自然農の田植えの様子を紹介しています。タイムラプスで収録した田植えの様子もご覧いただけます。
鹿児島は財部の山の中にある古民家。古民家体験、農業体験、林業体験などの体験施設の紹介です。
NPO法人Tuvalu Overviewが運営する体験施設「山のツバル」のサイトです。鹿児島は財部の山の中にある築80年の古民家を再生して、食の地産地消とエネルギーの自給自足を体験できる宿泊施設として運営しています。
自然農のお米の育苗にはいくつかの方法があります。山のツバルでは育苗パレットで育てています。 パレットは200穴あるものです。これに土を入れて20枚用意します。 土は庭の隅っこの土を使います。 パレットの穴に効率よく入れていくために、ふるって粒のサイズを揃えます。同時に草の根っこなども取り除きます。 ぎゅっと握りしめると形になって、すぐにほぐれる良い土です。これに、籾殻燻炭を少し混ぜます。水はけを良くするためです。 結構な量の土が必要です。隙間なく土をぎっちり詰めたつもりでも、端っこが詰まりきっていなかったり、ふるったはずなのに小石が出てきたりと、色々あります。 種下ろしまで時間があるので、乾燥しないようにビニールシートで養生しておきます。
霧島山系の麓にあたる山のツバル、標高400mほどにあるので、2010年に引っ越してきたときは8月でも夜は涼しく、毛布をかぶって寝るくらいの気温だったのですが、気候変動が進んでしまって、最近は夜でも熱い!床置き型の小型クーラーを導入したものの、音がうるさいうえに、それほど冷えない。。。そこで薪ストーブがある部屋にエアコンを設置して、その冷気を寝室側にも流せるように工夫してみることにしました。 設置場所は上の写真の木箱が収まっている戸袋の中です。 戸袋の中には流石にエアコンを設置できないでしょうから、戸袋を取り外してみます。写真は戸袋の扉を全部外してみたところ。 戸袋部分をしたから見上げた写真 戸袋の中です。奥に横方向に棚板があります。その下の縦張りの杉板の壁にエアコンを取り付けます。 とりあえず、天井板、戸袋からすると床板を外してみました。 奥の壁の棚板が邪魔です。 棚板とそれを支えている板が邪魔なので外しました。といっても、昔の人が五寸釘で打ち付けて留めてある材なので、そう簡単に外れてはくれずに、この作業だけで1日かかってしまいました。 棚板がなくなってスッキリした様子がわかります。エアコンは奥の縦張りの杉板のところに設置します。 右側が寝室になります。 板を取り除くと、寝室の戸袋の中に繋がります。ここにダクトを設置してエアコンの冷気を寝室に導こうとしています。このダクトがあると、冬季は薪ストーブの熱を寝室に流し込むことができるので一石二鳥です。 ダクトは合版で作りました。きれいに収まって、もーこれだけで満足!というわけにはいきません。 ちなみに右側の煤けた柱はムササビに食いちぎられています。昔はこの戸袋の中までムササビの巣だったようです。 エアコンを設置する壁面に断熱材を入れました。ここだけ入っていても・・・という気もしますが、無いよりはあった方が良いのかな?などと思いつつ エアコン設置用の下地合版を入れます。 天井がむき出しだと、冬期に薪ストーブの熱を寝室に流し込む際の効率が落ちそうだったので、エアエアコンのクリアランスを取って天井板を作ります。 天井と壁面に杉板の壁材を張りました。田舎の家によくある洗面所近辺のインテリアな感じになりました。
昨年の稲刈りの際に、地面すれすれで稲刈りをせずに、株元を残す形で稲刈りをしました。株元を残して冬期湛水をすれば、稲の多年草化ができるかもしれない!というパイオニアの方のお話を試してみよう!という実験です。 上の写真は1月4日。氷の膜が張っています。鹿児島なのに山間部は冷え込みます。 雨がふらない日が続き、1月15日には水は溝の中に少し残る程度まで減ってしまいました。冬期湛水ならず・・・山の清水だけでは水量が不足しています。 あまり雨の降らない日が続きました。3月19日には積雪。。。この雪では田んぼに水を張るほどの水量にはなりませんでした。 今年は、4月になっても寒い日が続きました。雨が降ってようやく水が溜まりました。2.5ヶ月くらい水がない田んぼになっていましたが、さて、この先、残された株から稲が生えてくるようなことが起こるのでしょうか〜 4月12日、何日か起きに雨が降るので、田んぼは湿っています。池にはオタマジャクシが泳ぎ始め、蓮華の花も満開です。 もうしばらく観察を続けながら、多年草化とならなかった場合を考えて、苗作りの準備も始めます。
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自然農の田植えの様子を紹介しています。タイムラプスで収録した田植えの様子もご覧いただけます。
車庫の下に精米機をいれるための小屋を作りました。左側にあるのが籾摺り付きの精米機です。 姶良の自然農の師匠から受け継いだものです。その前は鏡山悦子(自然農・栽培の手引の著者)さんが使っていたという由緒正しい?農機具です。 左側に籾をいれると、右側に玄米となって出てきます。その後、精米もできますが、今回は玄米の作り方を説明します。 籾が外れた玄米をペットボトルで受け取っています。一回だけではきれいにならないので、このようにしています。ボトルで受け取った玄米を、もう一度左側に戻して、籾摺りを2回行います。 1回目です。籾殻がたくさん入っているのが見えます。 2回目です。きれいな玄米になりました。といっても、小さな機械なので完璧ではありません。 シッカリ洗ってから炊飯しています。 籾殻がたくさん出ます。畑の畝の上に撒いたりして、土に戻るようにしています。
今年も熱い!6月末で30度超えの気温が続いています。サツマイモの畝の上も草だらけになってきました。 少し早いのですが、気温がさらに高くなる予報なので、ツル返しを行います。 節々から根っこが出てきています。これを放置すると、お芋が大きくならないので、引っ張ったりカマで切ったりして、ツルを持ち上げます。葉っぱ弱るのでひっくり返さないほうが良いです。つる返しというか、ツル外し、ですね。 ついでに、根元周辺も除草します。 籾殻があったので土の上に撒きました。 最後に藁で地面を覆って作業終了です。こうしておくと、しばらく節から伸びる根が土に届かないので、手間がかからなくなります。 といっても、藁もそのうち朽ちてくるので、ツル返しはあと2回は必要となります。
梅雨の雨と気温上昇で雑草が一斉に成長してくる6月下旬、落花生の手入れをします。自然農は雑草を切らない抜かない!と思っている人が多いようですが、雑草は作物の邪魔をしないように切ったり抜いたりする必要があります。 写真では落花生の根本から畝の端までの雑草をきれいに取り除いている様子です。ツタなど雑草は土の中の根っこも抜き取ります。 この後、刈った草を厚めに土の上に被せておきます。草が足りなくなるので、畑の周辺を草刈りしたりして、雑草を集めてきてマルチにします。 こんな感じに仕上げます。この後、落花生は枝を伸ばして花をつけていきます。その花から地面に落ちる茎を雑草に邪魔されないようにしておくのです。 これをすると不思議なことに、落花生がすごく元気になって葉っぱもグイグイ大きく成長しだします。
お米をスーパーで買っていたときには、コイン精米機の存在など知りえませんでした。関東でも少し田舎の方に行くと、このような精米機が道路沿いに設置してありますね。 山のツバルで行っているお米の頒布会では、注文がまとまったタイミングで車で30分ほどかかる、このコイン精米所に籾を持っていって、白米に精米してから発送します。 一般の農家さんは籾で一俵の単位でしか販売しません。いちいち、コイン精米所に来ていたら手間だし精米費もかかるので、嫌がるのは当然かと思います。山のツバルでは利益重視というよりも、自然農のお米を美味しく召し上がってほしい!ということを重視していますので、手間ですが小口の頒布会を続けています。 これは出来立ての最新型、外も中も綺麗で清潔!お米投入口にはシャッターが付いています。新機能です!(笑) 投入口の中もなにか複雑なことになっています。 籾を7種類に精米することができます。なんと、お釣りも出るという親切設計! 精米後のお米も綺麗で良い仕事をしてくれます。 ちなみに、籾から玄米にするコイン精米機は非常に珍しいので、山のツバルでは簡易型の籾摺り機を使用しています。 この機械はソーラーパワーだけで動くというすぐれものです。精米もできるのですが、使用前後の掃除に手間がかかるので、玄米を作るときだけに使用しています。
無塗装の杉板の壁面です。15mm厚の杉板を横張りで仕上げています。縦に板同士の継ぎ目があり、そこはシリコーン系のシーリング材で止水されています。 1階の窓から雨漏りがするので、シーリングが切れているのだろうな〜と放置していましたが、梅雨と台風シーズンの前に対策をしました。写真を見るとシーリングが縦方向に剥がれて隙間ができているのが分かります。この部分は建ててから15年も経過しているので仕方がないことです。 一部真鍮の釘が浮いている箇所もあります。浮き上がっている釘を抜いてみると途中で破断していることが分かります。木の板が反り返る力というのは強いものですね。このような箇所に釘を打ち直して、古いコーキングはカッターを入れて引き剥がしていきます。 シーリングは傷んでいると言っても、まだまだ粘性があり壁材の端部から綺麗に剥がして掃除をするので時間がかかります。 この時だけは壁材の断面を見ることができます。表面はささくれ立っていて変色もしていますが、断面はまだまだシッカリとした木材の断面を保っています。表面に塗装しないこと、裏面に通気層を設けること、この2点を押さえておけば杉板の壁は十分に長持ちすることが分かります。 マスキングをして、板の断面にシーラントを塗ってから、シーリング材を充填します。シーラントは木材にシーリング剤がくっつきやすくするための接着剤です。シーラントは必ず塗布したほうが良いと思います。 マスキングを外して出来上がり。窓の雨漏りが止まったので、多分成功したのでしょう。素人工事の耐久性は未知数ですが、、、
バカバカしい米騒動を脇目に、今年も自然農のお米作りを始めました。5月1日からパレットに種下ろしをして、ビニールシートで作ったプールで育苗すること約一ヶ月。苗は人差し指程度の大きさまで育ちました。 このまま放って置くと黄変してしまうので、田んぼの脇の池に移します。 その前に、今年2回目の草刈りをします。この草刈りの時給だけを考えても、稲作は赤字ですね。 多年草化をもくろんで、冬の間中、水の管理などをしてきましたが、水不足で冬期湛水ができず、多年草化はできませんでした。草刈り後の池に苗を移します。 プールはこんな感じです。屋根が高すぎて、日差しがきつく当たる場所の苗が根浮きしてしまったので、来年は屋根を低くする工夫が必要です。 車に積んで、4往復ほどで苗を移し替えました。 今年もしっかりした苗ができると良いな〜
昨年は振るわなかったエンドウ豆、今年は順調に花をつけて、食べきれないほどの豆のさやが育ちました。エンドウ豆を育てる中で一番難しいのは種下ろしのタイミングです。 昨年11月6日に直播をしたところ、ハラジロという地面を引っ掻き回して餌を取る鳥に生えてきた芽をひっくり返されて、11月30日に撒き直しました。ハラジロは小さなペンギンみたいで可愛いのですが、、、今年はネットを掛けるなどの対策を行ったほうが良さそうです。 大きなボール一杯に収穫して、必要な分だけ鞘から取り出して食べれるので、豆の表面が固くならずに食べられて良いのですが、剥くのはちょっと面倒ですね。収穫しないで放って置くと鞘の表面が白色化していき、豆は固い種になってしまうので、数日おきに収穫しなければなりません。 毎日、食べて、残った分は冷凍しておきます。 自家製のお米で作る豆ごはん。色も香りも最高です。 少し多めに塩を入れて炊くのが美味しい秘訣です。 毎年のご馳走!冷やしても美味しいポタージュ。これを食べるためだけに毎年栽培しているエンドウ豆です。
JICAの臨時研究員という立場で久しぶりにツバルに行ってきました。約6年ぶりの訪問です。訪問というよりかは田舎のじいちゃん家に遊びに来た〜っていう感じです。 ビーチがなくなって、こんな埋立工事が進んでいたり、変わっているところもありましたが、昔からの友人はみな健在で楽しい時間を過ごすことができました。 長期にわたって植え続けてきたマングローブも一部健在でした。 気候変動問題では戦友とも言える、エネレ・ソポアンガ議員。今のツバルへの国際支援の輪を作り上げた人です。 こちらも旧友のパナパシ・ネレソネ副首相、いつの間にか副首相になっていました。夜間の密会で新プロジェクトの情報のシェアをしました。 デジタルクリエイターブラザーズのベヌ・ペドロ氏、彼はギフテッドなので、素晴らしい映像を作ります。 ラジコンおじさん。 帰国後食中毒を発症して1週間寝込みました・・・ ツバルで発症しなくてよかった。。。これに懲りずに、また行こうと思います。
自然農のお米の育苗にはいくつかの方法があります。山のツバルでは育苗パレットで育てています。 パレットは200穴あるものです。これに土を入れて20枚用意します。 土は庭の隅っこの土を使います。 パレットの穴に効率よく入れていくために、ふるって粒のサイズを揃えます。同時に草の根っこなども取り除きます。 ぎゅっと握りしめると形になって、すぐにほぐれる良い土です。これに、籾殻燻炭を少し混ぜます。水はけを良くするためです。 結構な量の土が必要です。隙間なく土をぎっちり詰めたつもりでも、端っこが詰まりきっていなかったり、ふるったはずなのに小石が出てきたりと、色々あります。 種下ろしまで時間があるので、乾燥しないようにビニールシートで養生しておきます。
霧島山系の麓にあたる山のツバル、標高400mほどにあるので、2010年に引っ越してきたときは8月でも夜は涼しく、毛布をかぶって寝るくらいの気温だったのですが、気候変動が進んでしまって、最近は夜でも熱い!床置き型の小型クーラーを導入したものの、音がうるさいうえに、それほど冷えない。。。そこで薪ストーブがある部屋にエアコンを設置して、その冷気を寝室側にも流せるように工夫してみることにしました。 設置場所は上の写真の木箱が収まっている戸袋の中です。 戸袋の中には流石にエアコンを設置できないでしょうから、戸袋を取り外してみます。写真は戸袋の扉を全部外してみたところ。 戸袋部分をしたから見上げた写真 戸袋の中です。奥に横方向に棚板があります。その下の縦張りの杉板の壁にエアコンを取り付けます。 とりあえず、天井板、戸袋からすると床板を外してみました。 奥の壁の棚板が邪魔です。 棚板とそれを支えている板が邪魔なので外しました。といっても、昔の人が五寸釘で打ち付けて留めてある材なので、そう簡単に外れてはくれずに、この作業だけで1日かかってしまいました。 棚板がなくなってスッキリした様子がわかります。エアコンは奥の縦張りの杉板のところに設置します。 右側が寝室になります。 板を取り除くと、寝室の戸袋の中に繋がります。ここにダクトを設置してエアコンの冷気を寝室に導こうとしています。このダクトがあると、冬季は薪ストーブの熱を寝室に流し込むことができるので一石二鳥です。 ダクトは合版で作りました。きれいに収まって、もーこれだけで満足!というわけにはいきません。 ちなみに右側の煤けた柱はムササビに食いちぎられています。昔はこの戸袋の中までムササビの巣だったようです。 エアコンを設置する壁面に断熱材を入れました。ここだけ入っていても・・・という気もしますが、無いよりはあった方が良いのかな?などと思いつつ エアコン設置用の下地合版を入れます。 天井がむき出しだと、冬期に薪ストーブの熱を寝室に流し込む際の効率が落ちそうだったので、エアエアコンのクリアランスを取って天井板を作ります。 天井と壁面に杉板の壁材を張りました。田舎の家によくある洗面所近辺のインテリアな感じになりました。
昨年の稲刈りの際に、地面すれすれで稲刈りをせずに、株元を残す形で稲刈りをしました。株元を残して冬期湛水をすれば、稲の多年草化ができるかもしれない!というパイオニアの方のお話を試してみよう!という実験です。 上の写真は1月4日。氷の膜が張っています。鹿児島なのに山間部は冷え込みます。 雨がふらない日が続き、1月15日には水は溝の中に少し残る程度まで減ってしまいました。冬期湛水ならず・・・山の清水だけでは水量が不足しています。 あまり雨の降らない日が続きました。3月19日には積雪。。。この雪では田んぼに水を張るほどの水量にはなりませんでした。 今年は、4月になっても寒い日が続きました。雨が降ってようやく水が溜まりました。2.5ヶ月くらい水がない田んぼになっていましたが、さて、この先、残された株から稲が生えてくるようなことが起こるのでしょうか〜 4月12日、何日か起きに雨が降るので、田んぼは湿っています。池にはオタマジャクシが泳ぎ始め、蓮華の花も満開です。 もうしばらく観察を続けながら、多年草化とならなかった場合を考えて、苗作りの準備も始めます。
女性誌の「FRAU」が発行しているウェブマガジン「Do well by doing good」に4回にわたって紹介されました。 1998年に初めてツバルを訪れた時の様子から、マングローブ植林などのツバルでの活動、国内での啓蒙活動などを経て、鹿児島の山のツバルまで、、、およそ、20年間にわたる軌跡です。 改めて俯瞰してみると、色々なことをやったけど、軸はあまりぶれていないのかな?などと思っていたりしています。 ご興味があれば、是非、ご一読ください。 第一話 水没の危機迫る島国ツバルを、ドメイン「.tv」で救え! 第二話 水没危機の「ツバル」を救え! 第三話 水没危機のツバルを救え! マングローブ植林で海岸浸食阻止に挑む 第四話 なぜ鹿児島で自給自足生活を始めたのか?
MORSO 3440CBという中型の薪ストーブを使っています。数年前より着火時にストーブの後ろの方から煙が出てきたり、給気をコントロールするレバーが固くて動かない時があるなど、おかしな症状を見せ始め、同時に燃費が凄く悪くなってきました。 ストーブの中の薪が熾になってからの燃焼時間がものすごく短いのです。給気が完全に絞れていないのだろうということは簡単に予測できました。 ボディーに歪みが出て、その隙間から余分な空気が入ってきてしまうのだろうか??? 案ずるよりストーブの裏側のパネルを外して点検します。 吸気口は鉄板がスライドして吸気量を調整する簡単な仕組みになっています。よく見ると、板の上部のボディーが削られてしまっています。 角度を変えてみると、板が熱で歪んでしまって本体との間に隙間ができていることが確認できました。この隙間から余分な空気が入り続けるのが、燃費悪化の原因です。 純正部品でも3千円くらいで購入できるようでしたが、この薪ストーブの設置に協力してくださったファイヤーワールドの担当さんの、叩いて直せばいいかも?の一言で、おーそうか、叩いて治せるかも!! なんか単純なことが思いつかないことがありますね、、、 ほんの少しだけ浮き上がっています。 叩いて治しました。笑 完全に真っ平らにしてしまうと、本体に取り付けたときに、逆に浮き上がる箇所がでてきてしまうので、左側の支点の穴に近い方に、ほんの少しだけ浮きを残すようにすると、吸気口への密着感が高まります。 密着している感じがします。給気量をコントロールするレバーも軽く動くようになりました。 静止画では分かりにくいのですが、、、燃え方も良い感じです。
2024年に自然農で作った「アサヒ」というお米の頒布会をしています。田んぼに水を引き込む作業から収穫後の天日干しまで、10ヶ月、その工程のすべてを自然農による手作業で作り上げました。ツバル国環境親善大使としても自信を持ってオススメできる環境に優しいお米です。 作業の全工程は「2024年のお米作り・まとめ」からご覧いただけます。自然農の情報も合わせて掲載しています。 愛着が湧きすぎて、名前までつけてしまいました。品種の源流は1920年に「日の出」という品種から選抜された「京都旭」です。その後、さまざまな圃場で栽培され受け継がれてきた過程で他品種の影響も少し受けたようです。結果としてアサヒの個性を強く残しつつも、独自の味わいを持つにいたりました。「鹿児島旭」と呼んでも良いかもしれません。 旭は粒が大きく、食味が良いと評判の高い品種です。しかし、稲の背が高く、稲刈り時にモミが脱粒しやすく、コンバインなどの機械化にそぐわなかったため、いまでは幻のお米とまで言われています。その旭のベースの美点は残しつつ、自然農で栄養豊富に作り上げたのが「アサヒ 〜護〜」となります。 以前より、自然農のお米を分けてほしいというご要望をいただいておりましたが、ようやく自信を持ってお届けできるお米が出来上がりました。 手がかかっている分お値段は少し高めですが、お祝いの席などの特別なお米として、愉しんでいただければとても嬉しいです。 この機会に是非ご試食ください。ご感想などもいただけますと励みになります。 白米でも玄米でも1500円/1KG(税別・送料別)でお願いしています。 [備考] 返信メールにて送料を含む合計金額と送金先をお知らせいたします。 販売元は「山のツバル」管理人の遠藤秀一が担っています。当会の収益は租税などを差し引いた上で、NPO ツバルオーバービューに寄付をして、活動費として活用させていただきます。 送金を確認させていただいたお申し込みから順に発送いたします。精米の都合で日時のご指定は受けかねます。 お米は紙製の米袋に入れて発送します。お受け取りになられましたらジップロックなどの保存袋に移して冷蔵庫の野菜室で保管していただくと、美味しさを保つことができます。
今年も生姜がたくさん収穫できました。 新生姜は皮が固くならないうちに、ペーストにしたり細切りにしたりして冷凍するのと、生姜糖を作ります。残った生姜はきれいに洗って乾かして、少し皮が固くなったところで、保存作業に移ります。 今までも色々工夫してやってみましたが、今ひとつ決め手にかけてきました。 大切なのは、適度な湿度と温度! 今年は収穫かごを土に埋めて保存庫にしてみます。 土に埋めたかごの中にもみ殻をいれて、その中に生姜を埋めていきます。土からの適度な湿り気と、土中の穏やかな温度、春まで腐らずにいてほしいものです。 もみ殻のトップに藁を引きます。カビなどを抑制する菌がついているとのこと。 断熱のために土の層をトップに乗せました。 雨よけの波板も乗せておきます。 昨年も土に埋めて保存していましたが、2月頃の長雨で湿度過多になり、カビが生えて腐ってしまったので、念の為、雨よけもしておきます。 さて、どうなるでしょう。
2020年以来、4年ぶりの自然農のお米作りです。自分たちの復習も兼ねて一覧にしてみます。 今年から品種を、昔、西の横綱と呼ばれていた「あさひ」に変えました。一時は一世を風靡した品種ですが、背が高くなりすぎるのと脱粒しやすい為に機械化に馴染めず世代交代となった品種です。アサヒにもち米を掛け合わせてできたのが、現在とても評判の良いヒノヒカリです。 ヒノヒカリは背丈が低く、台風などでの倒壊被害が少ないのですが、脱粒しにくいので、足踏み脱穀機での収穫に向かないこと、また、もち米成分が多すぎて、食べ過ぎると太る(笑)食味があっさりしていない、などの欠点があるように感じています。 いきなり田植えができるかというと、もちろん、そんなことはありません。まずは、山の清水が流れてくる溝の復活工事。イノシシが暴れまわって埋めてしまった溝を掘り起こして、水が流れるようにします。土砂や倒木などがあり、この作業だけで1週間程かかります。この仕事は3月中には終わりました。 5月2日 種下ろしです。いつものようにパレットに浸水して鳩胸になった籾を1〜2粒づつ種を下ろしていきます。20パレットほど作りました。 パレットは薄く水を張ったプールで養生して発芽を待ちます。1週間後には小さな目が顔を出してきます。 成長を待つ間に田んぼの横に池を作りました。この池で水温を高めてから田んぼに導水します。この方法はとても有効だったようです。 同時に、田んぼと畑の境界に畝を建てて、両脇と田んぼ全周に溝を作りました。辛い地業ですが、自然農の場合、これをしっかり作っておかないと、水管理などがやりにくくなるので、気合で頑張ります。 気合、、、まー自然農のお米作りはすべてが気合です。ww 6月3日 種下ろしから一ヶ月、人差し指ほどに成長した苗を、田んぼの池に移します。このまま、養生プールに入れておくと栄養不足で黄変してしまうのを防ぐために移動します。 池の中で水底の土まで根が届くと、田んぼに移植したときのようにスルスル苗が伸びていきます。この作戦も大成功でした。 池には水が入りましたが、右側の田んぼは草原のようになっています。慣行農法ではトラクターで耕して、水を入れて代かきをして、、、という作業がありますが、自然農はこの草原に手作業で苗を移植していきます。
10月8日、例年より早いですが自然農の田んぼの稲刈りを始めました。この後、1週間ほど晴天予報で、その後は雨がちな予報になっているので、1週間で稲刈りを完了しなければなりません。 手刈り、掛け干しの稲刈りです。まず、掛け干し用の竹を切り出してきます。8mくらいに切り出した竹を取り敢えず3本運びます。 手が届く範囲に真っ直ぐな竹がなかったので、グニャグニャに曲がった稲架掛けになりました。笑 このあと刈り取った稲をかけていくと、その重さでなんとなく形は落ち着いてくるはずです。 葉は緑ですが、穂は充分熟しています。 地面の様子です。水草とタデが少し生えているだけで、雑草はあまり生えていません。良い出来上がりです! 1刀目!最初は笑っていられますが、このあとは、修行です。。。いままでも何回もやっていますが、一反の田んぼの稲を鎌だけで手刈りするのは、本当に大変です。 今年は来年の多年草化に向けて根本から15cm程度上で刈り取ります。 2〜3株を束ねて、コテを作って、そのコテをVの字型においていきます。 そして、水で湿らせた古い藁でV字の重なった部分を縛って、掛け干しの竹にかけられる形にします。 今年は実りが良かったので、稲の束もがっしり重いです。それをぬかるんだ田んぼに足を取られながら運んで、稲架掛けしていきます。手前が1日前に掛けた稲です。天気がいいのであっというまに乾燥していきます。 自然農、一本植の平均的な稲の姿です。品種はアサヒです。 穂先を束ねてみた様子。 分けつ数は25程度です。良く育ってくれました。 アサヒは背が高く倒れやすいのと、モミが落ちやすいのが欠点とされています。この品種をもとに、背が低くモミが落ちにくい品種へと改良されていきます。今年は気温が高いので、落ちたモミが早速発芽しています。 6日かけてようやく稲刈りが終了しました。毎度のことですが、自然の恵みと、妻の努力に感謝です。 稲架掛けの竿は4セットになりました。 このあとの雨がちな天気のあとに脱穀となります。これままた、修行なのですが、、、どのくらいの収量になるか楽しみです。 今はコンバインが主流の稲刈りで、掛け干しのある田んぼの風景は珍しいものになってしまいました。大切にしていきたい景色の一つだと思っています。
庭の50坪の自然農の畑です。9月下旬でも残暑が厳しい日々ですが、野菜は冬に向かって変化していっています。それでも、まだ実りを提供してくれるので本当に助かります。 今年一番の活躍はこのピーマン2株。昨年の株を鉢に植え替えて部屋に入れて越冬させた株です。梅雨時期も実がなりましたが、その頃は蛾の幼虫の活動も盛んで、穴開きピーマンばかりでした。酷暑の時期は実の膨らみが滞っていましたが、昼間の気温が30℃前後まで下がった頃からきれいなピーマンが鈴なりになっています。 その次に頑張ってくれているのが丸オクラ。オクラにはタバコ蛾がずーっとついているので、それを取りながらの収穫です。背丈が2m近くまで成長して、まだまだ花が咲いています。 ピーマンとオクラは食べ切れないので、乾燥機を作って保存食にすることを検討しています。 こちらも毎年スズナリになるトカドヘチマです。ゴーヤも頑張ってくれますが今年はヘチマの勢いが良かったです。もともと熱帯地方の野菜だからかもしれません。暑さにはとても強いです。生でも美味しいのですが、炒めても良いです。試しにお好み焼きの具材にしたところ、卵と相性が良くて、美味しいお好み焼きになりました。 地這きゅうりは8月いっぱいで見が膨らまなくなりました。黄色いきゅうりは種取り用に残してあるものです。地這ではなく支柱を登らせるようにしたところ、沢山の実をつけるようになりました。ゴーヤほどの大きさになりますが重みで落ちることはありませんでした。 トマトも8月いっぱいで赤変しなくなりました。そこそこの数ができましたが、完熟させても甘みが足らないので、もうひと工夫したいところです。 これから収穫期をも変える里芋も順調に育っています。赤目を中心に植えています。 大豆は今年も順調。9月になって雨も充分降っているので実の膨らみも順調です。沖縄のゲダイズ、都城の固定種、この集落の固定種、黒大豆、などの品種があります。もっぱら味噌にしますが、納豆や醤油にも挑戦したいので多めに作付けしています。 8月の熱いさなかに種をおろした人参は気温が落ち着くに連れ、グングン成長しています。 サツマイモも順調。今年はベニハルカのみの作付けです。そろそろ試し掘りをしてみようかというタイミングです。 同じように落花生もいまから食べ頃を迎えます。
やられました・・・というか、やっちゃいました〜 油断していた私が悪いのですが、、、チャドクガ・・・毛虫の毛にも、蛹にも、はては成虫の毛にも毒があるという最高に嫌な虫です。半袖で庭をウロウロしていて触ってしまったようです。 もー痒くて眠れないので、こういうときだけは、体のアレルギー反応を低下させる副腎皮質ホルモン軟膏に頼ります。普段薬をほぼ使わないので、良く効きます。もう少し部位が少なければドクダミなどの生薬も試してみたいところではあります。 鹿児島で生活を始めて14年になります。今まではチャドクガにやられたことはなかったのですが、昨年、オオスズメバチやスズメバチが少なかったことが影響して、今年はチャドクガが増えてしまっているようです。 あちらを立てればこちらが立たず、、、自然界は微妙なバランスで成り立っていますね。 捜索すると、庭の3箇所にチャドクガの群れがいました。若い椿の木だけに発生していました。 ヘタに触ると毛が飛び散って二次被害となるので、枝ごと沸騰したお湯の中に落として処理します。チャドクガの毒は60℃以上で無効化できるそうです。刺されたときに着ていた服も熱湯で洗いましたが、家の中のあっちこっちに飛び散っているかもしれないので、当分は痒さと付き合っていかなければならなそうです。 みなさんもお気をつけください。
この耕作放棄地を撹拌して平らにして田植えをしたのが2020年のことでした。「新しい圃場での田植え」の記事を見ると、代かきまでして水平を出したので、草があまり生えていない表面に小さな苗を植えていった記録があります。 その後、3年間放置した田んぼがどうなったか?もちろん草ボーボーです。笑 いつものように、草刈りをしてウエボーで穴をあけて苗を植えていきます。 今年は苗をできたてほやほやのビオトープにつけておいたことが幸いして、15cmくらいまで成長しました。このくらいの大きさがあると植えやすいものです。 1日で6列くらい植えることができます。72列あるので毎日毎日田植えだけをしていても、12日間かかる計算です。 少し無理をして1日10列くらい植える日もあったので、結果8日間で田植えが終わりました。 大きく育ってほしいものです。 そのためには草刈りが必須です。 最初に植え始めたところは、すでに、草ボーボーです・・・ 水を入れて深水に保ちながら草刈りを進めていきます。 サクサク草刈りを進めたかったのですが、3年間放置している間にタイヌビエが大きな株になってのさばってしまいました。 根深いし、広がっているし、地上部を刈ったくらいではビクトもせずに、すぐに芽吹いてきます。 成長点も根の生え際ギリギリにあるようです。これはなかなか強敵です。なるべく、成長点に近い地上部を刈落として様子を見てみます。
山のツバルの田んぼをドローンで撮影してみました。真ん中の溝で囲われた部分は田んぼです。およそ1反あります。ぐるっと溝を一周掘り回すのは水の管理をしやすくするためです。自然農の圃場では良く見られる仕掛けです。この溝を掘るだけでも2人で5日間程かかります。このあと圃場の中にも何本か溝を掘ります。その右側が畑、左側の三角に残された部分にビオトープを作ってみました。 秋に刈り倒した草を圃場の方に移して、更に草刈りをして地面が見えるようにします。こうするとスコップが入りやすく仕事がしやすくなります。 掘り出した土を周囲において、池の周りを嵩上げする方向で土の処理をするしか方法がないので、掘り出す土と置き場所のバランスをなんとなく考えてから掘り始めました。 2日かけてここまで掘り進みました。池の深さは20cm程度です。これ以上掘ると粘土層のしたのシラスの層が出てきて、水が溜まりにくくなりそうだったので、この深さに決めました。それに、これ以上深く掘ると果てしない肉体労働になりそうな予感もありました・・・ 奥の三角の頂点から水をいれる計画です。そこまで溝を掘りながら右側の畔を嵩上げして補強していきます。ちょうど雨が降って水も入ったので、近くの沢に生き物を探しに行きました。 かろうじて採れたのがハヤとサワガニ。昔の田んぼの水路にはフナやドジョウ、ザリガニといった生き物が沢山いたのですが、農薬という毒を撒き続けた結果、慣行農業の圃場の周囲の溝や川は無生物状態です。。。今後、いろいろな場所から生き物を移動してこようと思っています。 一番奥、三角の頂点の水の湧き出し口。側溝経由で流れてくる山から滲み出てくる水をパイプを工夫して湧き出すようにしてみました。ここまでで一週間ほどかかりました。その甲斐あって良い感じのビオトープができたと思います。 お米の苗を仮置きする浅場も残しておきました。パレットで苗を作ると、成長途中で黄色くなってきてしまうので、土の上に置いて成長を助ける場所にします。結果は上々でした。 奥から水が入って、手前の横引きの溝を経由して右側の圃場に流れていくようにしています。水を温める機能にも期待しています。 このあと、浅場にはマコモタケも植えてみようと思います。
単管パイプを簡単な方法で地下10mまで打ち込んで、水脈があるかどうかをさぐる「西田式水脈探し」のイベントを行いました。
控えめに言っても、ずーっと雨!です。まるで梅雨のような1ヶ月でした。気持ちよく晴れたのは6日間だけです。 この時期、路地には収穫できる野菜がありません。しかし、苗が育たない・・・ 本葉が大きくならないナス・・・ トマトもキュウリも時が止まったかのよう えんどう豆はかろうじて実がついて膨らみ始めています。 地元の人は、これが梅雨かもしれない、5月に梅雨明けしたら、田んぼの水が足りるかな。。。と心配そうに話していました。 こんなことが頻繁に起こるのが気候変動の影響なのだと思います。
「日本の滝100選」にも選ばれている滝がある関之尾滝公園内に「スノーピーク都城キャンプフィールド」がOPENしました。 気分を変えてのんびり読書できるようなカフェがなかったので、新しくできるSnow PeakのCafeを期待大で待っていました。OPEN当日の午後に訪問してみたところ、緑がバーンと広がる気持ちの良いカウンター席を設けた、雰囲気の良い空間ができあがっていました。 有機栽培コーヒー330円というお手頃な価格設定も嬉しい限りですし、300円からの各種ドーナッツも美味です! この手のカフェが都会にできると、しばらく行列で近づけなくなりますが、ド田舎はちがいます!オープニング当日の午前中は混雑したようですが、午後になると落ち着いていて、コーヒーと空間を存分に楽しむことができました。家から車で15分くらいの距離です。本を持って頻繁にお世話になるかもしれません。 このカフェの直下に100張可能なキャンプフィールドもOPENしています。私はキャンプには興味がない、というか、家での暮らしがキャンプみたいなものなので、わざわざキャンプに行きませんが、テントなど一式レンタルコースとか、隈研吾氏設計のトレーラーハウスなどもあって、お試しキャンプにも良いと思います。 滝を中心にいくつかの施設が新設されて都会的な施設群になっています。カフェの他に、コテージを併設した物販棟もあります。地元企業の運営なので、SNOW PEAKのグッズにまざって地元の食材なども販売されています。珍しいところでは肉の自販機もありました。 物販棟にはレストラン「Blue Bird」があります。こちらの運営は地元の「ベーカリーキッチンSAKURA」が担当しているとのこと。 パンのコーナーもあり、ランチ用のサラダバーも色とりどりで、楽しい雰囲気が演出されています。カフェ同様、周囲の緑を存分に取り込む設計になっているところが良いですね! コテージのお客さん向けに7時からモーニングを提供するとのこと、宿泊以外のお客さんも利用できます。クロックムッシュなどが提供されるようです。 ランチは少し贅沢な設定で4,000円位から、なにかの記念日にでも訪れてみたいレストランです。 OPENしたてのキラキラ感がいつまでも続くように微力ながら応援していこうと思います。頑張ってください!!
庭があるとついついかけてしまう鳥の巣箱、設置して4〜5年の間に一度だけシジュウカラが巣立ちをしました。一度だけ、というのには理由があって、写真のように雀に邪魔されて子育てに失敗することが多いのです。 左上の赤丸の中がシジュウカラに追われた雀のカップルです。縄張り意識が高く体力的にも優る雀が巣箱を占領してしまうことはよくあることのようです。一度はシジュウカラが巣箱の中で雀に出入り口を塞がれて餓死してしまったこともありました。 雀は家の瓦屋根の隙間とか、色々な場所で子育てができるので、巣箱はシジュウカラ専用にしてあげたいものです。 その対策がこの写真。経年劣化で直径が大きくなってしまった出入り口を、シジュウカラ用の直径に戻します。 鉛筆の線がきっちり28mmです。それよりも少し小さめの穴にしてあります。この大きさだと雀は中にはいれないのだそうです。 巣箱の中には水苔が運び込まれていました。邪魔されながらも巣作りは進んでいるようです。 このあと、雀は寄り付かなくなったので一安心。雛が巣立つのを待つばかりです。 巣作りから60日くらいで巣立ちになるようです。
毎年4月の中旬には近所の椎茸農家さんの作業のお手伝いをしています。原木しいたけの菌コマ打ちの手伝いです。 普通は数百個も打てば、あーもー充分、2年後の冬には椎茸食べ放題!となりますが、生産者は数万個単位でコマを打ちます。家族総出で作業しますが、家族が揃うのは週末だけなので、なかなか作業が進みません。 そんな状況なので、私達のような素人でも役に立ちます。 お駄賃として、太すぎてしいたけ栽培に向いていない木をいただきます。クヌギなので薪ストーブにもうってつけです。 ただし、割らないと使えない、、、ということで、毎年5月の連休は薪割りブートキャンプとなります。 菌床しいたけに比べて、原木しいたけは身が厚く美味しいのですが、木の伐採は危険も伴う重労働で、後継者不足です。周辺の椎茸農家さんも辞めていくばかりのようです。いつまでも美味しいしいたけを食べたいものですが、、、農家の努力だけでは限界があります。だからといって、今の日本政府に期待することもできないし、、、一体どうしたものでしょうか・・・
2010年に改築を終えてから、裏玄関の倉庫脇に移築した黒いタイル張りの可愛いおくどさん、当初、南九州の梅雨時期の雨を知らなかったので、屋根無しで設計してしまったところ、梅雨と台風の豪雨に直面すること数年・・・これは屋根をかけないとだめだな〜と常に気にしていた部分です。 こんな感じで使っていました。これでは雨のときは使えませんね、、、ビニールシートをタープのようにして屋根にしてみたり、色々、工夫はしてみましたが、やはり、きちんとした屋根がほしい! 倉庫の奥にバッテリー置き場を作ったときに、囲炉裏を囲うように基礎を作ってみました。この基礎を作ったのが2016年12月です。その後、裏玄関の軒先と倉庫の切妻をうまく納めて、梁を出して柱を立てて、、、というアイデアスケッチを何枚も書いてみたのですが、なかなか良い納まりが見つからず、あっというまに6年くらい経ってしまいました、、、汗 屋根をかけるのと同時に、床もしっかり作りたかったので、その材料も確保し続けるのも大変でした。昨年、物置小屋に改造した薪小屋1号のセンターに10年近く保管されていた、木のブロック。これはとある倉庫の床下地に使われていたもので、倉庫を解体する作業を手伝ったときにもらってきたものです。防腐処理されているので捨てるには忍びなく、保管できる量だけ貰ってきたものです。 10cm角の角材を倉庫の床の不陸に合わせて12〜15cmに切断して使われていたものです。これをぎっちり並べれば丈夫で冷たくない床ができて良いだろーなーと思い続けて十年以上が経ってしまいました、、、 薪小屋1号を改造するときには、別に簡単な物置を作って収容したり、その後、この場所からほかに移動しなければならなくなったりで、コロコロしたサイコロブロックの保管には随分手間がかかりました。 昨年、大工さんに手伝ってもらって、竈門の間にようやく屋根がかかったので、12月初旬から準備を初めて、年明け2日から床張りの作業に取り掛かりました。 木土台用の荒材で、正確な寸法も出ていない曲者です。長年の倉庫床下での経年と保管時の変形もあったと思いますが、それぞれ、個性的な木ブロックです。