銀座8丁目の本社にいると、「インバウンド」という言葉、これが今後死後になる。そう感じることがある。かつてより、訪日外国人の増加は経済活性化の象徴だった。が、今…
伝説の営業マン『市村洋文』が語るひとり言
大学時代には1億円も稼いでビジネスマンとしての才能の片鱗を表し、更に自身を厳しい環境に身を置くため、日本一厳しいノルマが課せられたバブル期の野村證券に入社し、他社の追随を許さない圧倒的な記録を打ちたてた市村洋文のブログです。
「うちにもいい子症候群の社員が多くなってきている」との話を経営者仲間から最近良く聞くようになった。彼ら彼女らの行動特性を聞くと、①素直でまじめである。一見さわ…
今の若者が会社を辞める理由は3つあるらしい。1つ目は、普通の職場環境、普通の待遇、普通の上司を想定し、若者は会社に入ってくる。そして、それまでの本人たちが考え…
あっちへ行ったり、こっちへ行ったりするのが人生だ。ある時は壁にぶつかって痛い目に合ったりもする。それも人生だ。物心が付いた時には練馬区北町の長屋に住んでいた。…
10月も中旬を過ぎて、やっと日本も秋らしくなってきた。もう日本は一年のうち半分が亜熱帯地域のようだ。一年の半分が真夏の状況である。若い頃は一年で一番好きな季節…
日本は国内総生産(GDP)の2倍をはるかに超えた債務を有する借金大国である。しかし、世界で日本は個人金融資産額ランキングで第2位である。日本は債務が多くても、…
最近、度々耳にするハラスメントシリーズ。先日、私が主催するセミナーに、ギリギリセーフでやってきたある経営者の方が、カスハラの対応でこの時間になってしまったと聞…
若いというのはそれだけで素晴らしい。未来に対しての無限の可能性を秘めている。10月8日からの第114回特設経営者合宿にも20代の社長が数人参加してきた。私が2…
若者にとっての苦しい経験とは、神様が自分のステップアップのために与えてくれた試練だと思えばいい。それ故に、その試練から決して逃げてはいけない。勇敢に立ち向かう…
経営の神様といわれた松下幸之助氏は、生前、「お金がなかったからお金を作ろうとした。学歴がなかったから他人の話を謙虚によく聞いて実行した。身体が弱かったから事業…
人間なんてものは、たまたまうまくいけば調子に乗る。有頂天になって朝まで酒を飲んで騒いでしまう。ビジネスでうまくいかなければ、悲嘆にくれる。環境や部下のせいにす…
後継者は今の経営者から経営のバトンを渡されても、継続可能な組織体制を早急に構築しておかねばならない。現経営者が高齢となり、気力、体力ともに衰えていくのは自然の…
今はもう無くなってしまったが、KOBE証券の社長時代に1カ月に2~3回は通った料亭があった。大阪船場にあった「船場吉兆」である。その女将から教えてもらったこと…
当社の研修センターのある北軽井沢には梁山泊の如く、これからの若いリーダーたちが集まってきている。今の私にできることは、こうしたこれからの日本を支えていく若きリ…
10月1日に25年春入社予定の学生を集め内定式を開催した企業も多いのではないか。売り手市場が続き、内定を出したからと言って、必ずしも4月の入社式当日までそのま…
東京と地方の格差は拡大の一途を辿っている。東京に魅力的なビジネスが集まり、人と情報が集まる。そこに大きな金も寄ってくる。東京の大学を出た学生は地元へ帰らず、東…
私は野村證券、KOBE証券の代表取締役として、そしてファーストヴィレッジの経営コンサルタントとして、300社近くのIPOや資金調達のサポート支援をやってきた。…
私もオーナー経営者として18年も会社経営をしていると2つの壁を感じる。1つは組織の壁であり、2つ目は継続の壁である。日本では1年間に7~8万社が新たに起業され…
私にビジネスの「いろは」を教えてくれたのは、全て野村證券の新人時代であった。①自分自身に損益計算書を持つこと。自分にいくらのビジネスインフラコストがかかってい…
私が起業したのは2007年4月。私の知人もその年に20人起業をした。その後リーマンショックがあり、東日本大震災があり、5年後には15人が倒産していた。そして、…
42年のビジネスの人生を振り返ると、人生は「禍福はあざなえる縄の如し」であるとつくづく思う。いい事も悪い事も交互にやってくる。不運が連続で続くこともある。しか…
会社経営をしていると色々な問題に直面する。最近に私との個別コンサルで寄せられた質問を下記に記すことにしたい。①自社の粗利益率が低く、損益分岐点が高くなっている…
大学生の就活で大手志向が強まっている。「絶対に大手企業が良い」「やりたい仕事ができるなら大手企業が良い」と回答した2025年卒大学生の割合は全体の53.7%に…
人間には変われるチャンスが人生に何度かある。私にとっては、1度目は全く友人・知人のいない練馬区立田柄中学校への入学の時だった。私の小学校時代を知っている人は皆…
営業は難しくない。相手の話をじっくりと耳を傾けて聞けば良い。私はいつも相手の話をひと言も聞き漏らすまいという前のめりの姿勢で聞くようにしている。人は私に何を求…
先日、金融機関に勤めている30代の若者と話をした。彼は数多くの中小企業の経営者と会ってきたが、会社を潰してしまう社長のタイプを聞いてみた。彼が私に教えてくれた…
人間なんて神様じゃないんだから、いつもいつも頑張り続けることなんか本当はできない。昔の昭和のCMにあった「24時間戦えますか」なんて、できっこない。本当に疲れ…
成功者は鉄壁のルーティンを持っている。昨日の自分より今日の自分は成長しているかと問う。そして明日の自分は今日の自分を超えられるかと問う。全ては準備力の積み重ね…
みなさんは、転職のご経験は何回おありだろうか。私が研修や個別コンサルティングでご指導申し上げている経営者の方は、主に不動産会社、金融機関、コンサルファーム、I…
私が大相撲を好きな理由は、ビジネスの世界と大相撲の世界が良く似ているからである。直径4.55m(15尺)の土俵の中で繰り広げられる、体重無制限、強いものが必ず…
最近、若い30代の経営者たちと「特設経営者合宿」で話すことが多い。彼らに色々な質問をされるが以下のような回答をした。①部下を指導する上で怒るにも当然、リーダー…
始めからうまくいく人生やビジネスなどない。失敗と失意の連続である。私も何度もこれで人生終わったなと思った時が過去のビジネス人生であった。今考えると小さなことで…
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銀座8丁目の本社にいると、「インバウンド」という言葉、これが今後死後になる。そう感じることがある。かつてより、訪日外国人の増加は経済活性化の象徴だった。が、今…
百姓であった私の祖父。自衛官であった私の父。祖父、父がやってきたことはそれぞれ点であったかもしれない。しかし、次の世代であった私が祖父、父の点を結んで線とし、…
私が31歳の時に野村證券の営業企画部に異動となった。当時、営業企画部を統括されていた専務取締役の中野淳一氏に連れられて田渕節也会長の部屋へ挨拶へ伺った。その時…
北軽井沢において毎月「特設経営者合宿」を主催していると、参加者のリーダー達に思う所がある。それは、同じピンクファイルの資料、同じ講師である私、そして私の話を聞…
先日発表された「日経XTREND トレンドマップ2025年上半期」には、今の時代を象徴するキーワードが並んでいた。注目したい一つは「AIエージェント」、そして…
昭和37年(1962年)に創業し、かつては数寄屋造りの本格料亭として、歴代の総理大臣や著名人に愛された名店として知られている口悦。創業者は俳優の故・渡辺文雄氏…
私が上場させたKOBE証券の社長時代に、評論家のような役員が沢山いた。大手証券から入社をさせたが、驚く程仕事をしない。毎日、会長室で3人は煙草をふかして小田原…
特設経営者合宿が大盛況である。毎回70名近くの経営者やリーダーが、当社の北軽井沢の研修センターにまで足を運んでくれる。ありがたいことだ。私は、私より年下の参加…
① Back to the basic.原点回帰が大切。自分は何のためにこの仕事をしているのか。何を持って自分は世の中に貢献しているのか。働くとは傍の人を…
銀座の8丁目に当社の本社がある。会社を設立して19年目だ。外の空気を吸いたくなると、銀座の中央通りを散歩する。この通りを歩いていると、インバウンドの追い風が日…
私は経営コンサルタントになって18年が経過した。私は野村證券、KOBE証券の代表取締役時代から、マーケットに価値を創出し得る企業しか支援をしない。具体的に言え…
「花の中三トリオ」は桜田淳子、森昌子、そして山口百恵である。実にこの「花の中三トリオ」と私は同学年である。彼女らがデビューした時も私は同じ中学3年生であったの…
日本のサービス業は、世界でも類を見ない「おもてなし」を武器に発展してきた。今や大臣の妻となった滝川クリステルがIOCの総会で、あのジェスチャーと共に表現した「…
私が毎日通る銀座中央通り。ここ最近、やけに行列ができている店があり、チェックしてみるとそこは「オニツカタイガー」。ほぼインバウンドの訪日客だ。オニツカタイガー…
芸能人は歯が命。そして、政治家は身嗜みが求められる。2024年10月、石破内閣が発足した際に撮影された集合写真では、「だらし内閣」、「みっとも内閣」とSNSや…
昔、どこかの出版社の編集員に質問されたことがある。「市村社長にとって尊厳ある生活って、どんな生活ですか。」「そうですねぇ。好きな人、例えば両親や家族、親戚の人…
毎朝6時に社長室で私は読み終えた日経新聞を決済済みのBOXに入れて、「帝国ニュース」を読み始める。ファーストヴィレッジを設立してから18年以上に亘る私の習慣で…
私は証券会社において金融の世界の証券界に身を置いた事によって、証券における専門知を深めることが出来た。その専門知から証券会社の全てを知る総合知を得た。ブローカ…
新緑の爽やかな季節はあっという間だ。梅雨が明ければ、今年も猛暑がやってくる。気象庁によれば、今年の夏も記録的な暑さが予想されていると言う。そんな過酷な夏を乗り…
女は男のスーツの仕立ての良さを見る。女は男の腕時計の価値を見る。女は男の足元の靴の艶加減を見る。女は男の帰りの車のレベルを見る。こう教えてくれたのは並木通りに…
先日も若手と話しをしていた時に、外交(訪問)する前に相手先をしっかりと調べてから伺っているかと感じたことがあった。私なら訪問する前に相手企業のHPとその企業の…
梅田センタービルは大阪の一等地のど真中にある。著名大企業が入居している。その梅田センタービルに、会社を設立して9年目で、550坪ワンフロアを借りて入居した成長…
甘えを払拭できない若者が実に多い。親が学費を払ってくれたから好きなスポーツに打ち込めたのだ。親がユニフォームやバットを買ってくれたから野球に打ち込めたのだ。好…
還暦を過ぎても高い年収を取り続けることができる人に共通していることは何か。それは人間関係構築力を持っているということ。瞬間芸のようにFacebookのフォロー…
ある男の開業投資資金を調達するための創業計画書を見た。この計画書の一番に職歴等の記載指示が出てくる。過去に事業の経験の有無のチェックがある。この男は「なし」に…
我々の世代は、今の若い人達に遠慮することなく、次の世代に何を残していくべきかを真剣に考えねばならない。昭和の高度成長期の日本で何が起き、どう当時は考え行動した…
「何か御用はないでしょうか」に代表される御用聞き営業は、買ってもらえるか分からないのに足しげく通って非効率だと言われる。待ちから攻めの営業スタイルへ、提案営業…
商品・サービスは、単価や購買頻度の点から大きく2種類に大別できる。1つ目は、単価が比較的低く、何度も繰り返し購入される「低単価、繰り返し購入品」だ。2つ目は単…
御用聞き営業でよく言われるのが、「売れない営業マンは話しやすいお客様に行きがち」「できる営業マンは訪問せずとも電話で要件を済ませる」。これらを規定しているのが…
どんなに酔っ払って帰っても、毎日必ず続けていることが私にはある。それは歯磨きだ。そのお蔭だと思うが、私は今までに病気になったことがない。歯はいつもきれいに。よ…
世の中が本当に変わってきた。昭和を30年、平成を30年、そして令和を5年生きてきたが、価値観が変わってきたのだろうか。昔は「休まず遅れず働かず」が公務員の象徴…
下積みの20代、30代なんか、仕事をしていてカッコいいなんてことはあまりないと思え。逆にカッコ悪いが、後で一番カッコいいんだとわかる時が来る。20代にカッコつ…
ロジカルダイエット 3カ月で「勝手に痩せる体」になる(清水忍著・幻冬舎新書)を読んだ。ここ最近お腹周りが気になってきたので手に取ってみたが、ビジネスと共通して…
40年以上もビジネスの世界に身を置いていると、実に多くの人に出会った。数々の教えをいただいた。野村證券に入社をし、サラリーマンを16年。そして縁あってKOBE…
野村證券に入社して、初めて自分の名前「市村洋文」の入った名刺を手渡された時は少しこそばゆい感じがした。自分の名前の右上には大きな字で「野村證券株式会社 仙台支…
65歳を過ぎると、私の友人たちも仕事が一段落し定年を迎える。人生のステージが明らかに変わる。ひと通りのことを経験し、無我夢中で走ってきた人生から余生に入ってい…
何カ月か前の「特設経営者合宿」にナハトの安達社長が参加してきた。DYMの奥田取締役の中央大学の後輩で、30歳のイケメン若手社長だ。奥田取締役からの紹介で参加し…
ウォーレン・バフェットが日本の5大商社株をそれぞれ5%ずつ買ったのは、コロナ禍の2020年8月末であった。そのニュースは日本で大きな話題となった。日経平均株価…
橘玲と安藤寿康の共著である「運は遺伝する―行動遺伝学が教える成功法則」(NHK出版新書)が興味深い。橘玲は私と同じ年。「言ってはいけない―残酷すぎる真実」で新…
為替は何によって決まるのか。長期的視点からは、通貨の交換価値である為替相場が二国間の経済力、つまり国力の違いによって決まる。円相場がおよそ半世紀前の1ドル=3…