象(the elephants) - サルバドール・ダリ 1948年

パフォーマンスで凱旋門に象に乗って現れたこともあるなど、象はダリの創作で度々登場する動物です。聖アントワーヌの誘惑などでも登場しています。購入・もっと作品を見てみるビンテージポスターを見るにはここをクリック

球体群のガラテア(Galatea of the Spheres) - サルバドール・ダリ 1952

スペインダリ美術館所蔵。戦後の作品です。モチーフはダリの妻ガラ。ガラの姿を無数の球体により表現しています。本作品では、フランスでは切手化されています。購入・もっと作品を見てみる

花の頭を持つ女人像(Female Figure With Head of Flowers) - サルバドール・ダリ 1937年

花の頭を持つ女人像はダリとしてはやや異色な作品。日本での知名度は低く、目にしたことがない方もいるのではないで時期的には内乱の予感やナルシスの変貌などと同時期ですが、それらの作品に見られる派手で複雑な構造、トリッキーな画面は影を潜め、シンプルなイメージです

目覚めの一瞬前に柘榴の周りを蜜蜂が飛びまわったことによって引き起こされた夢(Dream Caused by the Flight of a Bee around a Pomegranate)- サルバドール・ダリ 1944年

目覚めの一瞬前に柘榴の周りを蜜蜂が飛びまわったことによって引き起こされた夢は、フロイト心理学が根底にある作品です。柘榴の周りを飛び回るハチにより喚起されたイメージが本作品のテーマであり、本作中にも柘榴の周りにハチが飛んでいるのを確認できます。画面中央の女

水面に象を映す白鳥(Swans Reflecting Elephants) - サルバドール・ダリ 1937年

水面に象を映す白鳥は、30年代末期の偏執狂的批判的方法による作品です。本作品は池の上の白鳥の鏡像が象と「ダブルイメージ」となるよう構成されています。左には、ダブルイメージから距離を置き、ダリ達の自画像が書き込まれています。近くの男性の姿は、ダリの後援者であ

大自慰者（El gran masturbador） - サルバドール・ダリ 1929年

スペイン国立ソフィア王妃芸術センター所蔵。ダリの「偏執狂的批判的方法」で書かれた作品としては初期にあたり、手法的にもテーマ的にも後の30年代の諸作品の萌芽がみられます。大自慰者自体も、彼の作品の頻出のモチーフであり、フロイト的な去勢不安が前面に押し出されて

燃える麒麟(The burning Giraffe) - サルバドール・ダリ 1936年

本作品も、ダリの戦間期の作品です。ダリは、彼独自の絵画理論たる「偏執狂的批判的方法」により、相対性理論、戦争、ミレー、彼の妻のガラ等の典型的に用いられるモチーフがありますが、本作品もその一つで、フロイト心理学がテーマとなっています。戸棚と人間が融合し、後

記憶の固執の崩壊(Disintegration of Pers) - サルバドール・ダリ 1952-54年

サルバドール・ダリ美術館所蔵。有名な記憶の固執の爾後を描いた作品です。溶けた時計、柔らかい時計はダリの作品の中で度々現れるモチーフで、さまざまな意味が象徴されています。本作品は、原子核の時代、広島原爆の衝撃が一つのテーマとなっています。そこに、前作のテー

果てしない謎(Enigma sin Fin) - サルバドール・ダリ 1938年

マドリードの国立ソフィア王妃芸術センター所蔵の作品です。本作品はナルシスの変貌でもみられたダブルイメージの技法が用いられ、一見では何が書いてあるかわかりにくい難解な作品となっています。果てしない謎は、実に6種類のイメージが作品に組み込まれており、よく見ると

ミレーの≪晩鐘≫の古代学的回想 - サルバドール・ダリ 1933年

本作品はミレーの「晩鐘」をモチーフにした作品です。ダリはミレーの名作晩鐘を性的なものと解釈していました。本作品は晩鐘を彼の解釈をもとに再構成したものです。ミレーの≪晩鐘≫の古代学的回想は偏執狂的批判的方法の代表的なものとされ、農夫は無機質な岩と表現されて

ナルシスの変貌- サルバドール・ダリ 1937年

ナルシスの変貌は、ダリの代表作の一つで1937年の作品です。ダリがシュルレアリズム運動から離脱するのは翌1938年のことですが、だまし絵的な技法が使われた本作品は、ダリが本質的にとシュルレアリズム運動とは相いれない画家であったことが見て取れます。シュルレアリズム

茹でた隠元豆のある柔らかい構造(内乱の予感) - サルバドール・ダリ 1936年

茹でた隠元豆のある柔らかい構造（Soft Construction with Boiled Beans）は、別名である「内乱の予感」のタイトル通り、本作品が発表された1936年に勃発したスペイン内戦を予言したものとして名高い作品です。スペイン内戦では、国際世論が反フランコ勢力に与する中、ダリは

記憶の固執(柔らかい時計) - サルバドール・ダリ 1931年

 記憶の固執（Persistance de la memoire）は、スペインの画家サルバドール・ダリの油絵で、1931年に製作された彼の代表作のひとつです。ダリは1929年にシュルレアリズム運動に参加して、38年に除名になっていますから、この作品はシュルレアリズム運動の中心人物として表舞

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