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一読両断 http://blog.livedoor.jp/ichidokuryodan/

批評なのか、感想文なのか、よく分からない文章をとつとつと載せているブログ。SF成分多し。

ポポ・アフリカ
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2010/11/06

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  • 天の光はすべて星

    星に憑りつかれた男、マックス・アンドルーズの物語。宇宙開発が中断された時代。「星屑」であるマックスは無意味に人生を過ごしていた。しかし、ある女性が木星探査を公約に上院議員に立候補する。マックスは彼女を議員にすべく、そして、人類を再び宇宙へ送り出すために奮

  • ザ・ロード

    男は自分の子どもと旅をする。文明が滅んでしまった地球で。男には希望がないことは、最初の一ページを読んだときから、すぐ理解できる。男にとって、もし希望といえるものがあるとすれば、それは子どもの存在である。男にとって子どもが、子どもにとって男が、それぞれの希

  • ゴリアテ ロリスと電磁兵器

    「リヴァイアサン」シリーズ完結編の第三巻。完結編である本作においても、この世界大戦の結末がどうなったかが描かれていない。史実と同様の結果になったのか、それとも正反対になるのか。ただ、アメリカ合衆国が参戦した、ということが書かれている。重要なのは、アレック

  • あねのねちゃん

    小さい子どもの頃、自分にしか見えない空想の友達が出現することがある、ってのは情報で知っていたのだが、少なくとも、幸か不幸か私には出てきてくれなかった。この友達を「イマジナリー・コンパニオン」と呼ぶらしい。本作の主人公、玲香のイマジナリー・コンパニオンは、

  • のぼうの城

    普段、時代小説をあまり読まないわたしだが、本書には引きづり込まれた。登場人物が皆、カッコいいのである。戦国時代の侍そのものの風情が醸し出されている。本屋大賞2009年で2位になり、映画化もされたヒット作だけに、既読の方も多いと思う。逆をいえば、それだけの魅力が

  • ブラックアウト

    オックスフォード史学生シリーズ第三長編になる。前作、前々作を読んでいなくとも楽しめるし、内容も充実している。本作の充実ぶりたるや、現時点ではハヤカワ・ポケット至上、最も厚い本となっている。さらには、本作だけでは物語は収束せずに、後編「オール・クリア」へと

  • 鹿男あをによし

    直木賞候補になり、テレビドラマ化までされた、作者の代表作のひとつ。無理を承知で、あえて分類するのであれば、ファンタジーに属する小説になると思われるが、万城目小説は、そんな些細なジャンルにこだわらず、縦横無尽に突き進んでいく。とにかく、面白い。枠にはまるこ

  • くずれてしまえ

    核戦争によって荒廃した地球。物を作る、という能力を失った人類だが、宇宙からやってきたビルトンクという生物たちが、製品のコピーを生産していた。ところが、ビルトンクたちが過酷な環境と、過労働により、次々と死に絶え、繁殖能力さえも失っていく。文明とは何か、とい

  • ナノテクが町にやってきた

    望んだものを作れる機械、ナノマシンが田舎町にやってきた。ナノマシンは車や家はもちろん、食べ物だって作れる。すると、人々はどうなるか?――労働を放棄する。 本作は、一種の寓話的なイメージが強い作品である。ナノマシンの構造等には一切触れられておらず、社会的現

  • にせもの

    ディックが作家活動をするうえで持ち続けていたテーマ「自分は人間なのか、それとも人間の記憶をもった機械なのか」が如実に現れている作品。宇宙人と戦争をしている近未来。オーラムは、対宇宙人用兵器の開発チームに所属している。仕事仲間の幼馴染が家に迎えに来て、車に

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