大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
グランポレールはサッポロのやってるワインです。最近は品質が向上していて、特に2021以降はかなり期待できるみたいです。これはバックヴィンテージの2020。SBあんま飲まないからよくわからんけど……。しっかり凝縮感があって、酸味が浮いてないのはいいな。その上でほろ苦みと塩み。程よいキレ。グリーンなニュアンスに白桃。クリスプ感も適度にあるかな?ほのかにはちみつ。これくらいしかメモに残ってなかったんだけど悪くなかっ...
フィールドブレンドのモンガク谷。栢はシャルドネ中心とは言うものの、シャルドネ45%、ピノタージュ23%、ピノノワール14%、ピノグリ11%、ソーヴィニヨンブラン他5%と他もけっこう入っている。おお〜変な感じ。シャルドネだけど、酸味とか味の膨らみとか余韻とか違う味。りんごに少しカリンやはちみつの膨らみ?ほろ苦さと塩味、ほろ苦さ。ミネラル感のキレよく、ブレンドの膨らみあり、ここらしい少しメルヘンな要素あり。な...
かっぱという辛口特別純米ないい商品があるんですが、その上にかっぱの親分という商品があります。それとこれで迷って、山廃のこちらを選びました。不思議な味わい。かっぱに通じる少し鄙びた味わい。軽く酸味があるというか。そこにやや甘みもあって、切れ味はがつっと力強く。米鶴らしいようなスイッとした透明感もあるし。ほどろよい柔らかさ膨らみに、さっぱりした乳酸とかカマンベール系のニュアンスも。まだ今挙げた各要素が...
ベルナール・ブレモン アンボネイ・グラン・クリュ・ブリュット NV
抜いた瞬間はトースティ強いなと思ったけど、すぐにピノっぽさも感じる。最近あんまり飲んだことないタイプだな。リンゴとか洋ナシとかベリーが香る系?フィラディスさんは外さないシャンパーニュと言っていた。確かにそれもわかるが一方でいまだに6000円というのも納得してしまう。ぶっちゃけシャンパーニュはこの辺でそこそこうまい事に価値があるんだけど、それにしてももうちょっと本格的に美味いと思うやつだと今は8000円とか...
初亀の定番商品の純吟。うめえ!わりと密度感があってリッチな味わい。酸味が思っていたより少しだけ出ているんだけれどもその塩梅がとても良い。さら石とか石灰的なイメージに近いようなミネラル感というか辛口の粒子もあり、ややゴツっとしたほろ苦みや硬質なニュアンス。香りも酢イソ系ではあるんだけど、めっちゃバナナというよりももう少しフレッシュなフルーツ感というか、公式が南国というのも理解できる。当然香りのボリュ...
値段はさておき悪くないですね。しっかりした酸味に、味わいの膨らみや厚み、骨格もしっかりとあります。石灰感、クリーミィな旨み、熟成したようなタレ感も。あえて言えば凄くフルーティーって感じではなく、味吟醸みたいな感じか。俺はよくわからんけどRMなので地域らしさみたいなのを感じられるんならさらに一段評価は上がるだろう。甘みも足りてないわけでないし、ほろ苦さなんかも合わせやすい良い感じ。一呼吸置くとナッツな...
今年出荷のものが特別純米しかなかったので……でも4合瓶があったのは良かった。おそらくですが上の純吟、特吟と比べてより優しく、ソフトな仕上がりか。少し軽めで個性は控えめ、親しみやすいという意味でスケールは小さめ。それでもらしい味わいにはなっている。やや甘じょっぱいような味わいを感じ、いい意味でビターさも少し。程よい味の乗り。9号の特徴と思っている少しバニラなニュアンスも出つつ、それでもきちんと正しい吟醸...
まずは上撰から。甘みがある程度あるのは想定の範囲。ただ辛口感というよりも、比較的ザっとした感じのミネラリーさも感じるのはちょっと意外。嫌いなやつでは全然ないんですけどね。やっぱりまだすこーし杉の香りがするのかな?そろそろかなり弱くなってきてるけど。甘みに若干メイラードな感じと、一方で調節された度数のスムースさ。酸味はどうだろう、普段の白老ほどは感じないがそれでもやはり少しはあるのかな。ちょっとだけ...
栗駒山は東北地域でも個人的に好きなお酒です。今だとたぶん夏酒が出ていて、この蔵ならそれでも良いと思う。僕はレギュラーが飲みたくてこの商品を買ってきました。こういうのでいいんだよ。ほんの少しだけ吟醸香がしゅっとあるような。含んで少し甘く、お水的には柔らかく膨らみがありつつも、やや硬く詰まったようなエキス感に、比較的ガチっと辛口テイスト。このタイミングがベストなのかってのはわからないですけど、強めに冷...
オリヴィエ・ジュアン シャンボール・ミュジニー レ・ビュシエールV.V.2020
若いので濃くバイオレットな色。もちろん香りにもそういった若さはあるが、その立ちやあるいは味わいといったところは流石にリアルワインガイドで褒めてただけの良い出来に思います。まだタンニンがざらつくので若い。モレ側のシャンボールなんですよね。ただしいい意味で少し青さやほろ苦さもあるような芳香と味わい、ミネラル感や酸味もしっかりあって。というか飲み勧めていくと酸味の伸びやかさやトーンビビどっさ、みずみずし...
契約栽培米の山田錦使用してるんだそうですが、火入れでヴィンテージ記載して3300円だったか?味は置いといて、商品としてはある種理想的というか、僕が考える一番まともな出し方じゃないかな。味は……。弱カプ、いやそこまででもないか。ちょっと而今とかのインスパイア系みたいな。香りはうるさくなく綺麗さもあるんだがそれなりに甘い。個人的には少し甘すぎる気がする。ただガスが溶けてるような感じに近い、とけてないけどカチ...
コイクマは荒井さん夫妻のプライベートブランドというのがいいのかな。福島白河の有賀醸造さんで勤めながらのリリースだったのですが昨年で退職なさったんですよね?細かい事情がよくわからないのですが、一応はR5BYの新酒も出ていたのでほっとはしています。今後はどうなるんでしょ?これはR3BYの生酛に無濾過原酒だったかな。番号は忘れた。すこし前に買って適当に寝かせていたもの。いいね、これ。甘やかさが足りている。その...
昨年ルージュを飲んで好印象だったので、今年はブランを買ってみました。ピリリと少し舌先にガス感。味わいとしてベースにあるのは甲州ですね、それくらいはブラインドでもわかります。甲州にデラウェア、シャルドネ少量とのこと。確かに少しフルーティさやふくらみがプラスされてるのかもしれない、言われればだけど。リンゴにレモン、桃。甲州の酵母っぽさとかに、若干のハーブ、いやトースティっていうのかなこれは。そんなに特...
中乗りさんのとこです。このお酒のことになると、僕は厳寒水を飲ませていただいた、ふしきのの故宮下氏をいつも思い出すのですがあれももう5年も前ですか。その後、糸島の川久保酒店や大阪のかどや酒店などで取り扱いが始まって、最近では見かける酒屋も多くなってきました。冷やしていただきます。嫌いなタイプじゃないな。ほどほどの爽やかな香り。最近好んでいる宮城系なんかも思わせるような。少し甘じょっぱいような味わいに...
久々に旭若松。というかリリースが3年ぶり?とからしいけど。濃醇、甘い、バナナスパイシーだけどちょっと酸味もある。ただの雑な濃厚バナナとか、高アルコールのスパイシーアタックだけじゃないところが素晴らしい。お米ジュースな深みのある甘みや、ビビッドな酸味にタニックさなども感じ。だから冷酒でも美味しく飲めちゃうよね、もちろん荒々しくはあるんだけど。改めて飲んでみると、こういう熟成&お燗向きみたいなお酒の中...
もう一回くらい飲んでみたいと思っていた飛鸞。にこまるというのは地元の飯米のようで、火入れで一応14度あるし、というのでこの商品を選びました。もちろん流行のライトタイプの生酛。軽く甘みもありますが、基本はクリアーでゴクゴク飲めるタイプちょっとチャーミングに、リンゴのようなニュアンスといえばいいのかな。あとはやっぱり飯米なので、少しクセみたいなものを感じる旨みのような気がします。ただそれが面白いと言えば...
登山のついでにココ・ファームで買ってきましたが、この商品に関してはブドウは余市のものです。これはなかなか面白いね!!黒糖のような焦がしたニュアンスが非常に印象的。もちろん柑橘系、そしてサクランボやフランボワーズのような赤系のニュアンスもある。酸味は良い意味で鋭いというか、十分に足りている。僕は基本的には酸があまり得意ではないので日本酒を飲んできた人間ですが、それでもワインにおいては酸がダメなのが一...
白鷹、極上。純大で磨き50、上のほうのスタンダードって感じかな。毎年2月とかにこれの生バージョンも出るみたいだけど、まずはレギュラーからね。いいねえ。あくまでクラシックではありますが、生酛、また西のお酒というテイストもある。カラメル、プリン、ナッツに穀物とそういうニュアンスもありつつ、高めの酸に引き連れられてフルーツ的な印象ももあって。どちらかというと洋酒的な香味だと思います、タイミングでプルーンと...
2本目。これはインターエステートKM山仁(麻布台ヒルズ)で売っていたものです。値札には2023と記載がありましたがどうなんでしょう……ラベルには謎の2251という書き込みもあります。出荷は3月なので普通に考えれば直販と同じもののはずですが、もしかしたら違うかもしれません。微妙に印象が違うな。若くて、硬くて苦め?いい意味で生酛っぽい少しくぐもったようなエキス感、熟成感もあるが気持ち浅く感じるような。やはり高めの酸...
大腸の内視鏡検査をやりまして検査前に3日、さらにポリープを取ったのでその後3日で1週間禁酒してました。面倒なのですがお酒を飲む人は大腸がんのリスクが高いのでこればっかりは定期的にやらないといけません。本当は術後1週間ほどはやめといたほうがいいみたいのですが無理でしょ。ポルトガル屈指の生産者なんだそうですが、その中から白のトップレンジというこの1本コシュというキュヴェ名はコシュ・デリから来ているよう...
年に1回くらいは。そうなると自社田を選んでしまうのだけど、自社田1万は大賛成だけど、自社田がうまいとは限らない。日日は最初に当たりロットを引いたのか、その時が一番うまかった。まあロットを語るほど飲んでないけど。うーん。まず今の時点で飲んでも、相当なマニアでないとポテンシャルもなにもわからない。ガスにライトな酸味と甘み、悪く言えば気の抜けたサイダーだし、わかる人にはわかるバランスや奥行き(低アル比)...
白鷹。何年か前にやりましたね。松竹梅の然土、そのあとの惣誉あたりの流れで、ちょっと気になる生酛ということで再登板してみました。前は本醸造と超特撰(山田錦の純吟60)だったと思います。今回は特別純米70の金松白鷹と純米大吟醸の極上白鷹を買ってみました。いいね。こういうお酒なら、ぐい吞みでチビチビってことになるんでしょうね。モダンではないです。それこそ昭和の薄ぼんやりしたような味わいもあるので決して最高と...
高知のお酒を飲んでみようということで土佐鶴。CMもやってますし、高知、というか四国随一の大手という勝手な印象です。何を飲むのか迷ったのですが、上からということで、ハイランクの中では最もスタンダードぽい大吟醸を選びました。4合で4000円くらいですね。素晴らしいのは500、720、900とサイズが選べることでしょうか。うーむw弱カプに薄ぼんやりしたなんとも言えない味わい。辛口感についてはもちろんあるし、その辛口の出...
スタンダードな磨き55の純吟。ある意味で何でもないお酒で、そこらのスーパーで売っていると言われればそう思ってしまいそう。新酒の荒走り生はもっとラムネっぽいらしいけど。それがなんとなくわかるようなわからないような。人気なのはCEL-24なんでしょ?俺がやるなら鄙か夢函だよなあ。R5BYじゃないかもな。こういうスタンダードの火入れっていつ買うのか結構難しいよね。夏くらいに買うのが一番いいのかもしれない。このサシの...
思うところあって、文佳人&美丈夫を買ってきました。最近は宮城のお酒くらいの華やかさと癖のなさ、日本酒飲みたいって時にこれくらいがちょうどいいよねっていう気持ちがありまして。つまりラーメン通が尖ったラーメンじゃなく、上質な普通の中華そばを薦める、みたいなもんですけど。それであれば高知あたりももう少し確認しておきたいなと。実は5年ほど前に、まったく同じ銘柄・商品の組み合わせで似たようなことをやっていま...
昨年やったこれ、どこでも売ってるしこれで満足できるなら凄く助かるので、再確認しましょう。まず香りが好ましい。宮城のお酒としてイメージするタイプの香りであり、ボリュームもうるさくなく適切。ネガティブさはない。華やかなお酒に慣れてる人からすると、普通の純米酒やん?って思うかも。でも本来の吟醸香ってこのレベルでしょ。イメージよりはややエキス感が厚めな気もするが、これがお米の旨みでもあるし、常温やお燗への...
そうだね、レモンだね!パスカル・コタのレ・モン・ダネ。サンセール、ソービニヨン・ブランでもかなり著名な1本になるのではないでしょうか。うわお。最初は少し軽い飲み心地なんだけどミネラル感はしっかりと。独特の華やかさ、独特のミネラル感。少しストーンフルーツとか、あるいはフローラルというのか。そこにSBの爽やかさやハーブ感などがマッチして、非常によろしい。また香りもそうだけど、じわっとした土壌のミネラル感...
個人的には円がなかったのですが、都内に革命君という酒屋がありました。斎藤さんという方がお1人でやっていて、花陽浴とか射美とかを発掘した方だったのですが、ご病気をなさっていて2021年に惜しくもなくなってしまいました。こちらは越前岬の蔵に齋藤さんが本醸造で袋吊りをやってほしいと依頼していたお酒を形にしたもの。優勝というのは越前岬の蔵が昔使っていた銘柄名。うえもさんで販売していて、今期で2期目だったかな。基...
正しいモダンな生酛の造り手というと、この蔵は必ず名を挙げるべきでしょう。松竹梅の然土が大変すばらしい生酛だったので、そのイメージに近いものをと買ってきたのですが、間違ってはいないようです。完璧に似ているというわけではないので、そこはあまり期待しすぎないように。あえて言えばここは目指す味わいのレベルが非常に高いだけに、その最高のイメージで採点をすると70点とかになっちゃってちょっとガッカリすることが多...
入荷情報が流れているのを見かけ、ふと興が乗ってひとっ走り買ってきました。このブランドが出回るようになった初期に何本かやったのですが、どうもその後は僕の希望と違う方向で人気が出てしまっているようでご無沙汰に。うーん。抑えめっちゃ抑えめだけど……。これなんの酵母だっけ?M310とか?やっぱちょっとカプ系なんですよね。確かに甘さはやや控えめでヘルシーめの造りです。そこに高さめの酸でさっぱりと、酸のあたりは少し...
2年前くらいにバージョン違いを飲んで好印象だったので再登場。うーん、どうかな。すっきりめでモダン。流行っぽい酸味の表現に、やや軽薄にも感じられるエキス感。若干の辛口テイスト。度数15なんだけどもっと低アルに感じるくらいなのは良いのか悪いのか。基本的にアルコール感を感じにくいお酒を目指しているらしいので、狙い通りではあるのか。個人的な意見としてはやや流行に寄せすぎなような。やりたいことはわかるし上手な...
ドンペリの5代目醸造最高責任者を務めたリシャール・ジョフロワが指揮する日本酒プロジェクト。シャンパンがお好きな人はよくご存じでしょうが、ドンペリのような大手メゾンのシャンパーニュは色んな生産者や畑、ヴィンテージのお酒を調合して、安定したクオリティの商品をたくさんリリースするという少し工業製品的に近いお酒でもあります。ボルドーやシャンパーニュといったイギリスとつながりの深いワインにはそういう傾向があ...
禅が良い印象だったので季節酒を。気合を入れないで軽く日本酒を飲みたいときに、宮城の比較的スタンダードなお酒くらいがちょうどいいのかもなあ……という想いが最近あって。これで問題なくイメージ通りであれば、特約店酒屋でプッシュしているような酒よりもこっちの酒のほうがありがたく、しかも入手も容易で最高なんだけどなあという気持ちで買っています。どうかな~。若干の春酒仕様といったところなのか。凄く華やかではない...
久々にリアタイ更新。今月、日本酒としては一番楽しみにしていたお酒。ド大手、宝酒造白壁蔵の新商品。昨年の秋に飲食店限定みたいな感じで出してたのをチラ見して気になっていたのですが、今月50本直販でリリースがあったので購入。山田錦100%でサスティナブルな米造りから関与するというコンセプトみたいです。それで届いて調べてみたら、山仁の大橋健一MV(マスター・オブ・ワイン)が一枚噛んでるっぽくやや不安も。先日オー...
昨年に引き続きミニエール。うーむ、やはり美味いな。ニュアンスが多彩で、生々しくウェット。口に含んだ時に適切に甘さも感じるのだけど、酸味も十分に足りていて、かつ品性や質感が伴っている。ロット差、瓶差もあるんでしょうが、ガス圧はしっかりめ。酸やニュアンス感において、柔らかい広がりもあるんだけど、キレや硬質さも備えていて。ふくよかでもあるけどスマートさも備えていて、またキレ感や石灰的なミネラリーさも感じ...
このあいだ飲んだ玉川は江古田の秋山さんで購入したのですが。あそこに行くとつい買ってしまうのが若駒。ほかの商品も購入したいのですがタイミングで昔たまに飲んでいた愛山90。攪拌してうすにごりで。マスカット、白ブドウみたいな香りが強めですね。あるいはライチやスウィーティといったような。ただベースにはバナナ系があって、次第にそれがしっかり出てきますが。その辺は個人の感じ方によりますが栃木酵母を駆使したアロマ...
事前情報はあまり入れてない。色は濃いめ。すこし温度高めからのエントリーになってしまいました。不思議な味わい。非常に円やかで、またケルナーですからアロマティックな甘みもあるんだけど、塩味とかうまみもある。ミネラル感といえばそうかもしれない、少し潮っぽいような。フェンネルとか、そんなイメージのハーブの香り高さみたいなものがヒントとしてあって。生姜と柑橘のチャツネとかどっかで書いてあったの納得。お茶系の...
うんめえ……。変に若いということもなく、普通に今飲んで楽しめる。冷酒→常温へという大まかなレビューです。ちなみに。玉川は米違いのバリエーションがとにかく多いので、誰かおすすめを教えてほしい。この自然仕込みシリーズ(山廃純米)と、あと手付けず原酒がボリューム的にはメインなのかな。もちろん火入れもあるし、熟成酒に行くって手もある蔵なので、選択肢は無限。蔵元自身が書いていますが、やや甘めの仕上がり。もちろ...
気合のDIAM30だ!香り立ちなんかはわりと正統派の面影がある。味わいはちょっと自然派っぽいなwピノっぽい妖艶さは正しく出ていると思う。甘美さにはやや欠けるが、あまりに陰気とかそっけなくダークということはない。少しの北の陰性もというくらいか。一方で少しオレンジとかトマトピューレ、あるいはピリッと薬っぽく、やや揮発感があるというのかな。そういうところに自然派っぽい雰囲気を感じます。全体的な質の高さは感じら...
青森のピノノワール100%でつくられたロゼのスパークリングワインです。きれいなサーモンピンクで、日本ということを考えたら桜ロゼといった風な。うーんどうなんっすかね。よく考えたらシャンパーニュでないスパークリングなんてちゃんと飲んだことねえや。ピノノワール100%でいわゆるブランドノワール。ほんのりとキュートな甘やかさに、シャンパーニュの焦げた感じもある。全体的にはやや繊細で薄味な印象ではあるが、酸味なん...
タキザワワイナリー ピノ・ノワール プライベートリザーブ2021
少し前から、北海道の中でも函館や余市といったエリアから、岩見沢や三笠あるいはモセウシといった空知地方のワイナリーへと移動して飲んでいます。と言われても道民じゃないし空知なんて言ったこともないのであまり空気感とかがよくわからずピンと来てないのですが。ここピノ3種くらいあるからわからん。青はヴィンテージの特徴を活かした醸造。深緑はYAMAZAKIらしさを活かした醸造。このプライベートリザーブは土地や気候の特徴...
この濃さ、久しぶり。基本的にはセメダイン系で、濃醇で味わいは強いです。19度の生酒ですのでちょっとアルコール感とかガツっとした感じ、あるいはハーブやスパイシーも感じるんだけど。徐々にそういったところを凌駕するポテンシャルがあらわになってきます。やはり秀逸なのは甘さもちゃんとあるというか、しっかりと溶けたコクというのか。アーモンドや杏仁系、さらにキャラメルといったようなニュアンスなんかも甘やかさを添え...
岩見沢市のKondoヴィンヤード。第一農場のタプコプではなく、第二農場のモセウシのピノ。タプコプも白も飲んでみたいが、非常に入手困難そうですね……。当たり前だけど色はうっすい。香りはいかにも和ピノぽく、いい具合に上がってくるので期待できる。落ち葉系のニュアンスが比較的はっきりあるような気がする。キノコ系というか出汁系というか。酸味はさっぱりと薄ウマ系っぽく、ちょっとナチュラルテイストが強いか?酵母っぽい...
サントリーフロムファーム 津軽ソーヴィニョン・ブランキュベスペシャル2021
ああ、これ結構すきだな。SBに詳しくないから知らんけど。爽やかな青さもありますが、同時に果実の甘やかさがきれいに調和して非常に心地よい。はっきりと甘いストーンフルーツ系のニュアンスが確認できますし、ブドウの種もありますね。リンゴとか柑橘系から、滴るようなジューシーさも。なんかピノとかでスパークリングも作ってるのも納得するようなフェミニンさに少し洗練された趣がある。酸味も和のニュアンスもありつつ涼やか...
気泡がグラスにシュワっとつくようなところがあり、個人的にはちょっとデキャンタージュとかしたくなる。めんどくさいからしないけど。けっこう独特の香りしません?酸味なんかはレモンとか青リンゴのぱきっと切れ味のある印象。そこに洋ナシやハチミツ、あるいは桃的なストーンフルーツな甘美さもあるんですが、ちょっと塩味というか塩の香り。フェンネル?タイム?詳しい判別はしらんが何か少し癖のあるハーブっぽくもあるけど品...
昔は山廃じゃなかったっけこれ?はるか昔にはせがわの社長が褒めてたり、IWCでも上のほうに来たこともありましたよね。10年前から、名品と言ってよいような商品だったお酒です。今回は2023のIWCで純大部門の主席(トロフィー賞)だったみたい。すべての部門総合で主席だったのが十六代九郎右衛門の美山錦だったと。想定通りというか、よくできた生もとのお酒だと思います。100点を取るよりも、まずある程度想定した味わいであって...
日置桜の季節商品ですが、今年は仕込み水違いで2種のリリースとなりました。昨年に深井戸を掘ったようで、今年は新しい井戸メインで仕込みつつ、いくつか比較用に旧来の水のタンクもという噂。布施の湧水のほうがこれまでのスタンダード。滑らかな口当たり、ふくよかさでゆったりとした広がりや重層感がありつつも、酸味やガツっとしたキレもあり。エキス感とある種のドライさとが拮抗して、前に山眠るを飲んだ印象とさほど変わら...
何年か前にまとめて買ったときの遺産。わお!やっぱうまいんだねラングロールって。この味わいだと嫌いな人はあまりいないだろうな。スルスル系とのことでもっと薄いのかなと思ったけど、それなりにタンニンもあって、南仏をうまく使ったバランス感覚なのかもしれない。だからそんなに温度を下げないでも、特に冬だし。ちょっと舌先にガスっぽい跳ねあり。でもやっぱりスムースさもいい具合です。きれいな瑞々しさがあり、またフレ...
昨年これの生原酒(うすにごりはなく)を飲んで好印象だったので。どうだろう?磨き66という低精白よりのドライさをうまく生かしている。メロンやバナナにグレープフルーツ、うーんブドウに白い果肉?というようなニュアンス。軽いガス感と仄かに甘やかさ。酸味ももちろんなくはないんだけど、集中力があってビシッと感じるって感じではなく。全体的にゆるっとリラックス感のあるような味わいで、ちょっと柔らかい白ワインみたいな...
オーストラリア、タスマニアのピノ。けっこうな珍品で、というのもとあるインポーター?店?の独占販売。インスタをフォローしている癖の強いワイン屋さんがポストしていて興味をそそられたので購入。スクリューキャップ。色は薄めで。ふちなんかクリアカラーといった風。口開けだからかちょっとこもったような、ヴェジタルだったり土っぽい、あるいは形容しがたいあまり好ましくない香りが少々。やべ、早く開けときゃ良かったな、...
毎年恒例の。昨年はちょっとイマイチだったかなあという印象が残っている。けどそんなに厳密に見なきゃいけないようなお酒でもないし、今年も楽観はしている。1月の風物詩ですね。北海道に流氷を見に行きてぇ~。どうっすか。細かいところは色々あるんだけど、まあおおむね問題ないんじゃない?転売価格で期待して飲んだら文句言う人もいるかもしれないけど、そもそもは高い商品でもなく。いつも言ってるけどこれが一定の数出て、...
ひだほまれ、9号。やや濃いめ、ってそりゃ生酒だからそうか。イソアミル寄りで、はっきりバニラ感なんかを感じるのは醴泉らしい。やや低スぺよりの味わい設計で(出来が悪いという意味ではなく)、ちょっと本醸造より。やはり特A山田錦の蔵だよな、とは思いますが不満はありません。ふわっとしつつ蕩けるような一体感もあり。少しスッと青さとか、柑橘なんかも交えつつ。甘さ、すこしの甘じょっぱさ、キレ感はしっかりビッと。澄ん...
ロワールの生産者ですよね?むかし自然派のワインをたまに買っていたころに入手したもので数年寝かせています。たぶんその筋では割と貴重なワインだと思います。やや薄めの色合い。薄めではあるんですが、瑞々しさのある甘露といった風に、甘みが足りていて調和している。かなりケモく、ちょっとフォクシー・フレイバー?と思うくらい。そこに優しくスパイスが効いて、もちろん果実感やバラもあります。タンニン、ミネラルといった...
ロワールのシュナン・ブラン。とはいえロワールは広い。アンジュー&ソーミュール地区、このモンルイやヴーヴレに赤のほうが著名なシノンやブルグイユのあるトゥーレーヌ地区、サンセールやプイイ・フィメの有名なサントル&ニヴェルネ地区など。これ2年前に同じの飲んでるよね?なんとなくティボー・ブーディニョンとセットで買いましたが。少し藁っぽいようなニュアンスは、品種と土壌の問題かな。ミネラル的なニュアンスという...
一部で今年はうまいという噂があったので久しぶりに。とはいえもう1月も22日なのでコンディション不明、参考程度でお願いします。本当は12月のうちに飲めれば良かったんですが。どうかなー。透明感と、ビシッとしたミネラリーさというか、ある種の厳しさがあるのは朗報。ただ味わい的にはちょっとダレ気味で崩れてるな。徐々に幅というかペタッとしたような下に絡む緻密さや、少し塩味とか複雑さも。よーわからん。どっかでバシッ...
去年か?ウメムラの案内でなんとなく最上位キュヴェのクロ・ド・ラ・ユットを飲んでいいなと思った生産者。記事にしてないけど、確かそのあとにクロ・ド・フレミーヌも飲んでいたはず。おお~いいねえ!すーっと抜けるような爽やかなミネラリーさ。気持ちの良い、フリンティという感じですかねえ。この感覚素晴らしい。それでいてガチガチに硬いとかキツイってわけもない。レモンやリンゴ水といった爽やかさに、ややカリン、そして...
ちょっと日帰りで大阪に行ったので、天野酒なんか買ってきました。大阪の南部にある大変歴史のある蔵元です。天野酒というのは秀吉が好んだという、天野山金剛寺でつくられていた僧坊酒の名称で、金剛寺さんに許可をもらって銘柄として使っています。あとはこの無濾過生の龍剣ラベルというのはけっこう販売店が限られていると思います。光栄菊の山本杜氏がかつてこちらに勤務していて、山本スペシャルなるお酒を手掛けていたのです...
久々に五人娘でも、と思って覗いたらフラッグシップみたいな商品が出ていたので。ストーリーとパッケージには金がかかってそうですが、ティスティングコメントの一つもないのは大幅減点。常温とかお燗で飲むお酒なんでしょうが、とりあえず冷やした状態で味わいチェック。かなり乳酸っぽく、ヨーグルト的な香りがします。含んでもそういう文脈で酸味と甘みがあり、かなり変わったお酒ではあるものの、比較的飲みやすくまとまった味...
なんか天下錦でもと思ったんだけど。名張で取れたお米で名張の蔵が酒を造るプロジェクトの初年のお酒らしい。特別に生酒が出ていたので、天下錦の普通に商品よりこちらを選んでみました。亀の尾40で、三重のMK1。まず全体にスマートというか、最初から最後までスーッとしたようなところがあって。ある種の清涼感、あるいはキレ感のようなもの。そういういえばこういう感じだった気もする。そうすると苦渋いとか、少しタイトでそっ...
&北海道は飲んだものの、本家を飲んでないなということで。クロ・ド・ヴージョは最も広いグラン・クリュで生産者(畑の場所)を選べ、とはよく言われること。著名なのはモーベルチュイですが、その他だとクロ・ド・ヴージョ城直下にあるシウルなんかも有名で、これはほぼメオ・カミュゼ所有なのかな。これはそのシウルの少し下でまずまず良好な立地のように見えます。おっDIAM30。やや薄めの色合い。エレガントでソフト、またやや...
インポーターは野村ユニソン。デゴルジュが2021の10月。ピノ・ノワールとムニエが半分ずつで、ドザージュ3g。ガス感は細かく、ややはっきりとした印象。ブランドノワールだからか?酸味がパキッとしてますねー。それでいてふわりとした柔らかさもある。クリアーなリンゴや蜜、もちろん柑橘やアプリコットに、高貴な小花。甘く焦がしたようなニュアンスやクリーミィさも上品に。後はミネラル感はやっぱ好きだな、秀逸な表現、洗練さ...
数年ぶりに飲みますか。ちょうど年末になんとなく買っていたのですが、ご存じの通り正月に能登半島で地震が発生しました。池月の鳥屋酒造さんは七尾と羽咋のちょうど間、中能登ということでそこまでの被害はなかったようです。かなり淡めの、本当にうっすらな薄濁り。ややミルキーで蕩けるように、それでいてちょっと粉をはたいたような、素朴さやピリッとドライ&スパイシーさ。さらに本醸造らしいというようなビシッとしたキレも...
出荷は2023の11月。BYは2019。このお酒は30分くらいすると整ってくるので、温度とか開き具合を見ながらゆっくり飲んでください。第一印象はミルクキャラメル、あるいはカフェオレのような印象と言えばいいか。少し香ばしさも出てきそうなニュアンスに、ややバニラに近いようなふんわりしたニュアンス。ともに熟成酒ではしばしば遭遇する系統で、そういった要素が強く感じるんです、最初はね。あとは塩味とか収斂性も少し感じる瞬間...
大阪府柏原市のワイナリー。堅下本葡萄というのはいわゆる甲州のこと。明治時代に政府がブドウの栽培を奨励した折、東京新宿御苑から今の藤井寺市沢田のぶどう試験園にわたって試作されたブドウで、あまり品種の改良がおこなわれていないとか。そういう経緯もありあえて甲州としていないようです。含んだときの香りよし。ふわっと抜け感よく、甲州の柑橘に、りんごとか白い花。確かに洋梨感あって透明感も感じる。少しシャンモリ柑...
見た目はオレンジワイン、ロゼという薄さ。香りは土というかゴボウなどのイメージも明日ヴェジタルさに、ほんのりスパイシー?含むとちょっとバターっ気に、前述の旨み感。思い出すのはそれいゆのピノですが……。酸味はどうでしょう。最初は旨みとか仄かな甘みがくるのですが、いちおう酸味も出てきます。ほんのり各種ベリー系のニュアンスもありつつ、ちょっとシソや紅茶。これだけ薄いとまずはナチュール系という気分でいかないと...
ちょっと筑波山に登ってきたのですが。帰りに学生時代によく行った酒屋によったりして。せっかくなのでこんなものを買ってみました。トロミがあってリッチな酒質。基本的には田酒のあの黄桃系なんかをイメージする華やかさのあるお酒ですが。ちょっとマイルドというか、少し山廃っぽいような厚みのある感じにはなっています。少しだけクラシックに、ちょっと酸味の幅とか、少しのキレとかね。山廃のハイクラス、例えば天狗舞とか農...
マスクメロン、バナナ的な香り。ふわっと広がるその香りを一番の売りに、そこに合わせてミルキーな甘み。いい意味で軽いほろ苦さ。グレープフルーツの砂糖がけ。柑橘の皮の苦みをアクセントに。全体的にやわらか&軽やかなのが大きな特徴。よけいな味わいは感じにくい。酸味が低いのもここの特徴で、さらに低いは低いなりにあえてちょっとだけ残しているようにも感じられ、ややクリアーにモダンなテイストも感じます。ジューシーさ...
モンティーユ&北海道の2020、3本セットからケルナー。あら、これはけっこう本格派なテイストですね。もっとアロマティックで甘口、飲みやすいケルナーを飲んだことがあったのですが、そういった要素はやや控えめ。粘性を感じ、リッチなボディ感に、塩気なんかを感じさせて。さらにそこに適度な樽感を効かせて、エレガントな印象。当然ケルナーからくるアロマティックな要素はありますし、フレッシュさんなんかもあるんですが、全...
香り、味わいの濃さなどは一口含んで、少なくとも村名とは違うとわかるもの。味わいは濃いめ。しっかりと感じる甘みと非常にまろやかな味わい、シルキーさ。ややスパイス感とタンニンの深みなんかを感じさせつつ、徐々に妖艶さ。少しウッディというか、紅茶につながっていきそうなニュアンスも。たぶんもう少し寝かせるとミルクティーとかモカとか、そういうのが出てきそうなイメージで、フィニッシュのあたりで添える少しの青さに...
キレがよさそうなんだけど、芳醇さも感じさせるような。第一印象はそんな立ち香です。含むとどうかなあ。ストーンフルーツに、白い花というのかちょっと生っぽかったり青かったりするような。スタイリッシュさもあるが最先端の尖った酒というよりは、ちょっとガッシリしてダンディと言われるのも納得できるような味わい。豊潤さもあるけどフレッシュさもあって、果実味もあるけど複雑性もある。ただ十分に洗練はされていて、つまり...
んーそこまでじゃないような気が?アロマにあか抜けたような部分はあるし、薄いとは言わないけれど。各要素本当に少しずつなのですが、やっぱり1erと比べればあらゆる面で明らかにひと押し足りないような。バランスが良いと言えばいいけども、少しカジュアルですね。やや薄めでシルキーな印象だ。味わいなんかも少し線が細く、その分少し渋みや青さが目立つポイントも。酸味はあるとは思うけど、ほんとはもっとあるのかもね。2018...
続saga2が良かったので、レギュラーな商品もちゃんとやっておこうと思いまして。天穏の中ではこれが一番上のランクということになるのかな?ほんのりウッディ、軽い渋み、金気のある収斂性みたいなもの。天穏のふわっとしたミルキーさを感じるような甘さもある意味でより純粋に感じるのだが、少し育ってきているようなニュアンス、ちょっと田舎っぽいようなニュアンスも感じるような?いや、麹感とかあるいは金気とのバランスでそ...
あまり飲んでこなかったのですが、よく考えたら金沢酵母だろうし、好みとしてあまり外さないのではないか?と思って買ってきた一本。開けてみると……どこが辛口!?ガスがあって甘くてという、めちゃくちゃ良くあるやつ。お酒の味わいとしてどうこうの前にこういうのが一番困る。今日の気分に合わない以上はこんなもんそっ閉じで捨てるしかない。こういう不幸な出会いを避けるためにちゃんと商品情報を書けと。貧乏人相手に、味は悪...
マスカットベーリーAの古木を使用したキュヴェとのこと。シッカリとした濃いめの色合い。香りも濃厚でフォクシーなニュアンスも濃いが、転じてピノのような妖艶さを感じるとも言える。口当たりのテクスチャーはソフトながら肌理は細かいと感じる。味わいはわかりやすく甘いとか酸味がというわけでなく、しみじみ旨いエキス感やタンニン感といったところ、酵母的な厚み感。果実味もありますけどチャーミングに飲みやすいベーリーAと...
よえもん飲もうと思ってたので。辛口、も出ているんですがノーマルのほうで。ある程度イメージ通りで良いですね。こちらも十分辛口でタイト&ドライと言えるような味わいも感じます。ただしっかりと濃醇さもあるお酒で、秘めたポテンシャルを味わうにはゆっくり飲んで、あるいはご自分で熟成しても。全体のボディとしてはけっこうリッチで、わざわざ自家田のお米で作っている意味も分かります。わかりやすく強い味はないけども生ら...
北ワイン ピノノワール2019 (北海道中央葡萄酒/千歳ワイナリー)
先日飲んだプライベートリザーブとの比較。そのために同じ2019を買っています。やっぱりちょっと薄い?プライベートリザーブを飲んだのも結構前なのでなんとも……。流石に倍違うだけに、少し差はあるともいます。ある意味正しい。ただ基本的な構成みたいなものは当然同じ。甘やかさが程よく担保されていて、チャーミング。そしてやっぱり正統派で。ナチュラルワイン系統の、少しファンキーだったりエクストリームな方向の味わいとは...
蔵王にてタケダワイナリー。タケダというとスパークリングのキュヴェヨシコか。あるいはサンスフルという自然派の先駆け商品もあり。そちらではデラウェアを使っていて、得意としてるブドウの1つなんでしょう。少しガスが溶存。なかなか良い。デラウェア、食用ブドウ的なアロマでアロマティックだが、軽薄な印象はない。ちなみのこの香り、ラブルスカ種にあるフォクシー・フレイバーというやつかな。ヨーロッパでは好まれないそう...
栃木佐野のイオンリカーにて。まだ2018が売ってるんだなあ、もちろん普通に棚で。なので状態は不明。ちょっと冷やしすぎた。しっかり酸味は足りていると思う。赤系もあるが黒系も感じ、さらにふわっとイチジクとかちょっと発酵感のあるような甘やかさ。香り的にはきちんとピノ感あり。旨み的にはやっぱり自然派っぽいエキス感で、ちょっと梅シソやサンザシに、若干のカツオも無きにしも非ず。たしかにテクニカルシートに書いていあ...
この商品はリリース直後から取り上げてきました。そういう意味では推しではありますが、10月リリースでなんとなく買ったものがちょっと放置気味になってまして。軽くティスティングでもしとくかなと、あまり期待せずに抜いたら非常にいい出来だったもので、今日はこれで行くことを即決しました。うちのブログだと、会津娘とか好きな人にはおすすめできるのではないか?との第一印象。それなりの甘さもありつつ。お米由来なのかほん...
そんなに墨廼江が好きというわけでもないんだけど、昔から600Kとかやまサとか上のほうは気になっていたのでこの機会に。石鎚、あるいは宮城のスタンダードなお酒のイメージで、あまり癖のないタイプを期待していたのですが、結果から言うとだいぶ違いました。うーんどうかな。ちょっと甘いかな。でもキレ感はピシっとしたものがあり、また最初はフレッシュという印象すら感じます。宮城酵母で大吟醸とか作ったらまあこうなっちゃう...
北海道の北斗市のワイナリー。まだできたばっかりなのか、余市のシャルドネとケルナーを使ったキュヴェだそうです。ふわっと落ち着いたタッチ。よく言えば抑制的で静けさ。ケルナーのアロマティックさや甘みに、全体的にはちょっと落ち着いてしみじみというテイストシャルドネのちょっとそっけないようなクリスプ感や酸味、塩味なども感じる。ケルナー2:シャルドネ8だそうだけど、半々くらいに感じるので、ある意味いい具合のブレ...
今年も良いですね!求める味わいが適切に。クリアーでヘルシーながらも、端正なお米の香味がきちんとあります。僕はパウダリーとか、派生でちょっと和のハーブや野の小花と言ったりもしますが。裏書に書いてある『山田錦独特の気品高く、幅のある深い味わい』が、クリアーゆえにわかる人にはわかっていただけるかと。穏やかな香り、軽い酸味、そこまで峻険というわけではないけれども適切なストラクチャのある水感やピッとしたキレ...
天穏の続saga2。詳しいことは公式に書いてある蔵ですのでそちらをご覧いただくとして、蔵人で頭を務める上山さんという方の責任仕込みのようです。伝承ということを念頭に置いているようですが、普段のものなんかと比べてもサブテキストになるし、面白いコンセプトかな。そして最初に言っておきますが、出来がいいです。出来が悪かったら何の意味もないわけで。んん?ややプラム、あるいはウッディなのかな?最初そういうニュアン...
日本人がやってるネゴシアンなので、このラベルを見たことがあるという人は、ワイン好きでなくとも多いかもしれません。ショレイ・レ・ボーヌは村名ということになります、サヴィニー・レ・ボーヌとかあのあたり。コート・ド・ボーヌでプルミエ・クリュも無いからだいぶマイナー。タンニン弱め、早飲み推奨のアペラシオンらしいですがどうでしょう。それでもまだ若いこともありしっかりと濃いバイオレットな色合い。どうですかね。...
ドニ・モルテ ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ2016
ぶっちゃけさほどの凄みは感じない。これも2020は4万まで来てるしラヴォーサンジャックは6万超えてるからね。ちょっとついていけないレベルになってきた。ジュヴレでイメージするような強さもそこまで感じない。もちろん微妙なタンニン感の厚みなんかはそれっぽさでもあるんだろうけど。ピュアでエレガントな感じというか、赤いフルーツの香りなんかを感じて。クリアーな印象に、しなやかさ、チャーミングでキュート。フランボワー...
香りは穏やかながら上質、ややブドウやマスカット感。少し米粉とかに、ほのかな和のハーブ的なスパイシーさ。これだけの高精白だとある程度に通ってくる部分もあり、黒龍の純大とかそっちの系統になってくるんじゃないかなあ。透明感のある酒質。仄かな甘み、密やかな酸味のきらきら感。もちろんお米の味わいもあるのですがまだまだクリアーさが優勢。さらに割とタイトでドライ、やや硬質なスタイリッシュさみたいな。あるいはシャ...
ドメーヌ・ド・モンティーユ&北海道 學 ツヴァイゲルトレーベ2020
2019のピノがなかなか好印象だったので2020の3本セットを買ってみた。あくまでもピノが中心だと思うが、ツヴァイゲルトレーベやケルナーが美味しいという声もあり、そこそこ期待。外観は紫色で、よく見るとやや薄め。香りはやっぱりピノっぽさがあり、ドライフラワー系の香りでしょうか。ガメイっぽいといわれるとそんな気もする。微妙な香味はけっこう違いそうだな。どうでしょう。まだ若い?やっぱピノの頭で行くとあんまりおい...
徳島の芳水。過去に高柿木、あとはとびっきりのハイランクの純大と熟成系をやって好印象があるのですが、今回は新酒。11月10日リリースだったようです。20度、ごく仄かに薄濁ってます。そこまでガスは感じないけど。セメダインに甘みを感じるタイプ。この手のしぼりたて本醸造20度とかにわりとあるやつですね。季節ものとしては僕は嫌いじゃない。少なくともカプよりはいい。バナナもあるし、てろっとしたミカン的な甘みとか。少し...
全然知らないんですが余市郡仁木町のワイナリーでやっぱりすぐ完売系なのかな?アルザス系の品種を用いた混植みたいで、瓶もそっち系。瓶である程度の系統を示せるというのも、ワインは共通言語として機能するものがあっていいな。なんか日本酒もそういうの(瓶でスタイルがわかるとか)あればいいのにね。瓶底にめっちゃ沈殿物あるのでそろっと注ぎましょう。注ぐと軽くガスあり。しゅわしゅわというかぱちりと。二日目くらいにな...
なんとなく宝剣。自然な範疇で、軽くブドウ系って感じかな。少しメロンとかバナナかもしれんけど。味わいもそういった方向性で癖がないというか正統派というか。この時期なので少し、健全に育った甘じょっぱいような味わいがあるけど、自然という感じで。きめの細かい軟水的な丸いタッチの印象的で、きれいな波紋を描く凪いだ水面というか。その中にきれいな響き、つややかさとか澄んだ深みもありますよね。ある意味であまり抑揚が...
あるインスタ垢で一番好きな甲州と言っていたので買ってみました。買ったのは某MVの店です。実を漬け込むとかかなり特殊な製法してるみたいですが。うーん、どうだろうなあ。少しオリっぽいというか、シュールリー的な雰囲気も少し。やや酵母っぽいような旨み感というかね。味わい的にはヘルシーで、甘くはない。ひと呼吸おくと、柑橘に少しその他の果実の甘い香りがふわっと立つことはある。芯にかなり明確に、ヒシっとしたミネラ...
日本のワインの中でもトップクラスに入手困難な1本。メルローです。確かに聞き及んでいた通りにびっくりするくらいにピノ・ノワールの香り。ドライフラワーなバラ、赤系のチャーミングな果実も混ざりますし、黒系に少しプルーンを思わせるような粘性も。さらに中華的なスパイスが優しく、2杯目のグラスが乾くようなタイミングにはちょっとみたらしっぽいようなコク。メルローなんて信じられない!!やや揮発的な酸があって、酸は高...
ポール・ホブス ロシアン・リヴァー・ヴァレー ピノ・ノワール2020
ポール・ホブスはオーパス・ワンの元醸造チームリーダーという経歴。ソノマカウンティのロシアンリヴァーヴァレー。今はピノが増えているそうだが、昔はシャルドネが多かったとか。霧の影響があって冷涼でヨーロッパ品種に向いてるらしいが、昨今の温暖化もあって最近はそこまで冷涼でもないとか。色は濃いめのバイオレッドながらも、エッジなんかにはクリアーさも見られ、濃厚一本やりという感じではなさそうだ。香りもなかなかエ...
おすすめ頂いたので麦焼酎の変わり種を。麦の風味の強い商品をシェリーカスクで寝かせた商品。んー香りは麦汁の香ばしい甘さ爆発wただ少しだけシェリー的な赤い果実のジューシーさとにバニラ感。味わい的はそれなりにドライで、もう少し甘酸っぱさあったほうが最高だけどね。ロックでいただきます。香ばしいが麦チョコの焙煎的な甘やかさに、程よい酸味とビターさ。しっかり冷やすより、やや冷え常温ストレートくらいが面白いのか...
アルベール・ビショー コルトン・グラン・クリュ クロ・デ・マレショード 2016
アルベール・ビショーは大きなネゴシアンみたいですが、これはドメーヌものでドメーヌ・デュ・パヴィヨンって名義になるみたい。生産者もそうですし、このクロ・デ・マレショードってのがただでさえ色々あるコルトンの非常に評価の低いグランクリュなんだそうです。ところがこれが悪くないですよ、と言っていた人がいたのでそこまで高くないし購入してみました。コルトンなので濃いルビーレッドみたいな色ですが。その上でも薄くな...
ココファームのこことあるシリーズのピノ。例によって、余市の木村農園産のピノになります。モンティーユや千歳ワイナリーとの比較、またその他の余市のワイナリーの比較も面白いでしょう。ロゼというくらいの色の薄さなので、自然派の系統なのかなーと外観で予想。注ぐとすこしオレンジがかったような色合いにも感じますよねえ。やっぱり薄めで味わいの設計的にもナチュラル系のつもりで飲んだほうがいいと思う。千歳ワイナリー、...
んー、ちょっとぬめっとしてるかな。香りはうるさくない、だけども少し華やかさもなくはない宮城酵母。ちょっと酢エチっぽいような酸味もアクセント。冷たいとヘルシーでともするとちょっとライト。やや酸味があるところに、ぬめっとしたトロミと、少し不愛想なエキス感。酸とエキスのバランスあたりが少し??と思うところもあるけど、だんだんしっくりくる。まあ秋っぽい味のノリなのかね~ぬるめにお燗とかも良いんでしょうね。...
北ワイン ピノノワール プライベートリザーブ2019 (北海道中央葡萄酒/千歳ワイナリー)
グレイスの中央葡萄酒が北海道でやってる第二ワイナリーです。このピノノワールは余市の木村農園のブドウを使っております。ああ、いんじゃないの?最初少し酸味が高いかなと思いますが、果実味があると捉えることもできますし、次第にこれが適切と感じられます。イチジクっぽいような甘やかさ、しっとりピノ的なタンニン感とエキス感も適切に作用してるように思います。ブルゴーニュのピノでもけっこう薄いものもあるので、そうい...
トーンの高い、やや揮発感のある酸味。自然派よりでさっぱりとと飲めるワインかな?とは思うが、含んだ時の香りが大変よい。ストロベリーのような甘やかさがあってスルスル飲んでします。ストロベリーにフランボワーズ、アセロラやプラム、アメリカンなチェリーにカシス、すこしバラやスミレ、仄かにスーッとハーブ。非常に明瞭ながら重層的で持続力も十分。やっぱり多品種のブレンドのようだ。マスカットベーリーAを飲んだことが...
北海道ワインの中でもかなり人気のあるワインです。いちおうこの杤がフラッグシップらしく、ピノノワール主体なのでブランドノワールみたいな感じなのか?ピノノワール75、ピノグリ14、ソーヴィニヨンブラン8、シャルドネ2、ピノタージュ1だって。このモンガク谷というシリーズがフィールドブレンドを原則としているらしいです。フィールドブレンドって表現しっくりこないよね。混植でしょ、著名な先駆けってマルセルダイスだけど...
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大雪渓は安曇野の池田町にある蔵です。松本とかあの辺りでは非常に幅を利かせてる印象ですがそれゆえに関東ではあまり遭遇せずちゃんと飲むのは初めてです。しかしこのパックのデザインは山のインパクトにちょっとレトロだけど色使いにかわいさもあって最高ですね。これ美味いなwもはや吟醸酒の味わいじゃないか?洗練されていてこれまで好んで飲んでいた紙パックとも一線を画す味わい。仄かに白ブドウとかライチのような、そっち...
香りはジャミーな感じ。味わいはそこまでジャミーでなくてスパイスやケモがふわっと香って眺めの余韻だ。わりと男性的というか濃いめというのか。タンニンやミネラル感もしっかりしている印象なかなか美味いね。ややクラシック、濃いめの味わいなので賛否はあるかもしれない。それでもヴォーヌでたまに感じたりする良い意味での水っぽさなんかもでてくるかな。塩味とかいい感じ。こなれてるとビシッとしてるというよりは丸くていい...
酔園サケパック(画像左)。旅行というほどではありませんが、安曇野、信濃大町、白馬あたりにドライブに行ってきました。旅行の際は酒屋も行きますがスーパーの酒コーナーを眺めるのが好きなんですが、長野は地元銘柄の紙パックのお酒が沢山ならんでいて楽しかったです。これは安曇野の酒蔵でエクセルヒューマンという会社が2002年に買収しているためEH酒造という変な名前になっています。安曇野あたりだと大雪渓、最近は甍あたり...
ロワールのSBですが、そこまでマニアックな愛飲家が多いわけでもなく、ある程度定番の物というのが決まっているっぽいです。例えば東京だと渋谷の東急とか、あるいは恵比寿ガーデンプレイスのとことか大きいとこに行くと、先日やったアンリ・ブルジョワとかアンドレ・ヴァタンが置いてあります。これもその1つ。リンゴのような甘い香りに、切れ味。樽の芳醇さもあるタイプかな。そこまで青さは強く感じなくってあっさりめというか...
イタリア白ワインの代表的な生産地フリウリで名前のしれている生産者のようです。素晴らしい凝縮感のソーヴィニヨンブランですね!ステンレスタンクのキュヴェを選んだのですが、それでこの味わいか。ゆったりとしたテンポに凝縮感や味わいの膨らみを感じ、さらにやや陽気なフルーツのニュアンスと甘やかさを感じますが、上品な白い花に、ピーマン的なニュアンスもちゃんと。あえて言えば、酸味を強く感じるタイプでなくリッチなタ...
久々に飲みたいなと思っていた扶桑鶴。基本的にはお燗の銘柄かと思いますが、タイミングで生酒を。念頭にあるのが、僕はまだ飲んでないですけど天穏のセレクトシリーズの9号。ちょうどこのお酒も9号系×佐香錦でレシピとしては近いものになっています。ああいった山陰吟醸的な味わいが楽しめればと思っていたのですが、結論から言うと大正解でした。とはいえこの蔵は石見杜氏の系譜で、天穏は出雲杜氏の系譜です。石見杜氏は絶滅危...
これは昨年の物です。ワインセラーの下段、おそらく16度とかになると思いますが立位保管したもの。熟成の嫌な感じはないですが、すこし大人しい印象もあります。熟成がどうこうというよりも紺ラベルのほうが少しドライな味わいだった記憶があるのでそのせいだと思います。白ラベルよりも辛口というか、向うのほうが甘くて、こちらは少しドライということですね。でもらしい味わいは健在というか。やっぱり10号なのでこの手の中では...
さて、勝手に勘違いしていたのですが悦凱陣の亀の尾は、花巻、遠野、黒澤米と3種あるようです。花巻は先日飲んだ長珍と同じお米のようですが、そのあたり混同していてこれがその花巻だと勘違いして買ってきました。やはり独特の味わいあるよな〜。シトラスすら感じるような酸味に、野趣というか苦味が独特のストラクチャーとなってバババーっとくるような感じ。これが亀の尾の特徴なのか、造り的なものなのか不明だけれども。ミネ...
おっ!!香りがいいですね。程よくシュッとしてるというか。一杯飲んだあとだと乾いたものもあるので、バニラっぽいような甘美さもぐっと出てかなりいい。その中に少し青さとかがあるんだろうな。味わいはどうだろう。少し薄味というか、それを酸味で引っ張って、少し強めの樽味。少しゴマっぽいようなニュアンスはいいと思いますけどね。 ちょっとり立体感とか膨らみや甘美さに欠けるところはあるんですが、悪くないですよ。少し...
アダージョが良かったので、スタンダードな大吟醸を選んでみました。磯自慢に関してはうーんという時期もあったのですが、また一周回って良さがわかってきたというか、こんなもんで良いんだよというようなところがあったりします。これが5000円だとハテナ?というところもあるんだけど、伝統芸能というかスタンダードとして安心感もある気もする。ビシッとしたキレ。甘み、軽い甘じょっぱさ。低酸だけど酸味も感じる静岡だから少し...
みむろ杉、新政な、久しぶりにこの手の流行とされるお酒の味わいを確認しています。その一環で昨年東条山田錦をやって好印象だった若浪。かなりビビッドな酸味。そこにまったり目の甘み、少し渋みや辛味、アタック感全くダメというわけではないんだけど、やはりこうなるかという感じ。どうしても洗練されないというか。これに関しては若波がダメというか、変わったお米を使った商品はこうなりがちだよなあ、というその想定のまんま...
カロリーオフ、ヘルシーな辛口ですね。酸味はあるが、一応旧来の日本酒に近いテイストも持たせつつ、それでいて少し今っぽく。軽快で飲みやすく。まああえて言えば山田錦を使う意味があまりないくらいか。香りもすごく強いって感じでもなくほどほどじゃないか。まあチューハイみたいなもんと言えばそう笑翌日なんかは少しトロミとかふくらみも出てくるので、常温で飲んだり寝かせたりしたらまた違うのかもしれません。造りは達者な...
福井滞在、福井酒の中なら白岳仙を選びました。何年か前に商品ラインナップをリニューアルしたのかな?表現に困る酒。余計な香りがないのは良い。仄かに薄甘いくらいで、少しバナナとか感じるのかね、自社か。少しヌメッとしてるというか粘性のあるようなテクスチャー。酸味があって、あとはなんというのかやや甘じょっぱいような味わい。甘いってほどではないが少しお米ジュース的は味わい。ということなのかな。濃醇、芳醇という...
弥栄鶴(やさかづる)。丹後のお酒になります。京都の日本海側。近くの蔵だと玉川なんかがあります。はるか昔に飲んだ蔵舞というシリーズはどうしようもなかったのですが、レギュラー商品はどうでしょうか?これはうまいな!ナッティさ、甘み、酸味もたっぷり。濃醇なタイプでやはり玉川なんかと近いところもあるが、こういった味わいが求められる食文化があるんだろうか?パンチがあるようで実は綺麗というか。転がりの良い円い甘...
新政の熟成、俺もそんなことをやっていたこともあったよ。7、8年前かな。いまでやさんの熟成商品です。先行で抽選の案内が来ていたのでなんとなく応募してみたいのですが、あとから見たら1万5千円でした。まあでもオリジナルの熟成商品と考えれば普通だし、新政だって本当に商品に自信があるならここまでと言わずとも全商品5千円~1万円くに上げるべきだと思うんだけどね。ヴィリジアンは2020BYを飲んで妙にリッチな仕立てだった記...
久しく飲んでないみむろ杉、最近はトップクラス級の人気を誇るとか。あまり好きな路線の味ではないことと、かつてバランスが良くない物を飲んだことがあるのでご無沙汰でした。ろまんシリーズとか菩提もとシリーズとか、やたら品数が多いのは不満だけどこれはどこの蔵もそうだからしょうがない。その中では比較的ラインナップが整理されているほうではないか。基本的な商品としてとしてこの純吟山田、低アルDio Abita、特別純米辛...
ニュイ・サン・ジョルジュ側の村名の畑。生産者もヴォーヌ・ロマネの生産者って感じではないけどどうでしょう。うん、十分おいしい。少し黒い果実のイメージはあるものの、しっかりフレッシュな果実味もあるし、酸のトーンやテンションも高い。そのうえで妖艶さというか、果実的なニュアンスも複雑。寝かせたらもっもムンムンしてきそうだし、今でも十分香り高いと言って良いだろう。黒糖もちらっとでるが少し青さ。酸の伸び、シル...
久々に天明。一時期は高く評価していたのですが、3年前くらいから私の嗜好とはズレが出てまいりましてご無沙汰でした。会津産リンゴを思わせるキュートな酸味と甘み、とか書いてありますが調べるとリンゴ酸生成酵母を境界10号と混ぜて使っているようです。その時点で大きく酒質が異なるんだから、そんなものをろくに明記せずに同じ銘柄として出す意味がわからない。混ぜている分少しシンプルめに作って入るのだろうが、やはり酸味...
すっかり『日本酒を毎日飲む』ことから縁遠くなっている昨今。最近は飲みたい日本酒が本当になくって、今日は日本酒でも飲むかとはなっても、最寄りの酒屋にいってうーんうーん悩んだ挙句に何も買わずに……なんてことも。今日は久々に天明を手に取ってみました。一時期は高く評価していることもあったのですが、ここ2、3年は低アルコール路線など、私が求めるものとの乖離があって距離を置いていました。日本酒の蔵元の問題点として...
そこらのスーパーでも置いてあったりする醉心。調べてみると製造石数が1万5千とかなのでかなり大きいですね。広島で大きな蔵、賀茂鶴と二大巨頭ですが賀茂鶴は上から下までのイメージですが、失礼ながら醉心は大衆酒に強いイメージがあります。地元の方の肌感覚、地元での立ち位置みたいなものを聞いてみたいですね。普通に悪くない。もちろんクラシックな系統だけどね。ややメイラードな感じで熟成的な味わいもあるが、割ときれい...
グランポレールはサッポロのやってるワインです。最近は品質が向上していて、特に2021以降はかなり期待できるみたいです。これはバックヴィンテージの2020。SBあんま飲まないからよくわからんけど……。しっかり凝縮感があって、酸味が浮いてないのはいいな。その上でほろ苦みと塩み。程よいキレ。グリーンなニュアンスに白桃。クリスプ感も適度にあるかな?ほのかにはちみつ。これくらいしかメモに残ってなかったんだけど悪くなかっ...
フィールドブレンドのモンガク谷。栢はシャルドネ中心とは言うものの、シャルドネ45%、ピノタージュ23%、ピノノワール14%、ピノグリ11%、ソーヴィニヨンブラン他5%と他もけっこう入っている。おお〜変な感じ。シャルドネだけど、酸味とか味の膨らみとか余韻とか違う味。りんごに少しカリンやはちみつの膨らみ?ほろ苦さと塩味、ほろ苦さ。ミネラル感のキレよく、ブレンドの膨らみあり、ここらしい少しメルヘンな要素あり。な...
かっぱという辛口特別純米ないい商品があるんですが、その上にかっぱの親分という商品があります。それとこれで迷って、山廃のこちらを選びました。不思議な味わい。かっぱに通じる少し鄙びた味わい。軽く酸味があるというか。そこにやや甘みもあって、切れ味はがつっと力強く。米鶴らしいようなスイッとした透明感もあるし。ほどろよい柔らかさ膨らみに、さっぱりした乳酸とかカマンベール系のニュアンスも。まだ今挙げた各要素が...
抜いた瞬間はトースティ強いなと思ったけど、すぐにピノっぽさも感じる。最近あんまり飲んだことないタイプだな。リンゴとか洋ナシとかベリーが香る系?フィラディスさんは外さないシャンパーニュと言っていた。確かにそれもわかるが一方でいまだに6000円というのも納得してしまう。ぶっちゃけシャンパーニュはこの辺でそこそこうまい事に価値があるんだけど、それにしてももうちょっと本格的に美味いと思うやつだと今は8000円とか...
初亀の定番商品の純吟。うめえ!わりと密度感があってリッチな味わい。酸味が思っていたより少しだけ出ているんだけれどもその塩梅がとても良い。さら石とか石灰的なイメージに近いようなミネラル感というか辛口の粒子もあり、ややゴツっとしたほろ苦みや硬質なニュアンス。香りも酢イソ系ではあるんだけど、めっちゃバナナというよりももう少しフレッシュなフルーツ感というか、公式が南国というのも理解できる。当然香りのボリュ...
値段はさておき悪くないですね。しっかりした酸味に、味わいの膨らみや厚み、骨格もしっかりとあります。石灰感、クリーミィな旨み、熟成したようなタレ感も。あえて言えば凄くフルーティーって感じではなく、味吟醸みたいな感じか。俺はよくわからんけどRMなので地域らしさみたいなのを感じられるんならさらに一段評価は上がるだろう。甘みも足りてないわけでないし、ほろ苦さなんかも合わせやすい良い感じ。一呼吸置くとナッツな...
今年出荷のものが特別純米しかなかったので……でも4合瓶があったのは良かった。おそらくですが上の純吟、特吟と比べてより優しく、ソフトな仕上がりか。少し軽めで個性は控えめ、親しみやすいという意味でスケールは小さめ。それでもらしい味わいにはなっている。やや甘じょっぱいような味わいを感じ、いい意味でビターさも少し。程よい味の乗り。9号の特徴と思っている少しバニラなニュアンスも出つつ、それでもきちんと正しい吟醸...
まずは上撰から。甘みがある程度あるのは想定の範囲。ただ辛口感というよりも、比較的ザっとした感じのミネラリーさも感じるのはちょっと意外。嫌いなやつでは全然ないんですけどね。やっぱりまだすこーし杉の香りがするのかな?そろそろかなり弱くなってきてるけど。甘みに若干メイラードな感じと、一方で調節された度数のスムースさ。酸味はどうだろう、普段の白老ほどは感じないがそれでもやはり少しはあるのかな。ちょっとだけ...
栗駒山は東北地域でも個人的に好きなお酒です。今だとたぶん夏酒が出ていて、この蔵ならそれでも良いと思う。僕はレギュラーが飲みたくてこの商品を買ってきました。こういうのでいいんだよ。ほんの少しだけ吟醸香がしゅっとあるような。含んで少し甘く、お水的には柔らかく膨らみがありつつも、やや硬く詰まったようなエキス感に、比較的ガチっと辛口テイスト。このタイミングがベストなのかってのはわからないですけど、強めに冷...
若いので濃くバイオレットな色。もちろん香りにもそういった若さはあるが、その立ちやあるいは味わいといったところは流石にリアルワインガイドで褒めてただけの良い出来に思います。まだタンニンがざらつくので若い。モレ側のシャンボールなんですよね。ただしいい意味で少し青さやほろ苦さもあるような芳香と味わい、ミネラル感や酸味もしっかりあって。というか飲み勧めていくと酸味の伸びやかさやトーンビビどっさ、みずみずし...
契約栽培米の山田錦使用してるんだそうですが、火入れでヴィンテージ記載して3300円だったか?味は置いといて、商品としてはある種理想的というか、僕が考える一番まともな出し方じゃないかな。味は……。弱カプ、いやそこまででもないか。ちょっと而今とかのインスパイア系みたいな。香りはうるさくなく綺麗さもあるんだがそれなりに甘い。個人的には少し甘すぎる気がする。ただガスが溶けてるような感じに近い、とけてないけどカチ...
コイクマは荒井さん夫妻のプライベートブランドというのがいいのかな。福島白河の有賀醸造さんで勤めながらのリリースだったのですが昨年で退職なさったんですよね?細かい事情がよくわからないのですが、一応はR5BYの新酒も出ていたのでほっとはしています。今後はどうなるんでしょ?これはR3BYの生酛に無濾過原酒だったかな。番号は忘れた。すこし前に買って適当に寝かせていたもの。いいね、これ。甘やかさが足りている。その...
昨年ルージュを飲んで好印象だったので、今年はブランを買ってみました。ピリリと少し舌先にガス感。味わいとしてベースにあるのは甲州ですね、それくらいはブラインドでもわかります。甲州にデラウェア、シャルドネ少量とのこと。確かに少しフルーティさやふくらみがプラスされてるのかもしれない、言われればだけど。リンゴにレモン、桃。甲州の酵母っぽさとかに、若干のハーブ、いやトースティっていうのかなこれは。そんなに特...
中乗りさんのとこです。このお酒のことになると、僕は厳寒水を飲ませていただいた、ふしきのの故宮下氏をいつも思い出すのですがあれももう5年も前ですか。その後、糸島の川久保酒店や大阪のかどや酒店などで取り扱いが始まって、最近では見かける酒屋も多くなってきました。冷やしていただきます。嫌いなタイプじゃないな。ほどほどの爽やかな香り。最近好んでいる宮城系なんかも思わせるような。少し甘じょっぱいような味わいに...
久々に旭若松。というかリリースが3年ぶり?とからしいけど。濃醇、甘い、バナナスパイシーだけどちょっと酸味もある。ただの雑な濃厚バナナとか、高アルコールのスパイシーアタックだけじゃないところが素晴らしい。お米ジュースな深みのある甘みや、ビビッドな酸味にタニックさなども感じ。だから冷酒でも美味しく飲めちゃうよね、もちろん荒々しくはあるんだけど。改めて飲んでみると、こういう熟成&お燗向きみたいなお酒の中...
もう一回くらい飲んでみたいと思っていた飛鸞。にこまるというのは地元の飯米のようで、火入れで一応14度あるし、というのでこの商品を選びました。もちろん流行のライトタイプの生酛。軽く甘みもありますが、基本はクリアーでゴクゴク飲めるタイプちょっとチャーミングに、リンゴのようなニュアンスといえばいいのかな。あとはやっぱり飯米なので、少しクセみたいなものを感じる旨みのような気がします。ただそれが面白いと言えば...
登山のついでにココ・ファームで買ってきましたが、この商品に関してはブドウは余市のものです。これはなかなか面白いね!!黒糖のような焦がしたニュアンスが非常に印象的。もちろん柑橘系、そしてサクランボやフランボワーズのような赤系のニュアンスもある。酸味は良い意味で鋭いというか、十分に足りている。僕は基本的には酸があまり得意ではないので日本酒を飲んできた人間ですが、それでもワインにおいては酸がダメなのが一...
白鷹、極上。純大で磨き50、上のほうのスタンダードって感じかな。毎年2月とかにこれの生バージョンも出るみたいだけど、まずはレギュラーからね。いいねえ。あくまでクラシックではありますが、生酛、また西のお酒というテイストもある。カラメル、プリン、ナッツに穀物とそういうニュアンスもありつつ、高めの酸に引き連れられてフルーツ的な印象ももあって。どちらかというと洋酒的な香味だと思います、タイミングでプルーンと...
2本目。これはインターエステートKM山仁(麻布台ヒルズ)で売っていたものです。値札には2023と記載がありましたがどうなんでしょう……ラベルには謎の2251という書き込みもあります。出荷は3月なので普通に考えれば直販と同じもののはずですが、もしかしたら違うかもしれません。微妙に印象が違うな。若くて、硬くて苦め?いい意味で生酛っぽい少しくぐもったようなエキス感、熟成感もあるが気持ち浅く感じるような。やはり高めの酸...
大腸の内視鏡検査をやりまして検査前に3日、さらにポリープを取ったのでその後3日で1週間禁酒してました。面倒なのですがお酒を飲む人は大腸がんのリスクが高いのでこればっかりは定期的にやらないといけません。本当は術後1週間ほどはやめといたほうがいいみたいのですが無理でしょ。ポルトガル屈指の生産者なんだそうですが、その中から白のトップレンジというこの1本コシュというキュヴェ名はコシュ・デリから来ているよう...