福岡伸一さんの本をまた読んだ。この方は専門の分子生物学だけではなく絵画にもかなり詳しいと見た。この本の中に出て来た話によって忘れていた昔の記憶が鮮やかに蘇ってきた。時は1980年代前半場所はサンフランシスコだ。ジャパンタウンの日本食レストランに行ったとき、たまたま店内に数点のサクランボの画が展示されていた。絵を見て感動を覚えたのはその時初めだった。実際には絵画ではなくメゾチントと云う銅版画だった。作者の名前は浜口陽三(ウイキペヂア)さんいままでレストランの名前も作者の名前も忘れていたがその時の感動だけは心に残っている。浜口さんは1981年に活動の拠点をサンフランシスコに移して日本に帰国されるまでシスコとパリを行ったり来たりしていたらしい。僕がシスコに滞在していた時と一致するのでどこかのレストランでひょっと...福岡伸一さんの本動的平衡3チャンスは準備された心のみ降り立つ