chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
いつか迎えに来てくれる日まで http://blog.livedoor.jp/youchan1201/

たった一人の家族、最愛の妻を癌で喪った。独り遺された男やもめが、暗闇の中でもがき続ける日々の日記。

プーちゃん
フォロー
住所
江東区
出身
未設定
ブログ村参加

2010/07/09

arrow_drop_down
  • かみさんと俺みたいだ。

    以前、テレビでこのCMを見かけた。このCMが始まると、俺はテレビに釘付けになってしまった。このCMに出てくる夫婦。夫役はリリー・フランキーさん、妻役は深津絵里さん。この夫婦、まるで、かみさんと俺みたいだ。 夫は会社員。会社では、職場のリーダー、管理職を務めている

  • 沈黙の中の一体感

    通勤電車の中で、隣に知らない人が座っていても、話しかけようとは思わない。お互いに沈黙していても、気まずくなったりはしない。知らない人との間には、何の交流も無いのが普通だろう。だが、隣にいる人が知人であれば、そうはいかない。ランチに行く時や飲み会の時、ある

  • 希望を捨てよう。

    どうやら俺は、いまだに諦めていないらしい。諦めたつもりでいたけれど、心の片隅には微かな希望が蹲っている。明日こそは、今日よりも良い日になるはずだ。来週こそは、今週よりも穏やかな週になるはずだ。心のどこか奥底で、俺はそう期待しているみたいだ。だが、希望は捨

  • 自分のことが分からない ~ゴールデンウィークの始まり~

    かみさんが元気だった頃。かみさんと俺は、毎年のゴールデンウィークに北海道に行った。ゴールデンウィークと年末年始は、かみさんの実家で過ごす。それは、俺たち夫婦の習慣だった。その習慣は、かみさんが亡くなってからも変わっていない。俺はコロナ禍の一時期を除き、ゴ

  • 4月26日という日付 ~自分よりも大切なモノ~

    4月26日。かみさんの誕生日ではない。結婚記念日でもない。かみさんの祥月命日でもない。だが、俺にとっては忘れられない日付だ。かみさんが「癌かもしれない」と診断された日なのだ。かみさんから話を聞いた瞬間。俺の頭から血の気が引いた。全身の血液が、音を立てて足元に

  • かみさんは今でも生きている。

    俺もたくさんの人々と死別してきた。母方の祖父が死んだ。俺の実父が死んだ。父方の祖父が死んだ。父方の祖母が死んだ。かみさんの親父さんが亡くなった。その後、かみさんの親族(俺の姻族)も数人が亡くなった。そして…かみさんが亡くなった。俺のいちばん大切な人だった

  • 心細い…と思った。

    昨晩のこと。また真夜中に目が覚めた。ここ最近、ずっと中途覚醒が続いている。時計を見ると、まだ午前1時半だった。喉がカラカラに渇いていた。俺は布団から起き上がり、水分を補給するためにスポーツドリンクを飲んだ。俺は周囲を見回した。何も聞こえてこない。空気まで

  • 長生きはしないだろうが…

    先週から全く疲れが抜けていない。ダルくてダルくて仕方がない。土日にゆっくり身体を休めれば、疲れも取れるだろう…と思っていた。眠れない日々が続いていたので、土日はたっぷり眠ることができた。それなのに、月曜日の朝になっても疲れは取れていなかった。ここ最近の傾

  • 枯渇

    最愛の人が息を引き取ったあと。遺族の心の中は、カラッポなくせに、混乱してもいる。悲しみや絶望が襲いかかってくるけれど、自ら考えたり行動したりするエネルギーは残されていない。そんな心理状態のときは、ひとりぼっちになって、ひたすら悲しみたいはずだ。すべての責

  • 朽ち果てる瞬間

    年度の初めから仕事に追われている。メチャクチャ忙しくて疲れきってしまった。虚しい。馬鹿みたいだ。一生懸命に仕事に勤しむ自分が滑稽だ。いったい俺は、何のために頑張っているんだろう?いったい俺は、誰のために頑張っているんだろう?・・・今の会社に入って最初の2年

  • 錆びついた心と身体

    昨日の記事にも書いたとおり、ここ最近、疲労が溜まっている。いくら眠っても、疲れが取れない。そもそも、あまり眠ることができない。おかげで身体がダルくて仕方がない。心は深く沈み込んでいる。なぜ熟睡できないのだろうか。なぜ疲れが取れないのだろうか。心も身体も錆

  • 死別から立ち直ることを前提に作られた世界

    最近、疲労が溜まっている。いくら眠っても、疲れが取れないのだ。どうやら睡眠の質が悪いらしい。かみさんが亡くなって以来。俺は「睡眠障害」になり、毎晩、睡眠導入剤を飲んでいる。そのため寝つきは悪くない。だが、真夜中の2時には目が覚めて、その後はほとんど眠れな

  • こんな世界は狂ってる。

    世の中には変な奴がいる。相手を罵倒して脅迫すれば、何でも思いどおりになると思っている奴。しつこく相手に粘着すれば、相手が根負けして自分のワガママが通ると思っている奴。相手が言ってもいないことを、さも言ったかのように装おって、被害者ヅラをする奴。自分が加害

  • 辛いことが本当に「辛い」

    かみさんが元気だった頃と、かみさんが亡くなってからと。比べてみれば、どちらにも辛くて苦しいことが多かった。とりわけ仕事に関しては、入社した3年目の4月から、ずっと辛くて苦しかった。だが、かみさんと一緒に暮らしていた頃は、辛いことも「辛い」と感じていなかっ

  • 無限に続くループ

    朝目覚めた瞬間。深い鬱(うつ)を感じることがある。目を開けたくない。布団から出たくない。会社に行きたくない。もう何もかもがイヤになってしまうのだ。ウィスキーでも飲めば、少しは気が晴れるのかもしれない。だが、出勤する前に酒に酔うわけにもいくまい。代わりに抗

  • ブラックホール

    何かが足りない。何かが決定的に欠け落ちている。その欠落の正体は、俺にも分からない。正体が不明なくせに、存在感だけはやたらと大きい。真っ黒で、真っ暗な空洞だ。巨大な質量を持ち、巨大な重力を持った穴だ。この穴は、周囲の人々からエネルギーを剥ぎ取り、全てを吸い

  • 最も悲しい人

    かみさんが癌研有明病院に入院していた時期のこと。ある日、かみさんが泣きじゃくりながら叫んだ。「プーちゃんを遺して死ぬのは嫌だ!」かみさんは死にたくないと言ったのではない。死ぬのが怖いと言ったのでもない。俺を遺して死にたくない。そう言ったのだ。・・・かみさ

  • 心の傷が見せる夢

    先日の記事に書いたとおり、俺はギックリ腰になってしまった。普通は2週間程度で治るらしいが、いまだに痛みが治まらない。会社を休んで安静にしていたい。だが、仕事が忙しくて休むわけにはいかない。仕方がないので、腰にコルセットを巻いて、毎日フラフラになりながら出

  • 生きてれば良いこともある?

    かみさんが亡くなってから数日後のことだった。ある親族が、嘆き悲しんでいる俺を見て言っていた。これからだって、生きてれば良いこともあるよ~その親族はヘラヘラと笑っていた。理由は分からない。その親族の予想は大きく外れた。かみさんが亡くなって以来。俺の人生は悪

  • 仲の良い夫婦

    かみさんと俺は、仲の良い夫婦だったと思う。俺たち二人が思っていただけではない。かみさんの親族、かみさんや俺の友人・知人からも「仲の良い夫婦」と言われていた。かみさんが入院していた時も、看護師さんたちから「仲が良いですね」と言われていた。さらには、かみさん

  • 死についての雑感

    かみさんが元気だった頃、俺は死ぬのが怖かった。とは言っても、人一倍、死を怖がっていたわけじゃない。誰もが死を恐れている、その程度に怖かっただけ、人並みに死が怖かっただけだ。四六時中、死について考えていたわけではないし、死に怯えていたわけでもない。いつかは

  • 魂と狂気

    今年に入ってから調子が悪い。それまでも決して良くはなかったが、ますます悪くなっているようだ。先日の記事に書いた通り、ギックリ腰の影響もあるのかもしれない。仕事がうまくいかないというわけではない。大切な人間関係が壊れたというわけでもない。調子が悪いのは、俺

  • 良心の欠如した人

    いちばんツラいのは、目が覚めた瞬間だ。最も不快で、最も破壊的な気分になるのは、目が覚めた瞬間だ。もう一度、意識を失いたくなる。意識を無くせば、何も考えずに済むし、何も感じなくて済むからだ。だが、十分に眠ってしまった後だ。もう一度、眠ろうとしても眠れたもん

  • 俺の人生、終わってる。

    自分の身体が疎ましい。自分の意識が疎ましい。自分の心が疎ましい。生きてることが苦痛だ。俺の人生、終わってしまった。うまくいかないことばっかりだ。自分の意思や責任と無関係なところで、いろんな問題が発生する。生きてることが、こんなに苦しくて、つらいことだった

  • 罪と罰

    世の中は、いつだって不条理で、不合理だ。大罪を犯した人間であっても、その罪が法律に抵触するものでなければ、誰からも罰せられることはない。他人を傷つけ、他人から奪い、他人を踏み台にする罪人たち。しかも、それらの行為に快感や悦楽を感じているような、異常な精神

  • 笑顔で墓参りをしていた頃

    先日テレビを見ていたら、札幌市北区の「新琴似」にある霊園が映っていた。霊園にやって来たのは4人家族。夫と妻、2人の子どもだ。4人とも笑顔で墓参りをしていた。4人は墓の前で手を合わせていたが、その表情は明るい笑顔だった。・・・かみさんの生前、かみさんと俺は、何

  • 無力な魂

    かみさんが元気だった頃。俺たち夫婦は「死ぬときは二人一緒がいいね…」と語り合っていた。だが、俺は心の中で思っていた。俺のほうが先に死ぬだろう…二人で長生きできるかもしれない。しかし、いずれ俺は、かみさんをひとり遺して先に死ぬだろう…理由は女性より男性のほ

  • 役に立たない予知能力

    昨日ブログの中で、俺は「悪い予感」がすると書いた。その予感が当たったようだ。いわゆる「反社」に取りつかれてしまったのだ。無茶苦茶な要求…自分の要求を通すために脅迫や恫喝を繰り返す…嫌がらせと言いがかり…嘘ばかりついている…そんな奴の相手をするのが3月29

  • 悪い予感

    令和6年4月1日。新年度の始まりだ。仕事の上で、昨年度からの懸案が残っている。部下の顔ぶれが大きく変わる(30人中6人が異動した)。年度初めのさまざまなイベント(儀式)にも参加しなければならない。やらなければならないことが沢山あるのだ。心身ともに疲れきっ

  • もう一度、かみさんを抱きしめたい。

    自分に甘えてくれる人がいる。自分を頼りにしてくれる人がいる。全身全霊で自分に寄りかかってくれる人がいる。それって、とっても幸せなことだ。伴侶に甘えてもらえること。子どもに甘えてもらえること。自分の最愛の人が、自分に甘えてくれること。こんなに嬉しいことはな

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、プーちゃんさんをフォローしませんか?

ハンドル名
プーちゃんさん
ブログタイトル
いつか迎えに来てくれる日まで
フォロー
いつか迎えに来てくれる日まで

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用