシア太平洋サケマス漁獲速報(8月10日)51万400トンに達する北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア科学研究機関 北海道接続タタール(間宮)海峡ホッコクアカエビ・ボタンエビ資源評価
2023年08月14日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関北海道接続タタール(間宮)海峡ホッコクアカエビ・ボタンエビ資源評価]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、北海道接続ロシアEEZタタール(間宮)海峡(西サハリン海域/沿海地方海域)のホッコクアカエビとボタンエビの資源評価を発表した。(ホッコクアカエビ)タタール海峡のホッコクアカエビは主に46°50′N–50°30′Nの水深100m-783m域に棲息している。トロール調査の結果では、当該資源量が、2018年に4万1,000トン、2020年には4万4,820トンに達したが、2022年の調査では、1万8,800トンで大幅に減少していることが明らかになった。特に、2019年以降、西サハリン海域は、減少傾向の資源評...ロシア科学研究機関北海道接続タタール(間宮)海峡ホッコクアカエビ・ボタンエビ資源評価
#47 洋上風力発電と漁業 海外の経験 米国 NE漁業界は洋上風力発電に反撃する 科学的報告書の存在を指摘
2023年08月10日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#47洋上風力発電と漁業海外の経験米国NE漁業界は洋上風力発電に反撃する]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。米国北東部のニューイングランド漁業者管理協会(NewEnglandFishermenStewardshipAssociation:NEFSA)は、2023年8月7日、洋上風力発電が漁業と環境へ及ぼす悪影響に関する概要報告を発表した。また、ダウンイースト・ロブスターメンズ協会、メイン・ロブスターメンズ協会、メイン・コースト漁業者協会、メイン・ロブスター組合、ロングア...#47洋上風力発電と漁業海外の経験米国NE漁業界は洋上風力発電に反撃する科学的報告書の存在を指摘
ロシア漁業ニュースヘッドライン 2023年08月 http://kisenren.com
2023年08月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフは、銀行と国家が、現在のロシア産カニとその国際市場の動向を冷静にモニターし、カニ漁業のリスクを理解する必要があると指摘しています。強力な経営資源を持つロシア大手企業数社が世界のカニ市場での寡占を目指しており、ロシアの銀行が、この挑戦に興味を持っていること、また、国家がそれを“超過利潤税”の対象とみなしていること等について言及し、一方で、漁業分野が、自然環境、海外経済などの大きなリスクにさらされていることを説明、実際に資源の減少を理由に、米国がブリストル湾のタラバガニとベーリング海のズワイガニ(オピリオ)の...ロシア漁業ニュースヘッドライン2023年08月http://kisenren.com
ロシア太平洋サケマスの大豊漁で国際市場価格一気に下落 米国業界一部荷受け停止も リポート 北海道機船漁業協同組連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月09日リポート北海道機船漁業協同組連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア太平洋サケマスの大豊漁で国際市場価格一気に下落米国業界一部荷受け停止も]米国最大の垂直統合型水産企業“トライデント・シーフーズ”は、先週(2023年7月30日からの週)末、大部分のサケマスの買い付けの早期終了など多くの措置を発表、この理由として、供給漁業者へ宛てた書簡の中で、ロシアによるカラフトマス製品の不当な廉売があると言及した。“トライデント・シーフーズ”は、ロシアのサケマス業界が世界市場で不当な廉売を行っていると非難、特に今年2023年漁期のカラフトマスの大量漁獲により、ドレスやセミドレスの価格が一気に下落したと指摘している。カラフトマスの価格は1990年レヴェルで、米国アラスカの漁業者は、当該製品を1...ロシア太平洋サケマスの大豊漁で国際市場価格一気に下落米国業界一部荷受け停止もリポート北海道機船漁業協同組連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア カラフトマス大豊漁で卸売価格一気に下落 リポート 北海道機船漁業協同組連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月09日リポート北海道機船漁業協同組連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシアカラフトマス大豊漁で卸売価格一気に下落]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、8月6日までの生産量は、47万6,300トンとなり、当初漁獲勧告量の93.0%に達し、この内、カラフトマスが42万5,000トンを占めている。太平洋サケマス全体の生産量は、前年2022年の3倍以上で、直近奇数年2021年を33%上回っている。この大豊漁を受け、カラフトマス製品の価格は一気に下落を見せた。インデクスとなるロシア国内のカラフトマスのセミドレス卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)は、昨年2022年秋から、今年2023年5月末(6月1日から操業開始)まで、375ルーブル/kgだったが...ロシアカラフトマス大豊漁で卸売価格一気に下落リポート北海道機船漁業協同組連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア科学研究機関 北海道接続西サハリン海域スケトウダラ 極めて高水準の資源評価 日刊水産経済新聞
ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域スケトウダラ極めて高水準の資源評価日刊水産経済新聞
2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月6日) 北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
2023年08月08日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月6日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、8月6日までの生産量は、47万6,300トンとなり、当初漁獲勧告量の93.0%に達している。また、この生産量は、前年2022年の3倍以上で、直近奇数年2021年を33%上回っている。今漁期の当該商業操業開始以前の5月後半から8月6日までの太平洋サケマス漁獲物の魚種構成の推移は別図のとおりとなっている。2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(8月6日)北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
ロシア科学研究機関 太平洋サケマス クリール諸島横断資源調査 カラフトマス北部海峡に集中
2023年08月06日リポート北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア科学研究機関太平洋サケマスクリール諸島横断資源調査カラフトマス北部海峡に集中]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロは、今年2023年漁期、オホーツク海の沿岸河川へのカラフトマスなど太平洋サケマスの産卵前の回遊を評価するため、当該資源のクリール諸島の横断等に関する調査を行って情報を収集した。クリール諸島周辺海域における当該調査は2023年6月-7月に行われ、科学調査船“ウラヂミル・サフォーノフ”(ВладимирСафонов)が投入された。同年6月、第4クリール海峡のオホーツク海側でカラフトマスの最も密度が高い通過が確認されたが、これと比較した時、クルゼンシュテルナ海峡やブッソル海峡など中南部クリール諸島を通過する...ロシア科学研究機関太平洋サケマスクリール諸島横断資源調査カラフトマス北部海峡に集中
2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(7月31日)
2023年08月04日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(7月31日)]今年2023年漁期、ロシア漁業者による太平洋サケマスの商業操業は6月1日に開始され、7月31日までの生産量は、40万8,700トンとなり、漁獲勧告量の79.8%に達している。また、この生産量は、前年2022年の3倍以上で、直近奇数年2021年を29%上回っている。今漁期の当該商業操業開始以前の5月後半から7月31日までの太平洋サケマス漁獲物の魚種構成の推移は別図のとおりとなっている。2023年ロシア太平洋サケマス操業5日間毎の漁獲における魚種構成の推移(7月31日)
ロシア科学研究機関 北海道接続西サハリン海域スケトウダラ 極めて高水準の資源評価 期中見直しへ “日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる”
2023年08月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域スケトウダラ極めて高水準の資源評価期中見直しへ]“日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる”全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、日本の資源評価におけるスケトウダラ日本海北部系群が往来している西サハリン海域の当該資源が極めて高水準な状況にあることを発表した。特に近年、48°N以南の稚内対岸で集約的操業が行われていることを指摘している。当該資源を対象に、中層トロール、機船底びき網により専門化された操業が行われているほか、延縄等でも混獲がされている。隣接する沿海地方海域同様、西サハリン海域のスケトウダラ資源は高水準にあり、コホート解析によると、2022年の当該資源のバイオマスは...ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域スケトウダラ極めて高水準の資源評価期中見直しへ“日本の保守的なTAC設定との乖離は益々大きくなる”
ロシア科学研究機関 北海道接続西サハリン海域マダラ 高水準の資源評価 リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年08月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域マダラ高水準の資源評価]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、スケトウダラと同様に、西サハリン海域のマダラ資源が極めて高水準な状況にあることを発表した。特に近年、年間を通して49°N以南の稚内対岸で集約的操業が行われていることを指摘している。当該資源を対象に、機船底びき網と延縄により専門化された操業が行われている。コホート解析によると、2022年の当該資源のバイオマスは5万7,100トンで、この内、商業対象が4万9,100トンを占めている。この5年間、マダラの漁獲量は着実に増加しており、2018年、1,950トンだったが、昨年2022年は5,020トンで、今年2023年も7月11日...ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域マダラ高水準の資源評価リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア科学研究機関 北海道接続西サハリン海域タラバガニ・ズワイガニ(オピリオ)資源評価
2023年08月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域タラバガニ・ズワイガニ(オピリオ)資源評価]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、北海道に隣接する西サハリン海域のタラバガニとズワイガニ(オピリオ)の資源評価を発表した。タラバガニ:タラバガニはサハリン西岸に沿って広く分布しているが、近年、最大かつ最も密度の高い商業資源の集約は南西部沿岸沖合で確認されている。2000年代、商業向けタラバガニ資源は、主に密漁の影響受け減少し続けた。2003年から2011年、2012年まで資源量は歴史的最低水準となったが、同年から翌2013年に向け、資源回復が始まり現在に至っている。2022年までに、漁業資源は8,000トンのレベルとなり、同年から商業...ロシア科学研究機関北海道接続西サハリン海域タラバガニ・ズワイガニ(オピリオ)資源評価
2023年6月 ペルー・ショック 引き続き上昇するロシアのフィッシュミール価格
2023年08月03日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年6月ペルー・ショック引き続き上昇するロシアのフィッシュミール価格]今年2023年1-2月のロシア漁業のフィッシュミールの平均価格は、トンあたり9万1,120ルーブルで前年2022年同期を10%下回っていたが、3月に急騰して10万6,010ルーブルとなり、その後も上昇を続け、4月に11万1,210ルーブル、5月に12万2,700ルーブル、そして6月に12万3,280ルーブル達したことが確認された。2012年から2013年の間、平均価格は、トンあたり3万ルーブル台だったが、2014年12月に5万ルーブルを記録すると、翌2015年1月には6万ルーブルを超え、以後、2019年までは平均7万ルーブル台で推移、2020年の平均価格は8万1,...2023年6月ペルー・ショック引き続き上昇するロシアのフィッシュミール価格
2023年ロシア水産物製品輸出概況 1月-7月 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
2023年08月03日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2023年ロシア水産物製品輸出概況1月-7月]今年2023年、ロシアの1月-7月の水産物輸出は、数量で前年2022年同期と同水準の140万トンとなっているが、金額では12%減少、29億ドルとなっている。仕向け国では、中国が数量で53%、金額で43%を占め、韓国が数量で34%、金額で35%と続いた。オランダは数量で8%と減少したが、金額では14%で変化していない。また、日本は、数量で1%、金額で3%、そしてドイツが、数量で1%、金額で1%となり、以上が上位5ケ国となっている。製品別では冷凍スケトウダラが、数量で44%を占め、前年2022年同期を23%上回り、金額では全体の21%を占め、前年2022年同期を26%上回った。当該製品の主な仕向け国は中国...2023年ロシア水産物製品輸出概況1月-7月北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
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2025年04月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内]米国トランプ政権は2025年4月10日付官報において、ウクライナ問題の制裁パッケージとしてのロシア産水産物禁輸措置の継続を発表した。米国は、2022年7月、ロシアからの水産物製品の輸入を全面禁止し、更に2023年12月には、第3国が加工した製品についても、ロシア原産水産物の輸入を禁止する追加制裁措置をとっている。この大統領令は、米国の国際緊急経済権限法に基づき毎年更新する必要がある。当該パッケージについて官報は、ロシアの活動が”米国とその同盟国・パートナー国の自由で公正な民主的な選挙と民主的制度の実施を損なう”などを継続中の理由として指摘している。2025年3月24日、サ...トランプ2.0ロシア産水産物禁輸措置を1年間延長ロシア大統領府想定の範囲内
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へ]2025年4月初め、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案を上院議員数名が下院に提出したが、今般、これを撤回したことが分かった。この法案について同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンも懸念を表明していた。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及していた。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘していた。また、...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案撤回へリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシアオホーツク海スケトウダラ終漁終盤加速前年比2%増84万トン(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1023)
2025年04月17日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定]ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続き、投資目的漁獲割当からこれを除外する法案も検討されてきた。一方でロシア漁業庁は、ロット・パッケージの構成を変え、昨年2024年秋から当該オークションの実施を試み続けているが、先に、第4回目も応札者がなく不成立に終わった。これを受け、ロシア漁業庁は、今般、スタート・プライスを10億5,100ルーブルまで引き下げ、第5回目を2025年5月20日に実施すると発表した。参加申請受付期限は同年5月12日までとなっている。第1回目の設定が2024年11月28日、...ロシアロット・パッケージ変更深海カニ投資目的漁獲割当オークション5回目設定
2025年04月17日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日]ロシア漁業庁は、2019年に実施された、投資目的漁獲割当第1弾カニ漁獲割当オークションの落札者2社との資源利用解除請求を今年2025年3月初旬にモスクワ仲裁裁判所へ提出、これが受理されている。被告は、14の漁業会社によって年間1万トンのタラバガニと7,100トンのズワイガニ(オピリオ)、そして4万5,000トンの魚類等を生産するロシア”北西漁業コンソーシアムSZRK”(Северо-ЗападныйРыбопромышленныйКонсорциум”СЗРК”)傘下ムルマンスクの”アルファ・トレイド”(АльфаТрейд)社と”エタ・トレイド”(...ロシア”北西漁業コンソーシアム”系列ズワイガニ資源利用契約解除請求審理1回目は5月22日
ロシアオホーツク海スケトウダラAシーズン3%増で終漁
2025年04月15日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化]今年2025年漁期、同年1月1日から始まったロシア漁業にとって最も重要なオホーツク海春季抱卵スケトウダラ操業“Aシーズン”が同年4月10日をもって完了、当該操業による漁獲量は84万6,100トンに達し、前年となる2024年同期を2.5%上回った。今漁期、報告日となる同年4月10日までの極東海域全体のスケトウダラの漁獲量はTAC約240万トンに対して105万8,000トンとなっている。当該期間の洋上でのスケトウダラのすり身製品出来高は、約4万1,400トンに達し、前年2024年同期を36%から37%上回った。昨年2024年、ロシア漁業のすり身生産量は7万800トン...BREAKINGロシア漁業はスケトウダラすり身生産供給を着実に発展させるカニカマが完全国産化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ロシア漁業庁漁業生産高2025年目標500万トン日刊水産経済新聞(株式会社水産経済新聞社様著作権許諾番号R07-1022)
2025年04月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア漁業庁長官シェスタコフは、“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”採択20年を記念し、”漁業分野発展のための立法支援”と題し講演を行い、ロシア漁業の高次加工による付加価値産業化の進捗を国会で報告しました。シェスタコフは、2016年に更新された“漁業と水棲生物資源保全に関する連邦法”に、漁船団の更新、水産加工場建設等を義務付け付帯プロジェクトとする投資目的漁獲割当(“投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の実施が盛り込まれた点を指摘、これら第1弾、第2弾の進捗を報告すると同時に、高付加価値製品生産が15%から32.5%に増加しており、2030年までには、当該シ...ロシア漁業ニュースヘッドライン2025年04月http://kisenren.com
タラの高騰で英国民食フィッシュ&チップス影響日刊みなと新聞
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明]先に、ロシアの投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)の対象期間を15年間から5年間延長、20年間とする法案が下院に提出されたが、同院農業問題委員会委員会長ウラヂミル・カシンが懸念を表明している。カシンは、輸出志向部門に対する優遇措置の問題には深い正当性等が必要だと言及している。提案された変更は、漁業者を不平等な状況に置き、輸出志向の資源利用者を保護することを目的としているとした上で、義務付けされた漁船建造プロジェクトへのアプローチが効果的でないことを考慮する必要があると指摘している。また、義務付けされた漁船建造プロジェクトを未履行のまま、漁...ロシア投資目的漁獲割当対象期間5年延長法案下院関連委員会委員長が懸念を表明リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月09日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議]ロシア漁業庁幹部会合拡大会議で、今般、昨年2024年のロシア漁業の総括レヴューが行われた。昨年2024年、ロシア漁業は490万トンの水棲生物資源を生産した。登壇したロシア副首相パトルシェフは、水棲生物資源の生産に関して、前年2023年比において8%減少したが、これは、太平洋サケマスの減少が大きく、一方で、スケトウダラやニシンが増加し、イワシについては、ソ連崩壊後において最高を記録したと基調報告した。ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2025年、再び500万トンを達成するため、全ロシア海洋漁業研究所ヴニロと協力し、漁獲勧告の精度を上げ、漁業組織の編成について徹底的な分析を行う必...BREAKING2024年ロシア漁業総括レヴューロシア漁業庁幹部会合拡大会議
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Again]EUは2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定した。欧州の水産加工・冷凍食品業界は、白身魚原料の値上がりにより窮地に追い込まれている。英国一般紙は、これらに、北海でのタラとハドック(コダラ)漁獲割当の削減が加わり、外食・中食フィッシュ&チップ業界が提供価格に転...ポスト英国EU離脱英国“金曜の夜”のご馳走フィッシュ&チップス高騰“FridayNightFantasy”Againリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月08日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議]ロシア独占禁止庁が、何度も頓挫している水産物製品の一部を“ビルジャ”(Биржа:商品取引所)を介して流通させることを義務化する法案を、再び用意していると報じられている。流通過程における価格形成の透明化、消費者保護を大義としている。過去、ロシア財務省が提出した当該法案には、スケトウダラ、ニシン、マダラ、カラフトマス、シロザケ、ベニザケ等の冷凍原魚、フィレ等の製品等を対象に全体の25%を、“ビルジャ”でのオークションで販売することの義務付けすること等が盛り込まれていた。一方で、業界は、“ビルジャ”での取引が魅力的であれば、義務付けしなくても、経済原理に基づきこれを利用すると指摘、強く反...ロシア何度も繰り返す“ビルジャ”での水産物取引法案論議リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2025年04月07日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ]ロシア政府は、投資目的漁獲割当(”投資クオータ”+カニ漁獲割当オークション)に付帯して義務付けされている漁船建造、陸上水産加工場建設等のプロジェクトの完了期限を12年以内まで延長する決定を行った。一方、この延長には、投資プロジェクト選定のための省庁間委員会の決定が必要で、同委員会に対し、産業貿易省からの正当性を認める情報の提供が求められることになる。また、当該漁獲割当の利用者は、プロジェクトの実施に対する担保を提供しなければならない。ロシア政府は、2022年5月、完了期限を当初の6年から8年以内に延長していた経緯があり、これとの比較において2倍の期間設定に...BREAKINGロシア投資目的漁獲割当付帯義務プロジェクト完了期限当初の6年から2倍の12年以内へ
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める]ロシア上院関連委員会は、投資目的漁獲割当にカテゴライズされ、オークションが繰り返されているものの、資源利用契約に至っていない極東海域の深海ガニへの有効なアプローチを検討するように求めた。ロシア極東海域の深海カニのベニズワイガニとトゲズワイガニについては採算性の低さが指摘され、漁獲割当オークションの不成立が続いている。当該漁獲割当は、投資目的漁獲割当第1弾の枠組みにあり、オークションの落札者には全長50m以上のカニ漁船の建造が義務付けされることになっている。現在、上場の設定は、日本海ベニズワイガニとオホーツク海トゲズワイガニの漁獲可能量の50%x2ロットとなっている。以前、継続して上...ロシア上院深海ガニ資源利用への効果的アプローチを規制当局に求める
2025年04月06日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出]昨年2024年、米国のホタテの輸入量は大幅に増加した。輸入量が米国の生産量(むき身換算)を上回ったのは4年連続となった。米国の自国生産量(むき身換算)は2023年の1万トンから、昨年2024年には6,700トンに減少している。昨年2024年、米国市場へのホタテの総供給量において、記録上初めて、日本からの輸入(殻なし製品5,389トン)が米国国産(輸出を除く)より多くなった。日本が第1位となり、米国、中国、カナダがそれに続いた。米国からのホタテの輸出は、ドル高と生産の減少により国内にとどまる数量が増えたため、低水準にとどまっている。今年2025年の米国の輸入量は、トラン...トランプ2.0急減速が危惧される日本の対米ホタテ輸出北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二
2024年06月22日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流概況(6月17日)]ロシア漁業庁サハリン・クリール地域管理局は、今年2024年の北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流の概況を発表した。今年2024年、サハリン州では、78施設が太平洋サケマス稚魚放流事業を展開している。稚魚放流は、同年5月20日から開始され、6月18日までにシロザケ7億1,141万3,769尾、カラフトマス1億2,421万5,882尾、計8億3,562万9,651尾が放流された。増殖事業(河川)放流実績対計画比、放流養殖事業(内水面)等は別表のとおりとなっている。なお、当該放流は同年7月末まで継続される予定となっている。2024年北...2024年北海道隣接サハリン州太平洋サケマス人工孵化稚魚放流実績(6月17日)
2024年06月21日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)]100ルーブル/kgへ一気に上昇2024年6月6日H&G(25cmアップ)卸売価格(ウラヂオストク倉庫前)100ルーブル/kgへ一気に上昇近年、世界のスケトウダラ生産量は350万トンで、ロシアが180万トン-190万トン、米国が昨年2022年の約3割減を除き150万トンを占めている。スケトウダラ生産において、ロシアは洋上でH&G(ドレス)を生産し中国へ輸出、中国が陸上でフィレ加工してEUへ再輸出、米国は日本へすり身として輸出することを、それぞれ仕向けの主流としてきたものの、ロシアについては、新型コロナウイルス(CV19)拡散防止対策による中国の冷凍水産物輸入制限により、当該...ロシア国内のスケトウダラH&G卸売価格推移(2024年6月6日)100ルーブル/kgへ一気に上昇リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月21日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示]ロシア農業大臣アクサナ・ルートは、ロシア漁業庁に対し、遠方漁場操業対象燃料費補助の復活案作成を指示した。ロシア内閣は、今年2024年2月、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件とした燃料費の補助金支払いに関する命令を無効とする決議を行った経緯がある。対象となっていた補助金は、2021年夏に決定された漁業支援策で、公海、外国水域等、遠方漁場で操業を行うことを条件に燃料費の30%を補償することを規定した命令に基づくもので、補助金の10倍金額相当の製品を国内市場と海外市場へ供給することが義務付けされていた。一方、既に、この補助金の支払いは2022年に停止され、2023年8月には打ち切り...ロシア農業大臣遠方漁場操業対象燃料費補助復活案作成を指示北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
ノルウエー漁業協会ズワイガニ許可更新に懸念表明日刊みなと新聞
2024年06月18日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入]ノルウエー貿易産業水産省は来年2025年1月1日、ズワイガニ漁業許可の一斉更新を行い、参加条件を変更すると、2024年5月下旬に発表した。既存のすべての許可の取り消しとなり、新たな条件に基づく許可申請が必要となる。ノルウエー漁業海洋大臣マリアンヌ・シベルトセン・ネスは、ズワイガニ漁業の収益性確保のため、より厳格な参加制限が必要だと指摘、着業者が少なければ、漁業効率が高まると言及した。来年2025年から、ズワイガニのTACの10%が活製品出荷のために確保されることも決定された。これは、新たにズワイガニ操業許可を取得した漁船が、陸上産業との協定締結を条件に漁獲...ノルウエー来年2025年1月1日ズワイガニ漁業許可一斉更新参加制限陸上産業供給漁獲割当導入北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める]アイルランドの漁業・水産加工業5団体の代表者がダブリンに集まり、団結して英国離脱後のEU改革を求めるための初の作業会合を行った。キリーベグズ・漁業者機構(KillybegsFisherman’sOrganisation:KFO)、アイルランド漁業生産者機構(IrishFishProducersOrganisation:IFPO)、アイルランド南部・西部漁業生産者機構(IrishSouth&WestFishProducersOrganisation:IS&WPO、アイルランド南部・東部漁業生産者機構(IrishSouth&EastFishProd...ポスト英国EU離脱アイルランド漁業・水産加工業5団体団結してEU改革を求める
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査]全ロシア海洋漁業研究所ヴニロ・サハリン支部サフニロは、2024年5月-6月、国後島沿岸で小型定置網を利用し、水棲生物資源調査を実施した。漁獲物の情報収集作業は、水産加工場”ユジノクリリスキー・ルイブコンビナート”(Южно-Курильскийрыбокомбинат)で行われた。2,605個体のサンプルが収集され、漁獲物の構成ではコマイが60%を占め最大となった。各漁獲物のサイズ構成は長期的な平均値であり、急激な変化は観察されず、調査地域の資源の安定した状態が示されている。ロシア科学研究機関国後島沿岸水棲生物資源調査漁獲物コマイが支配的
2024年06月16日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す]日本での先行する欧米の洋上風力発電の漁業分野との共栄、相乗効果等の成功体験は、ほとんどが開発事業者による切り抜き発信で、実際に漁業分野の情報にアクセスしていくと様々な問題が報告されている。世界中の漁業者は共通に、洋上風力発電プロジェクトについて、自らが知らない間に選定地が決まって唐突に説明会が始まり、漁業当局に十分なヒアリングを行うことなく、他の部局が主導する地方自治体の前傾姿勢による拙速な取り組みが行われ、事業開発者から漁業分野の科学的知見を理解しようとしない姿勢を感じていると指摘している。一方、新型コロナウイルスのパンデミックを発...#83洋上風力発電と漁業海外の経験米国トランプは洋上風力を軽蔑している鳥とクジラを殺す
2024年06月14日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価]ロシアのカニ大手グループ“アンテイ”(Антей)は、中国アリババ・グループのリテイル“HemaFresh”(盒馬鮮生)の売場フェースを確保した。製品は自社ブランドの冷凍ズワイガニ(オピリオ)で、中国リテイルへの参入は初めてとなる。2024年5月、最初のロットが上海、深圳、広州の“HemaFresh”のフェースに並んだ。“HemaFresh”は中国全土に350以上の店舗を展開しており、将来的には当該3地域以外にも“アンテイ”の製品が供給される予定となっている。“アンテイ”代表イワン・ノビコフは、“HemaFresh”へのプレゼンテーションにおいて、自社ロシ...ロシアカニ大手“アンテイ”アリババ・グループのリテイル売場フェースを確保カナダ産上回る評価
2024年06月13日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望]ロシアのスケトウダラ業界は、中国向け製品について、これまでのEU等向け再輸出用加工原料の供給ばかりでなく、同国HoReCa市場の白身魚需要による供給の安定化を展望している。中国の白身魚加工業者や世界中のパンガシウスやその他の安価な魚の供給業者は、ケータリング施設や電子商取引サービスを含め、中国HoReCa市場の拡大で白身魚製品の需要が増加していると認識している。中国の外食業界は、大衆的な魚料理レストランの人気が高まっており、海鮮料理を提供する外食チェーンの展開が活発になっていると評価している。中国は世界最大の水産物消費国であり、ロシアの水産物輸出の最も重要な目...ロシアスケトウダラ業界中国HoReCa市場の白身魚需要により供給の安定化を展望
2024年06月10日ユーザー各位拝啓時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。さて、ロシア大統領プーチンは、2024年5月7日、“2030年までと2036年までの国家発展目標”を概説して、漁業分野の課題設定を行い、これに基づきロシア政府が、同年9月1日までに既存の国家プロジェクトを調整し、新しいプロジェクトを開発すること、また、当該発展目標を達成するための戦略的統一計画を策定、大統領傘下評議会に提出することを求めました。さらに、漁業分野の輸出機会と経済的利益を発展させるには、数量を増やして新たな市場を開拓するだけでなく、引き続き付加価値の高い製品の供給を増加させる必要があることを指摘しました。今月号においては、これらのロシア漁業の政策の動向に関する直...ロシア漁業ニュースヘッドライン2024年06月http://kisenren.com
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する]ロシア漁業庁副長官ソコロフは、先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいて、中国が漁業分野における真の戦略的パートナーだと語った。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。ロシアと中国の漁業協力は貿易以外でも発展している。南極の海洋生物資源の保存に関する委員会(CCAMLR)やWTOなどの国際機関レヴェルでも共通の取り組みが行われている。ソコロフは、特に商業養殖の分野における国家間の協力に大きな展望があることを指摘した。ロシアでは、この養殖漁業が...ロシア中国を漁業分野における真の戦略的パートナーと評価する北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月10日北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、今年2024年1月-5月、同庁沿海地方管理局の輸出証明手続きによって中国に対し1万4,031トンのカニ製品が供給され、前年2023年同期を10.2%上回ったと発表した。先にサンクトペテルブルグで開催されたロシア国際経済フォーラムにおいてシェスタコフは、中国への水産物輸出の伸張を報告した。現在、ロシア産水産物の輸出において中国向けが50%以上を占め、昨年2023年は約130万トン、約30億ドル相当に達し、数量ベースで前年2022年を33%上回った。制裁措置による米国市場の封鎖により、カニについては北部地方(バレンツ海)からの中国市場向けボイル製品の商流・物流が構築され...ロシア漁業庁長官中国向けカニ製品等輸出伸張を報告北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年06月09日北海道機船漁業協同組合連合会内一般社団法人北洋開発協会原口聖二[ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意]ロシア首相ミシュスチンは、2024年6月5日、政府として、紛争地帯が含まれるアゾフ・黒海地域、クリミア、ヘルソン、ザポリージャ、ドネツク、ロストフ、そしてクラスノダールの漁業分野に3年間で最大10億ルーブルの支援を用意すると発表した。当該支援により、漁業会社は、従業員への給与支払、年金、医療、社会保険料の費用の一部負担が軽減されることになる。補償額は過去3年間の漁業・海面養殖の年間平均生産額の20%相当で、一方で漁業会社は前年比少なくとも80%の従業員雇用を維持することが条件となる。ロシア政府一部紛争地帯アゾフ・黒海地域の漁業支援10億ルーブルを用意
2024年06月04日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ]ロシア政府は、水産物の為替レート連動輸出関税撤廃と、代替として法人税(所得税)を25%引上げする法案を、今般、下院に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会で採択される可能性があり、施行を2025年1月1日としている。ロシア政府は、2023年9...ロシア水産物為替レート連動輸出関税撤廃法案が下院へ提出される代替法人引上げ
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむ]EUは、2024年から2026年の新たな自主関税割当(ATQ)制度から、ロシア産の主要なスケトウダラ等の白身魚を含め水産物製品を除外、輸入免税はなくなり、13.7%の標準関税が設定され、さらに、第3国が加工した製品についてもこれが対象になった。また、英国は、2022年7月、ロシア産白身魚の輸入関税を引き上げ、35%を設定し、現在、第3国が加工した製品についてもこれを対象とする検討が開始されている。欧州水産加工食品業界は、これらのロシアへの自国制裁措置によりタラ等の白身魚の調達に苦しんでおり、大西洋タラの漁獲量減少がこれに拍車をかけている。昨年2023年にEUは計28万4,...欧州水産加工食品業界自国制裁のロシア産白身魚輸入高関税設定に苦しむリポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月30日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化]ロシア大統領プーチンは、今般、漁業と水棲生物資源の保全に関する連邦法(漁業法)の新たな改正に署名した。これには、ロシアEEZ外の国際条約海域でのロシア漁業への規制の明確化が盛り込まれており、国家間の合意がない場合、ロシア政府が、対象水棲生物資源の許容漁獲量を設定する権限を有することになり、国際海域での安定した漁業活動に貢献することになる。また、このほか、今次改正では、アゾフ・黒海における操業日誌等の報告手続きの電子媒体化の猶予期間の延長等が加えられている。ロシア大統領漁業法の新たな改正に署名国際条約海域での自国漁業規制を明確化リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月29日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案]ロシア財務省は、水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げ案を、今般、政府に提出した。ロシア大統領プーチンは、2024年4月末、ロシア産業企業家同盟(РСПП:日本の経団連に相当)との会合において、全ロシア漁業者水産物輸出者協会ヴァルペ(ВАРПЭ)会長ズベレフが、スケトウダラ、マダラ、そしてカニ製品の輸出関税の撤廃を求めたことに対し、これを支持して、関係省庁に検討を指示すると表明していた。提出された案は、早ければ今春、2024年春の国会でも審議される可能性がある。ロシア政府は、2023年9月21日付決定No.1538により、水産...BREAKINGロシア財務省水産物を含めた為替レート連動輸出関税撤廃の代替として所得税の引上げを提案リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二
2024年05月28日北海道機船漁業協同組合連合会一般社団法人北洋開発協会原口聖二[日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実]日本の一部の識者とされるグループにおいて、資源管理の優等生と評されるノルウエー漁業は、実際には最悪の違反国だと批判を浴びている事実が存在している。北東大西洋沿岸各国は、共同管理魚種のTACに合意しているが、サバ、ニシン、そしてブルーホワイティングの国別割当は妥結に至っていない。これは、合意された年間漁獲量の合計がしばしば大幅に超過していることを意味しており、ノルウエーとフェロー諸島がEUから最悪の違反国だと批判を浴びている。EU、ノルウエー、フェロー諸島は2014年から2020年までサバの漁獲割当に合意していたが、英国がEUを離...日本で資源管理“優等生”と評されるノルウエー漁業EUから“最悪の違反国”と批判を浴びている事実
2024年05月28日リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二[ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国に漁獲割当漁業協力議定書署名]ロシア漁業庁長官シェスタコフは、大統領プーチン率いる代表団の一員としてウズベキスタンを訪問、政府間漁業協力議定書の一部変更に署名した。この変更によりロシアEEZ内におけるロシア企業とウズベキスタン企業との共同漁業が加えられた。ロシアは漁業国ではない友好国と同じスキームによる自国EEZ内での共同漁業を開始している。2002年3月13日付ロシア・ベラルーシ政府間協定の枠組みで開催された第21回両国漁業員会の2023年12月14日付合意に基づくロシアとベラルーシの企業によるロシアEEZ内共同漁業が、今年2024年春季オホーツク海抱卵スケトウダラ操業、所謂“Aシーズン...ロシア漁業庁長官大統領ウズベキスタン訪問に同行同国にロシアEEZ内漁獲割当漁業協力議定書署名リポート北海道機船漁業協同組合連合会原口聖二