野村證券の本社営業企画部で満4年が経過しようとしていた。仙台支店、新宿野村ビル支店、そして営業企画部と異動し、私も35歳となった春に、首都圏本部最下位の大宮西…
伝説の営業マン『市村洋文』が語るひとり言
大学時代には1億円も稼いでビジネスマンとしての才能の片鱗を表し、更に自身を厳しい環境に身を置くため、日本一厳しいノルマが課せられたバブル期の野村證券に入社し、他社の追随を許さない圧倒的な記録を打ちたてた市村洋文のブログです。
父がもし生きていれば、今年の11月で95歳になっていた。しかし、そこまでは生きていられなかったであろう。10年前に父は85歳で後縦靭帯骨化症で亡くなった。とに…
野村證券の元社長であった田淵義久氏が11月上旬に亡くなった。91歳であった。私が野村證券に入社したのは1983年(昭和58年)であったので当時の社長は田淵節也…
なんで、こんなに一生懸命頑張っているのに、営業成績が伸びないのかという質問を私の主催している「特設経営者合宿」で良く受ける。それは対象先としているリスト作りに…
先日、33歳のIT系の企業のリーダーと話をする機会があった。いつも顔色は蒼白く生気がないのが気になっていた。彼に「仕事はどう?楽しいか、やりがいはあるか」と尋…
これからの時代は精神論ではなく具体論。来年は大きく時代もマーケットも動く。デフレからインフレへ。円高から円安へ。株安から株高の世界へとステージは変わっていく。…
最近ニューヨークから帰国した友人が私に教えてくれた。アメリカのマンハッタンの高級マンションが一室200億円だということ。おっタマゲてハイボールを吹き出してしま…
世界中に溢れ返ったマネーの量を御存知か?私は2013年のファーストヴィレッジが主催する経営者倶楽部の「新春経済講演会」に於て以下のことを述べた。第2次安倍政権…
当社と親交の深い大手通販「ベル―ナ」。その事業領域拡大が止まらない。ワイン、日本酒の通販では取り扱いは日本一、そしてプロ野球の球場命名権取得でも話題であるので…
弊社の特設経営者合宿は毎月北軽井沢で行われているが、道中の山々は赤や黄に装いを変えてきた。記録的な猛暑と残暑を経て今年の紅葉はゆっくり進んでいるようだ。新聞コ…
知人のライターから『ロイター・デジタルニュースリポート2023』が送られてきた。英オックスフォード大学にあるロイタージャーナリズム研究所が行う国際比較調査で、…
どこのエスカレーターが日本で一番遅いか。ネット上の世評に鳥取の名が見えると中国地方の新聞コラム『天風録』にあった。見逃しそうな記事だが、最近、エスカレーターや…
「自分はゆるブラック環境だ」と言って会社を辞めて行く人が増えているらしいがゆるブラックとは? 過度な残業、長時間労働ではないし、会社の環境も悪くはない。しかし…
⑤ 1人では生きていけない:△ 感謝すること、顧客志向を忘れないこと、自身は周囲によって生…
101回目の特設経営者合宿に参加された上場企業の社長が、合宿最終日の私からの総括点について、ご自身がどうであるかを〇△×で評価し、コメントを私にくれた。以下参…
私は新人で野村證券に入社した時から、そこいら辺にいるサラリーマンにはならないと心に決めていた。楽して給与を貰おうなどと1ミリも考えていなかった。自分は野村證券…
野村證券本社営業企画に4年勤務し、アーバンネットビルから、いよいよ現場へ放たれた。私にとっての第4ステージのスタートである。本社営業企画部で学んだ4年間は私に…
自分の41年間のビジネス人生を振り返ったら、ビジネスというフィールドでトーナメント戦を勝ち抜いてきたなと思える。私はプロのビジネスビジネスアスリートとして、色…
64年も生き、ビジネス歴も41年となった。人生でもビジネスでもなかなか越えがたい難所にいくつか遭遇してきた。しかし、その困難から決して逃げなかったから今の自分…
私は毎回、特設経営者合宿の初日が始まる前に、北軽井沢駅の旧舎の前にある大森理髪店に行って剃髪をしてもらう。散髪ではなく気合いを入れるために敢えて剃髪をしてもら…
幹部の重要な仕事は3つ。1つは収益責任。与えられた目標数字をチームとして必ず100%以上やるということ。2つ目は、部下の育成責任。部下に対して、自分自身にビジ…
「ミート・キュート」について、東京新聞コラム『筆洗』(10月4日)に書かれてあった。直訳すれば「かわいい出会い」となるが、映画用語だそう。ロマンチック・コメデ…
親切ごかしな振る舞いで警戒心を解き、標的とした被害者を食い物にする。悪質商法は時代の動きに敏感で、新たな手口が次々生まれる。リアルな世界でもバーチャルな世界の…
周知の通り、私は読書好きだ。時間を見つけてはリアル書店へ足を運び、1か月で20冊ほどの新刊を読んでいる。目的の本はもちろんのこと、たまたま目についた本など、偶…
ディスカウントショップ「ドン・キホーテ」、皆さんも一度は活気ある店内で迷子になった経験があるのではないだろうか。店内は、アミューズメント性も重視し、あの強烈な…
今の20代、30代の若者は「今の仕事」を死にもの狂いでやれ。甘えたガキは還暦を過ぎた時に気付くが、その時では遅過ぎる。こんなことを若者に本気で吠えているのはフ…
デフレと景気低迷、低賃金の悪循環がもたらした平成の日本経済は、いよいよ低空飛行から雲外の蒼天を目指して高く飛行することとなる。思えば平成2年より「失われた10…
日本の「中流の暮らし」とはどんなイメージをお持ちか。1つは、正社員として働いていること。2つ目は、持ち家に住んでいること。3つ目は、自家用車を持っていること。…
イギリス、スペイン、アメリカ…ある店でさまざまな外国人観光客が約9割で賑わってるニュースが目についた。その先には「入った!入った!入った!」「よぉ~!」と掛け…
円卓のパーティにおけるテーブル・マナーのエピソードでこんなことを聞いたことがある。隣同士が近いとき「隣の方が間違えて私のパンを召し上がってしまった」。これは案…
⑪米経済好調の中で投資資金のドル一極集中が起こり、その反動として代替資産である金や暗号資産にも一定の資金が流れる図式。⑫日本株の上昇も米国株の代替資産。⑬金・…
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野村證券の本社営業企画部で満4年が経過しようとしていた。仙台支店、新宿野村ビル支店、そして営業企画部と異動し、私も35歳となった春に、首都圏本部最下位の大宮西…
日経新聞の「私の履歴書」は42年前から毎日楽しみに読んでいる。成功者の一生を1カ月間で学ぶことができるのは実に有り難い。成功者は人生の最期に「人生には仕事やお…
昭和の時代、戦後から平成の始めまで日本人は実に良く働いてきた。無我夢中で働いてきた。生きるために働いてきた。私は昭和の時代の最後の数年を野村證券で働いたが、朝…
特設経営者合宿も107回目を超えた。毎回60名を超える参加者が北軽井沢に集まる。参加者の方々は皆が真剣。各々が自分の立場、ビジネスにおいて多くの問題、課題を抱…
野村證券にはいくつもの「都市伝説」なるものがある。野村の朝は早い。私が野村にいた20代、30代の時は、朝7時丁度には支店全社員で「ラジオ体操第一」のテープを流…
経営者の仕事とは何か。自分の社員らが思い切って仕事ができる環境を作ってあげることだ。例えば、制限速度のない、信号のない、素晴らしい設計のドイツのアウトバーンの…
日本人の我々が大切にしてきたものは何だろうか。親を大切に思う「孝心」の気持ち。誰も見ていない所でも一生懸命に努力をする「慎独」の心。汗を流して働くことの大切さ…
正直、60代で友人が亡くなっていくと私自身も落ち込む。葬式に参列する度に、自分もそういう歳になったのかと思ってしまう。しかし、この男のステージのDVDを観ると…
30代、40代でもう延び切っている奴を見ると、「おまえ、生きてんの?」と聞きたくなる。人生100年の時代で30代、40代で疲れていてどうすんのとも思う。人生は…
私が後藤佳英君と初めて出会ったのは練馬区立田柄中学校の時だ。私は練馬区立北町小学校から、父親の転勤の関係で田柄へと引越し、近くの田柄中学校へと通うこととなった…
45年前の大学生の頃、茨城の阿字ヶ浦の海でサーフィンに夢中だった。なんであんなにサーフィンに夢中になれたのだろうか。初めて波に乗れた感動。そのフィーリングが忘…
大企業に行って飼い殺されるのなら、たった一度の自分の人生なのだから、本物のプロの集まるビジネスフィールドに戦ってみてはどうだ。私も大学を卒業し大企業に入社した…
私は良く、私の主催している「特設経営者合宿」で受講生の若き経営者から同じ指摘を受ける。「市村さんって、メチャクチャ働いているのに実に楽しそうですよね。本当に爽…
私は新人社員の人たちに自分自身に損益計算書を持てと必ず伝える。学生と社会人とは全く違う。学生は学校のお客様であって、学生が講義をさぼってスタバでコーヒーを飲ん…
先日も壮絶な人生を歩んできた30代の社長に会った。小学校中退と笑いながら私に言い、実は「院」卒だと言う。小学校中退で大検も取り大学院まで出たのかと聞いたら、彼…
ロシアがウクライナに侵攻してきてから、アメリカの軍事産業株は大幅に値上がりした。日本で国産の武器を三菱重工あたりが作ったら、アメリカは大量に購入してくるであろ…
努力しないで旨くいくことはない。たまたま旨くいっても継続はしない。偶然の勝ちはあっても、偶然の負けはない。負けには必ず原因がある。ビジネスの世界で言えば、常に…
仕事って何だろう。仕事を通して我々は4つのことに占有されている。1つは「時間」。2つ目はオフィスという「空間」に縛られている。3つ目は「気持ち」。仕事ができて…
年収1000万円の世帯は勝ち組かの疑問を呈した書籍がある。それは、マネーステップオフィス㈱の代表取締役の加藤梨里氏の書いた「世帯年収1000万円~勝ち組家庭の…
野村證券の2つ上の先輩で、タワー投資顧問において基幹ファンド「タワーK1ファンド」をローンチし、現在個人資産800億円超を持つ清原達郎氏が初めて書いた「わが投…
私はタワマン(タワーマンション)を買わない。私の知人経営者が住んでいた武蔵小杉のタワマンに行ったことがある。武蔵小杉は「タワマン銀座」と呼ばれるほど多くのタワ…
コロナが5類へと移行し、街中でマスクをしないで歩く人々の数も増えてきた。コロナ禍によって東京一極集中に変化が起きるのではないかと予測する向きも多かった。この3…
令和5年に東京都の人口は1400万人を超えた。しかし、2025年には東京都の人口はピークアウトする。理由は本格的な人口減少社会へと突入していくからである。昨年…
新入社員の時の一年間が自分のそれからの人生を決めてしまうと言っても過言ではない。ならば、新入社員としてどんな意識を持って仕事に取り組んだらいいのか。私は以下の…
今年64歳になったが、365日一年中仕事がある。この歳になってこれだけ仕事がある喜び。一日中、家の中で過ごすなど私にとっておもしろくも何ともない話。朝から晩ま…
特設経営者合宿を主催していると2種類の人種に出会う。「別にこのままでいいじゃないか」という人たち。冷笑主義者たちだ。「どうせ今の会社で何をやっても無駄だ」と捉…
9日間連続の研修を請け負ったが、さすがに64歳の身体にはきつかった。しかし、若い人達の熱い眼差しを見ていると、無限の可能性を持っている彼らにいい加減な研修は出…
大磯プリンスホテル内にある「サーマル スパ エスウェーブ」がヤバい!施設はインフィニティプール、天然温泉、サウナなど10以上のスペースがある。どれも清潔でいい…
私がユーミン(松任谷由実)のファンであることは周知の事実だ。私の青春時代のバックグラウンド・ミュージックであり、ユーミンと共にあったといっても過言ではない。今…
NHKの大河ドラマは好きで観ている。今は徳川家康の生涯を描く「どうする家康」。誰もが知る歴史上の人物を、新たな視点で捉えた物語には歴史好きならずとも引き込まれ…
企業研修のメンバーや、若手社員と一緒に仕事の後にカラオケに行くことがある。20代だというのに、昭和の歌謡を知っている輩がいる。「この歌いいですよね」と、私が青…
新年度がはじまった。私は新人さんたちに普遍的なこととして「機を捉える」ということを話す。「機」とはチャンスの神様とも言うが、一旦通り過ぎると、後から捕まえよう…
マスクはとれるようになっても、日本経済の回復力は低い。日本の潜在成長率が1%以下の状況から脱することが未だに出来ないでいる。今こそ、日本の中長期的な成長を支え…
当社の16期も3月で終了した。当社社員たちは昨年の6月以降一人も欠けることなく全員で良く頑張ってくれた。営業を統括している若干32歳の本部長の加藤大樹君は、当…
私は日本を代表する数多くの成功者と出会ってきた。彼らに共通したことがあることに気付いた。それは約束を守るということ。成功者はできない約束を決してしない。成功し…
コロナ融資の返済が本格化してきた。そもそも、金利のない世界が異常であったのだ。資本主義の在り方に逆行していたのだ。資本主義とは拡大再生産が基本。サービスの提供…
河島英五の「時代おくれ」を私は良くカラオケで唄う。私がこの歌を唄うと泣いてくれる経営者仲間が何人かいる。経営者の琴線に触れるのだろうか。この歌の歌詞の中で好き…
KOBE証券(インヴァスト)の社長時代に優秀な監査役がいてくれた。A監査役は、私の経営に対する率直な提言、助言を私に直接してくれた。何かあると、内幸町にあった…
4月9日に黒田東彦氏に代わって、日銀総裁に元日銀審議委員で経済学者の植田和男氏が就任する。植田新総裁の手腕に金融マーケットは強い関心を持っている。振り返って1…
今年も私の荻窪の自宅の庭には、父が植えた桜が咲いた。私はこの桜の木を父の名を取って「嘉平(かへい)桜」と呼んでいる。実際に父が亡くなったのは今から9年前の桜の…