先日も地方都市で今年入社の新入社員向け研修を行った。入社して3カ月ともなると、私も42年前の野村證券での新人時代を思い出して同じような気持であったと思う。つま…
伝説の営業マン『市村洋文』が語るひとり言
大学時代には1億円も稼いでビジネスマンとしての才能の片鱗を表し、更に自身を厳しい環境に身を置くため、日本一厳しいノルマが課せられたバブル期の野村證券に入社し、他社の追随を許さない圧倒的な記録を打ちたてた市村洋文のブログです。
2022年は世界のベースマネー(マネタリーベース)は2000兆円を超えた。日本にはそのうち700兆円もの金が蠢いている。今年はこれらの金が日本のマーケットに向…
今年の正月も荻窪の我が家で、今年89歳となる母を囲んで親戚一同が集まった。正月というのは自分の生まれや家系を再確認するいい機会だと思う。私の母がいて、父と結婚…
地方へ出張すると、若い奴を連れてふらっと場末のスナックへ行く。スナックという業態は日本に約10万軒もあるらしい。そう言えば、駅前でなくても、古くても何であって…
小学校の頃に、夏休みに両親の実家のある茨城県の筑西市へ帰省すると、楽しみは親戚の叔父さんが大洗や阿字ヶ浦へ海水浴に連れて行ってくれることだった。海へ着くと、浜…
昭和の仕事のやり方や習慣を否定するのは間違い。人としてビジネスパーソンとして「変えていいもの」と「変えてはいけないもの」がある。与えられた仕事に全力で取り組む…
2022年にコロナが終焉し、2023年より日本でインフレが始まった。待望のインフレである。2022年の77年前が太平洋戦争・第二次世界大戦の終わった1945年…
東京証券取引所や金融庁が企業に出した資本効率改善要請は、昔、村上ファンドの村上氏が東京スタイルに要請したことと同じだ。公的機関が要請すれば「御上からの御達し」…
世界初の電気洗濯機は1908年にアメリカ企業が販売した。日本での国産電気洗濯機の登場は1930年だった。芝浦製作所(後の東芝)がアメリカ企業から技術を導入し、…
昨年末、永ちゃんが史上初となる150回目の日本武道館公演ライブを達成した。前人未踏、74歳にして約2時間21曲。踊り、走り、マイクを振り回し熱唱するパワーは脱…
今年の年末の日経平均株価は38,915円(1989年大納会)を抜き、4万円を突破するのではないかと予想している。理由は、日本のインフレと日銀の政策修正、米国を…
昨年の日本の株式マーケットは、著名かつ割安な大型株を持っていたら、大儲け出来たはずだ。例えば、トヨタ自動車やNTTは高値を更新した。思えば昨年は東京証券取引所…
ここ数年で、西荻に立ち飲みの店が増えてきている。角打ちからおばんざい、イタリアンから創作料理まで色々と出てきている。西荻酒場が今、新しい。私の年代の角打ちと今…
マナーを堅苦しいものだと敬遠し、ましてや近年は会わずしてメールのみのやり取りで済んでしまう仕事も多いと聞く。しかし、それでは、いざリアルコミュニケーションが必…
患者数が4300万人以上と言われている高血圧。放っておくと脳卒中や心筋梗塞、大動脈瘤、心不全など命にかかわる合併症を引きおこしかねない病気だ。先日、お客様から…
この年末年始は堂々と人との交流を持つことができ、再会の機会がぐっと増えたのではないだろうか。家族や友人はもちろん、仕事上での付き合いと共にお客様との会食では、…
阿部恭子の「高学歴難民」(講談社現代新書)はもう読んだだろうか。学歴があれば「勝ち組」のはずが、下層階級に落ちている人が多数いることを書いている。高学歴で、あ…
65歳となって41年間良く働いてきた。良く働くことが自分にとって良く生きることでもあったとこの歳になってわかる。目の前の与えられた仕事に不平・不満を言わず全力…
41年前に私は野村證券の仙台支店の新人歓迎会で挨拶をした。今でもその時の事は鮮明に覚えている。野村證券仙台明生寮の1階の食堂で、私は「管理養成学校・地獄特訓1…
ビジネスマンにとって、ここ一番の集中力が大切だ。ここで決めないとノルマが達成できない。20代の時はノルマの達成のためにどのような段取りと時間割で仕事をすべきか…
これからの日本国を背負っていく若者たちに伝えたい。入社して2~3年では仕事を覚えるだけで大変だ。心だって折れそうになる。私だって野村證券に入社し、仙台支店に配…
どこで彼はビジネス人生の歩むべき道を踏み外してしまったのだろうかと考える時がある。それは本人の社会人としてビジネスマンとしての決意と覚悟が甘かったとしか言いよ…
昨年の漢字に「税」が選ばれた。いろいろ予想は挙がっていたが、当てた人は少なかったと言われている。意外な気もしたが、振り返ると国会等で税金に関わるさまざまな議論…
徳川家康の生涯を松本潤主演で描く大河ドラマ『どうする家康』(NHK)は昨年12月17日に最終回を迎えた。襲い来る窮地に次々と決断を迫られながらも、個性派ぞろい…
昨年末に、特設経営者合宿で使用している北軽井沢のエルウイングホテルの「天望サウナ」が綺麗にリニューアルされていて嬉しかった。ここの「天望サウナ」から観る浅間山…
プロのビジネスアスリートの定義の2番目について記す。2番目の定義は、競争相手の実力差を分析・認識し、勝てる方法を考えていること。私は高校時代のアメリカンフット…
プロのビジネスアスリートとは何か。それは常に勝利に向かう戦略的準備力(準備業務)が身に付いていることだ。私は新人時代に野村證券の仙台支店にいたが、休日は「休み…
都立富士高等学校の2年F組の時に、私の隣りの席に座った女の子が文学少女だった。彼女は私に「市村君、高橋和巳って知ってる?」「高橋和巳の『憂鬱なる党派』とか『邪…
先日、私は「メモ魔」であるとブログに書いた。紙派 OR デジタル派(2023年12月10日公開)予定だけでなく、お客様と会話の内容、約束ごと、時々の感情や社員…
団塊の世代の先輩方が人生の終盤を迎えている。団塊の世代とは第2次世界大戦終結後、しばらくしてから生まれた昭和22年(1947年)から昭和24年(1949年)生…
ほめ言葉がいいのか、厳しい言葉がいいのか、経営者たちは社員の成長のためにどうしているのか。ユニクロの柳井正会長は、社員を褒めないことで知られている。「こんなに…
新年明けましておめでとうございます。いよいよ、2024年(令和6年)の幕開けだ。今年の経済見通しについては今月の12日(金)に京王プラザホテルにて「新春経済講…
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先日も地方都市で今年入社の新入社員向け研修を行った。入社して3カ月ともなると、私も42年前の野村證券での新人時代を思い出して同じような気持であったと思う。つま…
先日も若手と話しをしていた時に、外交(訪問)する前に相手先をしっかりと調べてから伺っているかと感じたことがあった。私なら訪問する前に相手企業のHPとその企業の…
梅田センタービルは大阪の一等地のど真中にある。著名大企業が入居している。その梅田センタービルに、会社を設立して9年目で、550坪ワンフロアを借りて入居した成長…
甘えを払拭できない若者が実に多い。親が学費を払ってくれたから好きなスポーツに打ち込めたのだ。親がユニフォームやバットを買ってくれたから野球に打ち込めたのだ。好…
還暦を過ぎても高い年収を取り続けることができる人に共通していることは何か。それは人間関係構築力を持っているということ。瞬間芸のようにFacebookのフォロー…
ある男の開業投資資金を調達するための創業計画書を見た。この計画書の一番に職歴等の記載指示が出てくる。過去に事業の経験の有無のチェックがある。この男は「なし」に…
我々の世代は、今の若い人達に遠慮することなく、次の世代に何を残していくべきかを真剣に考えねばならない。昭和の高度成長期の日本で何が起き、どう当時は考え行動した…
「何か御用はないでしょうか」に代表される御用聞き営業は、買ってもらえるか分からないのに足しげく通って非効率だと言われる。待ちから攻めの営業スタイルへ、提案営業…
商品・サービスは、単価や購買頻度の点から大きく2種類に大別できる。1つ目は、単価が比較的低く、何度も繰り返し購入される「低単価、繰り返し購入品」だ。2つ目は単…
御用聞き営業でよく言われるのが、「売れない営業マンは話しやすいお客様に行きがち」「できる営業マンは訪問せずとも電話で要件を済ませる」。これらを規定しているのが…
どんなに酔っ払って帰っても、毎日必ず続けていることが私にはある。それは歯磨きだ。そのお蔭だと思うが、私は今までに病気になったことがない。歯はいつもきれいに。よ…
世の中が本当に変わってきた。昭和を30年、平成を30年、そして令和を5年生きてきたが、価値観が変わってきたのだろうか。昔は「休まず遅れず働かず」が公務員の象徴…
下積みの20代、30代なんか、仕事をしていてカッコいいなんてことはあまりないと思え。逆にカッコ悪いが、後で一番カッコいいんだとわかる時が来る。20代にカッコつ…
ロジカルダイエット 3カ月で「勝手に痩せる体」になる(清水忍著・幻冬舎新書)を読んだ。ここ最近お腹周りが気になってきたので手に取ってみたが、ビジネスと共通して…
40年以上もビジネスの世界に身を置いていると、実に多くの人に出会った。数々の教えをいただいた。野村證券に入社をし、サラリーマンを16年。そして縁あってKOBE…
野村證券に入社して、初めて自分の名前「市村洋文」の入った名刺を手渡された時は少しこそばゆい感じがした。自分の名前の右上には大きな字で「野村證券株式会社 仙台支…
65歳を過ぎると、私の友人たちも仕事が一段落し定年を迎える。人生のステージが明らかに変わる。ひと通りのことを経験し、無我夢中で走ってきた人生から余生に入ってい…
何カ月か前の「特設経営者合宿」にナハトの安達社長が参加してきた。DYMの奥田取締役の中央大学の後輩で、30歳のイケメン若手社長だ。奥田取締役からの紹介で参加し…
ウォーレン・バフェットが日本の5大商社株をそれぞれ5%ずつ買ったのは、コロナ禍の2020年8月末であった。そのニュースは日本で大きな話題となった。日経平均株価…
橘玲と安藤寿康の共著である「運は遺伝する―行動遺伝学が教える成功法則」(NHK出版新書)が興味深い。橘玲は私と同じ年。「言ってはいけない―残酷すぎる真実」で新…
6月の上旬の日曜日に、仕事が早く終わったので自宅近くの荻窪をひとりで久しぶりに歩いてみた。普段は1日2000歩程度しか歩けないのに、その日は1万1858歩いた…
コロナ下の3年においても、私は組織の進むべき方向性を示し、ぶれることなく実行をしてきた。対面のビジネスが規制されていた時だからこそ、夢のある大きなビジョンと、…
これからの世の中でリーダーとして意識すべきことは何か。それは、「逃げない、決断する、責任を取る」の3つだ。リーダーの条件はこの3つのルールを守ることだ。どれも…
①ゼロから客作りをして自分のみでサービスを提供できて一人前!②老後に貧しい老人にならないためにビジネススキルを身に付けよ③働けるステージがあるから人は生きられ…
①本気で自分のことを自分で雇うか考えよ!組織にぶら下がるな!②コツコツと人の2倍努力する!必ず結集せよ!③部下のレベルに仕事を合わせるな!マーケットに合わせる…
①今の努力、苦しさは必ず未来に花開くためにある!②準備、段取りが自分の人生の成功の可否を決める!③愚者は自分が最悪の状況になって初めて自分の愚かさを知る!④自…
コミュニケーションを通じて、相手に好意をもって受け入れられるには工夫が必要と5月28日のYahoo!ニュースにあった。まず、話し上手=コミュ力ではく「聴くこと…
『深夜特急』は1986年にノンフィクション作家の沢木耕太郎さんが書いた紀行小説だが当時はかなり話題になった。まだ、インターネットもスマホもない1970年代にイ…
①一生懸命に生きてきた証し、因果律となる!②今こそ日本人としての勤労の美学を強く伝えよう!③過去最高記録は破るためにある。努力×能力×情熱。④終わり良ければ全…
①世の中が沈滞している中で、我々は攻めの営業に徹する!②逆境の時に営業マンは進化する!前を向く!③どんな環境下においても妥協することなく稼いでいく!④力士が成…
政治家の器が小さくなったと言われて久しい。しかし、その器の小さい政治家を選んでいるのは我々だ。つまり、今の日本人の器が小さくなってきているのだ。何でもコンプラ…
米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社、バークシャー・ハザウェイの今年の年次株主総会の議事録を読んでみた。バフェット氏はコロナ禍中に日本の総…
年初の恒例の「新春経済講演会」で、私は今年の日経平均株価は32,000円を突破すると言っていたが、5月23日に31,245円まで上昇してきた。米国のテーパリン…
5月 11 日 新潟日報コラム『日報抄』に、「何事にもとらわれず、自由自在に対応できることを融通無碍(むげ)という。そんなふうに 振る舞える人がうらやましい」…
地方の新聞コラムには、新聞本記にはない優しさが潜んでいることがある。5月12日 下野新聞『雷鳴抄』を読んでいたら、2002年に経済をけん引する起業家を育成・支…
今回の新型コロナウイルス感染症のパンデミックや、ロシアのウクライナ侵攻による世界的な経済ダメージは、実は時間が解決してくれる。この状況下だからこそ、画期的な技…
プロとアマの決定的な違いは何か。それはプロは寝ても覚めても仕事のことを考えている人だ。生活のすべてが仕事だ。街を歩いている時も自分のビジネスのヒントになること…
今年(2023年)の夏のボーナスは平均支給額で85万2012円(39.1歳が平均年齢)との調査結果が5月13日の日経新聞の朝刊に掲載されていた。しかし、この調…
大企業には事業の勝ちパターンが決まっている。先人が作った勝ちパターンを徹底的に繰り返せば生産性が高まる。そこには試行錯誤の楽しみや苦しみを味わうこともない世界…
「矢沢永吉 激論集 成りあがり」を先日のゴールデンウィークに読み返してみた。1978年の夏は、矢沢が在籍していたキャロルの解散から3年が経っていた。矢沢ソロの…