1家からすぐ近くのこの 『アーケード』 と呼ばれるユニークなビルは、完全に閉められてからもう30年が経つ。僕らがボストンからこの町へ越してきた時は、何十もの小さな洒落た店がここに詰まっていて、毎日毎晩、人々が溢れてショッピングをしたり食事をしたり、中央の広場では祝日の日などデイトン・フィルハーモニックが小さなコンサートをやったりしていたものだ。それが、僕らがデイトンへ住むようになって1年ほど経った時...
冬の狐By Green Eyes...
中国の馬By Green Eyes「動物の中でもなぜかとくに馬にすごく惹かれる」 と彼女は言う。そういえばもう10年以上前になるが数度目にフランスへ行った時に、カマルグの野生の白馬が見たい、という彼女の願いを一行全員が快く受け入れて、プロヴァンスの最南端、地中海のしぶきを浴びながらカマルグの大平野で一夜を明かしたことは忘れられない。『カマルグの白い馬』...
像の親子By Green Eyesついうっかりしていた。このシリーズを最後に載せたのが2016年の12月だから、あれから2年半のあいだこのシリーズはまったく止まっていたのだ。 我がグリーン・アイズの動物画はあれからかなり溜まっているはずだ。続行しよう。それとアーティストのポートレート。つい数日前の朝、コーヒーを飲んでいる我が グリーン・アイズ の素顔である。...
1ダウンタウンのうちの近所で、車で毎日のように通り過ぎるメイン通りの角に建つこのビル。信号で停まるたびに上を見上げて、自分はなぜこの建物にこんなに惹かれるのだろう、と考える。まずはその色彩だ。濃いテラコッタ色の壁は、くすんだグレーや明るい色のビルが立ち並ぶ道筋でいやでも目立つ。それから好きなのはその壁に施されたディテールだった。これは1度ゆっくり写真を撮らなくちゃと思いながらそのままになっていた。...
ソフトドリンク類をいっさい飲まない。パーティやディナーの席でしかたなしに口にすることはあるけれどそれも年に数回あるかどうか。ふだん家で飲むのは砂糖やコーンシロップのいっさい入らない市販のフルーツジュースである。テニスに持参するのも同じだ。自分で果物からジュースを作ればいいんだけどうちにはジューサーが無いし、買えばいいんだけど喉が乾いているのにまず果物を切ってなんてそんな面倒なことはしたくない。ジュ...
アテネ郊外の小さな村落に住む太郎を一泊止まりで訪問する。最近手に入れたばかりのマクロレンズを、数多いフジのカメラの中で手ブレ防止機能を備えた唯一の機種、X-H1 につけっぱなしにして、ようやく春が訪れたばかりの森の中を歩き回るのはなかなか楽しかった。マクロと言っても僕の場合はトンボの目玉や花の雌しべの超拡大写真などには興味が無いから、せいぜい 0.5倍の拡大で被写体に数センチまで近寄れれば満足だ。それでも...
紙芝居和田三造クイズを出題する時はいつもそうだけど、その難易度の基準となるのが自分本位だから、僕にわからないことは人にもわからないだろうし僕が知っていることなら誰でも知ってるだろう、とつい思ってしまう。それが逆の結果となって驚く、ということは今まで何度もあった。考えてみれば、僕はもうアメリカで50年近く暮らしてきたわけで、その長いあいだに日本はどんどんと凄い変化をしただろうから自分の知らないことな...
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