ライラックの花をつけた小枝を入手 しばらくその花の優しい香りと暮らす 淡い緑と柔らかな白の甘さを持つ そしてこのフレグランスを思い起こす a drop d‘Issey eau de parfum fraîche 春と初夏の間のデリケートな静寂に 身体の中央からほのかに香らせると...
生田緑地のばら苑訪問 外観はもちろん香りも多様 うっすらと漂う芳香には 優雅さと 清涼感と 可憐さと… 今月は “ rose ”や”rosa “を名前に含む フレグランス3本を纏いながら 新緑の時間を過ごした ROSE DES VENTS (左)の 柔らかくデリケートな甘さの優...
2024年4月の香景・3本のフレグランスと ATLAS DES PARFUMS
昨年迄とは全く異なる新年度の始まり 行動の変化に感覚が研ぎ澄まされたのか 少しの刺激でより多くを感じられた 時の流れの感じ方 記憶の解釈 心が動く気配の予感 いずれもこれまでとはちがう 春の柔らかな光のように 懐かしいぬくもりが 繊細な新鮮さと共にきらめく PASSIFLORA...
繊細な記憶のように・PASSIFLORA COLOGNE/JO MALONE LONDON
本当に桜が待ち遠しかった3月 寒い日が多く予想開花日は29日 この日に日本で発売となったのが メメント コレクション /ジョー マローン ロンドン 英国のアンティークマーケットから インスパイアされたという 限定コレクションの4つの香りとのこと いずれも手のひらにおさまりそうな...
静かな冷気に梅花の気配 極寒と早春が入り混じる如月に 和らぎの光や 寒暖の陰影 温もりのような余韻 軽やかな華やかさ 早春に纏うとほのかな光を感じさせる 2-23 /çanoma 身が引き締まる清々しさは 徐々に漂う濃密な陰影へ EVA /SANTA MARIA NOVELLA...
思いもよらぬ元旦の天災からひと月。 北陸生まれの身には心痛む時間が続き 意識的に静かな時間を過ごしていた。 香りは毎日愛用した。 昨年末に決めたように これまでに厳選したフレグランスを 適度な距離感を保ちながら。 この1月 特に頻繁に使用したのは あの羽衣のように柔らかな Su...
今年も様々な書物に出逢えたが、中でも11月に一読したこの本は最も印象深い。 『匂いが命を決める ヒト・昆虫・動植物を誘う嗅覚』 昆虫と植物の相互作用についての神経行動学研究で知られ、特に昆虫の嗅覚研究で名高いという著書の経歴に惹かれて一読。何となく漠然とわかっていたような認...
今年の12月の装いに 4色を香らせてみたいと思った 柔らかな白 スパイシーな深い赤 奥ゆかしく謎めいた黒 人肌を照らす繊細な光のような金 白のボトルは 2023年10月20日発売 ELLA K のMUSK K 雲のように形があるようでないような グレイッシュで静謐な白の柔らかさ...
晩秋から冬へ。空気の変化とともに、装う服も香りもその日のにぴったりと合わせたい季節です。今月私が纏い,特に楽しめたフレグランス3種の魅力を再考しました。 ジュニパーベリーのクールなトーンから始まる深みのあるウッディなイントロが,次第にパウダリーなフローラル感とスモーキーな余韻へ...
11 月に入り、久しぶりの自由な平日。 まずは国立新美術館へ。 Une partie de l'exposition de « Homage to Artists » dans « Yves Saint Laurent , Across the Style 》 2023.9....
TOMOKO SAITO AROMATIQUE STUDIO が提供する3つのシーンに描かれる香りの インスタレーション/DESIGNART TOKYO 2023
心地良い空間には 清浄な空気が必須である。 その中に、 ふと気がつくと なんともいえない安心感や 繊細な優雅さが 見えない香りの余韻として 幻のように漂う一瞬を 感じることができれば 幸せな時間となるだろう。 アロマ調香デザイナー、 齋藤智子さん主宰の TOMOKO SAITO...
五感に響く匂いの調べ・涼感から温もりへ導く藤袴の面影〜Mame Kurogouchi のEAU DE PARFUM
思いがけず出逢えた 宝物のような記憶に 再会した喜びは深い。 藤袴(フジバカマ)。 昨秋、その涼しげな佇まいに魅かれ 花屋で入手、共に暮らして数日後、 思いがけず漂った 甘い匂い。 茎と葉もそのまま乾燥させて 寝室のベッドサイドに。 よく眠れたことを思い起こす。 ファッションブ...
コルシカ島への想い香る新作・ SPERONE/ LE COUVENT
もうすぐ秋分の日、という木曜の午後、 LE COUVENT MAISON DE PARFUM ( ル クヴォン メゾン ド パルファム ) 新作発表会にうかがいました。 新作の名前は SPERONE( スペローネ ) 。 フランスの南西にある コルシカ島の地名で...
リベルタパフューム初の旗艦店「ラボパフュマリー」が中目黒に9月8日オープン
もっと自由に、 自分のための香りを持つために … 。 「香りの民主化」を掲げる オーダーメイドパフュームのブランド、 リベルタパフューム が、初の旗艦店を中目黒に 「ラボパフュマリー」として 2023 年 9 月 8 日 ( 金 ) よりオープン。 (東京都目黒区青葉台 1-1...
8 月最終日の満月。時の流れの中にも 節目を感じるタイミングとなりました。 私の仕事の上でも一つの区切りを迎える 運びとなりましたので、 秋色の薔薇(カフェクレマ)の画像と ともにご挨拶いたします。 香りの専門誌『PARFUM』 編集メンバーとして、 12 星座別メッセージおよ...
国際香りと文化の会『VENUS』HP版へ寄稿・2023年秋号
国際香りと文化の会 会報誌『 VENUS 』 HP 版へ 平野佐和が寄稿した文章 「誕生 30 周年を迎えた 2 つのフレグランス」 が、 2023 年秋号として掲載されました。 2021 年秋号より, 3 回目の寄稿です。 国際香りと文化の会 HP トップページ スクリーン...
秋へと向かう季節に・« Une Nuit Magnétique »とブルーベリーの果実感
ニュイマグネティック 。 晩夏から秋へ徐々に 長くなっていく夜に ぴったりの香りです。 « Une Nuit Magnétique ». Ce parfum se marie bien avec les nuits qui s'allongent progressivemen...
発酵科学スキンケアブランド「FAS」・大人の肌と心を潤す感触と香り
日本古来の発酵技術に着目し、 京丹後の黒米発酵液を活かした 「発酵科学スキンケアブランド」 FAS より、今秋 10 月 6 日に 新製品 2 点、 FAS ザ ブラック エッセンスと FAS ザ ブラック クリームが 発売されます。 今月 13 日の新...
緑の雫、柔らかなきらめき・a drop d’issey eau de parfum essentielle
梅雨の合間に真夏の太陽 高温多湿の日本の夏が始まる 二泊の小旅行に 新しい香りを連れていく サンプルから 手首に一拭き a drop d’issey eau de parfum essentielle 清々しい緑が 瞬く間に 軽やかな花の香りに包み込まれ 柔らかな気配となる 先...
PACIFIC CHILL /LOUIS VUITTON ・やさしい涼風へと誘うウェルネスの香り
透明な水面に そよぐ緑を映す朝の光 目覚めとともに欲しくなる みずみずしい果実やハーブ フレッシュな刺激で 満たされたあとは 心地良い余韻が 軽やかに吹き抜けていく ……… 出逢いは 透明から緑へのグラデーション ムエットの香りから 再生への目覚めに嬉しい驚き 肌への着地から数...
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ライラックの花をつけた小枝を入手 しばらくその花の優しい香りと暮らす 淡い緑と柔らかな白の甘さを持つ そしてこのフレグランスを思い起こす a drop d‘Issey eau de parfum fraîche 春と初夏の間のデリケートな静寂に 身体の中央からほのかに香らせると...
鮮烈でありながら 柔らかなトーンを持ち ドラマティックな予感を抱かせながら クールな繊細さで 簡単には解き明かせない ミステリー好きな私には 長く付き合えそうな 新しい香りとの出逢い 日本で2025年4月17日発売となった LOUIS VUITTON の最新フレグランス 名前か...
直接顔面の素肌に 用いるものならば、 少なくとも自身の 触覚、嗅覚に 違和感を感じないかどうか、 その第一前提をクリアした上で 毎日の使用で 心地よさを 実感できるか も要確認です。 縁あってご紹介いただいた 今春の最新化粧品の中から、 第一前提をクリアでき、 画期的な魅力を感...
季節ごとに最も印象的だったアートシーンの 記録を綴っていこうと思い立つ。 この春は 川崎市岡本太郎美術館での 岡本太郎現代芸術賞展(第28回岡本太郎現代芸術受賞者24名の作品が展示) に於いて特別賞を受賞された 井下紗希さんの「森を歩くこと。」 きっと忘れることはないだろうと予...
三寒四温のなかで 束の間の春のあたたかさや 幻のような初夏の眩しさ 柔らかな余白を纏うような 繊細なぬくもりを追いかけて L’EAU PAPIER/DIPTYQUE 出逢って3回目の春を迎える 首筋の一点から漂わせると 初々しい清涼感を纏うことができ 上半身二点から香らせると ...
2月に入ると極寒の空気に包まれて 時折春の兆しを幻のように想う 共に過ごした三種の香り 月半ばに雪の残る北陸へ 凛とした雪の冷気を受けながら まだ見えぬ 春への温もりを期待する心には 静かに佇む 睡蓮の葉が見え隠れするようなあの香りを LILYPHÉA / DIPTYQUE ...
穏やかな2025年の始まり 年度末の忙しさが始まる中 一定期間続けてきたことに一区切り フレッシュな香りの白い花が欲しくなり 迎えたのはフリージア(ベルヴィル) 次々と開くつぼみから 軽くスパイシーな透明感と 繊細で清々しいフローラル感 心が洗われる 思えば年末から まろやかな...
寒さが増すごとに心は温かく 一人の時間を大切にしてきた一年の ほんのささやかな手ごたえから これからの自分を想像して 12月の5香 12月初旬 懐かしい再会の場に 新しい自分を感じたくて フレッシュなスパイシーマリンウッドの VETIVERA / LE COUVENT この香...
落差の大きな11月が終わる それは気温の差だけではなく 心情の起伏にも感じられた ずっと行きたかった場所に行き 会いたかった人に会えた初旬を過ぎ 突然知らされた大切な友の急逝 涙と追想の数日後 迎えた自身の誕生日に母と話す 少し笑顔が戻る 柔らかなぬくもりを纏いたかった日々 秋...
待ち侘びた藤袴と金木犀の花 花屋のブーケに 藤袴を見かけたのは10月初旬 朝ドアを開けて 香る金木犀を感じたのは10月中旬 もうすぐ11月 乾いた空気に秋の涼しさ 冷たいはずの水面に浮かぶ緑に 柔らかなぬくもりを求めて この秋も静かな時間を潤わす しとやかな藤袴さながらに LI...
長引く残暑から 秋への切り替えに 先ずはこの3香から 爽やかな清らかさ やわらかく上品な余韻が今年らしく ISSEY MIYAKE LE SEL D'ISSEY 詩的なネーミングのごとく たたみかけるように感覚に響く その香りは 洗練という光が静寂の中で夢を描く LUXE CA...
国際香りと文化の会 会報誌『VENUS』HP版へ寄稿した 「藤袴の記憶が求めたフレグランス」 が、2024年秋号として掲載されました 画像1枚目: 国際香りと文化の会HP トップページ スクリーンショット画像の一部 画像2枚目: 掲載記事PDF 1P目 スクリーンショット画像の...
8月の末日 大荒れの台風に見舞われた週末 酷暑の夏からゆるやかに秋へと 変化することを願うばかり 7月に出逢い 入手したのは 乳香(フランキンセンス)の別名を ブランド名にもつ香りの中の Sacra(Sa)/Olibanum 12mlのミニボトル 文字通り 乳香の神聖なウッディ...
遅れて訪れた梅雨の日々 その合間からも 既に相当な蒸し暑さ 7月を迎え梅雨明けが 待ち遠しいようなこわいような やはり例年にも増しての酷暑 みずみずしさ 心地良い冷気 ここではない何処かへの旅心 を香りで感じたく 3つのフレグランスを選んだ ボトルカラーは 青と緑とシルバーと…...
6月半ばのよく晴れた日 パリ在住調香師、新間美也さんの 新作フレグランス発表会にと 銀座の会場を訪問しました 新間さんの エモーションから発想された ゴールドコレクションに加わる 今回の新作 「FUWARI/ふわり」は 2024年5月25日(土)より 発売開始されています 写真...
生田緑地のばら苑訪問 外観はもちろん香りも多様 うっすらと漂う芳香には 優雅さと 清涼感と 可憐さと… 今月は “ rose ”や”rosa “を名前に含む フレグランス3本を纏いながら 新緑の時間を過ごした ROSE DES VENTS (左)の 柔らかくデリケートな甘さの優...
昨年迄とは全く異なる新年度の始まり 行動の変化に感覚が研ぎ澄まされたのか 少しの刺激でより多くを感じられた 時の流れの感じ方 記憶の解釈 心が動く気配の予感 いずれもこれまでとはちがう 春の柔らかな光のように 懐かしいぬくもりが 繊細な新鮮さと共にきらめく PASSIFLORA...
本当に桜が待ち遠しかった3月 寒い日が多く予想開花日は29日 この日に日本で発売となったのが メメント コレクション /ジョー マローン ロンドン 英国のアンティークマーケットから インスパイアされたという 限定コレクションの4つの香りとのこと いずれも手のひらにおさまりそうな...
静かな冷気に梅花の気配 極寒と早春が入り混じる如月に 和らぎの光や 寒暖の陰影 温もりのような余韻 軽やかな華やかさ 早春に纏うとほのかな光を感じさせる 2-23 /çanoma 身が引き締まる清々しさは 徐々に漂う濃密な陰影へ EVA /SANTA MARIA NOVELLA...
思いもよらぬ元旦の天災からひと月。 北陸生まれの身には心痛む時間が続き 意識的に静かな時間を過ごしていた。 香りは毎日愛用した。 昨年末に決めたように これまでに厳選したフレグランスを 適度な距離感を保ちながら。 この1月 特に頻繁に使用したのは あの羽衣のように柔らかな Su...
生田緑地のばら苑訪問 外観はもちろん香りも多様 うっすらと漂う芳香には 優雅さと 清涼感と 可憐さと… 今月は “ rose ”や”rosa “を名前に含む フレグランス3本を纏いながら 新緑の時間を過ごした ROSE DES VENTS (左)の 柔らかくデリケートな甘さの優...
昨年迄とは全く異なる新年度の始まり 行動の変化に感覚が研ぎ澄まされたのか 少しの刺激でより多くを感じられた 時の流れの感じ方 記憶の解釈 心が動く気配の予感 いずれもこれまでとはちがう 春の柔らかな光のように 懐かしいぬくもりが 繊細な新鮮さと共にきらめく PASSIFLORA...
本当に桜が待ち遠しかった3月 寒い日が多く予想開花日は29日 この日に日本で発売となったのが メメント コレクション /ジョー マローン ロンドン 英国のアンティークマーケットから インスパイアされたという 限定コレクションの4つの香りとのこと いずれも手のひらにおさまりそうな...
静かな冷気に梅花の気配 極寒と早春が入り混じる如月に 和らぎの光や 寒暖の陰影 温もりのような余韻 軽やかな華やかさ 早春に纏うとほのかな光を感じさせる 2-23 /çanoma 身が引き締まる清々しさは 徐々に漂う濃密な陰影へ EVA /SANTA MARIA NOVELLA...
思いもよらぬ元旦の天災からひと月。 北陸生まれの身には心痛む時間が続き 意識的に静かな時間を過ごしていた。 香りは毎日愛用した。 昨年末に決めたように これまでに厳選したフレグランスを 適度な距離感を保ちながら。 この1月 特に頻繁に使用したのは あの羽衣のように柔らかな Su...
今年も様々な書物に出逢えたが、中でも11月に一読したこの本は最も印象深い。 『匂いが命を決める ヒト・昆虫・動植物を誘う嗅覚』 昆虫と植物の相互作用についての神経行動学研究で知られ、特に昆虫の嗅覚研究で名高いという著書の経歴に惹かれて一読。何となく漠然とわかっていたような認...