親はどんと構える
結局のところ、子どもたちはお父さん、お母さんの動向に非常に影響されます。例えば模擬試験の成績が悪かった、ということになって親ががっかりしたりすると、「まずいなあ」とまず思う。そこでやはり何とかしないと、と思う子もいるにはいるのですが、実はそれは少数派かもしれません。多数派と思える子どもたちは親といっしょに「がっかりしてしまう」ことが多いのです。「やっぱりだめかな」そこで何とか切り替えして、自分で何とかした経験は子どもたちにはまだない。したがって、親とおなじような対応をすることに慣れている、といってもいいかもしれません。だから、動揺を顔に出してはいけない。あるいは何か手を打たないと、と思っても、それがあわてて手を打っているんだ、という風に子どもに悟られてはいけないのです。あわてて手を打っている、ということに...親はどんと構える
2022/10/31 05:55