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ほむにこ相談室の少しだけ読みたくなるブログ https://ameblo.jp/ichi-jimu/

相続・遺言・債務整理の無料相談!そんなほむにこ相談室のメンバーが、日々徒然なる日記を書いていきます。

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2010/08/25

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  • 第9回 二匹の駱駝

    砂漠の乾いた砂は足の裏からでも体内の水分を絞りとろうとする。風にさえ慈悲はなく、熱気のうねりが体にまとわりつくだけだ。東の絹と西の物資を運ぶ大陸を貫く交易路。…

  • 第8回 余命宣告・後

    手術室の前では夏子がひとり立ちつくしていた。薄暗い廊下に沈む彼女の白衣は輪郭をなくして背景に溶け込み、幽遠とした雰囲気を漂わせていた。僕らの足音に顔をあげはし…

  • 第7回 余命宣告・前

    忌引き休暇の最終日は入院費の支払いに病院まで行った。横浜駅までのJRも乗り換えた私鉄も、通勤ラッシュを超えた時間帯でとても快適な車内であったが、駅に降り立つと…

  • 第6回 8月の蚯蚓

    葬儀が終わった。幾度となく『千の風になって』を聞かされた3日間だった。遺骨と仮位牌を届いたばかりの仏壇に置き、線香の煙の立ち昇る姿を見ると、とりあえずひと段落…

  • 第5回 遺言

    実家に帰り着くと母はすでに眠っていた。僕は部屋の電気はつけず、冷蔵庫の明かりをたよりにミネラルウォーターをひっぱり出した。病院から数時間なにも口につけておらず…

  • 第4回 言葉

    病院はすでに照明が落とされ静まり返っていた。暗い廊下、硬いソファ、緑色の不気味な非常口灯。父は無言で霊柩車を待つ。眠りにつく病人たちは毎日こんな夜を過ごすのだ…

  • 第3回 予約

    葬儀場は父が亡くなる数日前に見つけていた。家から近いところ、綺麗なところ、それから比較的予約日程に幅をもたせてくれるところが条件だった。葬儀と言うのは僧侶の都…

  • 第2回 雨はいつ止む

    病気は6月のはじめに発覚した。胆のうガンである。すぐに二俣川にある国立ガンセンターに入院し、僕も毎週病室にかよった。 そこでの父は元気に見えた。入院という非日…

  • 第1回 夕立

    雨粒が地面にぶつかり花が咲くように飛沫する。横殴りの風はビルの外壁を濡らした。運河に落ちたものは、川面の水と弾け合った。ひとつ、またひとつ。次第に激しさを増す…

  • 第0回 序

    僕は父をなくしています。それから4年たちました。残された人間がどういう気持ちになり、そんな中で何をしなければならないのか、今振り返り書き残そうと思います。相続…

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