蘇州は古来水の都であると共に、庭園の都です。市内にはたくさんの中国古典様式庭園が残されており、中でも「拙政園」・「獅子林」・「留園」・「滄浪亭」という蘇州四大庭園は世界遺産にも選定され、中でも拙政園は中国四大庭園の首位とも言われています。ラ
アムステルダムは現代都市デザインの先進地です。中でもボルネオ島・スポーレンブルグ島(BORNEO-SPORENBURG)の都市デザインは、世界でも他では見られない非常に面白い街並みを形成しています。
学生時代からずっと訪れてみたかった建築が、フィンランド・ヘルシンキにあります。ユハ・レイヴィスカのミュールマキ教会、1980年代の作品で多くの建築誌やデザイン誌でも取り上げられている、時代を超えた名作です。
オランダは都市デザイン先進国です。特にアムステルダムやロッテルダムでは、非常に斬新な都市デザインや現代建築が街中に多く、その密度とインパクトに驚かされます。まぎれもなく都市デザインの最先進国の一つと言えます。いくつかオランダの都市デザインを
最近渋谷区から吉祥寺に引っ越しました。久しぶりに井の頭公園を訪れてみると、あまりの素晴らしさに驚きました。20年ぶりに落ち着いて体験した井の頭公園は、ここは高原か?ヨーロッパの公園か?と錯覚を覚えるほどでした。
上海・杭州・蘇州旅行に行ってきました。このエリアは古来風光明媚なエリアとして有名で、特に西湖周辺の風景が美しく、西湖十景と呼ばれる景観スポットが観光名所となっています。想像以上に素晴らしい景観だったため、記しておきたいとお見ます。自然環境と
昨年から設計を進めていた分譲住宅が完成しました。"リーフィア祖師谷スタイル"です。開発コンセプトは、"Your Style"。「あなたらしい暮らしを実現する家」を目指しました。
世界一美しい美術館と呼ばれる美術館があります。デンマークの首都コペンハーゲン近郊のルイジアナ美術館です。 一体何が世界一なのでしょうか?写真からは全くわかりませんでしたが、訪れてみると噂に違わぬ素晴らしい美術館で,確かに世界一と言
設計に関わらせていただいたヒルサイドテラス若葉台が、だいぶ完成に近づいてきました。敷地内の植物も紅葉して秋の風情が強くなっています。周囲を取り囲む里山の木々の紅葉と一体化して、素晴らしい秋の景観を形成しています。
ここ数年、北京の大手企業の物件のランドスケープに関わる中で、働き方の未来(?)を体験しました。おそらく日本でも数年後には多くの会社がこのような働き方をするようになるのではないか?と思うような劇的な変化だったので、記しておきたいと思います。北
今回は北京に2000年ごろに作られた中国最大の現代アートエリア"798芸術区"と、つい最近オープンした"751地区"です。まずは798芸術区からです。
今回は北京の現代建築についてです。現在の北京では、世界的な建築家の設計による最新の現代建築が次々に建設され、見ていて飽きることがありません。奇想天外なありとあらゆる自由なデザインが、最新の施工技術で作り上げられています。世界的に見ても非常に
最後はプランニングやデザイン上のディテールについてです。 これまで住宅地全体のコンセプトや大きなねらいについて書いてきましたが、その他にもまだまだお伝えしたい生活上の細かな工夫がたくさんあるので、可能な限り記しておこうと思います。
ヒルサイドテラス若葉台が位置する稲城市若葉台は、東京都の多摩ニュータウン計画の東端にあたります。ここ数年この地域のまちづくりに関わり、稲城市から西側は八王子市まで連なる多摩ニュータウン地域の良好なエリアを見ているうちに、"都市計画
第五弾は、植物についてです。ヒルサイドテラス若葉台では、"建築と自然の調和"を特に目指しました。日本の風土にふさわしい植物と建物のデザインを採用し、緑に包まれた住宅地として理想的な環境をイメージしました。 &n
今回は家の間取りについてです。それぞれの家のプランは、1)光と風を最大限取り入れる2)家をコモン(小広場)に開いて、窓からは緑がたくさん目に入るようにする3)多目的に使えるスペースを用意するという3点を特に重視しました。 非常に単
今回は住宅の外観と、それらが集まってできる街並みについてです。外観の大まかな形は、非常にシンプルな家型をイメージしました。形はシンプルにして、塗り壁や板張りの自然の素材感を強調し、周囲の雑木林や庭の緑の背景となるような住宅の姿を意図しました
ヒルサイドテラス若葉台のまちづくりのテーマの一つは、"多様性"でした。まちづくりのテーマとしては非常に抽象的なのですが、大まかには多様な世代・多様な家族構成・多様なライフスタイルを持つ様々な種類の人々が集まって暮らす街と
最近、一昨年から設計を進めていた、"まち"が出来上がってきました。51棟の一戸建て住宅とセンターハウスで構成される"まち"で、稲城市若葉台で今月モデルルームがオープンする、"ヒルサイドテラス
昨年一年間、北京と東京を行ったり来たりの生活をしていました。なかなか面白い経験だったので、北京での生活風景を記しておきたいと思います。これまで中国での仕事に長年関わってきましたが、本格的に滞在するのは初めてで、中国のイメージが大幅に変わりま
今回は1980〜90年代に活躍したフィンランドの国民的建築家、ユハ・レイヴィスカのPakilla(パキラ)教会です。ヘルシンキ郊外の普通の住宅地にあるのですが、「光の教会」と呼んでも過言では無い程、「光」がおそらく世界最高な建築です。これは
ロンドンで最も好きな場所の一つは、ケンジントン・ガーデンとハイドパークです。公園として美しいことが最大の魅力ですが、サーペンタインギャラリーという現代美術ギャラリーも併設しており、公園で現代アートも楽しめるところが非常に楽しい公園です。&n
今度は森の火葬場周辺のランドスケープについてです。北欧地域には「人は死ぬと森に還る」という死生観があります。森の墓地は、このような死生観に基づき、丘陵地帯の森と地形を生かし、自然に溶け込むように礼拝堂や火葬場、墓地が作られています。
建築とランドスケープデザインの融合の最高傑作の姿を見てきました。20世紀以降の建造物で始めて世界遺産に登録された、スウェーデン出身の建築家、グンナール・アスプルンド設計の「森の火葬場」です。世界遺産という評判に違わぬ、驚異的な名作でした。&
今回、デンマークとオランダで、最近何かと話題のAirbnbしてみました。ステイ先との相性もあるかもしれませんが、思ったよりも快適に過ごせて、非常に面白い体験となりました。
拠点にしたローマでは、家具付きアパートメントを借りて生活してきました。ローマは旅行するには素晴らしい都市ですが、いざ生活するとなると慣れるまでがなかなかたいへんでした・・・。東京と比べると生活のあらゆる部分で、あまりにも不便なことが山積みな
ローマ滞在中、住まいから近いためパンテオンの前をよく通りましたが、何時・何度見てもすばらしく、興味が尽きませんでした。しかも他の国へ行って様々な建造物や世界遺産を眺めて帰って来ても、「やはりパンテオンのようなものは他のどこにも無い」と改めて
今更ながら、トレヴィの泉がすごいです。この秋にトレヴィの泉がリニューアルしました。これまでの旅では、観光客の極めて多い著名な観光地はなんとなく避け続けて来たため、トレヴィの泉もまじまじと眺めたことはありませんでした。しかし改めてリニューアル
この秋、ローマを拠点に3か月滞在して、ヨーロッパ7ヵ国を巡ってきました。学生時代以来の長期旅行で、あまりにもたくさんの刺激を受けたので、数回に分けて報告したいと思います。まずは拠点としたローマからです。3度目のローマは、今回は生活者の立場で
今回は、入口(玄関)のデザインについてです。住宅の入口のデザインについては、単純ですがとにかく誰が見ても"入口らしいこと"を重視しています。初めて来た人でも"入口"と認識できるように。帰って来た人が&
今回は階段のデザインについてです。階段というものは通常、家の中ではただの通過する部分にすぎないものです。しかし家をつくる側にとっては、縦方向のシビアな寸法やディテール・強度・つくり方等、考える必要のある要素が非常に多いため、設計も加工も難し
リビングのデザイン3回目は、旅で出会った理想のリビングの姿です。私にとっての理想のリビングの姿とは、メキシコを旅して実物を体験して以来、メキシコの建築家ルイス・バラガンのデザインしたリビング・ルームのことになってしまいました。中でも私の理想
"リビングルームのつくりかた"の続きです。前回はリビングルームをデザインする際の主要な3つのポイントを取り上げましたが、今回はそれ以外の要素についてです。椅子・照明・アート・グリーンです。
今回はリビングルームのデザインについてです。家を設計する際は、リビングルームのイメージや快適さが、その家の特質そのものとなるため、家の中心として当然最重要視しています。さまざまな家や空間を設計させていただいているうちに、理想とするリビングル
今回から数回に分けて、自分が設計させていただいている住宅のデザインについて書いてみたいと思います。まず今回は、キッチンのデザインについてです。今や住宅の中心はキッチンであると言っても過言ではありません。家族やお客さんが集まる場所は、キッチン
海のバワホテル第3弾は、首都コロンボ近くの街ネゴンボにある、JETWING LAGOONです。
忙しくしている間にずいぶんと間が空いてしまいましたが、海のバワホテル第2弾は、スリランカ南端の歴史的な港湾都市ゴール郊外のホテルJETWING LIGHTHOUSEです。こちらも海のバワホテルの傑作と名高いホテルです。山のバワホテルKAND
次のバワホテルシリーズは、海のバワホテル"HERITANCE AHUNGALLA"です。スリランカの中心都市コロンボと南端のゴールの間にはビーチリゾートが目白押しで、数多くのバワリゾートも残されています。なかで
さらにLUNUGANGAのつづきで、次は外部とゲストハウスです。写真は、Bawaが毎日朝食を食べながらのんびり過ごしたお気に入りの席です。はるかかなたまで続く奥深い景色が雄大です。
前回の続きで、今度はLUNUGANGAの夜です。夕暮れ時からは、さらに独特な空間となります。
LUNUGANGA(ルヌガンガ)は、スリランカを代表する建築家Jeoffrey Bawaが大河のほとりの農家を買い取り、40年以上に渡り手を加え続けて築き上げた理想郷です。既存の民家や納屋に改築を重ねることで、自身の理想の住空間を追求しつづ
スリランカ旅行の目的は主に建築ツアーでした。Bawaが残した多くのリゾートホテルが、専門家のみならず多くの旅行者にとっての観光資源となっていることも驚きでしたが、それ以外にも非常に多くの見所がスリランカにはたくさんあり、どなたが訪れても満足
夏休みにスリランカ行ってきました。日本人の海外旅行先としてはまだまだ馴染みが薄いようですが、目的は東アジアリゾート建築の祖、Geoffrey Bawaの建築を体験することでした。Bawaは1950年代から2000年代初頭まで主に
前回に続き、ヨットがあまりにも興味深かったので、今回はさらに内部についてです。ヨット全体を居住空間として眺めてみると、スーパーコンパクトで高密度な上、外も中も空間を使い尽くしている点があまりにも興味深く、住宅に応用すると面白くなりそうな空間
初めてヨットに乗りました!もういつの間にやら冬の気配が漂って季節はずれではありますが、夏の思い出の投稿です。今年の夏休みは、沖縄の西表島で数日間過ごしました。その際、ヨット上で1日を過ごしながらいくつかのポイントを巡る、シュノーケリングツア
今回は我が家の椅子に引き続き、設計した家に導入してもらった椅子などについてです。
またしてもワシントンに戻り、ナショナル・モールのメモリアル(記念碑)群についてです。やはりアメリカは見所の多い場所でした・・・。ワシントンのホワイトハウスを中心としたエリアはナショナル・モールと呼ばれ、国家の歴史と権力を表現した建築物と名作
最近、渋谷区富ヶ谷に事務所を移転しました。代々木公園のそばで、渋谷駅も自転車だとすぐです。渋谷の街はいつでもあまりの人出なため、大人になってからは長らく避け続けてきましたが、大学時代以来久々に訪れた渋谷の街は、私にとっては興味深いものでした
さらにニューヨーク名建築巡りです。ニューヨークを少し離れワシントンD.C.へ。フランスのルーブル美術館を設計した巨匠I.M.PEI設計の名作、Washington National Gallery of Art, East Building
ずいぶん時間が経ってしまいましたが、ニューヨーク紀行のつづきです。この世に星の数ほどある建物の中に、「20世紀最高の建築」と称えられる建物があります。”Yale Center for British Art”は、20世紀の世界の名建築の中で
ニューヨーク紀行に戻ります。真冬のニューヨークで最も印象に残ったランドスケープデザインは、HIGH LINEでした。2009年にオープンしたばかりの、廃線になった高架橋を改造した空中公園(?)なのですが、真冬にもかかわらずすごい人気なのです
照明シリーズ第3弾は、旅先で見つけた光についてです。私が理想とする光は、いつも旅先にあります。見返してみると、自分の設計する住宅の照明の明るさや配置方法は、どうやら旅先で体験した光にかなり影響を受けているようです。各地で見つけた魅力的な光を
照明の続きです。前回は主に特徴のある照明器具についてでしたが、今回は照明器具は見えないけれど居心地の良い空間をつくる光についてです。設計した住宅の中からいくつか例を挙げながら紹介したいと思います。私が考える居心地の良い場所をつくる照明の方法
今回は我が家の照明についてです。我が家は本当に何でもない、どこにでもある建売住宅を最小限リフォームしたものですが、なかなかに満足のゆく暮らしができています。その理由の一つに、
私の仕事は新築住宅の設計とランドスケープデザインが多いのですが、最近、耐震診断と耐震改修にも力を注いでいます。きっかけは国分寺市で耐震診断士の募集をしていたことだったのですが、始めてみるとなかなかにやり甲斐のある活動でした。
私は中古の一戸建て住宅に住んでいます。築10年弱の物件を購入してリノベーションしました。決定に至った理由は非常にシンプルで、経済的な点と、好みの空間をつくれることです。
私はおそらく、椅子マニアです。自宅には常に必要以上の椅子があるため、妻には「これ以上置けないからもう買ってくれるな」とよく言われますが、まだまだ使ってみたい椅子はたくさんあります。私にとっては椅子を選ぶことや使ってみることは空間デザインの仕
ニューヨーク第2弾です。名作建築めぐりも良いのですが、もう一方で興味があるのはニューヨークの「普通」の町並みです。建築業界ではどうしても他とは違う「特異」な建物を評価しがちですが、私には町並みを形づくっている「普通」の建物や日常の暮らしにむ
もうすっかり夏真っ盛りですが、昨冬ニューヨークに行ってきました。行ってみたいと思いつつも、やはり伝統の長いヨーロッパや行きやすいアジアを訪れることが多く、いつも後回しになっていました。念願のニューヨーク、まずは名所巡りです。
日本国内に戻りましてホテルシリーズです。今回は言わずと知れた(?)通称「箱プリ」(そう呼ぶのは建設業界だけでしょうか?)、現在のザ・プリンス箱根です。大学の大先輩である村野藤吾氏設計で、プリンスホテルチェーンのフラッグシップ的存在でしたが、
旅が好きです。若い頃の旅は、一人旅が多い上とにかく建築や都市が見たかったので、食事やホテルにこだわることはほとんど無く、安ければOKのバックパッカーでした。しかし近頃の旅は必ず同行する配偶者がいることもあって、食事やホテルにも気を配るように
日本の伝統建築と造園の最高峰、桂離宮についに行ってきました。メキシコやアジアのリゾートは常夏の「楽園」でしたが、日本が世界に誇れる「楽園」があるとすれば、ここのことでしょう。国内は元より、古くからブルーノ・タウトや ワルター・グロピウスなど
最近仕事で北京に通っています。私は中国でマンションや別荘の設計に関わることがあるのですが、日本の住宅事情とは異なる部分が多く、それぞれの国の人々の価値観や夢の姿が垣間見えておもしろいので少し紹介してみたいと思います。北京郊外の高級住宅のショ
被災地に行ってきました。仙台近辺の海岸沿いを気仙沼から仙台空港まで南下してきました。行かねばならない気がずっとしていたのですが、なかなか行けませんでした。
日本は庭園の国です。これまで国内外で数々の庭やランドスケープを見てきましたが、日本国内で最も好きなお寺はどこかと問われれば、迷わず
日本でこれまで滞在したホテルの中から、これは!というものをいくつか取り上げたいと思います。最近次々に建設された一泊数万円の高級ホテルは雑誌等で紹介されているかと思いますので、私が取り上げたいのは、リーズナブルかつ建築・ランドスケープが特別に
今回は東京ミッドタウンです。こちらも六本木ヒルズとならび、世界の一流建築家・ランドスケープアーキテクト・芸術家・デザイナーのオンパレードです。その中でも、日本国内のパブリックスペースで世界レベルのランドスケープデザインが体験できる場所という
今回はオープンから既にずいぶん経ち人気も定着していますが、良くも悪くも何かと話題の多い六本木ヒルズです。個人的にも以前勤めていた事務所でこの計画のランドスケープデザインに関わったり、学生時代に某著名事務所でテレビ朝日棟の模型を作ったりと、何
果樹園に住んでいます。と言ってよいほど私の住む家の周囲は植木畑ばかりです。東京都なのに。中央線なのに。特に果樹が多いわけではないのですが、妻はなぜか昔から果樹園と呼びます。ずいぶんローカルな話ではありますが、私は都下国分寺市に住み、駅は国立
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