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うつと酒と小説な日々ー時々ホラー映画ー https://blog.goo.ne.jp/tobiomasahiro

躁うつ病を患い、酒に逃げながらも本を読み、ホラー映画や散歩を楽しむ孤独なおじさんの日記です。

平成16年4月にうつ病を発症して12 年近く。 病気は躁うつ病に悪化しつつ、酒に逃げながらも日々小説を読み、書き、ホラー映画や散歩を楽しむ孤独なおじさん(とびお)です。

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2011/08/18

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  • 台風

    台風10号の影響か、今日の千葉市は突如雷を伴う大雨になったり、すぐに止んだり、奇妙な天候となっています。こういうのは珍しいのではないでしょうか。もう5年も前になるでしょうか、台風で停電し、信号機が止るという異常事態が発生しました。あの時は本当に怖かったですねぇ。出勤時はなんともなかったのですが、帰りにそういう目にあいました。台風というのはひどい惨禍をもたらしますが、どこか気分を高揚させる作用があるように思います。往年の名作、「台風クラブ」では、台風の晩にバカ騒ぎをする中学生たちが描かれています。台風クラブ工藤夕貴そうはいっても、それほど大規模な台風で無いからそんなことが出来るので、激甚災害となったらそんな悠長なことはやってられません。今度の台風はあまりにも遅く、いつまで経っても関東にやってきません。いっそ...台風

  • アーモンド

    昨日は珍しく、韓国の小説を読みました。翻訳部門で本屋大賞を受賞した「アーモンド」です。アーモンドソン・ウォンピョン祥伝社生まれつき偏桃体(アーモンド)が極端に小さく、そのためにほとんど感情を持たず、他人に共感することもできない怪物と呼ばれる少年と、逆に感情の塊のような粗野で乱暴な不良少年との不思議な交流を描き、それぞれの少年が少しづつ成長していく過程を描いています。私は「箪笥」や「半地下の家族」などの名作映画を作り出した韓国のエンターテイメント作りの巧妙さに惹かれますが、小説は読んだことがありませんでした。韓国には著名な古典文学も無く、文学不毛の地だと思っていたのです。箪笥<たんす>(字幕版)イム・スジョンパラサイト半地下の家族(字幕版)ポン・ジュノしかしこの小説を読んで、それは私の誤解であったことに気付...アーモンド

  • 診察

    昨日は4週間に一度の精神科への通院日でした。二つの役職を兼務することになったことへの不安を訴えました。薬を大量に飲んでいますが、その内の1種類を切り、別の薬に変更することになりました。効いてくれれば良いのですが。精神科は千葉駅から徒歩10分弱の所に立地しています。私が住まう地域の最寄り駅から千葉駅までは6分。通うのにストレスはありません。診察は17時からで、薬局で薬を貰ったのが17時40分。夕飯にすることにしました。千葉駅近くのイタリア料理店で一杯やりました。各種のつまみを食い、ビールとワインをしこたま飲み、最後はマルゲリータで締めました。好い週末だったと思います。ただし、新しい薬が効いてくれれば、という条件付きで。診察

  • 55歳

    今日は私の誕生日。55歳になりました。ひと昔前なら定年退職する年齢です。この年まで大病せずに生きてこられたことに感謝しなければなりません。近頃同世代の友人や同僚が病死することが増えてきましたから。日々憂鬱な仕事にいそしんでいるわけですから、今日くらいはということで、同居人と二人、特に予定は無かったのですが、休暇を取りました。雨模様でもあり、近所のイタリア料理店に出かけた以外、家でのんびりと過ごしました。実家の母から誕生日恒例の特大の国産高級鰻が届きました。例年これを温め、わさび醤油で白焼きにして食べたり、タレをかけて蒲焼にして食べたりします。有難いことです。55歳、もっと精神的に落ち着いた大人の男になると思っていました。しかし精神状態は精神障害を発症した約20年前と大して変わりません。三つ子の魂百までと申...55歳

  • 夜行秘密

    今日はとても魅力的な小説を読みました。「夜行秘密」です。夜行秘密カツセマサヒコ双葉社作りは、いわゆる群像劇になっています。登場人物が次々と一人称で告白し、それがやがて一つの物語になっていく、という。天才映像作家、その熱狂的なファンの女、MVを作ってもらうことになった新人アーティスト、新人アーティストの恋人、天才映像作家のマネージャーを務める美女など。それらの人々がそれぞれの立場で告白し、それらが大きなうねりと小さな誤解とを生んで、悲劇的な物語へと昇華します。物語の終わりが近づいて、もう新人ではなくなったバンドのヴォーカルが独白します。おれが思い出すのは大抵、楽しかった記憶とかじゃなくて、後悔の記憶だ。あの時、ああしていれば良かったと、記憶を巻き戻してみては、選ばなかった方の人生を想像してしまう。どうしても...夜行秘密

  • 日本の職人

    昨日はそごう千葉店に出かけました。家にいてもクサクサするし、遠出は面倒くさいということで。気分を上げるため、濃紺の麻の着物で出かけました。この着物、極めて肌触りがよく、涼しいので気に入っています。11時半に到着し、そごう千葉店では馴染みの喫茶店でビーフカレーとサラダと冷製スープのセットを頼み、食後に紅茶を楽しみました。最近、珈琲を飲むとドキドキするようになり、紅茶を飲むようになりました。加齢に伴う嗜好の変化でしょうか。食後に無駄話などして、お店を出たのが13時。お昼に90分もかけるなんて休日ならではの贅沢です。その後6階催事場で催されていた「日本の職人」を観に行きました。御琴や三味線、尺八など和楽器の店があって、御琴には100万円以上の値が付いていてびっくり。どんな人が買うんでしょうね。その他鎌倉彫やら南...日本の職人

  • 一人称単数

    昨日から観測史上最大の大型台風が関東、特に千葉県と茨城県を襲うとの報道が繰り返し流されています。夏休みは昨日で終わり、今日から出勤の予定でしたが、安全な建物から出ずに外出を控えろ、とのことでしたので、大事を取って今日は急遽休暇を取ることにしました。リスクが高いことを承知で出勤するなんて馬鹿げていますから。で、小説を読みました。村上春樹の短編集「一人称単数」です。一人称単数(文春文庫)村上春樹文藝春秋この人の書いたものはノンフィクション以外すべて読んでいると思っていたのですが、偶然本屋で見つけて、購入しました。村上作品は長編が出ると大騒ぎとなり、書店に長蛇の列が出来ることがほとんどですが、短編集の場合そういった現象が起きないため、見過ごしていたようです。この作者にしては珍しく、私小説的な作品が多かったように...一人称単数

  • 呪う

    今日は我が国が連合軍に降伏することを全国民に知らせる玉音放送が流された日です。一般にこの日を以て終戦と言うべきか敗戦と言うべきか、とにかく戦争が終わった日とされます。国民は疲弊しきっていたでしょうから、内心ほっとしたという人も多いでしょう。また、大日本帝國は無敵であって、敗れるはずがないという信念を持って生き続けてきた人々にとっては屈辱の日だったでしょうね。戦後79年が経って、もはや太平洋戦争は歴史上の事件となりました。今は多分、次の戦争の戦前なのだろうと思います。戦争が悪であることは誰もが承知していますが、仮想敵国が何がなんでも戦争で相手を叩き潰すと固く決定してしまえば、戦争から逃れることは出来ません。いくらアホダラ経のように戦争反対を唱えたところで、それは虚しいばかりでしょう。戦争を避けるためには地道...呪う

  • 追分宿など

    昨日は軽井沢から少し足を延ばして信濃鉄道で二駅目の信濃追分に行きました。かつて宿場町として栄えた追分宿に行くためです。信濃追分駅、驚愕の無人駅でした。しかも追分宿まで徒歩で30分もかかるとか。バスもタクシーもありません。高原なので暑さはさほどでも無いですが、30分とは参りました。それでもここまで来た以上、突き進む他ありません。人けがほとんど無い道を歩くこと30分。追分宿郷土館なる小さな博物館に辿り着きました。まずは一安心。追分宿、あまり宿場町らしい風情がありません。本陣も脇本陣も残っておらず、旅籠もわずかです。どちらかというと洒落た喫茶店や骨董店が立ち並んでいて、車で来たと思しき観光客が散策しています。東京出身の小説家、堀辰雄がこの追分に魅せられ、自宅を構えて終の棲家にしたそうで、堀辰雄文学記念館というの...追分宿など

  • 軽井沢タリアセン

    今日は軽井沢2日目。予報は雨でしたが、どうにか一日曇りで持ちこたえました。ラッキーです。今日は南軽井沢に在る塩沢湖を中心とした広大な有料公園、軽井沢タリアセンを訪れました。軽井沢駅からタクシーで20分ほど。車が無いとこういう時不便です。バスは本数が少ないし、タクシーだと高いし。9時の開園ちょうどに到着。チケットを購入していざ、タリアセンへ。広い湖を取り囲むようにしてアスレチックや小さな遊園地が併設され、レストランも充実しています。いい年をして恥ずかしながら同居人と足漕ぎボートに乗りました。足漕ぎボートで湖に出てみると、鴨が何羽も追っかけてきます。そういえば鴨の餌を売っていて、ボートに乗りながら餌を与える人が多いのだと思います。鴨たち、私も餌をくれる人だと勘違いしたようです。お生憎様。ただで餌などやりません...軽井沢タリアセン

  • 軽井沢初日

    今日から2泊3日の軽井沢旅行。我が家を7時半に出て、9時半には軽井沢駅に降り立つことができました。私がよく行った奥日光は中禅寺湖畔に比べると軽井沢はそれほど涼しくないというイメージを持っていたのですが、東京駅の新幹線のホームが異常に暑かったせいか、軽井沢駅に降りた瞬間、涼しいと思いました。ガイドブックに載っていたサイクリングのモデルコース、わずか6キロメートルであったため、徒歩で見て回ることにしました。自転車のスピード感では感じられない良さも悪さも徒歩ですと実感できると思ったのです。まずは森林の中にある雲場池へ。軽井沢の森林地帯はどこも立派な別荘が建っています。私のような庶民には信じられないようなお金持ちがたくさんいるのですね。少し嫉妬。雲場池、マイナスイオンがたっぷり出ている感じでした。ただし入口にはレ...軽井沢初日

  • 墓参

    今日は午前中墓参りに行きました。私の実家ではなく、同居人の父とわずか18歳にして病死した妹が眠る墓です。久しぶりに行ったら雑草が生え放題で、掃除に難儀しました。しかもこの暑さ。頻繁に木陰で休憩を取りながら、2時間もかけて掃除を終え、線香に火をつけて拝みました。義妹はもう33回忌を終えています。とっくに成仏しているものと思います。義母はかろうじて生きていますが、そう長くないことは疑いようの無い事実です。義母が亡くなってしばらくしたら墓仕舞いを考えなければならない状況に追い込まれます。私たち夫婦以外にはお参りする人などいませんから。では私たち夫婦が亡くなったら?私の実家は寺なので、その寺の共同墓地というか無縁仏のための塔というか、そういう物があるので、そこに入れてもらいたいと思っています。今でこそ54歳は現役...墓参

  • また猫と

    今朝は朝一番で内科に行きました。4カ月に一度の血液検査のため、採血があったからです。その後しばし休んでそごう千葉店に行きました。今使っているバスタオルが大分くたびれてきたからです。ネット通販でも良いのですが、身に着ける物と同様、手触りを確かめてから購入したいと思いましたので。で、少し高いけど極めて肌触りの良いバスタオルを2枚購入。その後昼食を摂り、本屋へ。文庫本の小説を2冊購入。帰宅してから、かねて購入してあった歌集を読みました。「また猫と」という猫の挽歌集です。歌人は大の猫好きで、多くの保護猫を飼ったり、里親とのパイプ役になったり、猫無しの生活は考えられない人のようです。私はたまに愛でるくらいなら良いですが、飼うのは犬も猫も絶対に嫌です。実家で犬を飼っていたことがあり、野良猫を餌付けしたりもしていました...また猫と

  • 私、死体と結婚します

    今朝は半年に一度の視野検査のため、千葉大学医学部附属病院に行きました。大学病院はとにかく待たされます。視力検査で待たされ、視野検査で待たされ、診察で待たされ、会計で待たされ、合計2時間ばかり待たされたでしょうか。どうせ待たされると思っていたので、未読の小説を持っていき、文庫本で229頁、軽やかな文体で読みやすく、待ち時間の間に読み終わってしまいました。私、死体と結婚します(ハルキ文庫さ25-2)桜井美奈角川春樹事務所近頃お気に入りの桜井美奈の「私、死体と結婚します」を読みました。比喩的なタイトルかと思いきや、本当に死体と結婚してしまいます。結婚間近で同棲しているカップル。明日には入籍しようというタイミングで、女が帰宅すると、男が寝室で冷たくなっています。女は看護師で、一見して死んでいると分かってしまいます...私、死体と結婚します

  • 夏休み

    明日からから8月15日(木)まで土日を含めて7日間の夏休みです。7日間も休めるなんて正月休みとお盆休みくらいなので、嬉しいですねぇ。しかし、明日は朝から眼科受診のため千葉大学医学部附属病院に行かなければなりません。もともと緑内障のため近所のクリニックに通っていたところ、主治医から点眼治療だけではなく、手術も検討すべきだと、紹介状を渡されて千葉大学医学附属病院に初めて受診したのが3年半前。それ以来、2か月に一度の通院でクリニックに通って、薬を処方され、半年に一度、2月と8月に千葉大学医学部附属病院に検査のため通っています。40代、50代での手術は感染症のリスクが高いため、様子をみましょうと言われ続け、もう3年半が経ちました。明後日はコレステロールの薬をもらいに近所の内科クリニックを受診予定。4か月に一度の血...夏休み

  • B面の夏

    30年も前に刊行された黛まどかの句集「B面の夏」を昨夜読みました。この人の名前はもちろん30年前から知っているし、代表的な句のいくつかはなぜ覚えたのか分かりませんが、諳んじることもできます。それなのに句集を読まなかったのは、この人、もしくはその周辺のファン達のイメージが恋愛依存的な雰囲気を醸し出し、気持ち悪くて面倒くさいように感じたからです。改めて読んでみると特段恋愛依存とは感じませんでした。ふらここや恋を忘るるための恋のような句が恋愛依存的に感じたのかもしれません。公園デートでしょうか、ぶらんこに乗りながら前の恋を忘れようと新たな恋を求めているというほどの意かと思います。また、こんな句。夜桜やひとつ筵(むしろ)に恋敵なんて、怖いですねぇ。私が最も好む句は、飛ぶ夢を見たくて夜の金魚たちです。近頃では高校の...B面の夏

  • 殺した夫が帰ってきました

    近頃お気に入りの桜井美奈のミステリー「殺した夫が帰ってきました」を昨夜読みました。タイトルが極めて刺激的です。殺した夫が帰ってきました(小学館文庫)桜井美奈小学館DV夫を崖から突き落として殺した女。その後独身と偽ってファッションデザインの会社に勤め、充実した毎日を送ります。しかし罪の意識に苛まれるのも事実。そして夫殺害から5年も経って、記憶を失った夫が帰ってくるのです。崖下で奇跡的に生き残ったのか、はたまた化物か、とにかく女は記憶を失ってすっかり優しくなった夫と奇妙な同居生活を始めます。女の不幸な生い立ちが語られ、様々な登場人物が真実に近づき、あっと驚く結末を迎えます。謎が重層的に絡まる物語で、何を書いてもネタバレになってしまうので、これ以上は書きません。切ない真実に、つい、落涙を禁じ得ませんでした。殺した夫が帰ってきました

  • 犬のように

    昨日はイオンモール幕張新都心に出かけました。夏になるとよく訪れます。夏は暑すぎて外散歩が出来ないため、歩くために空調の効いただだっ広いイオンモールは快適で便利だからです。普段運動などしない私にとっては散歩くらいしか体を動かすことがありません。散歩は私にとって死活的に重要です。犬のように。イオンモール幕張新都心へは東関道を使って車で20分ほど。11時半頃に着いて、まずは洋麺屋五右衛門で昼食。その後歩き始めました。同居人の体重が過去最も重くなってしまい、近所のジムに通い始めて一か月半。食事制限はしていないのに2キロ痩せたと同居人は喜んでいます。これまでほとんど運動をしていなかったのに突如として運動に目覚め、スポーツ用品売り場が見たいとか言いやがります。色々見て回り、トレーニングウェアを2着購入。私は本屋で小説...犬のように

  • 幻想列車 上野駅18番線

    金曜の夜、小説を読んで過ごしました。読んだのは桜井美奈の「幻想列車上野駅18番線」です。先般この作者の「私が先生を殺した」という上質なサスペンスを読んで気に入り、他の作品も読んでみようと手に取った1冊です。幻想列車上野駅18番線(講談社タイガ)桜井美奈講談社私が先生を殺した(小学館文庫)桜井美奈小学館内容は「私が先生を殺した」はサスペンス、「幻想列車上野駅18番線」はファンタジーというか寓話というか、とにかくこの世の存在では無い者が登場します。心に傷を持った者が上野駅の隅、人けの無いベンチに座っていると、不思議なことが起こります。テオと呼ばれるぬいぐるみのように可愛らしい架空の生き物が、その外観からは不釣り合いな乱暴な口調で鍵を渡し、秘密のドアを開けるよう誘います。ドアを開けるとレトロな一両編成の列車(一...幻想列車上野駅18番線

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