人工透析も必要な糖尿病患者の無事確認

糖尿病を患い、週3回の人工透析が必要な方が出張中に被災し、消息がが分からなくなっていましたが、衛星 電話で本人から電話が入り、インターネットなどで懸命に安否確認を続けていた家族の願いがかなったそうです。 自衛隊の衛星電話で、順番待ちの人が長蛇の列を作ってい

処方箋なくても保険対象

厚生労働省は、東日本大震災の被災者が調剤薬局で薬を求める際、医師の処方箋がなくても慢性疾患の患者であることが分かれば医療保険の対象にすることを決め、都道府県などに通知しました。 糖尿病や高血圧などを抱える被災者が、交通が遮断される中で病院に通えず、長引く避

消防・医療チームの第1陣が帰県

東日本大震災で、発生直後から現地入りして救援活動を行った滋賀県の消防隊や医療チームの第一陣が相次いで帰県し、想像を超える現地の困難な状況を語り、さらなる支援の必要性を訴えました。原発事故の影響が救援活動に影響を及ぼし始めている実態も報告されました。原発付

家失った900人が避難生活

校舎内の救護所では3日間で高齢者を中心に200人以上が受診したとのことです。自衛隊の支援車両によって、最低限の水や食料は確保されているものの、不便さを感じる人は多いことでしょう。救援にあたる福井赤十字病院看護師長は「糖尿病や高血圧のお年寄りが多い。慢

心のケアが課題

「日がたつにつれて心のケアが課題になる」東日本大震災が発生した後、仙台市で被災者を診療してきた日本赤十字社大阪府支部の第1次救護班の医師らが大阪市天王寺区の大阪赤十字病院で会見したときにもらした言葉です。救護班の医師によると、「避難所に逃げてきた人たちは

慢性疾患の治療へ医師や看護師派遣

東日本大震災を受け、県医師会は避難所にいる被災者の慢性疾患の治療に当たるため、医師、看護師を被災地に派遣しているとのことです。岩手県、福島県や国立病院機構からの救護班派遣要請があったとのこと。被災地では医療機関が崩壊したり、医療資材が乏しい状態となってい

国境なき医師団が被災地で調査

国境なき医師団は、同団体のチームが12日に、東北地方太平洋沖地震の被災地に入ったと発表し、活動を続けています。国境なき医師団は、12日午後に、東京・木場のヘリポートから宮城県へ向けて出発した6人（医師3人、物資管理・調達、通信インフラ整備担当のロジスティシャン2

インスリン入手困難者の相談先を設置

日本糖尿病学会がホームページ上で公表した、東日本大震災でインスリンの入手が困難になっている被災者の相談連絡先は次の通りです。医療関係者＝岩手医科大附属病院の高橋和眞氏または佐藤譲0196（51）5111（岩手県）▽東北大病院糖尿病代謝科の片桐秀樹氏または石垣

「東北地方太平洋沖地震」によって被災された皆様へ

このたびの「東北地方太平洋沖地震」によって被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。中国でもテレビ・新聞等で地震や津波による被害の状況が続々と報道されており、大変驚いております。津波の恐怖が去った後も、原発の放射性物質放出の恐怖にさらされる被災者の方

低血糖とは

低血糖とは、血液中のブドウ糖が少なくなりすぎた状態を言う。一般的には、血糖値が60～70mg/dl以下の時に発生しやすい。通常は糖分を摂取すると回復するが、程度によってはブドウ糖の静脈内投与などの処置を要する場合もあるので、注意が必要である。低血糖になっても、軽

インスリンとは

インスリンは、体内で唯一血糖を下げるホルモンで、食後に血糖が上がらないように、調節する働きを持つ。血液中のブドウ糖を体の細胞に送り込んで、活動エネルギーに変えたり、脂肪やグリコーゲンというものに変えて、エネルギーとしてたくわえておくようにする働きもある。

続発性糖尿病

続発性糖尿病は二次性糖尿病とも呼ばれ、他の疾患によって引き起こされる糖尿病である。続発性糖尿病の代表的な疾患は次の通りである。■グルカゴンを異常分泌するグルカゴン産生腫瘍■糖質コルチコイド作用が異常増加するクッシング症候群、原発性アルドステロン症■アドレ

若年発症成人型糖尿病

若年発症成人型糖尿病は英語でMaturity Onset Diabetes of Young、略してMODYと呼ばれる。純粋に糖尿病のみを来すメンデル遺伝疾患で、常染色体優性遺伝を示し、内服薬による治療効く場合が多い。MODYにはMODY1 - 6という6種類の病型が知られている。MODY1では肝細胞核転写因

1型、2型の糖尿病の違い

1型、2型の糖尿病は、その原因が完全に明らかではない。この項目に分類される疾患は、特定の遺伝子の機能異常によって糖尿病が発症している。1型、2型の糖尿病はいずれも比較的若年（一般的に25歳以下）に発症し、1型ほど重症ではなく、強い家族内発症がみられるという特徴が

世界糖尿病デー

現在、糖尿病を世界の成人人口の約5～6%が抱えており、その数は今も増加中である糖尿病による死者数は、後天性免疫不全症候群（AIDS）による死者数に匹敵。国際連合は、国際糖尿病連合 （IDF）が要請してきた「糖尿病の全世界的脅威を認知する決議」を2006年12月20日に国連総