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  • 筋痙縮時の自己防衛策

    もう少し寝かせて成熟させて発表しようと思っていた題材があったのだが、「しゅう鍼灸院」の柏原修一氏から下記1の記事があることを教えてくれた。記事が鮮度を保っている間に、この内容を発表することにした。1.マラソン中、足が痙攣したら安全ピンで刺した話令和5年2月26日放送のフジテレビ「ジャンクSPORTS」の中で、(元マラソン選手の福士加代子は、高校時代に長距離走中に足が痙攣した際は、叩いたら痛みを忘れるとかあるとかで、安全ピンで自身の足を刺したという話をしていたという。これはテレビで流して良い話ではない。マネされて事故が起きればテレビ局の責任になるからだ。ピンで刺すのは衛生面や安全面に問題はある。ただし強く痙縮する筋に対して、痙攣している部を自分の指腹で強く強圧して急場をしのぐ行為は、普通のことではないかと思...筋痙縮時の自己防衛策

  • 灸頭針の歴史と方法、および適用について ver1.1

    1.灸頭針の歴史昭和6年、東京の芝で開業していた笹川智興氏発案による。婦人雑誌へ発表した処から一般に知られるようになった。発表当時は、鍼頭灸という名称だった。笹川智興の方法は、今川正昭氏「灸頭鍼の周辺」(医道の日本、昭和60年10月号)に詳しく載っている。それによると、元々の方法は比較的長鍼を用いて斜刺し、モグサを丸めて鍼柄にからめて点火する方法だった。浅刺の場合には、鍼はモグサの重みで倒れぬよう、丸めたモグサで鍼を支えていたということである。田中博氏によれば、柳谷素霊は笹川氏自身から教えを受け、柳谷素霊の門下生である西沢道允氏が赤羽幸兵衛にそれを伝え、赤羽幸兵衛が「灸頭鍼法」を執筆して広く知られるに至った、という流れとなるらしい。(「灸頭鍼入門(6)笹川智興氏の軌跡」医道の日本、昭和61年5月号)。なお...灸頭針の歴史と方法、および適用についてver1.1

  • お灸のトリビア ver.1,1

    1.灸治療が庶民に広まったのが江戸時代もぐさは西暦500年頃、朝鮮を経由して仏教とともに日本へ伝わってきた。中国にある棒灸は、日本のお灸の原型と考えられるが、お灸は日本独自に進化した伝統的な治療法。西暦700年頃僧侶が行う治療として隆盛を極め、江戸時代には庶民にも広まった。江戸時代には、「弘法大師が中国から持ち帰った灸法」というふれこみで打膿灸も普及した。2.いくさにおけるモグサの利用法もぐさは<戦さ>で使われていた。<戦さ>で怪我をした際にもぐさを使って傷口を焼いて、肉を盛り上がらせ、血止め・消毒をしていた。3.庶民が行っていた灸治療鍼は鍼医という専門家が行うもので、鍼医は今日での鍼治療以上に、膿を切開するなど簡単な外科手術も行っていた。古代九鍼のうち、鋒鍼は膿を出す穴を開ける用途で、鈹鍼は膿を皮膚切開...お灸のトリビアver.1,1

  • <JSカッサ治療入門セミナー>のお誘い

    カッサって何?何に効くの?<JSカッサ治療入門セミナー>のお誘い現代針灸似田敦協賛講師:徐園子(じょうそのこ)日本かっさ治療学会、大和鍼灸かっさ治療院1.セミナー受講のお勧め<JSかっさ治療>(JS=Japanese-Style)とは、「難治性症状に即効性ある治療法」を探求し、伝統かっさ療法を進化・発展させた手技療法です。三毒の排出、浅層筋膜の調整を目的とする他、独自に開発した投影マップを治療点とすることで様々な症状を速やかに改善させられる治療法となりました。コロナ後遺症は、未だ治療法が確立せず、国内だけでも300万人を越える方が苦しんでいます。その現状を打開すべく、ヒラハタクリニック平畑光一医師と共同で、JSかっさ治療の効果を検証してきました。そして、すべての症例において後遺症を初回の治療から改善できる...<JSカッサ治療入門セミナー>のお誘い

  • 難聴・耳鳴に対する側頸部治療穴の理解 ver,1.1

    下図は、佐々木和郎氏が報告した耳鳴りで多用する局所治療穴である。これらが示すツボは、ほぼ予想はつくので、筆者の見解を示した。さらにこれらのエリア内にあるツボの位置を図示してみた。耳鳴りの針灸治療で、とくに多用する穴を赤丸で区別した。各穴について説明する。1.乳様突起後方天柱、風池、完骨後頭骨-頸椎間の動きに関係する。頭蓋骨の可動性を改善する。種々の疾患に適応がある。「完骨」とは乳様突起の昔の名称である。頭蓋骨が終わるところ。2.乳様突起直下(翳明、安眠、天牖)胸鎖乳突筋の停止部に治療穴が多い。1)安眠(新)乳様突起下端(翳明穴)から下方1寸。2)天牖(三)下顎角の高さで胸鎖乳突筋の後縁。患者を仰臥位にさせ、手掌を上にして骨際にとる。松本岐子氏は「チューインガムが骨についた感触で圧痛のある処にとる。天牖の下...難聴・耳鳴に対する側頸部治療穴の理解ver,1.1

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