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過ぎたこと、過ぎて行くこと http://blog1942.blog132.fc2.com

アメリカに長く暮らしながら、日本やヨーロッパをまわる著者が、写真と文章と音楽で綴る随筆のようなもの。

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2008/12/21

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  • ロング・グッドバイ

    別れは唐突にやって来る。読者の一人から頂いたリンクからレオ・ヤナチェックのピアノ曲集『草陰の小径にて』を聴いていた時に、その悲劇的で運命的な旋律とハーモニーに心を激しく揺さぶられた。 そしてその時、このところ自分の中にぼんやりと湧いてきていた一つの思いが、今はっきりと形をとるのを感じていた。そうだ、ひとつの季節が終わったのだ。 僕の心に澱(おり)のように少しづつ蓄積し始めていた不安感、焦燥感のような...

  • 只今冬眠中……

    ...

  • 隣人たち

    インターミッションThe Schuster Performing Arts Centerベトナムの話をちょっと中断して息抜きをしよう。 (ベトナムのあとまだ米子が残ってるしね。)デイトンのダウンタウンにある二つのパーフォーマンス・センターのうち、ヴィクトリア劇場 のことは以前に書いたと思うけど、このシュースター劇場のことには触れたことがないような気がする。1866年に創立されたヴィクトリアが内も外も古い美しい建築をそのまま残している...

  • サイゴンのベンタイン市場

    1デイトンの僕の周りに、サイゴン出身のベトナム人が数人いて(今回結婚する甥の花嫁もそのひとり)、彼等が口を揃えて言った。サイゴンへ行くならベンタイン市場は必ず行け、と。その言葉通りにした。なにしろ僕のホテルからこの市場までは歩いて10分もかからないのである。市のど真ん中の1ブロック4方が巨大な市場になっていて、食料品やファーストフードだけではなく衣類、装飾品、土産物などを売る小さな店が、同じものを...

  • ホーチミン市

    12ホーチミン市のようなこじんまりとしたサイズの町で、中心地にホテルを取ることの大きなメリットは、公共交通機関に頼らずにどこへでも気ままに歩いていけるということだった。上の2枚の写真の中央郵便局もその一つで、ホテルから15分も歩けば簡単に行き着ける。フランス政権下で建てられたこの郵便局はその外も内も美しい建築で、しかも現在もそのまま郵便局として機能していた。道を挟んですぐ向かいに写真(3) のノートル...

  • バイク、バイク、バイク、バイク……

    1ホーチミン市のありとあらゆる道路にバイクが溢れていた。お互いの肩と肩が触れそうな近距離を単発的に警笛を鳴らしながらジグザグに、しかも素晴らしい速度で走る抜ける。個々の車輪がそれぞれ魔法のような軌跡を描きながら他の軌跡と交わることなしに、あっという間に目の前を走り去るのは以前ラスベガスの舞台で見たマジックショーを思い出させた。この混沌としたカオスの集団は一見暴力的にも見えるこの無秩序を信奉しながら...

  • ロイヤルホテル・サイゴン

    ロイヤルホテル・サイゴンホーチミン市街の中心地域で、大小新旧のあらゆる種類のホテルが林立する中からこのホテルを選んだのはとくに理由があったわけではない。ベトナムがまだフランス政権下にあった20世紀の始めに建てれた小さいながら由緒と伝統を持つホテルだというのがまず僕の興味を引き、しかも数がそれほど多くない市内の観光地まですべて歩いていける、という便利さをかったのだ。そして思った通りの良いホテルだった...

  • 羽田空港の12時間

    羽田空港 1羽田発ホーチミン市行のフライトが夜中の1時に飛ぶので、朝のの11時に品川のホテルをチェックアウトした僕は、大きなスーツケースを抱えてどこへも行く気がせず、そのまま空港へ直行した。つまり空港で12時間を過ごすことになったのである。スーツケースをロッカーに預けて身軽に東京か横浜の美術館なり博物館なりを訪ねるというアイデアもなくはなかったが、ベトナムという未知の国への訪問を目の前にして体内のエネル...

  • 青物横丁駅界隈

    青物横丁駅界隈 1京浜急行線の 「青物横町駅」 が開業したのが1904年(明治37年)だそうだから、もう115年も昔の話である。その名の由来は江戸時代に農民が青物(野菜や山菜)を持ち寄って市場を開いたことに由来する。後年 「青物横丁駅」 と改名された。昔20代の頃東京に住んでいた時には、南品川のこのあたりにはまったく縁がなかったが、それでも青物横丁の名は知っていた。それがこの数年、日本へ帰る度に宿泊す...

  • 近江町市場

    (1)近江町市場は金沢の滞在中に僕が行ってみたい場所の筆頭に来る。あの有名な兼六公園を蹴落として。江戸時代から300年に渡って金沢の台所とされてきたのがこの近江町市場なのだ。金沢のあとベトナムへ飛んでホーチミン市でこれも巨大なベンタン・マーケットへ何度か足を運んだが、こちらは食品だけではなく衣料品の店も出ていてそのサイズは近江町市場の何倍かはあるだろう。(2)(3)(4) 岩牡蠣(大) 1個1200円(5)(6)...

  • 金沢へ (2)

    路地と掘割江戸時代からの路地がほとんどそのまま残る町の風景は目にも心にも優しかった。そういえば同じ城下町という点でも我が郷里の米子とどこか似ている。米子では路地ではなく少路(しょうじ)と呼ばれたが。にし茶屋街あたりひがし茶屋街あたり米屋美術工芸店 久りゅうフランス料理 ラ・ネネグース入ってみたいとの欲望をようやく抑えた。お腹が空いてなかったから。昭和のポスト聞き酒半日がかりの散策探訪を続けたあとは...

  • 金沢へ (1)

    長野駅金沢駅 ⅰ金沢駅 ⅱ雨宝院私生児として生まれた室生犀星が生まれてすぐこの寺に引き取られた。すぐそばを犀川が流れている。鰻屋歩き疲れて空腹を覚える自分に、何を食べたいか、と訊いてみてほとんど迷わずに出てきた答えは「鰻」だった。時間は昼前。携帯電話のグーグルマップでみるとすぐ近くに1軒あった。その鰻屋は古くて間口が狭く、格子戸を引いて中へ入ると店はそれこそ鰻の寝床みたいに奥へと続いている。客は誰も居...

  • 孫悟空

    日本列島上空この旅行が終わってみて何よりも嬉しかったのは、始めから終わりまで一貫して健康が絶好調だったことだ。いつもなら2,3日は続くジェットラグ(時差ボケ)は日本に着いたあともデイトンに帰った来た時もほとんど感じないし、中途必ず1度はお腹をこわすのが今回はそれも無し。睡眠は7時間を確保するように心がけ時には5時間のこともあったが、米子に着いた途端にそれが8,9時間に増えた。旅行中にいつも僕の肌を...

  • ひとり旅

    O'Hare Airport, Chicago8月29日から9月23日の約3週間、思い出せば緩と急の入り交じった面白くてスリルに満ちた旅だった。移動順序を書き出してみるとデイトン→東京(1泊)→金沢(2泊)→東京(1泊)→ベトナム ホーチミン市(5泊)→東京(4泊)→米子(10泊)→東京→デイトンこの中、ホーチミン市行きの飛行機が夜中の1時に発つので、品川のホテルを朝の11時にチェックアウトしたあと羽田空港で12時間を過ごした...

  • パイシー

    我が家のパイシーがこのところ目に見えて老年のきざしを見せている。健康が衰えたというわけじゃない。行きつけの獣医が感心するほどの完璧な体型と体重を保っていて食欲も旺盛なのに、動作がずっと遅くなり、周りへの反応にも時間がかかり、日常の習性に老人特有の頑固さが見えるようになったのは、これはそういう自分もまったく同じだからよくわかる。15歳と4ヶ月のパイシーは、犬年齢のチャートを見ると今年は83歳だそうだ...

  • グリーンの紫陽花

    アジサイの花といえば紫と思い込んでいた。「紫陽花」 の漢字を見ても紫と書かれているし、白いアジサイを見た記憶はあるがその印象は紫のアジサイに比べればずっと薄い。夏の夕暮れ時に庭の隅で、大きな紫のかたまりとなって咲いているアジサイに一種異様な感じを覚えた遠い少年時代の記憶もある。それがつい最近のこと、我が家のすぐ右隣の教会の庭へ犬を連れて侵入した時に、グリーンのアジサイを見て驚いてしまった。陽が落ち...

  • 夏の午後の川べりで

    ⅠⅡ...

  • 動物好きの絵描きさん 30

    Swamp RabbitBy Green Eyes 2019Swamp Rabbit とは 「沼地ウサギ」 とでもいうのだろうか、主にアメリカの南部の湿原地帯に住んで水が大好きだそうだ。もちろん泳ぐことだってできる。昨年フロリダの義弟夫婦の家の周りで見たことがある。この画で見るのは仔ウサギだから小さいが、親ウサギはかなり大きい。我が家の周りで見かける可愛いウサギに比べるとずっと大きくて毛皮の色も野性的な感じがした。...

  • 酒よ

    遍歴した酒の種類は遍歴した女の数ほど多くはない。スコッチしか飲まなかった時代もあればバーボンやカナディアン・ウィスキーに凝った数年もあった。ビールはいつも水代わりだったから主役になったことはなく、これは今でも同じである。ワインはディナーと組み合わせることが多く腰を落ち着けてそれだけを飲むことは少ないからこれも主役にはなれなかった。日本酒の手に入りにく外国暮らしが長かったから、若い頃日本であれほど飲...

  • 動物好きの絵描きさん 29

    黒犬By Green Eyes...

  • アーケードと呼ばれる建物

    1家からすぐ近くのこの 『アーケード』 と呼ばれるユニークなビルは、完全に閉められてからもう30年が経つ。僕らがボストンからこの町へ越してきた時は、何十もの小さな洒落た店がここに詰まっていて、毎日毎晩、人々が溢れてショッピングをしたり食事をしたり、中央の広場では祝日の日などデイトン・フィルハーモニックが小さなコンサートをやったりしていたものだ。それが、僕らがデイトンへ住むようになって1年ほど経った時...

  • 動物好きの絵描きさん 28

    冬の狐By Green Eyes...

  • 動物好きの絵描きさん 28

    中国の馬By Green Eyes「動物の中でもなぜかとくに馬にすごく惹かれる」 と彼女は言う。そういえばもう10年以上前になるが数度目にフランスへ行った時に、カマルグの野生の白馬が見たい、という彼女の願いを一行全員が快く受け入れて、プロヴァンスの最南端、地中海のしぶきを浴びながらカマルグの大平野で一夜を明かしたことは忘れられない。『カマルグの白い馬』...

  • 動物好きの絵描きさん 27

    像の親子By Green Eyesついうっかりしていた。このシリーズを最後に載せたのが2016年の12月だから、あれから2年半のあいだこのシリーズはまったく止まっていたのだ。 我がグリーン・アイズの動物画はあれからかなり溜まっているはずだ。続行しよう。それとアーティストのポートレート。つい数日前の朝、コーヒーを飲んでいる我が グリーン・アイズ の素顔である。...

  • 建築家になりたかった

    1ダウンタウンのうちの近所で、車で毎日のように通り過ぎるメイン通りの角に建つこのビル。信号で停まるたびに上を見上げて、自分はなぜこの建物にこんなに惹かれるのだろう、と考える。まずはその色彩だ。濃いテラコッタ色の壁は、くすんだグレーや明るい色のビルが立ち並ぶ道筋でいやでも目立つ。それから好きなのはその壁に施されたディテールだった。これは1度ゆっくり写真を撮らなくちゃと思いながらそのままになっていた。...

  • 夏が来た

    ソフトドリンク類をいっさい飲まない。パーティやディナーの席でしかたなしに口にすることはあるけれどそれも年に数回あるかどうか。ふだん家で飲むのは砂糖やコーンシロップのいっさい入らない市販のフルーツジュースである。テニスに持参するのも同じだ。自分で果物からジュースを作ればいいんだけどうちにはジューサーが無いし、買えばいいんだけど喉が乾いているのにまず果物を切ってなんてそんな面倒なことはしたくない。ジュ...

  • マクロは老人の習性?

    アテネ郊外の小さな村落に住む太郎を一泊止まりで訪問する。最近手に入れたばかりのマクロレンズを、数多いフジのカメラの中で手ブレ防止機能を備えた唯一の機種、X-H1 につけっぱなしにして、ようやく春が訪れたばかりの森の中を歩き回るのはなかなか楽しかった。マクロと言っても僕の場合はトンボの目玉や花の雌しべの超拡大写真などには興味が無いから、せいぜい 0.5倍の拡大で被写体に数センチまで近寄れれば満足だ。それでも...

  • 久しぶりのクイズの答え

    紙芝居和田三造クイズを出題する時はいつもそうだけど、その難易度の基準となるのが自分本位だから、僕にわからないことは人にもわからないだろうし僕が知っていることなら誰でも知ってるだろう、とつい思ってしまう。それが逆の結果となって驚く、ということは今まで何度もあった。考えてみれば、僕はもうアメリカで50年近く暮らしてきたわけで、その長いあいだに日本はどんどんと凄い変化をしただろうから自分の知らないことな...

  • 久しぶりのクイズ

    ハイウェイを運転していてスプリングフィールドの町を過ぎようとした時、前にも行ったことのある巨大なアンティークモールの看板を見て、つい降りて見ようという気になる。行き当たりばったりのその時の気分次第で好きな行動が取れるところが、もう定職も何もない老人の特権である。実はこのところずっとマテニーのグラスを探していたから。長年愛用していたグラスをあいついで2個壊してしまったのはしばらく前のことだった。とこ...

  • 木蓮のころ

    アパートの玄関の両わきにある2本の木蓮に、ようやく蕾がついた。と、思ったら二日目にはもうほぼ満開で、ようやく冬眠から覚めて洞窟からのそりと出てきた僕の目を楽しませる。そうだ、もう春なんだ。気持ちが和んで、何となく良いことが起こりそうな、すこしはしゃいだ気分になる。これというあてがあるわけでも無いのに…それが昨日のことだった。そして今朝。表へ出てみると、ゆうべ川から吹いた強い風で木蓮の花は全部散り、...

  • アーティストの自画像シリーズ (最終回)

    ダニエル・ガーバー 1880-1958自画像 1911The National Academy of Designアディンガム 1911by ダニエル・ガーバーThe National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (21)

    ローズマリー・ベック 1923-2003自画像 1975The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (20)

    ウェイン・シーボード Wayne Thiebaud 1920-テニスプレイヤー(自画像) 1985The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (19)

    ウォルター・ユーファー Walter Ufer 1876-1936自画像 (制作年月日不詳)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (18)

    ジェームズ・マクガレル James McGarrell 1930-自画像 1987The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (17)

    ジェーン・フライリッチャー Jane Freilicher 1924-2014鏡の中の自画像 (1971)The National Academy of Design電柱 (1963)by ジェーン・フライリッチャーThe National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (16)

    ヒューイー・リー スミス Hughie Lee-Smith 1915-1999自画像 1964The National Academy of Design橋 1968by ヒューイー・リー スミス 1968※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (15)

    ウイリアム・クラッツ William Clutz 1933-自画像(歩き) 1964The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (14)

    W・リー・サヴェージ 1928-1998カップとナラゴンセットビールのある自画像 1988The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (13)

    ジョージ・トゥーカー 1920-2011自画像 1969The National Academy of Design ※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (12)

    イヴァン・オルブライト 1897-1983自画像 1948The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (11)

    アーロン・ボーロッド (Aaron Bohrod) 1907-1992自画像 1943The National Academy of Designニューオリンズのファサード 制作年月不詳The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (10)

    ポール・サンプル (1896-1974)自画像 (1931)The National Academy of Design失業 (1931)by ポール・サンプルThe National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ

    ガートルード・フィスク (1879-1961)自画像 (1922)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (8)

    ダニエル・ハンティントン (1816-1906)自画像 (1891)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (7)

    ニューエル・コンヴァース・ワイエス (1882-1945)自画像 (1940)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30ニューエル・コンヴァース・ワイエス (N.C.ワイエス) はあのアンドリュー・ワイエスの父親にあたり、1945年に甥と同...

  • アーティストの自画像シリーズ (6)

    ジョン・サージェント (1856-1925)自画像 (1892)The National Academy of Designクロード・モネの肖像 (1887)by ジョン・サージェントThe National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (5)

    トーマス・アーキンス (1844-1916)自画像 (1902)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (4)

    ロバート・リード (1862-1929)自画像 (1904)National Adacemy of Design水仙 (制作年月日不詳)ロバート・リードNational Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (3)

    ウィル・バーネット (1911-2012)自画像 (1981)National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (2)

    セシリア・ボー (1855-1942)自画像 (1894)The National Academy of Design※ このシリーズに掲載するすべての画像は The National Academy of Design (1825年 ニューヨークに設立)に許可を得て僕自身が原画を撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • アーティストの自画像シリーズ (1)

    アンドリュー・ワイエス (1917-2009)自画像 (1945)The National Academy of Design ※ このシリーズに掲載する自画像はすべて The National Academy of Design に許可を得て僕自身が撮影、現像、編集したものです。 ー September30...

  • エクササイズを日に2回

    このアパートに引っ越してから3年目になるのに、つい3か月前まで地下のエクササイズ・ルームを使ったことがなかった。ちゃんと装備されたエクササイズ・ルームがあるのは知っていたが、見たことも使ったこともないような機械に恐れをなした、ということや、他の住人たちと顔見知りになって新しく隣人関係を始めることをなんとなく億劫に思っていたこともあった。昨年のこと、春夏秋を通して週3回やっていたアウトドアのテニスが...

  • 落ち込んでいる時は…

    絹商人 (1892)ロバート・フレデリック・プラム (アメリカ 1857-1903)シンシナティ美術館蔵日常の生活の中で、落ち込むということは誰にでもある。その頻度が多いか少ないか?深いか浅いか?それぞれの現在の生活状態や今まで送ってきた人生によっていろいろ違うのだろうし、年齢にも大きな関係があるのだと思う。他の人に比べて自分はどうなんだろう、と思ってもこれはさっぱり見当がつかない。というのは、誰...

  • 田舎暮らし

    息子の太郎とガールフレンドのレスリーが住む家は,1番近くにある隣家が300メートルも離れていて、この2軒のあいだは森になっているから、いかにも山中の一軒家という感じがする。家の真ん前をくねくねと曲がる県道が走っていて居間の窓の外にはこの写真の風景が広がっている。この300メートル先の隣家に住むのはアーミッシュの家族で、3日に1度レスリーはこの隣家まで卵を買いに行く。目が覚めるような綺麗なブルーの卵...

  • コートヤードの雪だるま

    コートヤードというのはお城のまん中にあって四方が壁に囲まれているから、建物の外で城壁の下、つまり庶民世界の天候状態とは全然違うのだと気付くのにそれほど時間かからなかった。外界が激しい嵐で滝のような大雨が降っている時でもここはそんなに濡れることはない。そのかわりヒューヒューヒューと実際の嵐の何十倍にも誇張されたような音が、ホラー映画の擬音効果みたいにずっと遠くで一晩中鳴っている。それが気にならないだ...

  • パイシーの余生

    15歳になったパイシーの年齢は人間で言えばいくつになるのだろう、と調べてみたら、なんと自分とまったくの同い年なので笑ってしまった。そして笑ったあとで余計に愛しくなる。同い年とはいえ彼女は僕と違って片目は見えず耳はほとんど聞こえず歯は半分しか残っていない。衰えていないのは臭覚だけのようである。僕らは今年は同い年でも来年になれば彼女の方がずっと年上になるわけだから、あと何年生きてくれるかわからないが、...

  • 徳利

    韓国の徳利 17世紀デイトン・アート・インスティチュート蔵この徳利を見た瞬間に唸ってしまった。うーん、これで酒を飲んだらうまいだろうなあ、欲し~い、と。日本では四角い徳利というやつを見たことがない。ためしにグーグルで「徳利」を画像検索したら、夥しい数の徳利が出てきたがすべて丸いものばかりで、四角はもちろん角ばった直線を持ったものは1つも出てこなかった。なぜ?あれほどデザインにうるさい日本人が?...

  • 100年前の子供たち

    校外学習Dayton Art Institute (circa 1920)久しぶりにデイトン美術館へ。久しぶりと言ってもうちから歩いても行けるほどの近所にあるこの美術館は、最後に来てから数週間しか経っていない。つまり僕はここにはかなり頻繁に来ているのである。会員になると入館料はもちろん、20ドルもする特別展のチケットもすべて無料になる上に、夫婦なら年間会員費がさらに安くなる。アート・インスティチュートの名が示すようにここは昔は美...

  • 亥年の初めに

    いのしし(ぶた?)の親子by Green Eyes新年おめでとう!今年は何が起こるやら?あまり変わったことは起こって欲しくない、とも良いことならうんとあって欲しい、というちょっと交錯した気持ちで新年を迎えている。このいのしし(ぶた?)の親子お父さんはどうしたの?...

  • 醜い洋梨

    同じアパートのしかも同じ1階に住んでいるメアリーがわが家のドアに綺麗なクリスマスプレゼントの袋を置いてくれていた。メアリーは年齢50-60歳の黒人女性で、今は独身で娘と息子がよく訪ねてくる。開けてみると数個の洋梨とクリスマスカードが入っていた。われわれにはプレゼントを交換するほど親しい家族はこの近所にはまだいないから、これは車を持たないメアリーを時々誘ってあげてマーケットへ連れて行く、そのお礼とい...

  • クリスマスツリー

    午前8時2年前に一戸建ての家を出て今のアパートへ移るまでは、何十年のあいだクリスマスツリーを飾らなかった年はない。子供たちが幼い頃は高い天井に届くほどの大きなツリーを毎年買っていた。人工のツリーとちがって自然のモミの木はあの木や葉の匂いが室を満たすのが好きだった。買った木を車の屋根にくくりつけて家に持ち帰ると不揃いの枝を手鋸で切り落としたあと、リビングルームに設置するまでが僕の仕事で、あとの飾り付...

  • 100年前の家族たち

    Ⅰ骨董屋に置いてある古い家族写真を見るたびに思う。なぜここにあるのだろう? と。本来ならこの家族の子孫たちが、アルバムに貼ったり箱に入れたりして大事に保存するべき貴重な記録なのに。そしてクリスマスや感謝祭の祝日に集まる家族、とりわけ幼い子供たちの前にこれらの古い写真を取り出して、「ほら、これがあなたのひいおじいちゃんとひいおばあちゃんよ。二人ともアイルランドという遠い国から海を超えてアメリカへやっ...

  • ノーマン・ロックウェルの世界

    ノーマン・ロックウェル(1894-1978)、アメリカ人 画家、イラストレーター。ごく普通のアメリカ市民の卑近な日常生活が、ユーモアに満ちた軽いタッチで描かれたノーマン・ロックウェルの絵は、純美術(純文学に対してこんな言葉があるのかどうか? たぶん無いね)からは一つ落ちるものと見なされる傾向がある。画家というよりもイラストレーターだとレッテルを貼ることで区別をしているようだが、それじゃあイラストレーターはア...

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