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  • 殺される

  • 入学

    高校に入学。 私は高校生になった。 入学式も終わりクラスに移動。 私の学校は専門的なクラスが多く クラス替えが3年間ない。 だからこのクラスの人たちと3年間ずっと一緒にいるわけだからできるだけ仲良くしておくほうが楽しい。 初日 私は新しい友達をつくるのに必死だった。 2週間前の出来事がバレないように。 そればかりだった。 その日は女の子の友達より男の子からたくさんアドレス交換をした。 夜になると声をかけてくれた男の子からたくさんメールが届いた。 顔もはっきり覚えてないのに 会話なんてほとんどしてないのに 「付き合おう〜」 ..

  • とうとう手術

    朝・・・ 予約していた時間に母と私は産婦人科に向かった。 待合室は相変わらず幸せそうな妊婦さんばかり。 悩みがある人もいるかもしれない。 実は幸せではない人だっているかもしれない。 だけど私にはみんな幸せそうで私だけが不幸に思えて仕方なかった。 そして内診が終わりそのまま手術着に着替えて移動。 多分麻酔をして 手術して 「無事おわりましたよ」なんて言われて 母と家に帰ったんだと思う。 ここだけほとんど私の記憶にない。 「忘れたい!」と強く思いすぎたからだろうか・・・。 すごくショックだったはずなの..

  • 手術前夜

    明日はいよいよ手術かぁ。 自分の責任だし・・・。 手術が終わったら彼氏とはきっぱり別れてもう忘れよう。あんなやついないほうがいい! 本当に最低。 春休みが終われば高校だし新しい生活始めよう! その時携帯が鳴った。 聞き覚えのある曲・・・。まさか・・・。 彼氏だった!! 「もしもし・・・。なに?」 「なにしょん?遊ぼうや〜」 「は?遊ぶ?こんな時間から?てか明日私手術なんだけど」 「知ってるよ。今俺の家でみんなで集まっとるからこいや。」 「みんなって!明日のこと言ってなんでしょ?やめてよ!言わないでよ!」..

  • 話し合い

  • 初めての産婦人科

    学校を休んで母と向かった産婦人科。 そこは私が産まれた病院だった。 産婦人科なんて15歳で来るとは思ってもみなかった。 待合室はみんな幸せそう・・・。 当たり前だよね。妊婦さんなんてみんな幸せに違いない。 むしろみんな私のことどんな目でみてるんだろう・・・。 怖くて周りが全く見れなかった。 母もどんな気持ちだったんだろう。 ものすごい怒られると思っていたらそうでもなかったから。 きっと怒るというよりショックだったんだと思う。 そうしてたら 「ゆひなさ〜ん。こちらへどうぞ。」 診察室へ呼ばれた。 「内診しま..

  • 報告

    思ってもいなかった15歳での妊娠。 彼氏にはすぐ報告した。 将来のことなんて考えていなかったし本当に軽はずみ。 後悔するしかなかった。 でも 彼氏と私の二人の責任。 一緒に親に報告しよう! そう思って彼氏の家に行って報告した。 「私・・・妊娠してるみたいなんだ。検査薬買ってやってみたら陽性がでたからまず間違いないと思う。」 「は?」 「だから一緒に親に報告して。」 「なんで俺も?お前が妊娠したんだろ?絶対親に言うなよ!言ったら俺まで巻き込まれるから!親がついていかなくても中絶できる病院友達に聞くから後は自分でなんとかして」 「..

  • 妊娠

    中学3年の3学期 私は受験の日が迫っていた。 兄の暴力は落ち着いていたが 素直に自分の気持ちを泣いたり腹立てたり殴ったりと表現できる兄とは違い 私は言葉にも態度にもだせない損な性格だった。 兄が落ち着いて優しくなっても私の中でモヤモヤした気持ちは消えなかった。 むしろ「どうでもいい。勝手にすればいい。」って他人に思う気持ちが増えていった。 母も父も勝手だ。 ケンカして家を出て行って 母はここぞとばかりに毎日のように夜遊びに出かけて。 夜みんなそろってご飯食べてても携帯が鳴ると話しながらそのまま出て行って朝まで帰ってこない。 父は家に電話しづらいからか..

  • 寂しさ

    父が荷物をまとめて出て行ったあと 母から話があった。 母「離婚ではないけど とりあえずお父さんとお母さんは別々に暮らすことになったから。もうここには帰ってこないと思うから。」 と。 当然兄はひたすら反対だった。 泣きながら何度も何度も反対していた。 妹も兄につられるかのように泣いていた。 私は二人に先にここまで泣かれたか 事情を知っていたからかなぜか泣くこともなく「わかった」とだけ答えていた。 もちろん父には出て行ってほしくはなかったけど 母の愚痴をきいていたぶん考え方がほぼ母よりになっていたんだと思う。 事情も何も知らないくせに母の味方をして父..

  • 父が出て行った

    夕方部活が終わって家に帰るころはだいたい7時前。 母はパートが4時までで父は会社が5時まで。 残業でないかぎり家に帰ると父も母もいるのが当たり前。 「ただいま〜」 私はいつものように玄関をあけて言った。 すると妹がすごいあわてて走ってきた。 「お母さんとお父さんが!」 リビングへ行くとあきらかにいつもと違う。 「お父さん出て行くから」 と父の口から聞いた。 私のすぐあとから兄が帰ってきて父ともめてる。 携帯を持っていた兄は父から電話で聞いてあわてて帰ってきたみたいだった。 兄「出て行くって何?!家族はみんな一緒じゃ..

  • 1つめ

    中学2年の夏休み。 新居に引っ越した。 初めて私たち兄妹には「自分の部屋」ができた。 それぞれが部屋の家具の配置を考えたりと引っ越してしばらくは嬉しくて仕方なかった。 父や母も同じ気持ちだったに違いない。 今だからわかるけど結婚して子供が産まれて家を建てて。 これ以上ない幸せだったと思う。 引越しと同時に私の新しい学校での生活も始まった。 前の学校とは違って少し田舎の学校。 転校生ってだけですごい注目( ̄~ ̄;) 制服も違うしスカートも短いしルーズソックスもはいていた。 当然のように陰口を言われた。 中学生にありがちな..

  • 幸せなとき

    15年前。 当時9歳の私。 父・母・兄・妹と私の5人家族。 兄妹は仲良くてそれぞれ3歳ずつ離れてる。 父は公務員で母はパート。 日曜日になれば家族で買い物に行ったり釣りに行ったりと普通のどこにでもあるような普通の幸せ家族だった。 母は車で20分ほどの距離にある実家によく私たちを連れて遊びに帰っていた。 私たちからすればおばあちゃんの家。 小さいころから本当によくしてくれる。 遊びに行けばおやつや果物・子供でも遠慮してしまうくらいの贅沢な晩御飯。 帰りには必ずお小遣いをくれて「お菓子でも買いなさい」と言って渡してくれた。 子供の私たち3人には..

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