野村證券の本社営業企画部で満4年が経過しようとしていた。仙台支店、新宿野村ビル支店、そして営業企画部と異動し、私も35歳となった春に、首都圏本部最下位の大宮西…
伝説の営業マン『市村洋文』が語るひとり言
大学時代には1億円も稼いでビジネスマンとしての才能の片鱗を表し、更に自身を厳しい環境に身を置くため、日本一厳しいノルマが課せられたバブル期の野村證券に入社し、他社の追随を許さない圧倒的な記録を打ちたてた市村洋文のブログです。
本日で令和5年(2023年)も終わる。私にとって今年はどんな年であったのだろうか。2023年3月期(ファーストヴィレッジ16期)において、32名の正規メンバー…
2023年(令和5年)も間もなく終わる。私も来月の2日には65歳の誕生日を迎える。昭和34年(1959年)に札幌で生まれ、生後1年で練馬区に引越して、大学を卒…
自分の勤めている会社の体制や教育制度や上司の批判をしていても、何も始まらない。要は自分の人生は自分で切り拓くしかない。今、与えられた仕事も満足に出来ないのに偉…
青木房之助は私の母の実兄である。先日11月末に逝去した。89歳で天寿を全うした。中央大学を出て、地元茨城県の役所に就職した。学生時代に柔道、ボクシングをやり、…
今年の大相撲の九州場所も終わった。見事、大関の霧島が優勝した。親方も喜んだことだろう。相撲の世界も我々のビジネスの世界も成功者は同じ考え方を持っている。相撲の…
新宿とは私にとっていかなる街だったのか。東洋一の歓楽街と言われ、全ての人々の欲望を吸い込んでいる街の感じがする。私が高校生の時に学園祭や体育祭の後に、クラスメ…
1946年の敗戦後間もない時に、ソニーは東京通信工業として従業員数約20名で創業した。日本は戦争では負けたが経済戦争で勝って日本の復興を助けていくと言って、ソ…
20代の頃は人生はまだ長い。今の仕事がしんどいなら、別な仕事もあるさと考える。20代は無理にいやな仕事をしなくても自分の好きな仕事を見つける助走時間と考えれば…
プロ野球の世界では各球団事務所で選手の契約交渉が行なわれている。巨人の門脇誠内野手は2260万円増の年俸3100万円で更新。門脇選手はドラフト4位で入団し今季…
昭和58年(1983年)に日本を代表する「モーレツ営業ブラック」会社と世間から言われていた野村證券に入社した。15万円の新人としての初任給であったが、朝から晩…
人を羨むのなら、もっと必死に努力をすべきだと思う。自分もあの人みたいになりたいと思うなら、どうしたらなれるのか本気で考えているだろうか。あの人の考え方、行動、…
来年1月2日には私は65歳の誕生日を迎える。本来ならば役職定年どころか、本当の定年となる。私が昭和58年に野村證券に入社した時は60歳定年と定められていた。そ…
脚本家の山田太一さん(享年89)が、11月29日に老衰のため亡くなった。昭和のドラマ全盛期を牽引した脚本家だった。山田太一さんは東京浅草生まれ、早稲田大学を卒…
先日、このブログで、米連邦議会上院議員の上院のドレスコード緩和に対する共和党の上院議員らの反発声明に、私は同意見だと書いた。上院の議場でカジュアルな服装を許容…
11月24日に麻布台ヒルズが開業した。不動産大手の森ビルが総事業費6400億円を投じる巨大プロジェクトで高さ330mの日本一のタワーが建った。中にはアマン系の…
ベストセラーになっている『勉強が面白くなる瞬間』(ダイヤモンド社)だが、受験シーズだからだろう。書店でもまた目立ってきた。この本を読んで、韓国の学生の98.4…
20代、30代初め位までは年収で2000万円ももらえるサラリーマンは「すごい人」「やり手」というイメージを私も持っていた。事実、私も30歳の時は野村證券という…
1994年に世帯所得は505万円であったが、25年後の2019年には374万円と急減している。内閣府の「令和4年度 年次経済財政報告」からのデータからだ。原因…
「びっくりしました。1億の盆栽を作る巨匠の本棚に市村社長の『1億稼ぐ営業の強化書』が鎮座していたんです!」。こう話すのは、知人のライターで、盆栽界のトップを走…
弊社ではコロナ禍でも平常時と変わらず経営者倶楽部など、パーティーを開催してきた。最近、やっと4年ぶりにレセプションパーティーや立食パーティーを再開しているとこ…
ウォーキングが体にいいことは知られている。よく「1日1万歩」と言われているが、実証できる最新論文が続々と発表されているそうだ。座りすぎだと死亡リスクが激増する…
いよいよ2024年も目前に迫り、何かと慌ただしくなる季節。書店に立ち寄ると色とりどりのカレンダーや手帳が盛大に出迎えてくれる。一年の初めに、手帳のまっさらなペ…
私は野村證券の新宿野村ビル支店時代に新規開拓だけで、支店在籍していた4年間で約2000億円の預り資産を集めた記録を持っている。もちろん私個人として集めた金であ…
「自分で決めたと思いたくなくて、運に責任を押し付けています」と私からすると全く理解のできない見出しがあった。都内勤務のある女性のインタビューには、生活にはルー…
「大丈夫です」や「結構です」は、現代ではさまざまな意味をもつ便利な表現として多用されている。日常生活では特に意識せずに使っている人も多いが、相手によって受け取…
遅かれ早かれこういう問題が起きると思われた。人工知能・生成AIを使ったフェイク(偽)動画である。世界的にはウクライナ危機などで既に実用化されているようだが、日…
夫婦も上司も誰に出会うかによって人生が大きく変わってしまう。勢いで結婚しても、長い夫婦生活の中でお互いを理解できなくなったら別れてしまう。子供がいなければまだ…
2000年を過ぎた頃より、「モノより思い出」という乗用車の広告コピーが注目されはじめた。物欲を満たすよりも心に残る何かの方が大切-という意味だろう。そうした向…
日本政府は巨額の国債を発行しているが、巨額な資産も所有している。国債残高のGDP比が日本は262%と世界最悪と言われているが、日本の資産はどうなっているのだろ…
1959年生まれの私にとって、昭和50年代の日本は途轍もなく熱かった。中野区富士見町にあった都立富士高等学校へ通っていた10代後半の頃は、アメリカンフットボー…
先日の米連邦議会上院議員の上院のドレスコード緩和に対する共和党の上院議員らの反発声明は私は正しいと感じた。彼らの声明は以下の通り。「上院は米国のすべての家族に…
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野村證券の本社営業企画部で満4年が経過しようとしていた。仙台支店、新宿野村ビル支店、そして営業企画部と異動し、私も35歳となった春に、首都圏本部最下位の大宮西…
日経新聞の「私の履歴書」は42年前から毎日楽しみに読んでいる。成功者の一生を1カ月間で学ぶことができるのは実に有り難い。成功者は人生の最期に「人生には仕事やお…
昭和の時代、戦後から平成の始めまで日本人は実に良く働いてきた。無我夢中で働いてきた。生きるために働いてきた。私は昭和の時代の最後の数年を野村證券で働いたが、朝…
特設経営者合宿も107回目を超えた。毎回60名を超える参加者が北軽井沢に集まる。参加者の方々は皆が真剣。各々が自分の立場、ビジネスにおいて多くの問題、課題を抱…
野村證券にはいくつもの「都市伝説」なるものがある。野村の朝は早い。私が野村にいた20代、30代の時は、朝7時丁度には支店全社員で「ラジオ体操第一」のテープを流…
経営者の仕事とは何か。自分の社員らが思い切って仕事ができる環境を作ってあげることだ。例えば、制限速度のない、信号のない、素晴らしい設計のドイツのアウトバーンの…
日本人の我々が大切にしてきたものは何だろうか。親を大切に思う「孝心」の気持ち。誰も見ていない所でも一生懸命に努力をする「慎独」の心。汗を流して働くことの大切さ…
正直、60代で友人が亡くなっていくと私自身も落ち込む。葬式に参列する度に、自分もそういう歳になったのかと思ってしまう。しかし、この男のステージのDVDを観ると…
30代、40代でもう延び切っている奴を見ると、「おまえ、生きてんの?」と聞きたくなる。人生100年の時代で30代、40代で疲れていてどうすんのとも思う。人生は…
私が後藤佳英君と初めて出会ったのは練馬区立田柄中学校の時だ。私は練馬区立北町小学校から、父親の転勤の関係で田柄へと引越し、近くの田柄中学校へと通うこととなった…
45年前の大学生の頃、茨城の阿字ヶ浦の海でサーフィンに夢中だった。なんであんなにサーフィンに夢中になれたのだろうか。初めて波に乗れた感動。そのフィーリングが忘…
大企業に行って飼い殺されるのなら、たった一度の自分の人生なのだから、本物のプロの集まるビジネスフィールドに戦ってみてはどうだ。私も大学を卒業し大企業に入社した…
私は良く、私の主催している「特設経営者合宿」で受講生の若き経営者から同じ指摘を受ける。「市村さんって、メチャクチャ働いているのに実に楽しそうですよね。本当に爽…
私は新人社員の人たちに自分自身に損益計算書を持てと必ず伝える。学生と社会人とは全く違う。学生は学校のお客様であって、学生が講義をさぼってスタバでコーヒーを飲ん…
先日も壮絶な人生を歩んできた30代の社長に会った。小学校中退と笑いながら私に言い、実は「院」卒だと言う。小学校中退で大検も取り大学院まで出たのかと聞いたら、彼…
ロシアがウクライナに侵攻してきてから、アメリカの軍事産業株は大幅に値上がりした。日本で国産の武器を三菱重工あたりが作ったら、アメリカは大量に購入してくるであろ…
努力しないで旨くいくことはない。たまたま旨くいっても継続はしない。偶然の勝ちはあっても、偶然の負けはない。負けには必ず原因がある。ビジネスの世界で言えば、常に…
仕事って何だろう。仕事を通して我々は4つのことに占有されている。1つは「時間」。2つ目はオフィスという「空間」に縛られている。3つ目は「気持ち」。仕事ができて…
年収1000万円の世帯は勝ち組かの疑問を呈した書籍がある。それは、マネーステップオフィス㈱の代表取締役の加藤梨里氏の書いた「世帯年収1000万円~勝ち組家庭の…
野村證券の2つ上の先輩で、タワー投資顧問において基幹ファンド「タワーK1ファンド」をローンチし、現在個人資産800億円超を持つ清原達郎氏が初めて書いた「わが投…
コンサルタントの仕事はゴルフで言えばキャディでしかない。プレーヤーではない名キャディであるべき。そもそもコンサルタントは当事者ではない。第三者としての意見は客…
私はタワマン(タワーマンション)を買わない。私の知人経営者が住んでいた武蔵小杉のタワマンに行ったことがある。武蔵小杉は「タワマン銀座」と呼ばれるほど多くのタワ…
コロナが5類へと移行し、街中でマスクをしないで歩く人々の数も増えてきた。コロナ禍によって東京一極集中に変化が起きるのではないかと予測する向きも多かった。この3…
令和5年に東京都の人口は1400万人を超えた。しかし、2025年には東京都の人口はピークアウトする。理由は本格的な人口減少社会へと突入していくからである。昨年…
新入社員の時の一年間が自分のそれからの人生を決めてしまうと言っても過言ではない。ならば、新入社員としてどんな意識を持って仕事に取り組んだらいいのか。私は以下の…
今年64歳になったが、365日一年中仕事がある。この歳になってこれだけ仕事がある喜び。一日中、家の中で過ごすなど私にとっておもしろくも何ともない話。朝から晩ま…
特設経営者合宿を主催していると2種類の人種に出会う。「別にこのままでいいじゃないか」という人たち。冷笑主義者たちだ。「どうせ今の会社で何をやっても無駄だ」と捉…
9日間連続の研修を請け負ったが、さすがに64歳の身体にはきつかった。しかし、若い人達の熱い眼差しを見ていると、無限の可能性を持っている彼らにいい加減な研修は出…
大磯プリンスホテル内にある「サーマル スパ エスウェーブ」がヤバい!施設はインフィニティプール、天然温泉、サウナなど10以上のスペースがある。どれも清潔でいい…
私がユーミン(松任谷由実)のファンであることは周知の事実だ。私の青春時代のバックグラウンド・ミュージックであり、ユーミンと共にあったといっても過言ではない。今…
NHKの大河ドラマは好きで観ている。今は徳川家康の生涯を描く「どうする家康」。誰もが知る歴史上の人物を、新たな視点で捉えた物語には歴史好きならずとも引き込まれ…
企業研修のメンバーや、若手社員と一緒に仕事の後にカラオケに行くことがある。20代だというのに、昭和の歌謡を知っている輩がいる。「この歌いいですよね」と、私が青…
新年度がはじまった。私は新人さんたちに普遍的なこととして「機を捉える」ということを話す。「機」とはチャンスの神様とも言うが、一旦通り過ぎると、後から捕まえよう…
マスクはとれるようになっても、日本経済の回復力は低い。日本の潜在成長率が1%以下の状況から脱することが未だに出来ないでいる。今こそ、日本の中長期的な成長を支え…
当社の16期も3月で終了した。当社社員たちは昨年の6月以降一人も欠けることなく全員で良く頑張ってくれた。営業を統括している若干32歳の本部長の加藤大樹君は、当…
私は日本を代表する数多くの成功者と出会ってきた。彼らに共通したことがあることに気付いた。それは約束を守るということ。成功者はできない約束を決してしない。成功し…
コロナ融資の返済が本格化してきた。そもそも、金利のない世界が異常であったのだ。資本主義の在り方に逆行していたのだ。資本主義とは拡大再生産が基本。サービスの提供…
河島英五の「時代おくれ」を私は良くカラオケで唄う。私がこの歌を唄うと泣いてくれる経営者仲間が何人かいる。経営者の琴線に触れるのだろうか。この歌の歌詞の中で好き…
KOBE証券(インヴァスト)の社長時代に優秀な監査役がいてくれた。A監査役は、私の経営に対する率直な提言、助言を私に直接してくれた。何かあると、内幸町にあった…
4月9日に黒田東彦氏に代わって、日銀総裁に元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏が就任する。植田新総裁の手腕に金融マーケットは強い関心を持っている。振り返って1…