東京では3か所で上映だが、どうも早く終わってしまうかも。そこであわてて新宿の「新宿シネマカリテ」で、観た。新宿シネマカリテは新宿駅すぐ地下1階コロナの時、アメリカでは多くの作物や肉用動物が余ってしまい、殺されたという。生産者は悲鳴を上げたが、それを買い上げる大企業は無傷だった。食品産業などすでに一握りの企業に独占され、生産者からの買値も、製品の売値もみな牛耳られている。ファストフードや飲料水など、加工に加工を重ねた「超加工食品」は、人の(必要以上に食べたいと思う)欲望を刺激するよう作られ、肥満、糖尿・・・貧しい人ほど子供のころから体を壊すようになった。穀物の生産も大規模化するうちに、地下水は枯れ、土壌は飛散し、大規模プランテーションでは移民を酷使し、漁業では持続不可能なまでに獲りつくし、熱帯雨林は商品作物...『フード・インクポストコロナ』を観て