あとがき 2020年のクリスマス、コロナ禍の長期化を機に、改めて新約聖書の通読を思い立ちました。 新約聖書を最初から1章読む毎に祈り、一句を詠む。また読む、祈る、詠む・・・・日々このくり返しによって新約聖書全260章を通読し、各章につき1句をものし、計260句をまとめたものがこの小さな本です。 この句集は、著者にとって神アッバとの日々の対話、祈りの記録であると同時に、この本を手に取ってくださる読者の皆さまとの共同...
yohaku5 【136】「信仰義認論」とアッバ神学:「井上洋治神父の言葉に出会う」キリスト教在宅講座 https://t.co/CxLpdX7rve @YouTubeより 01-28 10:41...
人生はマラソンなりや小正月「わたしは、決められた道を走りとおし、今や、義の栄冠を受 けるばかりです。」(二テモテ四・七~八より)「人生マラソン」には必ず老いという折り返し地点があります。そこからは人生のゴール=完成に向かって神さまの懐に帰る準備をしていくことになります。己が十字架を負いつつも、喜々として行きたいものです。忘却という救いあり冬の道松過ぎて心当たりのない不安艱難の中の福音風強し春の朝静...
うわ言の「アッバ」と聞こゆ夜長し 『ローマの信徒への手紙』八章は、パウロ神学の頂点をなす、 と言われています。「聖霊」=「おみ風さま」によってわたしたちが、神を「パパ!」と親しく呼べるのだということ、悪事をも含 めた「万事」をアッバは「益となるように」取り計らって下さるのだということなど、キリスト信仰にとって重要な教えが凝縮されています。わが生家跡の荒れ野に芹摘みぬ十字架を仰げる位置に雛飾る定番の卒...
真理よりイエスと共に春を待つドストエフスキーは、「たとえ真理がキリストの外にあったとし ても、わたしは真理と共によりむしろキリストと共にとどまりたい」と言ったといいます。自然科学的「真理」では手の届かない、別次元の「美しいキリスト」を慕い続けたドストエフスキー。その心意気に共感します。梅雨らしき雨が終日ミサ答え兄妹のような夫婦に南吹く夥(おびただ)しき雀を抱ける夏野かな希語聖書一日半句茶の花忌ガラ...
yohaku5 @kabasawa 6番、一発で効きました(笑) 01-23 15:21...
幼子の心で受けん神の国 「子供のように神の国を受け入れなさい。」(マルコ一〇・一五 参照)この短いイエスの言葉に、幸福の秘訣が十全に説かれています。第一は、幼子のように、アッバなる悲愛の神に全幅の信頼を寄せること。第二に、神の国はあちらさまから近づいて来るのであり、 わたしたちはただ、それを迎え入れるだけでよいのだ、ということです。何もかも思い出ばかり夕焼ける蛇笏忌や人情噺ちょいと落ち追伸に追伸重ね...
共に座す湖(うみ)のほとりや春の山「大勢の群衆が、多くの病人が連れて来て、イエスの足もとに横たえたので、イエスはこれらの人々をいやされた」(マタイ一五・三〇)とあります。「これらの人々」の多くは異邦人だった可能性があります。そして、イエスが彼らをどういやしたかは書かれていません。一人ひとりに触れずとも、皆がイエスを囲んで座り、その悲愛のまなざしに触れるだけで十分だったのかもしれません。願い事少しは...
yohaku5 【135】「幼子の心」と自己相対化:「井上洋治神父の言葉に出会う」キリスト教在宅講座 https://t.co/Pq2oPrQ3by @YouTubeより 01-21 11:38...
キリストの苦の欠け満たせ大枯野「キリストの苦しみの欠けたところを身をもって満たす」(コロ サイ一・二四)――「イエスの苦しみ」だけでは、救いに不十分だったのでしょうか。そうではなく、イエスの十字架の苦しみに、わたしたちが日々の苦しみを通して連なる――その時、イエスと共に救われるのだ、 新約聖書はそう言いたいのではないでしょうか。芭蕉忌や海越え来たる便りあり受験子の座右に対訳聖書かなそこはかとなく秋色に染...
成れかしと祈るマリアやクリスマス結婚前のマリアは、イエスを懐妊したことを疑います。しかし、天使に「神にできないことは何一つない」(ルカ一・三七)と言われたとき、考え直し、「お言葉どおり、この身に成りますように」(同三八)と頭を下げます。先の見えない不安が高まるときこそ、素直にゆだねる心をマリアに学びたいと思います。狐に穴鳥に巣のある夏夕べよろよろと羽蟻出でたり旅枕殊のほか静かに暮れしコルベ祭蝉し...
主にありて主のごと歩め冬の空「イエスのように歩め」(一ヨハネ二・六参照)などと言われたら、たいていの人は引いてしまうかもしれません。しかし、それはイエスの行いをそのまま真似しろ、ということではないでしょう。井上神父は「イエスの個々の行為ではなく、それらが出てくる姿勢をこそ見つめなさい」と言っています。たっぷりと田水張りたる国境(くにざかい)和み得ぬ業(ごう)の深さや梅雨近し万緑のうちにひと日を賜りぬわ...
元旦やアバと呼ぶ霊賜りぬ井上神父がよく引用した聖句、「あなたがたが子であることは、神が、『アッバ、父よ』と叫ぶ御子の霊を、わたしたちの心に送ってくださった事実からわかります。」(ガラテヤ四・六)ここに、イエスが命をかけて伝えたかった母性原理の神「アッバ」へのパウロの信仰と、キリスト者の希望が込められています。祈らんと風に振れるや犬ふぐり万物に寄り添う影や冬ぬくし福音や語り尽くせぬ春の色聖金の早出仕...
yohaku5 【134】福音記者の編集意図:「井上洋治神父の言葉に出会う」キリスト教在宅講座 https://t.co/nANnYJYyN8 @YouTubeより 01-14 09:21...
主が乗ってこられるような夏の雲豊かさは労苦のなかに隠れおり主は今日も戸口に立ちて戸を開けん御心により万物を在らしめり新しき歌を歌わん南無アッバ受洗日や白き衣のまぶしかり小羊が牧者となりて世を渡る罪人の祈りが聖と化す神秘朝顔や天使のラッパの如く咲く雲まとい虹を戴く天使かなコロナ禍に十字架の主は立ちませり死を越えて生きる福音主の証し誰彼の祈り身に沁む一人ミサ主にありて労苦解かれし安らぎよ人間の驕り戒む...
主と同じ身体を持ちて吾ら生く最悪が最善と化す真理かな十字架は復活への道南無アッバ...
風光のうちを歩みて清めらる弱さこそ共にし給う主と歩む吾ら皆御父(おんちち)の種宿し居り究極の愛の形は祈りかな御心に適う願いや吾にあれ...
yohaku5 【133】<金持ちの男>:「井上洋治神父の言葉に出会う」キリスト教在宅講座 https://t.co/OEEo4DWb8u @YouTubeより 01-07 11:48...
御言葉は暗きにありて輝けり信不信問わず唱えよ南無アッバ主にありてひと日はとわの価値となる...
信仰の試練は希望を新たにす苦しみは主に連ならんためにある苦しみの中で崇めん主の御名を仕え合うために賜物皆持てり一ペトロ五の七節を噛みしめよ...
1.求道俳句とは 「俳句は祈り」をモットーに、「道」を求める心で詠む俳句です。ですから、作品の文学的な優劣を競うものではありません。普通の俳句とどうちがうのか、とよく聞かれますが、最初は違いを意識せず、自由に詠めばいいのです。あえていうなら、普通の俳句より、少し聖書の言葉を取り入れたり、神や信仰を意識した作品を作ってみましょう、という運動です。ここでは、初心の方のために、私なりに簡単な作り方のヒ...
御言葉に人を動かす力あり信仰は行いなりと師は言えり南無アッバ妬み利己心抱えつつ近づけば近づき返すアバならん信込める祈りは弱きを救いたり...
現在、新規記事ではコメントを受け付けておりません。過去記事については、コメントを投稿できる状態になっていますが、設定の関係で私の方で見落とすことがあり、ご迷惑をおかけしております。それで、今後当分の間、コメントや通信文は、トップの「著者おすすめページ」内「お問合せメール」にて送信ください。よろしくお願いいたします。...
主はまさに人の間に働けりキリストの瞳に映るアッバかな苦しみも死も先駆けて主となりぬ確信と希望に満ちよ神の家吾ら皆弱さ抱えて御業成るキリストの弱さに吾ら連なれり 御国への希望は錨南無アッバキリストのまなざしの如ご来光信により新契約は成就せん思惑をこえてキリスト現れん律法をこえた信頼南無アッバピスティスは「信頼」という訳がいい主を見つめ吾が道行かん主と共に「摂取不捨」約束されしアッバかな...
失敗の内にも御霊働きぬ御恵みはすべての人に現れり少しずつ仕事減らして主に仕う...
福音のための苦しみ主と共に主と共に生きて死ぬ信梅雨深し新約の一章一句祈りつつ 御言葉を伝えて満てり道の花...
「ブログリーダー」を活用して、余白さんをフォローしませんか?
指定した記事をブログ村の中で非表示にしたり、削除したりできます。非表示の場合は、再度表示に戻せます。
画像が取得されていないときは、ブログ側にOGP(メタタグ)の設置が必要になる場合があります。
あとがき 2020年のクリスマス、コロナ禍の長期化を機に、改めて新約聖書の通読を思い立ちました。 新約聖書を最初から1章読む毎に祈り、一句を詠む。また読む、祈る、詠む・・・・日々このくり返しによって新約聖書全260章を通読し、各章につき1句をものし、計260句をまとめたものがこの小さな本です。 この句集は、著者にとって神アッバとの日々の対話、祈りの記録であると同時に、この本を手に取ってくださる読者の皆さまとの共同...
次回5月24日は実施予定です。...
「南無アッバ」の心を養いましょう。2025年1月号PDF...
2024年11月号PDF...
ワイン半杯とハイボール3分の2かな。とくにくらくら来ない。満腹感を回避できそう。食後だるくならない程度に。生徒向けカード改めて開始。...
第133回<内容>1.講座:Youtube在宅講座を補足しながら、井上洋治神父の言葉を通して、日本人の心情で受けとめられるキリスト教を共に考えます。2.分かち合い等<日時>2024年10月26日(土)PM2:00~3:30★原則的に毎月第4土曜日の開催を予定しています。<場所>四谷・幼きイエス会(四谷駅麹町口前)会議室(地図)tel 03-3261-0825<参加費>各回1,000円(学生500円)<お申込み>はじめて参加を希望され...
2024年9月号PDFで開きます。...
平田の仕事の関係です。あしからず、ご了承ください。次回は10月26日となります。...
2024年7月号PDF...
2024年5月号PDFで開きます。...
こちら2024年3月号からPDFで開きます。...
見えない配達夫...
こちら2024年1月号からPDFで開きます。...
こちらから2023年11月号PDFで開きます。...
青年井上が自殺をとどまるきっかけをつくったベルクソンから学んだ2つの思考法、①「~ついて知る」ことと②「~を知る」ことの違いを2項対立的に論を起こす。すなわち①は、ギリシア時代以来西欧に根づいた、言葉による理性的分析的思考であって、主体が外側から対象を客観的に捉えようとする仕方である。②は体験に基づいた直観的総合的思考であり、これは東洋とくに日本古来のものの捉え方ーー芭蕉や宣長の求めた歌心、もののあわ...
170108.0 日本人には「罪の赦し」よりも「穢れの清め」の方がわかりやすい。170108.1 イエスご自身十字架上で罪人となられた。それをアッバは「よし」とされた。170111.1 「おそらくは健やかなるも後10年」と予言し今11年目、確かに病み始めた。...
2023年9月号...
2023年6月号...
Youtube在宅講座へ...
2023.年3月20日発行サンパウロ、184頁、定価1,500円+税「余白の風」や「風」に連載してきた「キリスト者が読む山頭火」「南無アッバミサ前小話」「求道俳句自句自解」などをまとめました。『俳句でキリスト教』の姉妹編として、求道俳句を含め、日本人の心情で理解するキリスト信仰を模索する「風の家」運動にご興味のある方に読んで頂ければ幸いです。(帯文より)目次からⅠ キリスト者が読む山頭火 ・山頭火とキリスト教Ⅱ 南...
2024年5月号PDFで開きます。...
こちら2024年3月号からPDFで開きます。...
見えない配達夫...
こちら2024年1月号からPDFで開きます。...