大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
菊姫の新酒的な扱いの商品ですが、毎年分を氷温熟成している酒屋がありそこから。もう少し古いのもあったんですが、ほどほどの熟成のものを選びました。生原酒の熟成酒とは思わないくらいの安定した酒質。全く危うさは感じない。白ワインを思わせるような爽やかな酸味。濃厚なトロミから展開される滑らかなエキス感、杏仁様のなめらかさなど菊姫らしい味わいもへたっていない。少しスモーキーさやビターさを感じさせつつ、スローな...
たぶん一番基本のNVになるのかな?麦わらというか、とにかく色濃い目。含んでも焦がしたようなニュアンスがハッキリと。らしい生っぽさもある。酸味やミネラル感もしっかりあるが甘美さにはやや欠けるか。だだ複雑さはあるし瀟洒な印象がある。ムニエが多めで少しクセがあるような。柔らかいテクスチャーに少し、ほろ苦さや塩味、また少しだけプリンティー?クリーミーでバタリーさもある。そこに柑橘やリンゴや洋梨のニュアンス。...
引っ越した関係でちょこちょこ而今が買えるようになりまして。買えるんであればついつい買ってしまう、飲まなければ売ればいいし。とかいって飲むんだけど。あの特等雄町とかを除けばフラッグシップなのか?而今の大吟醸といえば青い瓶なんだがなあ。さすがに洗練されているということになるだろう。少なくとも、而今味とはいえ全く凡庸なキマリ具合だった愛山とは違う。何が違うのかと言うと入りからフィニッシュまでザッとしたキ...
これは難解。非常に抑制的な味わい。仄かにブドウやマスクメロン、黄桃のような香り。キリッとした透明感に、朝露のような仄かな甘みと酸味。次第にほどけてくると、さっとエアリー溶けるような綿あめのような甘みにも感じられる。粘性やしなやかさは感じるものの、初見ではよほどいいタイミングで出さない限り味気ないと言う人が大半のはず。そしてビーンとミネラル感な蒸留酒っぽさというのかシャープさ。まごうことなき磯自慢系...
今年の日本ワインコンクールのグランドゴールド賞(全部門で1番)。流石にいい出来。とにかく香りが素晴らしい。一瞬甲州的な柑橘とブドウの種の周りのようなほろ苦さ。もちろんそれが青さなんだろうし、あとは白桃とか?もう少し寝かせればもっと色々でてきそうなような?切れ味のあるような酸味でまだ若さも感じるが、全体的には凝縮感やボリュームといったものも感じるし、つややかでまとまりがいい。ああ、公式に裏書きでカボ...
あまりにも久しぶりに飲む。〆張鶴というと最近の日本酒ファンにはどういうイメージなんだろうね。しぼりたて、大吟醸金ラベルもいいがその間にあるこれが中核的な商品で、まさに故郷の味だったりする。素朴な甘み。程よい酒っぽさ。ざっとしたキレ。うめえなあ。ランクを上げて丁寧に作った本醸造って感じの味わい。なんとも言えないメローさに心ほぐれてしまう。冷やしても飲めるけど、温度上がってきたらどうかなあ。素朴な甘み...
テッレ・ネーレをやったエトナからの続きで火山性土壌のワインになります。スペインと言ってもカナリア諸島(アフリカの脇)。まずはエントリーキュヴェの赤。薄めの色調。香りはそこそこ上がってくるイメージで良好。イメージ的にはナチュラルワインだな。少し薄めでスーッと染みてくるような感じ。アセロラとか綺麗な赤系果実に少し妖艶さやいい意味でのクセも感じる。ザクロとかストロベリー。ちょっと薄めだけどチャーミング甘...
ロッソに引き続きビアンコも。まあスッキリと言えばスッキリなのかもしれないが。しっかりと膨らみや豊潤さも感じますよね。ステンレス100パーなのか、物足りなさを感じさせないなあ。酸味が鋭いだけじゃなくて滴るような感じがあってやっぱり凝縮感なのかな。また柑橘だけでなくって、白い花とか少しハチミツやアーモンドみたいなニュアンスも。あージャスミンと言われると確かにそんな気もする。お茶感。あるいは少しメロンとか...
水尾ってあまり飲んでないんですよね。今回この商品をSNSでお見掛けしてトライ。密度感はある。というか舌に絡みつくようなテクスチャで、含んでいるといつまでも口内にどどまるくらい特徴的。味わいは比較的シンプルでシャープ&ドライというか、直接的な甘さは控えめというか線が細め。酸味は熟成によってマイルドになっている割には溌剌としたものがあるし、ぎびきびとしたキレもある。冷やしているとほのかにリンゴのような香り...
ヒルシュ ガイスベルク グリューナー・フェルトリーナー2021
ヴァッハウではなくカンプタールの生産者。グリューナーをもう少し飲んでみたいなということで。グッド。あえて言えば少し酸味が怪しいか。少し冷やして引き締めるかな。フリンティなミネラル感に、溢れる果実味、葡萄の漲る凝縮感。ミネラリーな味わいも素晴らしいし、甘やかさも足りている。じわっと染みるような酸味が少し横に広がるような印象があり、うまく熟成すればいいがビネガー方向に行きそうな懸念はある。ビオかな。ふ...
少し前にお店で試飲会をやっていた際に蔵元が持ってきていた1年熟成の齋香。天穏の上級シリーズ、無窮天穏のイメージですが最上位の天頂はやや難解。齋香は流行の生酛に近いようなライトな果物感なども感じておすすめしやすい印象です。あとは低アルの天雲、ブレンドの縁起だったかな。おそらくR5BYと比べれば落ち着きは感じられるのだろうが、やはり若干ポップというか今の消費者に受け入れられやすい味わいではある。酸味も感じ...
少し前にサヴィニー・レ・ボーヌをやりましたけども昨今のブルゴーニュワインの高騰もあって、まだ割安なアペラシオンで良いものを探していこうかなと。メオ・カミュゼのフィサンがすごく美味しかったので、フィサンのスペシャリストっぽいこちらを。村名クラスでも畑名のキュヴェもありますが、まずはスタンダードな村名、7000円くらい。こういうのを飲むとメオ・カミュゼはやっぱりすげえんだなと思う。めちゃくちゃメオ・カミュ...
クリスチャン・モロー シャブリ1er ヴァイヨン キュヴェ・ギィ・モロー
ドーヴィサに引き続きシャブリ。左岸の1級、ヴァイヨンのなかで樹齢80年だかのブドウを使用した特別キュヴェで、ここの蔵は特級の畑も持ってますがそのあたりに匹敵する味わいだとか。しっかりフリンティ。ツヤ感や厚みなどもあると感じ、比較的芳醇なタイプといってよいのではないか。カリンや樽のニュアンスもしっかりめ、たださすがに果実感や芳醇さという点でいうとドーヴィサんい軍配が上がるのか?全体に柔らかめには感じま...
シチリアのエトナDOC。地中海のブルゴーニュ、なんて呼ばれたりもするみたいです。火山性土壌のワイン自体が近年注目を集めているらしく、このエトナも注目度や人気が高まってお高くなってきているみたいですね。このワインはスタンダードキュヴェでお安い価格です。そろそろアンダー5000くらいで美味いワインを見つけていきたいっす。やや薄めの色合い。チャーミングな甘やかさの中に不思議なニュアンスを感じる香りだが好ましい...
若いんだけどかなり芳醇というか。樽感やクリーミィさがあって厚みがある。もちろん果実味ある。そしてこれぞシャブリというようなミネラル感、フリンティさ。硬質な石灰感や涼やかさ。仄かなビターさスパイシー感なども感じるか。今日はなんだか火山性のワインへの興味が頭にあって、こういうミネラリーが欲しい気分だったのでバッチリハマった。カリンとか蜜っぽさなんかも感じさせつつヨードのようなニュアンスの旨み感も。値上...
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大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
香りはジャミーな感じ。味わいはそこまでジャミーでなくてスパイスやケモがふわっと香って眺めの余韻だ。わりと男性的というか濃いめというのか。タンニンやミネラル感もしっかりしている印象なかなか美味いね。ややクラシック、濃いめの味わいなので賛否はあるかもしれない。それでもヴォーヌでたまに感じたりする良い意味での水っぽさなんかもでてくるかな。塩味とかいい感じ。こなれてるとビシッとしてるというよりは丸くていい...
酔園サケパック(画像左)。旅行というほどではありませんが、安曇野、信濃大町、白馬あたりにドライブに行ってきました。旅行の際は酒屋も行きますがスーパーの酒コーナーを眺めるのが好きなんですが、長野は地元銘柄の紙パックのお酒が沢山ならんでいて楽しかったです。これは安曇野の酒蔵でエクセルヒューマンという会社が2002年に買収しているためEH酒造という変な名前になっています。安曇野あたりだと大雪渓、最近は甍あたり...
ロワールのSBですが、そこまでマニアックな愛飲家が多いわけでもなく、ある程度定番の物というのが決まっているっぽいです。例えば東京だと渋谷の東急とか、あるいは恵比寿ガーデンプレイスのとことか大きいとこに行くと、先日やったアンリ・ブルジョワとかアンドレ・ヴァタンが置いてあります。これもその1つ。リンゴのような甘い香りに、切れ味。樽の芳醇さもあるタイプかな。そこまで青さは強く感じなくってあっさりめというか...
イタリア白ワインの代表的な生産地フリウリで名前のしれている生産者のようです。素晴らしい凝縮感のソーヴィニヨンブランですね!ステンレスタンクのキュヴェを選んだのですが、それでこの味わいか。ゆったりとしたテンポに凝縮感や味わいの膨らみを感じ、さらにやや陽気なフルーツのニュアンスと甘やかさを感じますが、上品な白い花に、ピーマン的なニュアンスもちゃんと。あえて言えば、酸味を強く感じるタイプでなくリッチなタ...
久々に飲みたいなと思っていた扶桑鶴。基本的にはお燗の銘柄かと思いますが、タイミングで生酒を。念頭にあるのが、僕はまだ飲んでないですけど天穏のセレクトシリーズの9号。ちょうどこのお酒も9号系×佐香錦でレシピとしては近いものになっています。ああいった山陰吟醸的な味わいが楽しめればと思っていたのですが、結論から言うと大正解でした。とはいえこの蔵は石見杜氏の系譜で、天穏は出雲杜氏の系譜です。石見杜氏は絶滅危...
これは昨年の物です。ワインセラーの下段、おそらく16度とかになると思いますが立位保管したもの。熟成の嫌な感じはないですが、すこし大人しい印象もあります。熟成がどうこうというよりも紺ラベルのほうが少しドライな味わいだった記憶があるのでそのせいだと思います。白ラベルよりも辛口というか、向うのほうが甘くて、こちらは少しドライということですね。でもらしい味わいは健在というか。やっぱり10号なのでこの手の中では...
さて、勝手に勘違いしていたのですが悦凱陣の亀の尾は、花巻、遠野、黒澤米と3種あるようです。花巻は先日飲んだ長珍と同じお米のようですが、そのあたり混同していてこれがその花巻だと勘違いして買ってきました。やはり独特の味わいあるよな〜。シトラスすら感じるような酸味に、野趣というか苦味が独特のストラクチャーとなってバババーっとくるような感じ。これが亀の尾の特徴なのか、造り的なものなのか不明だけれども。ミネ...
おっ!!香りがいいですね。程よくシュッとしてるというか。一杯飲んだあとだと乾いたものもあるので、バニラっぽいような甘美さもぐっと出てかなりいい。その中に少し青さとかがあるんだろうな。味わいはどうだろう。少し薄味というか、それを酸味で引っ張って、少し強めの樽味。少しゴマっぽいようなニュアンスはいいと思いますけどね。 ちょっとり立体感とか膨らみや甘美さに欠けるところはあるんですが、悪くないですよ。少し...
アダージョが良かったので、スタンダードな大吟醸を選んでみました。磯自慢に関してはうーんという時期もあったのですが、また一周回って良さがわかってきたというか、こんなもんで良いんだよというようなところがあったりします。これが5000円だとハテナ?というところもあるんだけど、伝統芸能というかスタンダードとして安心感もある気もする。ビシッとしたキレ。甘み、軽い甘じょっぱさ。低酸だけど酸味も感じる静岡だから少し...
みむろ杉、新政な、久しぶりにこの手の流行とされるお酒の味わいを確認しています。その一環で昨年東条山田錦をやって好印象だった若浪。かなりビビッドな酸味。そこにまったり目の甘み、少し渋みや辛味、アタック感全くダメというわけではないんだけど、やはりこうなるかという感じ。どうしても洗練されないというか。これに関しては若波がダメというか、変わったお米を使った商品はこうなりがちだよなあ、というその想定のまんま...
カロリーオフ、ヘルシーな辛口ですね。酸味はあるが、一応旧来の日本酒に近いテイストも持たせつつ、それでいて少し今っぽく。軽快で飲みやすく。まああえて言えば山田錦を使う意味があまりないくらいか。香りもすごく強いって感じでもなくほどほどじゃないか。まあチューハイみたいなもんと言えばそう笑翌日なんかは少しトロミとかふくらみも出てくるので、常温で飲んだり寝かせたりしたらまた違うのかもしれません。造りは達者な...
福井滞在、福井酒の中なら白岳仙を選びました。何年か前に商品ラインナップをリニューアルしたのかな?表現に困る酒。余計な香りがないのは良い。仄かに薄甘いくらいで、少しバナナとか感じるのかね、自社か。少しヌメッとしてるというか粘性のあるようなテクスチャー。酸味があって、あとはなんというのかやや甘じょっぱいような味わい。甘いってほどではないが少しお米ジュース的は味わい。ということなのかな。濃醇、芳醇という...
弥栄鶴(やさかづる)。丹後のお酒になります。京都の日本海側。近くの蔵だと玉川なんかがあります。はるか昔に飲んだ蔵舞というシリーズはどうしようもなかったのですが、レギュラー商品はどうでしょうか?これはうまいな!ナッティさ、甘み、酸味もたっぷり。濃醇なタイプでやはり玉川なんかと近いところもあるが、こういった味わいが求められる食文化があるんだろうか?パンチがあるようで実は綺麗というか。転がりの良い円い甘...
新政の熟成、俺もそんなことをやっていたこともあったよ。7、8年前かな。いまでやさんの熟成商品です。先行で抽選の案内が来ていたのでなんとなく応募してみたいのですが、あとから見たら1万5千円でした。まあでもオリジナルの熟成商品と考えれば普通だし、新政だって本当に商品に自信があるならここまでと言わずとも全商品5千円~1万円くに上げるべきだと思うんだけどね。ヴィリジアンは2020BYを飲んで妙にリッチな仕立てだった記...
久しく飲んでないみむろ杉、最近はトップクラス級の人気を誇るとか。あまり好きな路線の味ではないことと、かつてバランスが良くない物を飲んだことがあるのでご無沙汰でした。ろまんシリーズとか菩提もとシリーズとか、やたら品数が多いのは不満だけどこれはどこの蔵もそうだからしょうがない。その中では比較的ラインナップが整理されているほうではないか。基本的な商品としてとしてこの純吟山田、低アルDio Abita、特別純米辛...
ニュイ・サン・ジョルジュ側の村名の畑。生産者もヴォーヌ・ロマネの生産者って感じではないけどどうでしょう。うん、十分おいしい。少し黒い果実のイメージはあるものの、しっかりフレッシュな果実味もあるし、酸のトーンやテンションも高い。そのうえで妖艶さというか、果実的なニュアンスも複雑。寝かせたらもっもムンムンしてきそうだし、今でも十分香り高いと言って良いだろう。黒糖もちらっとでるが少し青さ。酸の伸び、シル...
久々に天明。一時期は高く評価していたのですが、3年前くらいから私の嗜好とはズレが出てまいりましてご無沙汰でした。会津産リンゴを思わせるキュートな酸味と甘み、とか書いてありますが調べるとリンゴ酸生成酵母を境界10号と混ぜて使っているようです。その時点で大きく酒質が異なるんだから、そんなものをろくに明記せずに同じ銘柄として出す意味がわからない。混ぜている分少しシンプルめに作って入るのだろうが、やはり酸味...
すっかり『日本酒を毎日飲む』ことから縁遠くなっている昨今。最近は飲みたい日本酒が本当になくって、今日は日本酒でも飲むかとはなっても、最寄りの酒屋にいってうーんうーん悩んだ挙句に何も買わずに……なんてことも。今日は久々に天明を手に取ってみました。一時期は高く評価していることもあったのですが、ここ2、3年は低アルコール路線など、私が求めるものとの乖離があって距離を置いていました。日本酒の蔵元の問題点として...
そこらのスーパーでも置いてあったりする醉心。調べてみると製造石数が1万5千とかなのでかなり大きいですね。広島で大きな蔵、賀茂鶴と二大巨頭ですが賀茂鶴は上から下までのイメージですが、失礼ながら醉心は大衆酒に強いイメージがあります。地元の方の肌感覚、地元での立ち位置みたいなものを聞いてみたいですね。普通に悪くない。もちろんクラシックな系統だけどね。ややメイラードな感じで熟成的な味わいもあるが、割ときれい...
グランポレールはサッポロのやってるワインです。最近は品質が向上していて、特に2021以降はかなり期待できるみたいです。これはバックヴィンテージの2020。SBあんま飲まないからよくわからんけど……。しっかり凝縮感があって、酸味が浮いてないのはいいな。その上でほろ苦みと塩み。程よいキレ。グリーンなニュアンスに白桃。クリスプ感も適度にあるかな?ほのかにはちみつ。これくらいしかメモに残ってなかったんだけど悪くなかっ...
フィールドブレンドのモンガク谷。栢はシャルドネ中心とは言うものの、シャルドネ45%、ピノタージュ23%、ピノノワール14%、ピノグリ11%、ソーヴィニヨンブラン他5%と他もけっこう入っている。おお〜変な感じ。シャルドネだけど、酸味とか味の膨らみとか余韻とか違う味。りんごに少しカリンやはちみつの膨らみ?ほろ苦さと塩味、ほろ苦さ。ミネラル感のキレよく、ブレンドの膨らみあり、ここらしい少しメルヘンな要素あり。な...
かっぱという辛口特別純米ないい商品があるんですが、その上にかっぱの親分という商品があります。それとこれで迷って、山廃のこちらを選びました。不思議な味わい。かっぱに通じる少し鄙びた味わい。軽く酸味があるというか。そこにやや甘みもあって、切れ味はがつっと力強く。米鶴らしいようなスイッとした透明感もあるし。ほどろよい柔らかさ膨らみに、さっぱりした乳酸とかカマンベール系のニュアンスも。まだ今挙げた各要素が...
抜いた瞬間はトースティ強いなと思ったけど、すぐにピノっぽさも感じる。最近あんまり飲んだことないタイプだな。リンゴとか洋ナシとかベリーが香る系?フィラディスさんは外さないシャンパーニュと言っていた。確かにそれもわかるが一方でいまだに6000円というのも納得してしまう。ぶっちゃけシャンパーニュはこの辺でそこそこうまい事に価値があるんだけど、それにしてももうちょっと本格的に美味いと思うやつだと今は8000円とか...
初亀の定番商品の純吟。うめえ!わりと密度感があってリッチな味わい。酸味が思っていたより少しだけ出ているんだけれどもその塩梅がとても良い。さら石とか石灰的なイメージに近いようなミネラル感というか辛口の粒子もあり、ややゴツっとしたほろ苦みや硬質なニュアンス。香りも酢イソ系ではあるんだけど、めっちゃバナナというよりももう少しフレッシュなフルーツ感というか、公式が南国というのも理解できる。当然香りのボリュ...
値段はさておき悪くないですね。しっかりした酸味に、味わいの膨らみや厚み、骨格もしっかりとあります。石灰感、クリーミィな旨み、熟成したようなタレ感も。あえて言えば凄くフルーティーって感じではなく、味吟醸みたいな感じか。俺はよくわからんけどRMなので地域らしさみたいなのを感じられるんならさらに一段評価は上がるだろう。甘みも足りてないわけでないし、ほろ苦さなんかも合わせやすい良い感じ。一呼吸置くとナッツな...
今年出荷のものが特別純米しかなかったので……でも4合瓶があったのは良かった。おそらくですが上の純吟、特吟と比べてより優しく、ソフトな仕上がりか。少し軽めで個性は控えめ、親しみやすいという意味でスケールは小さめ。それでもらしい味わいにはなっている。やや甘じょっぱいような味わいを感じ、いい意味でビターさも少し。程よい味の乗り。9号の特徴と思っている少しバニラなニュアンスも出つつ、それでもきちんと正しい吟醸...
まずは上撰から。甘みがある程度あるのは想定の範囲。ただ辛口感というよりも、比較的ザっとした感じのミネラリーさも感じるのはちょっと意外。嫌いなやつでは全然ないんですけどね。やっぱりまだすこーし杉の香りがするのかな?そろそろかなり弱くなってきてるけど。甘みに若干メイラードな感じと、一方で調節された度数のスムースさ。酸味はどうだろう、普段の白老ほどは感じないがそれでもやはり少しはあるのかな。ちょっとだけ...
栗駒山は東北地域でも個人的に好きなお酒です。今だとたぶん夏酒が出ていて、この蔵ならそれでも良いと思う。僕はレギュラーが飲みたくてこの商品を買ってきました。こういうのでいいんだよ。ほんの少しだけ吟醸香がしゅっとあるような。含んで少し甘く、お水的には柔らかく膨らみがありつつも、やや硬く詰まったようなエキス感に、比較的ガチっと辛口テイスト。このタイミングがベストなのかってのはわからないですけど、強めに冷...
若いので濃くバイオレットな色。もちろん香りにもそういった若さはあるが、その立ちやあるいは味わいといったところは流石にリアルワインガイドで褒めてただけの良い出来に思います。まだタンニンがざらつくので若い。モレ側のシャンボールなんですよね。ただしいい意味で少し青さやほろ苦さもあるような芳香と味わい、ミネラル感や酸味もしっかりあって。というか飲み勧めていくと酸味の伸びやかさやトーンビビどっさ、みずみずし...
契約栽培米の山田錦使用してるんだそうですが、火入れでヴィンテージ記載して3300円だったか?味は置いといて、商品としてはある種理想的というか、僕が考える一番まともな出し方じゃないかな。味は……。弱カプ、いやそこまででもないか。ちょっと而今とかのインスパイア系みたいな。香りはうるさくなく綺麗さもあるんだがそれなりに甘い。個人的には少し甘すぎる気がする。ただガスが溶けてるような感じに近い、とけてないけどカチ...
コイクマは荒井さん夫妻のプライベートブランドというのがいいのかな。福島白河の有賀醸造さんで勤めながらのリリースだったのですが昨年で退職なさったんですよね?細かい事情がよくわからないのですが、一応はR5BYの新酒も出ていたのでほっとはしています。今後はどうなるんでしょ?これはR3BYの生酛に無濾過原酒だったかな。番号は忘れた。すこし前に買って適当に寝かせていたもの。いいね、これ。甘やかさが足りている。その...
昨年ルージュを飲んで好印象だったので、今年はブランを買ってみました。ピリリと少し舌先にガス感。味わいとしてベースにあるのは甲州ですね、それくらいはブラインドでもわかります。甲州にデラウェア、シャルドネ少量とのこと。確かに少しフルーティさやふくらみがプラスされてるのかもしれない、言われればだけど。リンゴにレモン、桃。甲州の酵母っぽさとかに、若干のハーブ、いやトースティっていうのかなこれは。そんなに特...
中乗りさんのとこです。このお酒のことになると、僕は厳寒水を飲ませていただいた、ふしきのの故宮下氏をいつも思い出すのですがあれももう5年も前ですか。その後、糸島の川久保酒店や大阪のかどや酒店などで取り扱いが始まって、最近では見かける酒屋も多くなってきました。冷やしていただきます。嫌いなタイプじゃないな。ほどほどの爽やかな香り。最近好んでいる宮城系なんかも思わせるような。少し甘じょっぱいような味わいに...
久々に旭若松。というかリリースが3年ぶり?とからしいけど。濃醇、甘い、バナナスパイシーだけどちょっと酸味もある。ただの雑な濃厚バナナとか、高アルコールのスパイシーアタックだけじゃないところが素晴らしい。お米ジュースな深みのある甘みや、ビビッドな酸味にタニックさなども感じ。だから冷酒でも美味しく飲めちゃうよね、もちろん荒々しくはあるんだけど。改めて飲んでみると、こういう熟成&お燗向きみたいなお酒の中...
もう一回くらい飲んでみたいと思っていた飛鸞。にこまるというのは地元の飯米のようで、火入れで一応14度あるし、というのでこの商品を選びました。もちろん流行のライトタイプの生酛。軽く甘みもありますが、基本はクリアーでゴクゴク飲めるタイプちょっとチャーミングに、リンゴのようなニュアンスといえばいいのかな。あとはやっぱり飯米なので、少しクセみたいなものを感じる旨みのような気がします。ただそれが面白いと言えば...
登山のついでにココ・ファームで買ってきましたが、この商品に関してはブドウは余市のものです。これはなかなか面白いね!!黒糖のような焦がしたニュアンスが非常に印象的。もちろん柑橘系、そしてサクランボやフランボワーズのような赤系のニュアンスもある。酸味は良い意味で鋭いというか、十分に足りている。僕は基本的には酸があまり得意ではないので日本酒を飲んできた人間ですが、それでもワインにおいては酸がダメなのが一...
白鷹、極上。純大で磨き50、上のほうのスタンダードって感じかな。毎年2月とかにこれの生バージョンも出るみたいだけど、まずはレギュラーからね。いいねえ。あくまでクラシックではありますが、生酛、また西のお酒というテイストもある。カラメル、プリン、ナッツに穀物とそういうニュアンスもありつつ、高めの酸に引き連れられてフルーツ的な印象ももあって。どちらかというと洋酒的な香味だと思います、タイミングでプルーンと...
2本目。これはインターエステートKM山仁(麻布台ヒルズ)で売っていたものです。値札には2023と記載がありましたがどうなんでしょう……ラベルには謎の2251という書き込みもあります。出荷は3月なので普通に考えれば直販と同じもののはずですが、もしかしたら違うかもしれません。微妙に印象が違うな。若くて、硬くて苦め?いい意味で生酛っぽい少しくぐもったようなエキス感、熟成感もあるが気持ち浅く感じるような。やはり高めの酸...
大腸の内視鏡検査をやりまして検査前に3日、さらにポリープを取ったのでその後3日で1週間禁酒してました。面倒なのですがお酒を飲む人は大腸がんのリスクが高いのでこればっかりは定期的にやらないといけません。本当は術後1週間ほどはやめといたほうがいいみたいのですが無理でしょ。ポルトガル屈指の生産者なんだそうですが、その中から白のトップレンジというこの1本コシュというキュヴェ名はコシュ・デリから来ているよう...